シグナル 長期未解決事件捜査班(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『シグナル 長期未解決事件捜査班』とは、過去と現在が無線機による通信で繋がり、その無線機を使ってそれぞれの時代の刑事が事件を解決していくという刑事ドラマである。2018年にフジテレビ系で放送された連続ドラマで、韓国で数々の賞を受賞したドラマ『シグナル』の日本版リメイクとなっている。過去と現在が同時進行で描かれ、未解決事件を解決する現在の長期未解決事件捜査班と、その事件が実際に起こっている過去が繋がり、事件解決だけでなく謎や秘密が明らかになっていく。

城西警察署刑事課強行班係

城西警察署刑事課強行班係とは、過去の大山が所属していた城西警察署の中に設置されている部署だ。
強行犯係とは、殺人、強盗、誘拐、放火などの凶悪事件の捜査を行なう部署であり、大山も凶悪犯罪の捜査を行なっていた。

谷原記念病院

女児誘拐事件の犯人である吉本圭子が看護師として働いていた架空の病院である。
事件後、病院自体は閉院し、廃墟となっていた病院の敷地から、事件当時に容疑者として名前が上がっていた橋本啓介の遺体が発見された。

城西バス

城西バスは、主に城西地区を運行する架空のバス会社である。
ドラマの中では田中修一が運転手をしていたバス会社で、田中の息子の仁志は、このバスの98番線を利用し連続女性殺人事件を起こしていた。

おかん焼きふじよし

小学生だった三枝健人が親戚の家に預けられた際、食事をするために通っていた焼き鳥店である。
この焼き鳥店にはオムライスのメニューはなかったが、幼い三枝がオムライスを注文し、密かに見守っていた大山がお金を払って女将にオムライスを作ってもらえるようお願いしたことで、女将は三枝にオムライスを出していた。
高校生になっても三枝はこの店に通い続けていたが、女将のアドバイスがきっかけで三枝は警察官になることを決意する。
警察官になり長期未解決事件捜査班に配属されてから、三枝はこの店を訪れたが、まだ女将はお店をしていた。

『シグナル 長期未解決事件捜査班』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

桜井が吉本圭子を橋本殺害で逮捕するシーン

橋本の遺留品から橋本殺害の容疑で吉本を逮捕できることがわかり逮捕に向かうシーン。

女児誘拐事件の時効の時間が過ぎ、吉本圭子を逮捕することができず、桜井をはじめ他の刑事たちも悔しい思いをしていた。そんなとき、吉本圭子がエレベーターを待っている途中で、鑑識からの報告がくる。その報告には、橋本が田代綾香殺害の翌日に駐車場を利用したということがわかるものだった。この証拠により、橋本殺害の時効までは少なくともあと1日残っていることになる。
桜井は時効を迎え余裕を見せる吉本に対し「田代綾夏ちゃん殺害の時効は過ぎたけど、橋本啓介殺害の時効まではあと1日ある」と言う。こうして吉本圭子は逮捕されたのだ。
危機一髪のところで悪者が逮捕され、警察が勝利するという、緊迫感がある名シーンである。

桜井「何もしないで後悔するより、やって後悔するほうがマシよ」

桜井(左)と三枝(右)がふたりで歩きだすシーン。

第3話で三枝が桜井に「もし無線で過去と通信できたらどうしますか」と質問をした。桜井は「大切な人を守ってって頼む」と答える。
それに対し三枝は「過去を変えれば未来も変わる、それが良い方向に変わるとは限らない」と言う。すると桜井は迷うこともなく「何もしないで後悔するよりやって後悔するほうがマシよ」と言った。
この桜井の言葉から、桜井の強い気持ちが伝わり、さらに大山を尊敬して警察官になったという桜井の人柄がわかる。

大山「この事件は未解決のままで良かったんです。なのに俺が余計なことをしたせいで」

大山が自分の間違いを悔いて泣くシーン。

大山が工藤雅之を城ヶ丘地区連続窃盗事件の犯人として逮捕したが、そのとき工藤の娘の和美がバス事故に巻き込まれ爆死した。その後、工藤は犯人ではないと大山は確信し、自分の間違いのせいで工藤の娘の和美が死んだのだと後悔をした。
未解決事件を解決するために協力していた大山と三枝だったが、このときはじめて過去と未来が繋がることの恐ろしさを実感したシーンだ。

大山「たった1回、そのたった1回がはじまりなんです。汚い金の味を覚えると、あなたみたいになる。俺は使い捨ての犬になるのはごめんです」

中本は大山の父親に会ったことを話し、脅すように集団暴行事件の捜査をやめるよう説得する。そして大山に「こちら側に来るチャンスをやろう」と悪の道へと誘うシーンだ。
しかし大山は悩むことなく「たった1回、そのたった1回がはじまりなんです。汚い金の味を覚えると、あなたみたいになる。俺は使い捨ての犬になるのはごめんです」と言う。
この言葉で大山と中本は完全に対立するが、この言葉から、大山が正義感あふれる刑事であることがわかる。

三枝が桜井を庇い拳銃で撃たれるシーン

桜井(中央)と三枝(右)が岡本(左)に呼び出され話を聞き出しているシーン。

三枝が岡本に呼び出され、待ち合わせ場所に桜井と一緒にいったとき、車に乗って現れた何者かに岡本が射殺される。そして逃げようとする男を捕まえようとした桜井が撃たれそうになった瞬間、三枝が桜井を庇い撃たれるというシーンである。
迫力あるシーんだが、その後、救急車の中で三枝が死んでしまうのだ。
桜井の正義感あふれる行動で桜井は助かるが、そのせいで三枝が死ぬという悲しいシーンである。

『シグナル 長期未解決事件捜査班』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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