キテレツ大百科(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『キテレツ大百科』とは、発明好きの小学生が先祖が残した書物『奇天烈大百科』を基に発明道具を作り騒動を起こす、藤子・F・不二雄原作のSFコメディー漫画作品。1988年からフジテレビ系列でテレビアニメ化版(1987年にも特番アニメとして放送)が、2002年にはNHK総合・教育(現・Eテレ)にて実写ドラマ版が放送された。テレビアニメ版は日曜夜18~19時枠(現在は18時枠のみ)のアニメ放送時間枠を盛り上げ、本編やエンディングテーマを楽しみながらも、日曜日が終わる寂しさを感じた視聴者も多い。
『キテレツ大百科』の概要
『キテレツ大百科』とは、発明好きの小学5年生・木手英一(通称:キテレツ)が、江戸時代に発明家だった先祖のキテレツ斎が残した書物『奇天烈大百科』を参考として、毎回様々な発明品を作り騒動を起こす作品である。家の光協会出版の児童向け雑誌『こどもの光』(現:『ちゃぐりん』)にて、1974年(昭和49年)4月号~1977年(昭和52年)7月号にかけて連載されたのが最初である。またこの際、作者名義は「藤子不二雄」(藤子・F・不二雄と藤子不二雄Aの二名)だが、実際に執筆を手掛けたのは藤子・F・不二雄である。また連載終了後の1977年に、小学館の『てんとう虫コミックス』から単行本が発行され、これまでに五回再出版された。作者の藤子・F・不二雄は『ドラえもん』や『ウメ星デンカ』等、日常生活に異世界からのキャラクターを登場させ、日常とのズレによる笑いを生み出す「生活ギャグ漫画」を数多く執筆し、『キテレツ大百科』はそんな「生活ギャグ漫画」から発展した作品の一つである。またキテレツの発明品作りから、ものを作る喜びが伝えられる。作者の藤子・F・不二雄が工作が趣味だった事からの反映と考えられる。因みにこの作品の舞台は、キテレツの同級生・ブタゴリラが登りに行った山が「城山」である事、キテレツの近所に住む浪人生・苅野勉三が受験したのが「高尾大学」である事から、東京都八王子市であると推測されている。
1987年11月2日に90分の特番として、テレビアニメ放送された。フジテレビ系列としては、本作品が初の藤子アニメ作品となった。そして翌1988年3月27日からはレギュラー放送を開始し、1996年6月9日までの8年3ヶ月(全331話)に及ぶ長期放送となった。作品内容は、『ドラえもん』と類似している点(毎回登場する道具、登場キャラクター等)があるものの、1980年代後期~1990年代初めにかけてのバブル期の日本、また流行していたゲームボーイやミニ四駆等、当時の時代背景を取り入れている。レギュラー放送終了後も、ローカル枠度々再放送され、現在もCS『BSアニマックス』や動画配信サービス『Amazon Prime video』で配信される等、現在も根強い人気を誇っている。また2002年にはNHK総合・教育(現・Eテレ)にて実写ドラマ版が放送され、劇中でコロ助はCGで表現された。
更に上記に述べた地方での再放送は、特に静岡県では地元のテレビ局「テレビ静岡」では「キテレツが終わればキテレツが始まる」という感じで頻繁に再放送されていた様である。夕方時間帯にアニメ番組が再放送されていた時期があり、その作品の一つが『キテレツ大百科』である。テレビアニメ終了や再放送していた時期から20年以上程経ったにも関わらず、多くの静岡県民にとって『キテレツ大百科』のイメージは強い様である。そして動画配信サービス『Amazon Prime video』でテレビアニメ版が配信の際は、ツイッター上では下記の様な声等が上がったとの事。
「キテレツ見放題って、静岡県民の気持ちを体感しようってこと?」「一億総静岡県民化計画、始動」
更にツイッター上では、テレビアニメ版の「ブタゴリラがメインの回のサブタイトルがひどい」と話題となっている様である。例えば、第65話『ゴリラとブタゴリラ・どっちがゴリラ』や第251話『ブタゴリラ真っ青!野菜が肉に負けた!』等、近年のYouTuberが投稿する代表的な動画に似たタイトル(「○○をやってみた!」や「○○がスゴすぎる!」等)が面白過ぎると注目されている。
『キテレツ大百科』のあらすじ・ストーリー
小学生の木手英一(キテレツ)は、発明家だった先祖、キテレツ斎が書いて残したとされる書物『奇天烈大百科』を見つけるも、中は全て白紙だった。しかし、後に手に入れた眼鏡・神通鏡(じんつうきょう)で見た場合のみ『奇天烈大百科』が読める事が分かった。キテレツはそれを参考に、発明品第1作として、ロボットのコロ助を作り上げた。
第1話前編『ワガハイはコロ助ナリ』
キテレツがママから買い物を頼まれて家を出ている間、コロ助は勝手に『奇天烈大百科』に手を出し、見よう見まねで研究を始める。研究道具から着火するも、直ぐにママが駆けつけバケツの水をかける。同時に帰って来たキテレツも驚くが、彼も頼まれた買い物の品を間違えた事でママから叱責された挙げ句、『奇天烈大百科』を没収される。
その後、キテレツとコロ助が大喧嘩をし、キテレツが「顔も見たくない」とコロ助に言ってしまう。するとコロ助は荷作りをした後、家から出て行く。しかし行くあてがなく、持って来た小銭を見つめながら空き地で一人座っていると、配達中のブタゴリラに遭遇する。そして、自転車に積んであった大根を一方的に小銭で買わされ、「毎度あり」と言ってブタゴリラは帰って行く。日が暮れるなか、キテレツはみよちゃんと共にコロ助を探していると、大根を手に橋の上で座り込んでいるコロ助を発見する。キテレツが思わず声を掛けると、コロ助は寂しかったと涙しキテレツに飛びつく。キテレツもコロ助が一番大切なものと気付いたと言い、二人は和解をしたのであった。
第1話後編『潜地球で宝さがし!』
みよちゃんとトンガリが、キテレツやコロ助を花見へ誘うも、キテレツはコロ助と共に新しい発明品を作っている最中だった。仕方なくみよちゃんとトンガリ二人で城跡山へ向かうが、そこには「立入禁止」の立て札があった。それでも更に先へ進もうとすると、山の上にいた中年の男がみよちゃん達に向け岩を落として来て、やむを得ず一時撤退する。それを聞いたブタゴリラが激怒し、山にいる者をとっちめてやると言い城跡山へ向かう。しかし城跡山へ着いたブタゴリラは直ぐに、そこで小判を探していた男達に見つかり捕まってしまう。その頃、キテレツは新しい発明品『潜地球』を完成させる。
地底に潜り込み自由に動けるこの乗り物で、先ずみよちゃんやコロ助のいる場所に行き、ブタゴリラが捕まっている事を聞き城跡山へ向かう。そしてキテレツは男達に対し、ブタゴリラを解放しないと魚雷を撃つと地底から警告する。間もなくしてキテレツは魚雷を放つが、一人の男が投げた鎌により潜地球の(地上の様子を見る)スコープが破壊され、動けなくなる。しかしその直後、トンガリの通報で駆け付けた警察官により男達は御用となる。その後キテレツは潜地球で再び地底に潜り込み宝を見つけようとし、見つけ出したのは江戸時代の刀や鎧等だが、見た目はゴミ同然だった。それらを潜地球で持ち帰っていたところをママが見て激怒し、捨てて来るようにキテレツに𠮟責するのだった。
第89話『コロ助のライバル 豆コロでござる!!』
キテレツは、頼み事を直ぐに忘れたり、自分のノートを汚したり、自分の足手まといとなっているコロ助にウンザリしていた。一方のコロ助は、キテレツにキツく怒られた事に対し、家出を決意し家を出る。コロ助は先ず、みよちゃんの家を訪れるも用事があるからダメだと言われ、ブタゴリラの家「八百八」は店が大忙しで自分もこき使われると思ったコロ助は断念する。結局トンガリの家で世話になる事になった。その頃キテレツは、ワガママで融通の聞かないコロ助に対し、聞き分けの良いロボット「豆コロ」を発明する。
しかしこの豆コロは融通が利かない程に生真面目な性格で、キテレツのもとを尋ねたみよちゃんやブタゴリラまで追い払ってしまう。キテレツに対しても、勉強に励む様に机から立つ事を許さなかったり、行き違いで早朝から勉強に励むと勘違いし夜中に布団を片付けられたり、散々な扱いを受ける。一方のコロ助は、トンガリ宅で掃除や風呂場でトンガリの背中を流したりとこき使われる。更には彼のオネショの濡れ衣を着せられ、真実を知ったコロ助は激怒しトンガリ宅を出て行く。その後キテレツとコロ助が再会、その際にキテレツと同行していた豆コロはコロ助を自分の兄と敬う。キテレツとコロ助が再会のあまり涙を流すと、豆コロもその場でもらい泣きをしたのだった。
第90話『あっぱれ扇子で豆コロ旋風!』
豆コロはブタゴリラの家に行く事となったが、融通のきかない豆コロにブタゴリラは参ってしまい、夜に豆コロが寝ている間に捨てようとする。しかしそこを警察官に見つかり失敗した挙げ句、一家で豆コロに叱責される。ブタゴリラはキテレツのもとへ行き、豆コロのせいでノイローゼになりそうだと訴える。そこへ「教育が足りない」と言い豆コロがブタゴリラを無理やり「八百八」まで連れて帰る。キテレツはブタゴリラを助けようと、怒る者に持たせると上機嫌になる『あっぱれ扇子』の発明を考え、豆コロの様に小さいサイズで作ろうとするも、コロ助が「まだナリか!」等と急かし、イライラしたキテレツはコロ助を部屋から追い出す。仕方なくみよちゃん宅へ向かったコロ助はみよちゃんから「如意光で小さくしたら良い」と言われる。帰宅しキテレツにそれを伝えると、キテレツはあっさりそれを受け入れ、あっぱれ扇子を完成させる。そして、如意光であっぱれ扇子を小さくして、コロ助は八百八へ向かう。ブタゴリラの母親が鍋の火を消し忘れてしまい、叱りつけようとした豆コロにあっぱれ扇子を持たせたところ、それまでの事が嘘の様に「あっぱれ、あっぱれ!」と笑い出した豆コロだった。一件落着かと思いきや、このあっぱれ扇子で仰ぐ風により全て投げやりな気分にもなり、豆コロが持つあっぱれ扇子は周囲へ影響を与え出した。コロ助とはぐれた豆コロは、トンガリのもとへ行く。彼は塾をサボった事でママから家に入れてもらえず、玄関の外にいた。そんなトンガリに豆コロがあっぱれ扇子を仰ぐと、トンガリは開き直った様に家出しようとする。焦ったトンガリママが扉を開け引き止めようとしたところへ、豆コロが扇子を仰ぐと、塾なんて行っても行かなくてもどちらでもよいと言いだす。トンガリは喜び、豆コロを家に入れる。翌日になってもあっぱれ扇子の影響で、トンガリは学校を遅刻したり休んでもいいと言う。トンガリママも寝てるパパを起こさず、会社をクビになっていいと言う始末。そこへ豆コロを探していたコロ助がやって来て、如意光であっぱれ扇子を元の大きさに戻すと、豆コロは扇子が重くて転倒する。するとトンガリ親子は我に返り、ママは慌ててパパを起こしに行く。その後トンガリママは木手家を訪れ、豆コロとあっぱれ扇子を壊すように抗議する。それを聞いたコロ助は、部屋で豆コロと自分を如意光で小さくして逃げ出す。逃走中にブタゴリラに遭遇したコロ助と豆コロは、慌ててゴミ捨て場の長靴へ隠れる。しかし、そこへ来たゴミ回収車により一緒に回収されてしまう。到着したゴミ集積所にて、ゴミ共々放り出されそうになるが、どうにか難を逃れる。そこへコロ助を探しにキテレツ達がやって来て、豆コロを壊さないから出て来いと声をかける。キテレツは、ゴミ集積所に落ちていた小さくなった100円玉を見つけ、コロ助が如意光で小さくなったと推理する。その後、キテレツ達と遭遇したコロ助と豆コロだった。この出来事以降、豆コロはキテレツ宅で夜中に雑巾がけをしたり瞑想をする等、自分に厳しくする行動に走るのだった。
第254話『保存版!日本全国つぶれそうな店特集?』
キテレツはみよちゃん宅前で、慌てながらみよちゃんに話をしているコロ助を見つける。聞くところによると、ブタゴリラがテレビの取材を受けているとの事。「八百八」前にて多くの野次馬が集まるなか、熊田一家がテレビ局の取材を受けていた。しかし女性アナウンサーの質問に対し、ブタゴリラは緊張のあまり「本日は晴天なり!」と支離滅裂な事を言ってしまう。野次馬の中にいたトンガリから「マイクテストなんかしなくていい」とツッコまれ、ブタゴリラはどうにか「僕の将来は野菜しかありません!」とカメラに向かって叫ぶ。次に女性アナウンサーは客にも聞こうと言い出し、撮影を見ていたコロ助に近づき質問する。他の店と比べてどうかという質問に対し、コロ助は「他の店では買わないナリ!」と答え、どうにかこの日の撮影は終了する。
その後ブタゴリラは、新潟に住む妙子に、コロ助は勉三にテレビ番組へ出る事を伝え、ブタゴリラの母親も知人や友人に宣伝する有り様だった。キテレツは、(テレビ出演を)あまり宣伝しない方が良いのではないか、編集でカットされている可能性もあると口を挟む。するとトンガリが、自分の父親と撮影に来た番組プロデューサーと知り合いだから何とか番組へ出してもらえると言い、大喜びのブタゴリラだった。ところが後日、キテレツ宅へトンガリが番組の内容を収めたビデオテープを持って来るも、「大変な事になった」と泣き叫ぶ。ビデオテープの内容は『日本全国今にも潰れそう!汚い店特集』というものだった。番組では『ゴキブリも逃げ出す汚い店』の特集として、「八百八」も紹介されていた。そんな事とはつゆ知らず、「八百八」では大安売りを行い、ブタゴリラも町中を周りテレビ出演を宣伝する等、有頂天の状態である。トンガリはキテレツ宅に行きテレビ放送を止める発明品を作ってくれと頼み込むも、それは無理だとキテレツは答える。ただ気休め程度に、以前作った口に出した事を忘れさせる発明品『わすれん帽』を改良する事を提案すると、トンガリは安心して帰る。その夜、キテレツは口から言った事を一時的に忘れさせる『気休めわすれん帽』を発明する。テレビに出演する故にサインの練習までしているコロ助に『気休めわすれん帽』を被せ何かあるか聞くと、コロ助はテレビ出演や放送の事はすっかり忘れていた。翌日にトンガリは、キテレツからもらった『気休めわすれん帽』をブタゴリラと彼の両親、更には周りのクラスメイト達にも被せテレビ番組の事を忘れさせる。そして番組放送時間が近くなっても、熊田一家はテレビ番組の事は忘れたままで、「八百八」から様子を伺っていたキテレツやトンガリは安心した様子だった。しかしそんな矢先、新潟から妙子がやって来て「八百八」を訪れ、妙子は熊田一家のもとへ駆け寄り、一緒にテレビを観ようと促す。徐々にテレビ出演の思い出しつつある熊田一家の様子を見ていたトンガリは、思わずその場から逃げ出す。熊田宅にて、テレビを付けるとちょうど目当ての番組が始まったところだった。しかし、その番組内容が『汚い店特集』で、妙子は驚く。番組を観て最初は笑っていたブタゴリラ&熊八親子だったが、「八百八」の映像が出た途端に驚き、同時に熊田一家は撮影を受けていた事を思い出す。「八百八」を恥さらしにされた(と思っている)ブタゴリラは番組へ取り上げさせたトンガリに激怒する。そこへキテレツが玄関先に現われ、トンガリも内容を知らなかったと否定する。しかしブタゴリラはキテレツの顔を見るや、トンガリに被せられた帽子がキテレツが作った発明品である事に気付き、ブタゴリラの怒りはピークに達する。ただ、ブタゴリラの母親・小百合は事前にディレクターからアポを受けていた事を話す。その直後、番組内では取り上げられたお店の良い点が紹介され、なかでも「八百八」について大きく取り上げられていた。インタビューを受けたブタゴリラが「父ちゃんみたいな立派な八百屋になるぜ!」と胸を張り答える言葉で番組は終わる。テレビを観ていたブタゴリラ&熊八親子は感動のあまり涙する。同じくキテレツ宅にて番組を観ていたコロ助は、家のポストに入っていた一枚の紙を持って、「八百八」へやって来る。その紙は、「ぼくはさすらいの旅に出ます、探さないで」と書かれたトンガリの置手紙だった。キテレツはトンガリが「自分を探してほしい」と思っていると捉え、そのうえその紙には「高尾大学」と書かれてある事から、一同は勉三の家に向かう。やはり勉三宅の押し入れの中にトンガリがいて、トンガリは「命だけは助けて!」と逃げようとする。そんな彼をブタゴリラが捕まえ、「良い子良い子」と頭を撫でるも、余計に怖がり逃げ出そうとするトンガリであった。
第261話『コロ助の逆襲!八百八侍を成敗するナリ』
ブタゴリラが自分が見た夢について話すと、コロ助は激怒する。何故なら、その夢は「悪役であるコロ助やキテレツ・トンガリ達を、ブタゴリラ扮する正義侍・八百八侍が成敗した挙句、コロ助がちょんまげを切られる」という内容だったからである。怒りがおさまらないコロ助はトンガリから悔しかったら夢で復讐すればいいと言われ、家に帰り枕を出して寝ようとするが、そう直ぐには寝られずにいた。コロ助は、自分が主役になるカッコイイ夢を見たいと相談するが、そんな発明品は無いとキテレツから言われる。またコロ助は勉三さんにも相談すると、「見たい夢の絵を描いて、枕元に置いて寝ると見たい夢が見られる」という母親から聞いた方法を教わる。それを実践しようとするコロ助を尻目に、キテレツは『奇天烈大百科』から夢に関する発明品を見つける。翌朝、見たい夢を見られなかったと落ち込んでいるコロ助に対し、キテレツが新しい発明品『からくり獏と夢変更鏡』を見せる。人が見ている夢を変える事ができるこの発明品で、キテレツやコロ助はブタゴリラの夢を変更しようと考える。
しかし夜10時になっても、肝心のブタゴリラは眠りにつかず、当然夢は見ていなかった。夢を見なければこの発明品は使えないので、そこでブタゴリラが寝るまでの待ち時間の間、キテレツ達はトンガリやみよちゃんらの夢を見る事にした。キテレツがからくり獏をトンガリ宅に向けると、トンガリが商社の社長となった夢が映る。みよちゃんが秘書となり、頓珍漢な行動を取る部下ブタゴリラをスリッパで叩く有り様だった。更にキテレツが平社員として現れ、トンガリ社長が罵倒を浴びせた。初めは冷静だったキテレツは、この映像を見た途端にコロ助にトンガリへの「制裁許可」を出す。横柄な振る舞いを取るトンガリ社長のもとに、コロ助新社長が現れクビを宣告する。更に秘書のみよちゃん、社員のブタゴリラ、キテレツから責めたてられ「ママ~!」と絶叫したところで目を覚ましたトンガリだった。続いてみよちゃんの夢を見る事にして、ベンチに座るみよちゃんとキテレツが映し出される。(夢の中の)キテレツがみよちゃんに愛の告白をするも、彼女はそれを拒否、この映像を観ていたキテレツはショックのあまり気を失う。みよちゃんはその場でセーラームーン風のヒーローに変身し、自身の正体を明かす。この夢を観たコロ助は思わず爆笑。夜中になり漸くブタゴリラが眠りにつき、夢を見始める。それはまたも、ブタゴリラ扮する八百八侍に向が悪役のコロ助達を成敗するというものだった。しかし今度はコロ助が「水戸コロ圀」と正体を明かしキテさん・トンさんと共に、弱いものいじめをする八百八侍を懲らしめようとする。すると八百八侍が「ドテカボチャマン」へと変身し巨大化、周りも現代のビル街へと変わる。コロ助も「コロ助セブン」へと変身・巨大化する。暫く戦いが続いた後、コロ助セブンの必殺技「コロ助カッター」がドテカボチャマンの首に直撃、絶叫と共にブタゴリラが目を覚ます。朝になり、みよちゃんが晴れ晴れとした様子なのに対し、ブタゴリラとトンガリは嫌な夢のせいで、キテレツはみよちゃんの夢を見たせいで、冴えない顔をしていた。コロ助も寝不足で目がうつろとなっており、ママに抱っこされ部屋まで運ばれた。
第331話(最終話)『愛のフィナーレ!さよならコロ助大百科』
学校での授業中、キテレツへ自宅に空き巣が侵入したと連絡が入る。警察の捜査が入り、特に大事なものが盗まれていない事が分かり、ママは安心する。しかし部屋をみると、『奇天烈大百科』が盗まれていた事が判明し、キテレツは慌てる。周囲を調べた結果、『奇天烈大百科』を盗んだ空き巣がゴミ収集車に投げ入れた事をブタゴリラの父親・熊八から聞き出し、キテレツは落胆する。しかしその後、みよちゃん達の前に現れたのは明るく振る舞うキテレツで、過去の時代へ行き先祖の奇天烈斎から『奇天烈大百科』を貰えばいいと話す。そしてコロ助やみよちゃん達と共に航時機で江戸時代へ向かい、奇天烈斎と出会う。
しかし奇天烈斎は(発明で騒がせた為)指名手配の身であるうえに、病を抱えていた。一同は役人に追われ、航時機のある場所へ追いつめられてしまう。また、実はコロ助が奇天烈斎の亡くなった息子をモデルに設計された事実も判明する。するとコロ助は江戸時代に残り、奇天烈斎と共に暮らし彼を守っていく決心をする。キテレツも、奇天烈斎や『奇天烈大百科』に頼らずに、自分で発明品を考えていく決心をする。キテレツとコロ助は互いに別れの言葉を交わし、コロ助や奇天烈斎はキテレツの発明品『天狗の抜け穴』でその場を去って行く。キテレツやみよちゃん達は航時機に搭乗し、宙を舞い役人達を脅かし、江戸の町を去る。帰り際、キテレツが「コロ助、今度会う時は奇天烈斎様に負けない様な発明品を持って行くからね」と胸中で呟き、物語は終わりを迎える。
『キテレツ大百科』の登場人物・キャラクター
キテレツ(本名:木手英一)
出典: pbs.twimg.com
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ドラえもん のび太の太陽王伝説(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の太陽王伝説』とは、2000年3月11日に公開されたアニメ映画である。 ドラえもんの四次元ポケットの道具であるタイムホールが不具合を生じ、時空間の乱れが生じ古代王国のマヤナ国へ通じる。マヤナ国の王子ティオと出会ったドラえもん達は、ティオの母親である女王やマヤナ国国民を苦しめる魔女レディナの陰謀に立ち向かう。 本作品はドラえもんやのび太、そして彼と瓜二つの少年ティオとの出会いが展開するといった、もう一人の自分がテーマに描かれている。
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ドラえもん のび太とアニマル惑星(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太とアニマル惑星』とは、1990年に公開されたシリーズ第11作目となるアニメ映画で、藤子・F・不二雄により執筆された漫画が原作である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)やネコ型ロボットのドラえもん達は、不思議なピンクのもやを通り動物達が暮らすアニマル星に辿り着く。侵略の魔の手が忍び寄るアニマル星を救おうとドラえもん達が立ち上がる。本作品は、ドラえもん達とアニマル星で動物達が侵略を行うニムゲとの戦いを描いた作品だが、環境破壊といった現実における社会問題も大きく描かれている。
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ドラえもん のび太の宇宙漂流記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』とは、1999年に公開されたアニメ映画である。ドラえもんのひみつ道具・宇宙探検ゲームを楽しむのび太達だが、スネ夫とジャイアンがゲーム世界に閉じ込められ、ゲームの箱も謎の宇宙船に持ち去られる。スネ夫達を救う為に宇宙に飛び出したのび太達は、地球を狙う侵略軍にも立ち向かっていく。本作品では、SFロボットアニメ「マクロス」シリーズのメカニックデザイナーの宮武一貴とスタジオぬえをスタッフに迎えた。また、ゲストキャラクターにタレント芸能人は起用せず、声優のみで固めている。
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ドラえもん のび太と夢幻三剣士(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』とは、1994年に公開されたシリーズ第15作目となるアニメ映画である。小学5年生野比のび太は、ネコ型ロボットのドラえもんが22世紀から取り寄せた気ままに夢見る機で様々な夢を経験する。やがて、妖霊大帝オドロームが支配する「夢幻三剣士」の夢世界に挑む。ドラえもんやのび太以外の登場キャラクターがゲスト扱いとなる異色作品である。
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ドラえもん のび太と銀河超特急(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と銀河超特急』とは、1996年に公開されたシリーズ第17作目となるアニメ映画である。22世紀からやって来たネコ型ロボットのドラえもんが宇宙の空を走る銀河超特急のチケットを購入し、小学5年生の野比のび太(のびのびた)は同級生の剛田武(ごうだたけし)達も誘い宇宙の旅に出る。しかし、その宇宙旅行にて思わぬハプニングが発生し、謎の生命体にも襲撃される。『ドラえもん』原作者である藤子・F・不二雄が原作執筆、及び本作品上映まで見届けた最後の作品となった。
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ドラえもん のび太と雲の王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と雲の王国』とは、1992年に公開されたシリーズ第13作目となるアニメ映画であり、藤子・F・不二雄により執筆された漫画を原作としている。小学5年生の野比のび太(のびのびた)が雲の上に天国があると信じるのに対し、ネコ型ロボットのドラえもんがのび太の為に四次元ポケットの道具で雲の王国を作る。しかし、雲の上には既に天上世界というものが存在していた。本作品では、映画版としては初めてドラえもんが故障したり、大洪水により人類が滅亡する展開が描かれる異例の作品である。
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ドラえもん のび太と竜の騎士(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と竜の騎士』とは、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の劇場版長編アニメ第9作目作品である。 小学5年生の野比のび太や同級生達がネコ型ロボットのドラえもんが出したどこでもホールで地下の広い洞窟を作り楽しむが、その洞窟から恐竜や恐竜人達が住む地底国へと繋がっていたという物語展開となっている。 大の恐竜好きである藤子・F・不二雄が『ドラえもん のびたの恐竜』(1980年)に続き、地底世界の恐竜や恐竜人の姿を手掛けた長編大作。
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ドラえもん のび太のドラビアンナイト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』とは、1991年に公開されたシリーズ第12作目となるアニメ映画で、藤子・F・不二雄により執筆された漫画が原作である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)はネコ型ロボットのドラえもんの四次元ポケットの道具で絵本の世界に入る。しかし、同じく絵本の世界を楽しんでいた源静香(みなもとしずか)が行方不明となってしまう。本作品は794年のバグダッドを舞台とし、絵本『アラビアンナイト』がモチーフとされている。
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ドラえもん のび太の恐竜(1980年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の恐竜』は、1980年3月15日に公開された『ドラえもん』映画作品である。 小学5年生の野比のび太(のびのびた)は、骨川スネ夫(ほねかわすねお)ら同級生に恐竜の化石を見つけ出すと約束し、ある崖下から恐竜の卵らしきものを発見する。ネコ型ロボットのドラえもんの協力のもと、卵から恐竜のピー助を誕生させ育てるが、それが波乱の幕開けとなる。ミュージカル舞台版、リメイク映画作品が作られる等、評価が高い『ドラえもん』映画記念第1作品である。
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ドラえもん のび太の海底鬼岩城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』は、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ化第4作目作品である。1983年3月12日に公開された。小学校5年生の野比のび太(のびのびた)はネコ型ロボットのドラえもんの協力で、同級生数人と共に夏休みの海底キャンプへ向かい深海魚散策を楽しんだりする。その矢先に海底地底国のムー連邦に遭遇し大きな展開を迎える。本作品は、深海や海底についての知識が物語を通して語られる一方、ムー連邦の非情な姿やバギーの自爆等とシビアな展開も描かれている。
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ドラえもん のび太と鉄人兵団(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と鉄人兵団』とは、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ第7作目作品である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)は巨大ロボットが手に入れ喜ぶが、それは地球侵略を企む鉄人兵団の兵器だった。それからネコ型ロボットのドラえもんやのび太達は、ロボット惑星のメカトピアから地球侵略に来た鉄人兵団との戦いが展開する。地球人の総奴隷化という熾烈な目的を持つ鉄人兵団を、ドラえもん原作者の藤子・F・不二雄は「ドラえもん映画史上最強の敵」だと語った。
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のネタバレ解説・考察まとめ
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』とは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした劇場版映画作品の一つ。2024年3月に公開された。「映画ドラえもん」シリーズ通算43作目。 音楽会を控えた主人公のび太達は、美しい歌声を持つミッカという少女と出会う。ミッカは惑星ムシーカという音楽が栄えた星の生き残りだった。ムシーカを滅ぼしたのはノイズという宇宙生物。のび太達はノイズに狙われた地球を救うために音楽を使って戦うのだった。
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ドラえもん のび太の魔界大冒険(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の魔界大冒険』は、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ化第5作目作品で1984年3月17日 に公開された。魔法に憧れる小学校5年生の野比のび太(のびのびた)は 、ネコ型ロボットのドラえもんの道具を使い魔法の世界を実現させる。しかしのび太が考えていた理想とは全く違ったうえ、悪魔が支配する魔法の世界だった。本作品は、現実世界とドラえもんの道具であるもしもボックスにより発生した魔法の世界がパラレルワールドとして交差する様に描かれている。
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ドラえもんのひみつ道具まとめ
『ドラえもん』とは、藤子・F・不二雄による漫画、及びそれを原作とするアニメ作品である。22世紀で作られたネコ型ロボットのドラえもんが、持ち主の少年セワシの先祖である野比のび太(のび のびた)を不思議な道具で手助けする。1979年のTVアニメ化以降、国民的作品として親しまれてきた。「ひみつ道具」とは、主にのび太を助けるためにドラえもんが四次元ポケットから出すアイテムで、作品の目玉でもある。毎年公開される劇場作品『大長編ドラえもん』でも、ひみつ道具は大いに活躍する。
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野比のび太のクラスメイト・同級生まとめ
野比のび太(のび のびた)は、藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』の登場人物。『ドラえもん』の副主人公であり、主人公のドラえもんとS(少し)F(不思議)な日常を送る小学生である。学校では5年3組(漫画では小学4年生)に所属しており、クラスメイトや同級生と日々勉学や遊びに励んでいる。源静香、剛田武(通称:ジャイアン)、骨川スネ夫など、いつも行動を共にするキャラクターの他、たくさんのクラスメイトが作中には登場する。
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ドラえもんのゲストヒロインまとめ
藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』は国民的人気を誇る日本を代表する漫画だ。”児童向け”であるにも関わらず、老若男女幅広い世代から支持を受けており、日本だけでなく世界中から愛されている。 『ドラえもん』のTVアニメや劇場版アニメには、ふだん登場しないゲストキャラクターも登場することがある。中でもゲストがヒロイン(女性)である作品は、ラブコメ要素が入ることもあり、友情にフォーカスが当たる男性ゲストキャラクターが登場する作品とはまた違った面白さが楽しめる。
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ドラえもんのガールフレンド・恋人まとめ
ドラえもんは、藤子・F・不二雄の児童向けSF漫画『ドラえもん』の主人公。22世紀のネコ型ロボットで、ある日20世紀に住む小学生・野比のび太(のび のびた)の元にやってきた。勉強もスポーツも、何をやってもダメなのび太を立派な人間にするために、22世紀に住むのび太の子孫に言われてやってきたのだ。ドラえもんはのび太の家に一緒に住み、共に穏やかな日常を送る。その中でドラえもんの交友関係も広がり、時には恋人・ガールフレンドとデートに出かける姿も描かれている。
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ドラえもんの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ
『ドラえもん』は藤子・F・不二雄による漫画およびそれを原作とするアニメ・映画である。1969年から児童向け漫画雑誌『小学館』で連載が始まり、国民的作品として知られている。猫型ロボットのドラえもんとスポーツも勉強も苦手な小学生・野比のび太らの日常を描くギャグ漫画で、ドラえもんがお腹のポケットから取り出すひみつ道具でのび太の災難を解決するのがメインストーリー。ドラえもんの大好物であるどら焼きのほか、ひみつ道具にも食べ物や飲み物がたくさん登場する。
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野比のび太(ドラえもん)のおばあちゃん登場回まとめ
のび太のおばあちゃんとは、藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』の登場人物。『ドラえもん』の副主人公であるのび太の血の繋がった祖母のことであり、そのほとんどがのび太の父・のび助の母(父方の祖母)のことを指す。母・玉子の母(母方の祖母)はほとんど登場しない。のび太のおばあちゃんの愛称で親しまれ、のび太とのび太のおばあちゃんのエピソードを描いた「おばあちゃんのおもいで」は、『ドラえもん』シリーズを代表する感動エピソードとして知られている。
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【キテレツ大百科】本当に奇天烈!?アニメ主題歌まとめ【藤子・F・不二雄】
主人公による様々な発明品が面白い『キテレツ大百科』。アニメは8年間放送され、その独特な主題歌がお茶の間の話題をさらいました。「はじめてのチュウ」、「お料理行進曲」など、誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。まさに奇天烈という言葉がピッタリなアニメ主題歌を、ぜひお楽しみください。
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漫画「ドラえもん」の失言&暴言&その他爆笑発言まとめ
お馴染み「ドラえもん」ですが、テレビアニメの「ドラえもん」と漫画の「ドラえもん」は、実は全く異なる発言をしているってご存知でしたか(我らがBPO様による厳正なる監修故)?今回はそんな漫画「ドラえもん」で描かれている、ありのままの「ドラえもん」のコマシーンを抜粋しまとめてみました。
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目次 - Contents
- 『キテレツ大百科』の概要
- 『キテレツ大百科』のあらすじ・ストーリー
- 第1話前編『ワガハイはコロ助ナリ』
- 第1話後編『潜地球で宝さがし!』
- 第89話『コロ助のライバル 豆コロでござる!!』
- 第90話『あっぱれ扇子で豆コロ旋風!』
- 第254話『保存版!日本全国つぶれそうな店特集?』
- 第261話『コロ助の逆襲!八百八侍を成敗するナリ』
- 第331話(最終話)『愛のフィナーレ!さよならコロ助大百科』
- 『キテレツ大百科』の登場人物・キャラクター
- キテレツ(本名:木手英一)
- コロ助
- みよちゃん(本名:野々花みよ子)
- ブタゴリラ(本名:熊田薫)
- ブタゴリラの父親(本名:熊田熊八)
- ブタゴリラの母親(本名:熊田小百合)
- トンガリ(本名:尖浩二)
- トンガリのママ(本名:尖貴子)
- 木手英太郎(パパ)
- 木手美智子(ママ)
- 苅野勉三
- 桜井妙子
- 花丸五月
- 豆コロ
- キテレツ斎
- 『キテレツ大百科』の用語
- 『奇天烈大百科』
- 発明道具
- 航時機(こうじき)
- 如意光(にょいこう)
- 潜地球(せんちきゅう)
- 天狗の抜け穴(てんぐのぬけあな)
- あっぱれ扇子(せんす)
- わすれん帽(わすれんぼう)
- 気休めわすれん帽(きやすめわすれんぼう)
- からくり獏(ばく)と夢変更鏡(ゆめへんこうきょう)
- 『キテレツ大百科』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「お前がいなくなって、 キテレツ斎様が夢の中で言いたかった事が分かったよ! 一番大切なのはコロ助だって、言いたかったんだよきっと。」
- 「そんな曲がったキュウリみたいな事が許せるか!」「俺の地引網に不可能という魚は無い!」
- 「コロ助、さよならは言わないからね」「ワガハイも言わないナリ」
- 『キテレツ大百科』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- テレビアニメ版の最終回までの度重なる長期化
- 『キテレツ大百科』のキテレツとの出会いや別れ/原作とアニメの相違点
- 『キテレツ大百科』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):堀江美都子『キテレツ大百科のうた』(特番アニメ)
- ED(エンディング):山田恭子『コロ助まちをゆく』(特番アニメ)
- OP(オープニング):守谷香『お嫁さんになってあげないゾ』(第1期テレビアニメ)
- ED(エンディング):守谷香『マジカルBoyマジカルHeart』(第1期テレビアニメ)
- OP(オープニング):内田順子『ボディーだけレディー』(第2期テレビアニメ)
- ED(エンディング):坂上香織『レースのカーディガン』(第2期テレビアニメ)
- OP(オープニング):森恵『夢みる時間』(第3期テレビアニメ)
- ED(エンディング):内田順子『コロ助ROCK』(第3期テレビアニメ)
- OP(オープニング):あんしんパパ『はじめてのチュウ』(第4期テレビアニメ)
- ED(エンディング):森恵『フェルトのペンケース』(第4期テレビアニメ)
- OP(オープニング):CHICKS『スイミン不足』(第5期テレビアニメ)
- ED(エンディング):藤田淑子『メリーはただのトモダチ』(第5期テレビアニメ)
- OP(オープニング):YUKA『お料理行進曲』(第6期テレビアニメ)
- ED(エンディング):YUKA『HAPPY BIRTHDAY』(第7期テレビアニメ)
- ED(エンディング):TOKIO『うわさのキッス』(第8期テレビアニメ)