六番目の小夜子(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『六番目の小夜子』とは恩田陸の小説と、それを原作としたNHKで放送されたTVドラマ、および舞台作品である。恩田陸のデビュー作であり、新潮社の第3回日本ファンタジーノベル大賞にて最終選考まで残った作品だ。とある高校(ドラマでは中学校)に伝わる「サヨコ」という言い伝えを軸に、少年少女たちの瑞々しい青春とファンタジーホラーの一面も持つ。2000年にNHK教育『ドラマ愛の詩』でドラマ化された。また2022年1月、乃木坂46の鈴木絢音の主演で舞台化もされている。
西浜中学校2年C組の生徒。愛称はユキ。関根秋とは1歳違いの弟だが、両親が離婚し父と暮らすことにしたため名字が違う。秋が同級生になっても「兄ちゃん」と呼び、秋に叱られている。
男子バスケ部であることから雅子とも仲が良く、サヨコのマニュアルを持ち出そうとする雅子を手伝おうとして火災に巻き込まれる。
【原作】関根秋の親友でバスケットボール部。花宮雅子と交際するようになる。
加藤彰彦(かとうあきひこ/ドラマ:山崎育三郎、舞台:飛葉大樹)
西浜中学校2年A組の生徒。ガリ勉タイプで嫌みをよく言う。成績優秀な沙世子が転校してきたことで順位が下がることを気にしている。
体が弱く、沙世子に驚かされたことで喘息の発作が出てしまい入院するが、文化祭当日に学校に戻る。
入院したことで自分の弱さに気づき、客観的にサヨコを見ることができるようになる。
【原作】高校生である以外はほぼ同じようなキャラクターと役割を果たす。原作では入院後は登場しない。
溝口祐一(みぞぐちゆういち/ドラマ:鳥居紀彦、舞台:大原由暉)
西浜中学校2年A組の生徒。手芸部に所属し、常にオネエ口調で話す。
雅子と仲良く、いつも漫才のようなやり取りをしている。
【原作】柔道部に所属するコロコロした体格の持ち主。クラスにうたごえ喫茶の魅力を語り、文化祭には「うたごえ喫茶みぞぐち」を出店する。
設楽正浩(しだらまさひろ/ドラマ:内野謙太、舞台:山本涼介)
西浜中学校の3年生。秋とは2年の時の同級生で仲が良い。
文化祭の実行委員長を務め、サヨコの年の文化祭を無事開催できるよう尽力する。
サヨコ伝説にも詳しく、黒川の関与を秋に示唆する。
【原作】ほぼ同じキャラクターと役割を果たす。
平林塔子(ひらばやしとうこ/演:平田裕香)
ドラマのみのオリジナルキャラクター。
西浜中学校の3年生。女子バスケ部のキャプテンを務めており。転校してきた沙世子をバスケ部に勧誘する。
文化祭実行委員でもあり、全員参加の劇の説明をしていた。
2年A組の生徒たち(ドラマ: 竹島由夏、深谷まりえ、森本愛未、長谷川恵美、石部里紗、福平千恵子、小林元樹、森翔吾、田中恭平、桂亜沙美、広瀬沙耶香)
玲や沙世子のクラスメイト。
西浜中学校の教職員
黒川貞雄(くろかわさだお/ドラマ:村田雄浩、舞台:森下能幸)
西浜中学校2年A組の担任教師。担当は理科。
生徒の自主性を重んじる理解のある教師。実は中学時代に1人目のサヨコとしてサヨコ伝説を始めた張本人。
バスケ部OBや教育実習生として、常に西浜中学に出入りし3年ごとのサヨコを見守ってきた。
6年目の今年、ついに玲や秋に正体を見破られる。
【原作】「サヨコ」を始めた人物とされている。鍵を渡された生徒を静かに見守る。ドラマほど生徒に介入せずに、正体を見破られることもない。
佐野美香子(さのみかこ/ドラマ:一色紗英、舞台:仲美海)
西浜中学校に来た教育実習生。担当教科は理科。「根拠のない不思議なんてない」をモットーとしている。
6年前の4番目のサヨコとして鍵を送られるが、合理性を重んじ不可解な迷信を信じないことから、付き合うつもりはないと生徒総会にて公表してしまう。その年には不幸な事件が起こったとされたが、根も葉もないうわさ話だと一蹴する。
【原作】教師ではなく他クラスの女子生徒。秋に想いを寄せていたがふられたことで、沙世子にそそのかされ部室棟に火を付ける。
三田先生(みたせんせい/演:小日向文世)
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目次 - Contents
- 『六番目の小夜子』の概要
- 『六番目の小夜子』のあらすじ・ストーリー
- ドラマ版あらすじ
- 謎の転校生
- 2人のサヨコ
- 妨害者とニセのサヨコ
- 恐怖の文化祭
- サヨコの正体
- 扉が開く
- 原作あらすじ
- プロローグ
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
- エピローグ
- 『六番目の小夜子』の登場人物・キャラクター
- 主人公の2人
- 潮田玲(しおたれい/演:鈴木杏)
- 津村沙世子(つむらさよこ/ドラマ:栗山千明、舞台: 鈴木絢音)
- 西浜中学校の生徒たち
- 関根秋(せきねしゅう/ドラマ:山田孝之、舞台:高橋健介)
- 花宮雅子(はなみやまさこ/ドラマ:松本まりか、舞台:尾碕真花)
- 唐沢由紀夫(からさわゆきお/ドラマ:勝地涼、舞台:熊谷魁人)
- 加藤彰彦(かとうあきひこ/ドラマ:山崎育三郎、舞台:飛葉大樹)
- 溝口祐一(みぞぐちゆういち/ドラマ:鳥居紀彦、舞台:大原由暉)
- 設楽正浩(しだらまさひろ/ドラマ:内野謙太、舞台:山本涼介)
- 平林塔子(ひらばやしとうこ/演:平田裕香)
- 2年A組の生徒たち(ドラマ: 竹島由夏、深谷まりえ、森本愛未、長谷川恵美、石部里紗、福平千恵子、小林元樹、森翔吾、田中恭平、桂亜沙美、広瀬沙耶香)
- 西浜中学校の教職員
- 黒川貞雄(くろかわさだお/ドラマ:村田雄浩、舞台:森下能幸)
- 佐野美香子(さのみかこ/ドラマ:一色紗英、舞台:仲美海)
- 三田先生(みたせんせい/演:小日向文世)
- 小泉先生(こいずみせんせい/演:岩橋道子)
- 校長先生(こうちょうせんせい/演:高士新太郎)
- 生徒たちの家族
- 潮田俊作(しおたしゅんさく/演:上杉祥三)
- 潮田真弓(しおたまゆみ/演:美保純)
- 潮田耕(しおたこう/演:伊藤隆大)
- 唐沢多佳雄(からさわたかお/演:古尾谷雅人)
- 関根千夏(せきねちなつ/演:多岐川裕美)
- 津村ゆりえ(つむらゆりえ/演:冨士眞奈美)
- その他の登場人物・キャラクター
- サヨコの影(演: 池田あゆみ)
- 謎の少女(演: 佐野日名子)
- 沢木容子(さわきようこ/舞台:山内瑞葵)
- 舞台版のみ
- 西野真耶(にしのまや/舞台:志田こはく)
- 平田雪江(ひらたゆきえ/舞台:花崎那奈)
- 津村沙世子の亡霊(舞台:緑谷紅遥)
- 『六番目の小夜子』の用語
- 「小夜子」「沙世子」「サヨコ」の違い
- 小夜子
- 沙世子
- サヨコ
- 西浜中学校
- 謎の少女
- うたごえ喫茶
- 『六番目の小夜子』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 玲と沙世子「今年のサヨコは二人いる、あなたと私、私とあなた。」
- 文化祭のシーン
- 津村沙世子「私はただの14歳なの!」
- 『六番目の小夜子』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作・ドラマとも違うホラー仕立ての舞台『六番目の小夜子』
- 21年ぶりにキャストが集結して思い出を語る『六番目の小夜子同窓会』
- 『ドラマ愛の詩』
- 不気味なテーマ曲
- 『六番目の小夜子』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):coba 「六番目の小夜子」