ゴジラVSモスラ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴジラVSモスラ』とは、1992年12月に公開された日本のパニック・アクション映画である。ゴジラシリーズ第19作品めになる作品で、キャッチコピーは「極彩色の大決戦」である。
巨大隕石の落下によって海底からゴジラが目覚めてしまう。一方インファント島では巨大なモスラの卵とコスモスと言う小さな生物が発見される。目覚めたゴジラを倒す為現れたモスラに似た破壊生物バトラと、羽化したモスラが協力しゴジラを倒す話である。見どころは互いに敵対関係であったバトラとモスラの心通わせるシーンである。

モスラの件について話をする深沢(左)南野(中央)土橋(右)

国家環境計画局とは、東京都内の超高層ビルを本拠とする国際的機関である。
環境破壊、森林伐採、さらに隕石の激突で引き起こされた大気の異常、海水面の上昇、海底プレートへの影響など、地球全土の環境問題全般に関する業務を請け負っている。
メインルームにはGルームが編成されている。Gとはゴジラのことであり、Gルームは自衛隊の指揮所となる。
Gルームには、大型のメインスクリーンがあり、このメインスクリーンには、探査衛星が捉えたデータを基に「ゴジラ・サーチ・システム」を試験的に搭載している。それでゴジラの位置がわかるといったものである。

インファント島

インファント島で発見されたモスラの卵

インファント島とは、インドネシア諸島にあるという設定の架空の島である。
先住民コスモスの末裔たちが住む島である。
現在は丸友観光の私有地となり、リゾート開発がおこなわれている。
リゾート開発や異常気象、隕石落下によって、地中に埋まっていたモスラの卵が姿を現している。
島には大きな滝があり、滝の奥の洞窟にはモスラの壁画が描かれている。

丸友観光

丸友観光の乱開発によって街がゴジラ(中央)たちによって破壊される

東京都内に本社を持つ架空の観光会社である。
日本政府から資金援助を受け、インファント島にリゾート地を作ろうとしている。また、富士山麓にはゴルフコースを建設するために乱開発を行い、地元の環境保護団体から猛抗議を受けている。
この会社の社長は、友兼剛志という35歳の男性である。会社の利益しか考えておらず、モスラの卵を日本に持ち帰ろうとしたり、コスモスをマスコットキャラクターに利用しようとしていた。
しかし、最終的に隕石によって引き起こされたインドネシアの異常気象や富士山の火山噴火や、会社が行った乱開発が影響し、大損害を被る結果となる。

『ゴジラvsモスラ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

安東「地球が怒っているんです」

安東と口論になる友兼

会社の利益の為なら、手段を選ばない丸友観光の社長友兼に、社員である安東が言った一言が「地球が怒っているんです」である。
自然や環境問題を考えず、リゾート開発をやってきた丸友観光は、地球を守るという使命を持ったモスラやコスモスでさえも利用しようとした。
安東はそんな会社に疑問を持ちつつも従ってきた。無理な開発を続けた結果、地球を危険にさらしてしまっていた。それでも、己の利益だけを追求しようとし、反省の念を持たない社長にとうとう我慢できなくなり、この一言を残し会社を去るのであった。
今まで会社の言いなりでしかなかった安東が、今回の騒ぎで考えを改め、強く社長に抗議するセリフである。

雅子「その時の為に、今度は私たちが地球を守らなきゃね」

モスラを見送るみどり

ゴジラを封印したモスラは、翌朝コスモスと宇宙に行くことになる。そもそも20世紀最後に大隕石が地球の生命を奪う時、バトラが目覚め生命を守る筈であった。しかしバトラ亡き今、バトラと約束したモスラは宇宙の彼方で地球を目指している隕石を見つけ、軌道を変えると言うのである。それがバトラとモスラの使命であり、約束なのである。
飛び立つモスラやコスモスを見送りながら、「モスラはもう帰ってこないの?」と言う娘みどりに対し拓也は「きっと帰って来る」と言い、雅子は「その時の為に今度は私たちが地球を守らなきゃね」と言うのである。自分たちの命さえ顧みずにバトラやモスラは地球を守った。同じように地球に住む人間たちもまた、これまでの事を反省し守って行かなければならないと言う言葉である。そして、未来を生きる子供たちに向けたメッセージでもあり、雅子の口を通して制作者側が視聴者にもっとも伝えたかった想いでもある。

バトラとモスラの協力シーン

バトラ(手前)とモスラ(奥)が協力しゴジラを運んでいる

モスラとバトラは同族でありながらも、守護を目的としているのがモスラであり、破壊を目的としているのがバトラである。
同じ守護神であっても、相反する性質を持っている為、争いは避けては通れないのである。
しかしゴジラ戦にてバトラが危険に陥った時、モスラが助けに入った事でバトラに変化が現れる。そしてお互いに協力し、ゴジラを封印する事に成功したのである。
残念ながらその戦いで命を落としたバトラであったが、バトラの使命はモスラが引き継ぐ形となったのである。
解りあえないもの同士が助け合うシーンは、友情にも似た胸の熱くなるシーンである。

『ゴジラvsモスラ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

撮影方法と日程

戦うモスラ(左)とゴジラ(右)

東宝特撮作品としては初めてハイビジョン合成を採用している。コスモスの登場場面などに使用された。ハイビジョン撮影には専用の中継車などが必要で予算もかさむため、最小限の部分にしか用いなかった。ラストのモスラ着陸シーンは脚本では羽田空港になっていた。しかし許可が下りず、立川飛行場(立川駐屯地)で撮影は行われた。インファント島探検シーンのロケは亜熱帯広葉樹や木生シダの原生林が広がる奄美大島で行われた。しかし吊り橋のカットは、福島県の飯坂の摺上川の渓谷で撮影された。
東宝スタジオでの撮影は1992年5月19日から開始され、28日まで行われたフィリピン沖のゴジラとモスラ幼虫、バトラ幼虫の戦いの撮影は特撮用大プールを使用して撮影された。
5月29日から6月6日は、東宝スタジオ第9ステージにて国会議事堂でモスラが羽化するシーンが撮影された。成虫の羽化シーンにはCG画像も製作されたが、使用されなかった。特技監督である川北紘一は、CGでは感情表現がうまくいっていなかったと述べている。
6月9日にはオープンセットでバトラの幼虫が、名古屋城侵攻でのシーン、6月10日には第6ステージでゴジラとバトラ幼虫の対決シーンが撮影された。
6月17日から22日には、第9ステージでバトラの幼虫の名古屋市街侵攻シーンが撮影された。さらに並行して、ミニチュアの一部を使いモスラの幼虫の赤坂侵攻シーンの撮影も行われた。
6月24日から26日には、第9ステージでゴジラが丹沢山中でメーサー部隊と対決するシーンを撮影、これに並行してオープンセットでゴジラが富士山から出現するシーンや、インファント島の嵐のシーンなども撮影された。因みにメーサー部隊とは、メーサー兵器という架空の兵器群を扱う部隊の事である。
7月1日から9日には、大プールでモスラの卵を乗せた浮きドックやバトラの幼虫の戦闘シーンなどの撮影が行われ、合間で海中のゴジラや氷山でのバトラの幼虫のシーンなどが第10ステージで撮影された。
7月18日から23日には、第9ステージでみなとみらい地区の撮影が行われ、ラストのみなとみらい21のセットは3,000個以上の電飾を使用し、製作費8000万円、製作日数1か月をかけて製作された。ランドマークタワーのミニチュアは高さ6メートルにおよぶ。総重量は200キログラム近いためそのままでは自重で崩壊することから、美術の大澤哲三は内部に鉄骨を組んで段階的に組み立てるという手法で作り上げた。特殊効果の渡辺忠昭は、ランドマークタワーの倒壊シーンはうまくいった忘れられない撮影に挙げており、現場で唯一拍手が起こった。前作まではミニチュア内部の電飾は美術班が外部に依頼していたが、本作品では建物の数が少ないことから特技照明班が手掛けた。

参考にした映画たち

ゴジラ(左)と戦うバトラ(右)

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