映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のネタバレ解説・考察まとめ
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』とは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした劇場版映画作品の一つ。2024年3月に公開された。「映画ドラえもん」シリーズ通算43作目。
音楽会を控えた主人公のび太達は、美しい歌声を持つミッカという少女と出会う。ミッカは惑星ムシーカという音楽が栄えた星の生き残りだった。ムシーカを滅ぼしたのはノイズという宇宙生物。のび太達はノイズに狙われた地球を救うために音楽を使って戦うのだった。
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』の概要
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』とは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした劇場版映画作品の一つ。2024年3月1日に公開された。「映画ドラえもん」シリーズ通算43作目で、アニメ第2作2期シリーズ第18作目に当たる作品。藤子・F・不二雄生誕90周年記念作品でもある。キャッチコピーは「ドレミファソラシ…ノ?」、「響き合う!ぼくらの『音』の大冒険」で、宇宙という大舞台に壮大な音楽が奏でられる。
昨年2023年に公開された『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』に引き続き完全新作。監督は今井一暁。今井一暁は2018年に公開された『映画ドラえもん』シリーズ最高興行収入53.7億円を記録した『映画ドラえもん のび太の宝島』、2020年に公開されたドラえもん50周年記念作品『映画ドラえもん のび太の新恐竜』というオリジナル映画作品を手掛けている。
主人公の野比のび太(のび のびた)達は音楽会でリコーダー演奏をすることになっていた。しかしのび太はリコーダーが苦手で、いくら練習をしてもうまくならない。そんな時美しい歌声を持つ少女ミッカと出会った。ミッカは惑星ムシーカと呼ばれる音楽で栄えていた星の生き残りだった。音楽の力で自分の住む宇宙船を稼働させてほしいとミッカとミッカのお世話係のチャペックはのび太達に頼む。のび太達はミッカの願いを聞き入れ、ミッカの住む宇宙船へと向かう。その頃、地球にはミッカの故郷・惑星ムシーカを滅ぼした宇宙生物ノイズが迫っていた。のび太達は地球を守るためにミッカ達と力を合わせてノイズに立ち向かうのだった。
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』のあらすじ・ストーリー
ミッカとの出会い
主人公の野比のび太(のび のびた)達は音楽会でリコーダー演奏をすることになっていた。しかしのび太はリコーダーが苦手で、練習しても一向に上達しない。そこでドラえもんの「ひみつ道具」の1つ「あらかじめ日記」を使った。「あらかじめ日記」はあらかじめ日記に書いていた内容が現実になって起こるというもの。のび太は日記に音楽の授業がなくなるようにと「あらかじめ日記」に書く。しかしのび太が「音楽の授業」ではなく、「音楽」がなくなると記載してしまったため、世界中から音楽がなくなってしまった。音楽がない世界はみんなイライラしていてちっとも楽しくない。ドラえもんがそのことに気づき「あらかじめ日記」のページを破いたため、世界に音楽が戻った。ドラえもんに怒られたのび太は、地道にリコーダーの練習を始める。そこでのび太はミッカという少女に出会う。ミッカは美しい歌声を持つ不思議な少女だった。
伝説の「ヴィルトゥオーゾ」
翌日、のび太が同級生の源静香(みなもと しずか)、ジャイアン(本名:剛田武/ごうだ たけし)、骨川スネ夫(ほねかわ すねお)と一緒にリコーダーの練習をしていると、またミッカが現れた。ミッカの歌声とのび太達のリコーダー、ドラえもんの「ひみつ道具」達で奏でる音楽はとても楽しいものだった。
その日の夜、のび太達はミッカから招待状を受け取り、学校の音楽室に向かう。そしてのび太達はミッカの住む宇宙船に招待された。そこにはミッカとミッカのお世話係を務めるロボットであるチャペックがいた。ミッカは惑星ムシーカという音楽で栄えた星の少女で、のび太達に自分達の住む宇宙船「ファーレの殿堂」を動かしてほしくてのび太達を呼んだという。惑星ムシーカでは音楽のことを「ファーレ」と呼ぶ。「ファーレの殿堂」はミッカ達が住む宇宙船のことで、今は休眠状態にある。美しい「ファーレ」を奏でると「ファーレの殿堂」は休眠状態から復活する。ミッカとチャペックは惑星ムシーカの伝説にある「ヴィルトゥオーゾ」(音楽を極めた達人)だと見込んでお願いしてきたのだ。だがのび太達は実際のところ音楽は素人である。そこでドラえもんの音楽の上達が早くなる「ひみつ道具」である「音楽家ライセンス」を使って「ファーレの殿堂」を動かすために奮闘することにした。
宇宙生物ノイズとの戦い
「ファーレの殿堂」を復活させていき、ミッカの居住区以外の区画と行き来が可能になった。そこにはチャペックと同じく、ムシーカ人の世話をするロボット達がたくさんいた。ミッカはそれを嬉しく思う。しかしそれと同時に自分がムシーカ人の最後の生き残りであることを知ってしまった。惑星ムシーカはかつて宇宙生物ノイズという惑星ごと飲み込む恐ろしい化け物に食われて滅んだという。そしてそのノイズが今度は地球を狙っていることが判明した。ノイズは音楽が苦手で音楽で満たされた惑星には近寄らない。しかしのび太が「あらかじめ日記」に「音楽」がなくなると書いたため、地球に一瞬音楽が存在しない瞬間があった。そこをノイズに狙われたのだ。のび太達は地球を守るために、ミッカやチャペック、「ファーレの殿堂」にいた他のロボット達と共に音楽を奏でる。みんなで大合奏をし、音楽の力でのび太達はノイズを撃退することに成功するのだった。
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』の登場人物・キャラクター
メインキャラクター
ドラえもん
CV:水田わさび
『ドラえもん』の主人公である22世紀の猫型ロボット。何をやってもダメな小学生であるのび太を立派な人間にするために22世紀からやってきた。のび太の怠惰な性格に辟易しながらも、良い友人関係を築いており、のび太のことをかけがえのない存在だと思っている。
作中ではノイズに取り憑かれてあわや消滅の危機に陥ったが、のび太達が必死に奏でた美しい音楽のおかげで助かった。
野比のび太(のび のびた)
CV:大原めぐみ
『映画ドラえもん』シリーズの主人公。何をやってもダメな小学5年生。穏やかで心優しい少年で、なんだかんだと面倒を見てくれるドラえもんに甘えてしまうことも多いが、ここぞという時は自分の力でなんとかしようと奮闘する。
作中ではリコーダーがどうしてもうまく吹けずに苦戦していたが、地道にリコーダーの練習をしている場面もあった。
源静香(みなもと しずか)
CV:かかずゆみ
『映画ドラえもん』シリーズのヒロイン的存在。ピアノを習っており、ヴァイオリンも嗜むが、ヴァイオリンは壊滅的に下手な模様。
作中では打楽器(パーカッション)を担当し、コンガやマリンバを使って演奏する。
骨川スネ夫(ほねかわ すねお)
CV:関智一
のび太のクラスメイトで、いつもジャイアンと一緒にいる意地悪な少年。
作中ではヴァイオリンを担当していた。
ジャイアン/剛田武(ごうだ たけし)
CV:木村昴
のび太やしずかのクラスメイト。いつもスネ夫と一緒にいる乱暴な少年。周りからは「ジャイアン」と呼ばれている。
作中ではチューバを担当していた。
ムシーカの人々
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目次 - Contents
- 『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』の概要
- 『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』のあらすじ・ストーリー
- ミッカとの出会い
- 伝説の「ヴィルトゥオーゾ」
- 宇宙生物ノイズとの戦い
- 『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- ドラえもん
- 野比のび太(のび のびた)
- 源静香(みなもと しずか)
- 骨川スネ夫(ほねかわ すねお)
- ジャイアン/剛田武(ごうだ たけし)
- ムシーカの人々
- ミッカ
- ミッカの妹
- チャペック
- マエストロ・ヴェントー
- モーツェル
- バッチ
- タキレン
- パロパロ
- ワークナー
- その他
- 服部(はっとり)
- ミーナ・フォーゲル
- 『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』の用語
- 惑星ムシーカ
- ファーレ
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