銭の戦争(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『銭の戦争』とは、2015年1月から3月まで放送された、復讐劇をテーマとした日本のテレビドラマ。主人公・白石富生は、順風満帆の日々を送っていたが、父が借金を残して自殺し、さらに連帯保証人であった白石は金も職も婚約者も全て失う。そして人生のどん底から復讐を果たしていくというストーリー。韓国で2007年に制作されたテレビドラマ『銭の戦争』を原作として、舞台を日本の東京に置き換えて制作された。
青池梢の祖母で、青池ファイナンス会長である。消費者金融経営をスタートに様々な会社を乗っ取り、グループに加えるという荒っぽい手法で、青池グループを一大企業グループとして大きくしてきた。
紺野洋(こんの ひろし/演:大杉漣)
未央の父で高校教師。富生の高校時代の恩師でもある。金にならない哲学の道を愛し、清貧を旨とし、困った人がいれば自分も裕福ではないくせに金を貸したり保証人になってしまったりする。富生に借金を取り立てられながらも、人の道を説く良い人である。
目黒桃子(めぐろ ももこ/演:朝倉えりか)
未央の友人で元同僚。富生のことを怪しみつつも未央に協力した。
『銭の戦争』の用語
赤松金融
赤松大介が経営している中小企業相手に金を融通し、またコンサルティングを行なっている会社。しかし裏では相手の弱みにつけ込んで、法定外の金利で金を貸しているグレーな会社でもある。赤松が溜め込んだ20億円を無申告で地下室の金庫に隠している。全てを失った主人公の白石富生が就職先として選んだ金融業者。
青池ファイナンス
消費者金融の経営をそのスタートとして、他の多くの会社を乗っ取ってグループに加える手法で急成長した企業グループの中核企業。敵対的な買収も厭わない荒っぽい手法を行なってきた。青池早和子が会長を務め、孫の梢も青池ファイナンスの社員である。
インサイダー取引
インサイダー取引とは、上場会社の関係者等が、その職務や地位により知り得た未公表の情報を利用して株式を売買することである。金融商品取引法で禁止されており、犯罪行為である。元証券会社勤務の富生は赤松から奪った20億円をインサイダー取引で倍の40億円に増やそうとしたが、未央に諭されて直前で手を引いた。
『銭の戦争』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
白石富生「梢はいつも優しくて正しい。でもわかったよ。その優しさは金を持ってるからこその余裕だ。そういうのって金を持ってない人間を余計惨めにするんだ」
金も職も失った富生に対し、婚約者の青池梢が心配して援助を申し出る。それに対して富生は「梢はいつも優しくて正しい。でもわかったよ。その優しさは金を持ってるからこその余裕だ。そういうのって金を持ってない人間を余計惨めにするんだ」と言って助けを辞退した。金や権力を持っている人間には理解できない、持たざる者の気持ちを吐露した瞬間である。
白石富生「金で失くしたものすべて、金で取り戻す」
父親の連帯保証人であったことにより闇金業者に追われ、母親は入院、勤務先には解雇されてしまった富生。青池早和子から受け取った1000万円も悪徳債権者に奪われてしまい、順風満帆な生活から一転、身も心もボロボロになった富生。人生のどん底に陥った富生は、自分の人生を取り返すべく「金で失くしたものすべて、金で取り戻す」と、復讐を心に誓った。
赤松が地下金庫に溜め込んだ札束を眺めるシーン
金融会社を名乗り、かなり荒っぽい手法で稼ぎまくっていた赤松。金額は20億円で、納税も行っていない。その金は赤松金融の事務所の地下金庫に隠してあり、赤松はたびたび金を確認しながら満足そうな顔を浮かべていた。
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目次 - Contents
- 『銭の戦争』の概要
- 『銭の戦争』のあらすじ・ストーリー
- 人生のどん底へ堕ちた白石富生
- 父の仇
- 復讐の果てに
- 『銭の戦争』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 白石富生(しらいし とみお/演:草彅剛)
- 紺野未央(こんの みお/演:大島優子)
- 青池梢(あおいけ こずえ/演:木村文乃)
- 赤松金融
- 赤松大介(あかまつ だいすけ/演:渡部篤郎)
- 桜田慎一(さくらだ しんいち/演:高田翔)
- 円アカネ(まどか あかね/演:新川優愛)
- ホワイト化学
- 白石孝夫(しらいし たかお/演:志賀廣太郎)
- 白石三保子(しらいし みほこ/演:木野花)
- 白石光太郎(しらいし こうたろう/演:玉森裕太)
- その他の人物
- 紅谷裕蔵(べにや ゆうぞう/演:津川雅彦)
- 青池早和子(あおいけ さわこ/演:ジュディ・オング)
- 紺野洋(こんの ひろし/演:大杉漣)
- 目黒桃子(めぐろ ももこ/演:朝倉えりか)
- 『銭の戦争』の用語
- 赤松金融
- 青池ファイナンス
- インサイダー取引
- 『銭の戦争』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 白石富生「梢はいつも優しくて正しい。でもわかったよ。その優しさは金を持ってるからこその余裕だ。そういうのって金を持ってない人間を余計惨めにするんだ」
- 白石富生「金で失くしたものすべて、金で取り戻す」
- 赤松が地下金庫に溜め込んだ札束を眺めるシーン
- 『銭の戦争』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『新ナニワ金融道』に草彅が白石役で登場した
- 第2弾のタイトルは『嘘の戦争』
- 主要な登場人物の役名には色が入っている
- 『銭の戦争』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:SMAP「華麗なる逆襲」