どろろ(手塚治虫)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『どろろ』とは手塚治虫によって描かれた、戦国時代を舞台に奪われた自身の身体を取り戻すべく48の魔物を追う百鬼丸と、泥棒の少年どろろの旅を描く時代劇漫画である。1967年から1968年までは『週刊少年サンデー』に、1969年には『冒険王』で連載された。父親の野望によって、48の妖怪に身体を奪われた姿で誕生した百鬼丸。医者・寿海に助けられた彼は身体を取り戻すため妖怪退治の旅を続けていたある時、泥棒少年どろろと出会う。手塚オリジナルの妖怪が多数描かれており、カルト的なファンも多い。

しらぬい(右上)を乗せた二郎丸(中央)と船を見張る三郎丸(左奥)

しらぬいに飼いならされた鮫の妖怪。幼いころから飼いならされており、しらぬいに人間の死体を喰わされてから人間の味を覚えて餌にしている。三郎丸はどろろが率いた野盗によって、刺殺される。二郎丸は魔物特有の三白眼を持っており、百鬼丸に妖怪だと気付かれ戦いの後に腹を裂かれて倒された。

どんぶりばら

どんぶり長者(左下)に取り憑くどんぶりばら(右)

沼に住む巨大な亀が精気だけになって現れた姿。沼の中のものを食べつくして動けなくなり、外の世界でどんぶり長者に取り憑いた。どんぶり長者に腹いっぱい食わせては、腹の中に入り込み食べたものを吸収していた。百鬼丸の指示で本体の亀が沼から引き揚げられ、村人たちにより竹の節を突き刺されて薬を入れられ消滅する。

四化入道(しけにゅうどう)

かつては村人たちに慕われる和尚だった妖怪。10年ほど前に、寺を砦にすることを拒んだために醍醐景光により生き埋めにされて妖怪となって生き返った。たまたま一緒に生き埋めになった、野ネズミ、かわうそ、もぐら、かえるを従えている。一時はどろろを餌にしようとするが、百鬼丸によって倒される。

鵺(ぬえ)

顔は猿、身体は虎、尻尾は蛇という不気味な姿をした妖怪。醍醐景光に取り憑いていた魔物の数匹が束になって現れたもの。百鬼丸が景光の屋敷を訪れた際に影から様子を見ていたが、気付いた百鬼丸に刀を額に投げ込まれて姿を現す。百鬼丸曰く5、6匹が集まっていたという。

『どろろ』の用語

48の魔物

48体の魔像と祈願する醍醐景光(左下)

地獄堂にある48体の魔像に取り憑いていた魔神。醍醐景光が天下統一の野望を叶えるために祈願し、百鬼丸の身体を1か所ずつ贄として奪った。魔像を掘った彫刻師は、その後気がおかしくなり死んだといわれている。

ばんもん

朝倉領と富樫領の境界に建つ板柱。かつては連なっていたが、戦火で燃えてしまった。各領地の反逆者や侵入者の処刑場となっており、辺りに人骨が散らばっている。

白骨岬(はっこつみさき)

火袋が宝を隠したと思われている場所。船に乗らないと行けないが、地元の漁師からはもののけが住むと恐れられている。

『どろろ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

熱いお粥を両手で受け取るお自夜

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