ドラえもん のび太と夢幻三剣士(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』とは、1994年に公開されたシリーズ第15作目となるアニメ映画である。小学5年生野比のび太は、ネコ型ロボットのドラえもんが22世紀から取り寄せた気ままに夢見る機で様々な夢を経験する。やがて、妖霊大帝オドロームが支配する「夢幻三剣士」の夢世界に挑む。ドラえもんやのび太以外の登場キャラクターがゲスト扱いとなる異色作品である。

『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』の概要

『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』とは、1994年に公開されたシリーズ第15作目となるアニメ映画である。本作品は、『月刊コロコロコミック』1994年9月号~1995年3月号に掲載された大長編『ドラえもん』シリーズを原作としている。

野比のび太(のびのびた)は良い夢を見ようと思い、ドラえもんが22世紀から購入した気ままに夢見る機を使い「夢幻三剣士」の夢世界へ向かう。そこは、夢と現実が交差する幻想的な世界となっていた。

本作品は、のび太が見る夢の世界がメインとなっており、フランスの小説家アレクサンドル・デュマ・ペールの作品『三銃士』(1844年)をモチーフとしている。また、夢の世界にてのび太が戦死しては生き返ったり、ジャイアンとスネ夫が途中で冒険を降りるといった展開があるという異色作である。大山のぶ代や小原乃梨子といったレギュラー声優陣と共に、屋良有作や石丸博也等、多くのベテラン陣もゲストとして出演している。

興行収入13億5000万円を記録し、夢と現実が入れ替わるというモヤモヤ感に惹かれるというファンからの評価を獲得した。同時上映は、ドラえもんの妹であるドラミの活躍を描いた『ドラミちゃん 青いストローハット』と、藤子・F・不二夫原作の漫画の劇場版『ウメ星デンカ 宇宙の果てからパンパロパン!』である。

『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』のあらすじ・ストーリー

夢冒険への招待

小学校5年生の野比のび太(のびのびた)は、同級生の剛田武(ごうだたけし/通称ジャイアン)や骨川スネ夫(ほねかわすねお)らにからかわれていた。のび太は同居するネコ型ロボットのドラえもんに、せめて夢の中だけでも良い思いがしたいと告げるが、ドラえもんは現実世界で頑張らなければならないと叱責する。その直後にのび太が家から出て行き、彼が家出したと思い込んだドラえもんはのび太を探しに行く。学校の裏山で昼寝をしていたのび太を見つけたドラえもんは、のび太の意思も受け入れる事にした。

のび太は、あらゆる夢を選び見る事ができる「気ままに夢見る機セット」を使用するが、思う様に良い夢が無く「いい夢見るのも難しいや」と呟いたりもしていた。翌朝、登校時に宿題をやっていない事に気付いたのび太は、学校の裏山へ行き宿題を終わらせようとする。宿題が全くできず困っていたのび太のもとへ、杖を持った男が現れ、知恵の木の実というものを渡す。それを食べたのび太は不思議と頭が冴えて、宿題を完璧に終わらせて先生に誉められる。下校時にのび太は男と再会し、彼は「夢幻三剣士の世界で活躍できる」と言い去って行く。

ドラえもんのもとへ未来から気ままに夢見る機の購入先からダイレクトメールが届いており、特製の夢カセット「夢幻三剣士」を勧められていた。のび太からねだられたうえで、ドラえもんはカセットの購入を行った。その裏ではのび太が遭遇した男・トリホーの行動があり、彼は22世紀の未来デパートに連絡をし発送を促した。「夢幻三剣士」のカセットを購入したドラえもん達の様子を見つつ、「何もかも忘れ、夢の世界を楽しみなされ」と告げ去って行った。

夢幻三剣士の世界へ

夢見る機で夢世界へ入ったのび太のもとへ、しずかちゃんに似た案内役の妖精シルクが現れる。シルクによると、のび太はこの夢世界に存在するユミルメ王国を救う剣士ノビタニヤンだとの事。その直後にのび太は妖霊軍団に襲われ、シルクと別れてしまう。のび太は山道で、スネ夫やジャイアンに似た剣士であるスネミスとジャイトスと出会う。のび太は彼等の前では剣士ノビタニヤンと名乗りつつ、行動を共にする。

一旦目が覚め現実の世界へ戻ったのび太は、しずかちゃんやスネ夫、ジャイアン達も夢世界へ引き込もうと考える。そして、密かに彼等が眠っている部屋に入ったのび太は、それぞれの頭に夢見る機のアンテナを付けておく。これにより、ジャイアン達も「夢幻三剣士」の夢世界へ入って行く。ドラえもんも魔法使いのドラモンとして参加したうえで、その血を浴びれば不死身になれるという竜を倒しに行く。同じ頃、ユミルメ王国の王女は白銀の剣士と結婚する事になっていたものの、それに耐えられず城を飛び出す。ドラモン達は竜のいる谷へ到着するものの、スネミスとジャイトスは竜により石にされてしまう。鎧を身に纏った剣士シズカールと名乗った王女とドラモンとノビタニヤンが遭遇する。三人は竜退治に挑み、竜の弱点の髭を切る。動けなくなった竜に対しノビタニヤンは止め刺さなかった。ノビタニヤンの優しさに心を開いた竜は、体から流れた汗を溶かした温泉に入る事を提案し、これにより一度死んでも生き返る事ができる体となる。石となっていたスネミスやジャイトスも元の体となり一同は旅を続けた。

ユミルメ王国の救出

妖霊軍団一味を倒していったノビタニヤンだったが、妖霊の首領であるオドロームの罠により塵にされてしまう。その時、現実世界にてのび太の母親の玉子が気ままに夢見る機のスイッチを切った為に、夢が強制的に終わる。ノビタニヤンやドラモンとしての夢を見ていたのび太やドラえもんは現実世界に戻る。眠りから覚めてもとの日常生活に戻ろうとしたのび太とドラえもんは未来デパートへ返品する事にして、ジャイアンやスネ夫から夢見る機のアンテナを回収する。その矢先、気ままに夢見る機の画面から妖精のシルクが現れる。しずかちゃんから夢見る機のアンテナを回収しないまま、シルクからユミルメ王国の危機を告げられたのび太とドラえもんは、ノビタニヤンやドラモンとして再び夢世界へ向かう。

のび太はノビタニヤンとして妖霊の首領オドロームと戦いピンチの状態になるが、シズカールの協力によりオドロームを倒した。シズカールこと王女は、旅を共にしたノビタニヤンに心を開き、彼と結婚する事を決める。結婚式が執り行われようとしたところで、現実世界にて未来デパートの引き取り業者がのび太宅へ来て、気ままに夢見る機を引き取って行く。それにより夢世界は終わり、のび太とドラえもんは、名残惜しそうな感じで目が覚める。学校へ通うのび太は、しずかちゃんと遭遇する。二人は夢世界の余韻を引きずり、のび太はしずかちゃんから少し見直したと言われていた。

『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』の登場人物・キャラクター

メインキャラクター

ドラえもん/ドラモン

夢世界でのドラモン

CV:大山のぶ代
冴えない小学生ののび太のお世話をする為に22世紀からやって来た青色のネコ型ロボットであり、のび太や親族の人生を変えようと日々奮闘する。お腹の四次元ポケットから様々な機能を発揮する道具を出している。夢の中で良い思いがしたいと話すのび太に対し、現実で頑張らなければならないと叱責する厳しい面を見せる。それでものび太を放っておけず、気ままに夢見る機を22世紀から取り寄せる。更には、高価である「夢幻三剣士」のカセットも購入し、ドラえもん自らものび太と共に夢冒険に挑む。

夢世界ではドラモンと名乗り、箒に乗った魔法使いの様な姿をしている。気ままに夢見る機でのび太達を見守っていたが、見ているだけではつまらないと思い夢の世界へ参加する。夢見る機の夢と現実を入れ替える隠しスイッチを押した事で、四次元ポケットの道具はドラモンの魔法という事となった。

野比のび太(のびのびた)/ノビタニヤン

野比のび太

CV:小原乃梨子
勉強やスポーツ共に苦手な小学校5年生の男の子であり、メガネをかけている。いつもドラえもんの四次元ポケットの道具に頼りっぱなしである。同級生のジャイアンやスネ夫からからかわれており、せめて夢の中だけでも良い思いがしたいとドラえもんに伝える。一度は断られるが、ドラえもんに気ままに夢見る機を購入してもらい、様々な夢の世界を楽しむ。そして、新たに調達したカセットにより、「夢幻三剣士」の冒険に挑む。

夢世界では、ノビタニヤンと名乗る剣士であり、白銀の剣と兜を手に入れ成長して行く。一方で、ジャイトスが罠に引っ掛けた子熊を助けたり、竜を殺すのを止めるといった優しい一面を持つ。

源静香(みなもとしずか)/シズカリア王女 /シズカール

シズカール

CV:野村道子
のび太が通う小学校の同級生であり、いつもおさげ髪をしている。真面目で優しい性格である。一方で警戒心を持つ事もあり、学校の帰り道に後ろをついて来るのび太を気味悪がったりした。知恵の木の実を食べたのび太が宿題を全てやっていた事に驚き、自宅で宿題をやろうと誘うも元ののび太になっていた事にガッカリする。その後、のび太に気ままに夢見る機のチップを付けられた事により、「無限三剣士」の世界へ参加する。

夢世界では、ユミルメ国の王女である。見知らぬ白銀の剣士と結婚させられる事を嫌い城を抜け出し、男剣士・シズカールと名乗る。お転婆でお風呂が好きな点等は、現実世界のしずかちゃんと似ている。

ジャイアン/剛田武(ごうだたけし)/ジャイトス

ジャイトス(写真中央)

CV:たてかべ和也
のび太が通う小学校の同級生であり、ガキ大将で乱暴な性格で「ジャイアン」と呼ばれている。本作品冒頭で、スネ夫と共に釣り糸で吊るしたクモでのび太を驚かす。のび太が気ままに夢見る機で良い夢を見た事を自慢するも、ジャイアンやスネ夫達は理解していなかった。その後、密かにのび太により夢見る機のチップを付けられジャイアンは「夢幻三剣士」の世界に参加する。

夢世界ではジャイトスと名乗り、橙色の兜や甲冑を身に付けている。現実世界のジャイアンと変わらず、乱暴で横柄な性格である。スネミスには剣の勝負で圧勝するも、ノビタニヤンには敗れ彼をあっさりと仲間として迎え入れる。途中でジャイアンやスネ夫達も夢に呼び寄せようと考えたのび太により、ジャイアンがジャイトスとして参加する事になった。気ままに夢見る機の隠しスイッチ効果で、ジャイアンは見ている夢が自分の夢だと思う様になった。しかし、のび太か気ままに夢見る機を返品しようと考え、マイクロアンテナを外され夢世界の冒険からは脱退した。

骨川スネ夫(ほねかわすねお)/スネミス

5xdarsmilk
5xdarsmilk
@5xdarsmilk

Related Articles関連記事

ザ・ドラえもんズ(ドラズ・ドラドラ7)とは【徹底解説・考察まとめ】

ザ・ドラえもんズ(ドラズ・ドラドラ7)とは【徹底解説・考察まとめ】

『ザ・ドラえもんズ』は、永遠の友情を誓い合った、ドラえもんたちネコ型ロボット7人が繰り広げていく物語。それは時に感動を呼び、時にアクロバティックであり、時にドタバタコメディとなる。それらの冒険活劇は時にはメンバーの特殊能力で、時には機転で、そして何よりも、特別なひみつ道具「親友テレカ」に象徴される7人の友情によって解決されていく。

Read Article

ドラえもんのひみつ道具まとめ

ドラえもんのひみつ道具まとめ

『ドラえもん』とは、藤子・F・不二雄による漫画、及びそれを原作とするアニメ作品である。22世紀で作られたネコ型ロボットのドラえもんが、持ち主の少年セワシの先祖である野比のび太(のび のびた)を不思議な道具で手助けする。1979年のTVアニメ化以降、国民的作品として親しまれてきた。「ひみつ道具」とは、主にのび太を助けるためにドラえもんが四次元ポケットから出すアイテムで、作品の目玉でもある。毎年公開される劇場作品『大長編ドラえもん』でも、ひみつ道具は大いに活躍する。

Read Article

ドラえもん(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

1969年から藤子・F・不二雄が小学館の学習雑誌(『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』から『小学四年生』)にて連載を開始したマンガ及びアニメ化、ゲーム化された作品。 悲惨な人生を送り、玄孫の代まで借金を残した野比のび太を助けるために22世紀の未来からやってきたロボット・ドラえもんと、ドラえもんが持ち出す未来の道具・ひみつ道具が起こす騒動を描く。 1996年、藤子・F・不二雄の死去に伴い絶筆。

Read Article

ドラえもん のび太の大魔境(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太の大魔境(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太の大魔境』は、1982年3月公開の藤子・F・不二雄原作『ドラえもん』の長編アニメ化第3作目作品である。本作品は犬の王国で独裁政権の配下にあるバウワンコ王国を舞台に、そこに住む犬の住民とドラえもん達との交流や戦いが展開する。本作品からオープニング曲として「ドラえもんのうた」が使用された事や、ジャイアンがいじめっ子からドラえもんやのび太達に協力し冒険に挑むというスタイルが定番化していった。

Read Article

ドラえもん のび太の創世日記(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太の創世日記(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太の創世日記』とは、1995年に公開されたシリーズ第16作目となるアニメ映画である。 小学5年生の野比のび太は、ネコ型ロボットのドラえもんが22世紀の未来デパートで購入した創世セットを用いて新しい宇宙を作り、夏休みの自由研究として観察絵日記を書き始める。その宇宙に存在する新地球内では、新たな生物や人類が生まれていた。 『ドラえもん』原作者の藤子・F・不二雄が手掛けた「創世」がテーマの作品の決定版。興行収入13億円を記録し、宇宙や生命誕生に触れたと高評価を獲得した。

Read Article

ドラえもん のび太とブリキの迷宮(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太とブリキの迷宮(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』とは、1993年に公開されたシリーズ第14作目となるアニメ映画である。 小学校5年生の野比のび太のもとへ、ブリキでできたオモチャの島であるブリキン島へ繋がる門が開くトランクが届けられる。のび太やドラえもんはブリキン島でのひとときを楽しむが、突然ドラえもんがブリキの兵隊にさらわれてしまう。 本作品は、主役のドラえもんが故障し中盤不在となり、のび太達が自分たちだけの力で活躍する異色の展開となっている。

Read Article

ドラえもん のび太の南海大冒険(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太の南海大冒険(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太の南海大冒険』とは、1998年に公開されたアニメ映画である。ドラえもんとのび太はジャイアン達も誘いつつ、宝島を目指す海の冒険に向かう。道中で時空間の変動により17世紀のカリブ海にタイムスリップする。その際にドラえもん達とのび太ははぐれてしまう。ドラえもん達は本物の海賊と出会い彼等と行動を共にする。のび太はある島へ漂着し、そこで一人の少年ジャックと出会う。映画シリーズ第19作であり、配給収入は前作『のび太のねじ巻き都市冒険記』を超え、1998年公開当時に歴代最高額を記録した。

Read Article

ドラえもんのゲストヒロインまとめ

ドラえもんのゲストヒロインまとめ

藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』は国民的人気を誇る日本を代表する漫画だ。”児童向け”であるにも関わらず、老若男女幅広い世代から支持を受けており、日本だけでなく世界中から愛されている。 『ドラえもん』のTVアニメや劇場版アニメには、ふだん登場しないゲストキャラクターも登場することがある。中でもゲストがヒロイン(女性)である作品は、ラブコメ要素が入ることもあり、友情にフォーカスが当たる男性ゲストキャラクターが登場する作品とはまた違った面白さが楽しめる。

Read Article

ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』とは、1997年に公開されたアニメ映画である。 ドラえもんが22世紀の福引で入手した小惑星引換券で、のび太は偶然にも広大な惑星を見つける。スネ夫やジャイアン達も呼び、惑星でねじ巻き都市開拓を試みるも思いも寄らぬトラブルが発生する。『ドラえもん』原作者である藤子・F・不二雄が手掛けた劇場版としては、最後の作品となる。また、のび太達と同じ地球に住む人間が悪役として登場したり、環境問題について取り上げるといった印象深い作品となっている。

Read Article

ドラえもん のび太の宇宙漂流記(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太の宇宙漂流記(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』とは、1999年に公開されたアニメ映画である。ドラえもんのひみつ道具・宇宙探検ゲームを楽しむのび太達だが、スネ夫とジャイアンがゲーム世界に閉じ込められ、ゲームの箱も謎の宇宙船に持ち去られる。スネ夫達を救う為に宇宙に飛び出したのび太達は、地球を狙う侵略軍にも立ち向かっていく。本作品では、SFロボットアニメ「マクロス」シリーズのメカニックデザイナーの宮武一貴とスタジオぬえをスタッフに迎えた。また、ゲストキャラクターにタレント芸能人は起用せず、声優のみで固めている。

Read Article

ドラえもん のび太とアニマル惑星(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太とアニマル惑星(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太とアニマル惑星』とは、1990年に公開されたシリーズ第11作目となるアニメ映画で、藤子・F・不二雄により執筆された漫画が原作である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)やネコ型ロボットのドラえもん達は、不思議なピンクのもやを通り動物達が暮らすアニマル星に辿り着く。侵略の魔の手が忍び寄るアニマル星を救おうとドラえもん達が立ち上がる。本作品は、ドラえもん達とアニマル星で動物達が侵略を行うニムゲとの戦いを描いた作品だが、環境破壊といった現実における社会問題も大きく描かれている。

Read Article

ドラえもん のび太と雲の王国(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太と雲の王国(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太と雲の王国』とは、1992年に公開されたシリーズ第13作目となるアニメ映画であり、藤子・F・不二雄により執筆された漫画を原作としている。小学5年生の野比のび太(のびのびた)が雲の上に天国があると信じるのに対し、ネコ型ロボットのドラえもんがのび太の為に四次元ポケットの道具で雲の王国を作る。しかし、雲の上には既に天上世界というものが存在していた。本作品では、映画版としては初めてドラえもんが故障したり、大洪水により人類が滅亡する展開が描かれる異例の作品である。

Read Article

ドラえもん のび太と銀河超特急(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太と銀河超特急(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太と銀河超特急』とは、1996年に公開されたシリーズ第17作目となるアニメ映画である。22世紀からやって来たネコ型ロボットのドラえもんが宇宙の空を走る銀河超特急のチケットを購入し、小学5年生の野比のび太(のびのびた)は同級生の剛田武(ごうだたけし)達も誘い宇宙の旅に出る。しかし、その宇宙旅行にて思わぬハプニングが発生し、謎の生命体にも襲撃される。『ドラえもん』原作者である藤子・F・不二雄が原作執筆、及び本作品上映まで見届けた最後の作品となった。

Read Article

のび太(ドラえもん)のクラスメイト・同級生まとめ

のび太(ドラえもん)のクラスメイト・同級生まとめ

野比のび太(のび のびた)は、藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』の登場人物。『ドラえもん』の副主人公であり、主人公のドラえもんとS(少し)F(不思議)な日常を送る小学生である。学校では5年3組(漫画では小学4年生)に所属しており、クラスメイトや同級生と日々勉学や遊びに励んでいる。源静香、剛田武(通称:ジャイアン)、骨川スネ夫など、いつも行動を共にするキャラクターの他、たくさんのクラスメイトが作中には登場する。

Read Article

ドラえもんの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

ドラえもんの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『ドラえもん』は藤子・F・不二雄による漫画およびそれを原作とするアニメ・映画である。1969年から児童向け漫画雑誌『小学館』で連載が始まり、国民的作品として知られている。猫型ロボットのドラえもんとスポーツも勉強も苦手な小学生・野比のび太らの日常を描くギャグ漫画で、ドラえもんがお腹のポケットから取り出すひみつ道具でのび太の災難を解決するのがメインストーリー。ドラえもんの大好物であるどら焼きのほか、ひみつ道具にも食べ物や飲み物がたくさん登場する。

Read Article

ドラえもん のび太のドラビアンナイト(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太のドラビアンナイト(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』とは、1991年に公開されたシリーズ第12作目となるアニメ映画で、藤子・F・不二雄により執筆された漫画が原作である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)はネコ型ロボットのドラえもんの四次元ポケットの道具で絵本の世界に入る。しかし、同じく絵本の世界を楽しんでいた源静香(みなもとしずか)が行方不明となってしまう。本作品は794年のバグダッドを舞台とし、絵本『アラビアンナイト』がモチーフとされている。

Read Article

ドラえもん のび太の恐竜(1980年の映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太の恐竜(1980年の映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太の恐竜』は、1980年3月15日に公開された『ドラえもん』映画作品である。 小学5年生の野比のび太(のびのびた)は、骨川スネ夫(ほねかわすねお)ら同級生に恐竜の化石を見つけ出すと約束し、ある崖下から恐竜の卵らしきものを発見する。ネコ型ロボットのドラえもんの協力のもと、卵から恐竜のピー助を誕生させ育てるが、それが波乱の幕開けとなる。ミュージカル舞台版、リメイク映画作品が作られる等、評価が高い『ドラえもん』映画記念第1作品である。

Read Article

ドラえもんのガールフレンド・恋人まとめ

ドラえもんのガールフレンド・恋人まとめ

ドラえもんは、藤子・F・不二雄の児童向けSF漫画『ドラえもん』の主人公。22世紀のネコ型ロボットで、ある日20世紀に住む小学生・野比のび太(のび のびた)の元にやってきた。勉強もスポーツも、何をやってもダメなのび太を立派な人間にするために、22世紀に住むのび太の子孫に言われてやってきたのだ。ドラえもんはのび太の家に一緒に住み、共に穏やかな日常を送る。その中でドラえもんの交友関係も広がり、時には恋人・ガールフレンドとデートに出かける姿も描かれている。

Read Article

のび太(ドラえもん)のおばあちゃん登場回まとめ

のび太(ドラえもん)のおばあちゃん登場回まとめ

のび太のおばあちゃんとは、藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』の登場人物。『ドラえもん』の副主人公であるのび太の血の繋がった祖母のことであり、そのほとんどがのび太の父・のび助の母(父方の祖母)のことを指す。母・玉子の母(母方の祖母)はほとんど登場しない。のび太のおばあちゃんの愛称で親しまれ、のび太とのび太のおばあちゃんのエピソードを描いた「おばあちゃんのおもいで」は、『ドラえもん』シリーズを代表する感動エピソードとして知られている。

Read Article

STAND BY ME ドラえもん(スタンドバイミー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

STAND BY ME ドラえもん(スタンドバイミー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

国民的アニメのドラえもん。漫画家の藤子・F・不二雄の作品で、1969年に漫画の連載が始まり、1973年に初のテレビアニメが放送される。1980年に初めて映画化され、これまでに37作品が公開されている。映画「STAND BY ME ドラえもん」は初めての3D映像で作成され2014年に映画公開されており、ストーリーは、ドラえもんとのび太の出会いや幻の最終話などの7種類の原作エピソードが描かれている。

Read Article

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』とは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした劇場版映画作品の一つ。2023年3月に公開された。「映画ドラえもん」シリーズ通算第42作目。ユートピア(理想郷)に憧れを抱いた主人公ののび太は、空に浮かぶ三日月型の島を目撃する。しかしその島はすぐに消えてしまった。のび太はその島こそがユートピアだと信じ、ドラえもん達と共にユートピアを探しに、飛行艇「タイムツェッペリン」で時空移動の旅に出るのだった。

Read Article

ドラえもん のび太のワンニャン時空伝(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太のワンニャン時空伝(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』とは、2004年3月6日から公開された、漫画・アニメ『ドラえもん』映画化作品である。 ドラえもんやのび太達は、川で拾ってきた子犬のイチや捨てられていた多くの犬や猫をどうにかできないか考えた末、生物が存在する以前の3億年前の世界へ連れて行こうとする。 劇場版第25作であると同時に、長年ドラえもん等のキャラクターを務めた、大山のぶ代ら声優陣が演じた最終作でもある。

Read Article

ドラえもん のび太の宇宙開拓史(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太の宇宙開拓史(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』は、1981年3月公開の、藤子・F・不二雄原作『ドラえもん』の長編アニメ化第2作目作品。小学5年生の野比のび太(のびのびた)や同居するネコ型ロボットのドラえもんの部屋と、開拓移民のロップルやチャミーが住むコーヤコーヤ星がつながったことから冒険が始まっていく。本作はベテラン声優がゲストキャラクターを演じたことで知られており、2009年にはリメイク作品となる『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』が公開された。

Read Article

ドラえもん のび太とロボット王国(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太とロボット王国(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太とロボット王国』とは、2002年3月9日に公開されたアニメ映画作品である。ドラえもんやのび太達は少年ロボットのポコと遭遇する。ポコを助ける事となったドラえもん達は、ロボットが支配する星へ向かう。人間とロボットの共存や、ロボット視点での描写があり、人間とロボットの関係が作品のテーマになっている。また一部シーンでのデジタル加工や、セル画制作が最後である等、制作面における変化が見られる。

Read Article

ドラえもん のび太とふしぎ風使い(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太とふしぎ風使い(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』とは、2003年に公開されたドラえもん映画作品である。のび太やドラえもん達はある日、風の子供フー子と遭遇する。フー子を広い場所へ連れて行こうとどこでもドアで行き着いた先は風の民の村という草原地帯だった。てんとう虫コミックス『ドラえもん』第6巻に収録された短編作品が原案であるものの、本作品の舞台設定等は完全なオリジナルとなっている。また本作品から、絵コンテにおいてデジタル化やCGの起用があり、登場キャラクターや背景の動きが滑らかとなっている。

Read Article

映画ドラえもん のび太の月面探査記とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

映画ドラえもん のび太の月面探査記とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

映画ドラえもん『のび太の月面探査記』とは、2019年公開のアニメ映画。日本の国民的人気アニメ映画ドラえもんは今作で第39作品目。物語の舞台は月とカグヤ星。のび太はジャイアンたちクラスメイトを見返すために、月のクレーターにウサギ王国を建設する。そこで偶然月の地下に住む人工生命体エスパルのルカと出会う。ルカと交流を深めていたドラえもん達の前に、エスパルを狙うカグヤ軍が突如現れ、ルカたちをさらってしまう。のび太たちはエスパルたちを救うため、カグヤ星を目指してドラえもんが改造した宇宙船に乗り込む。

Read Article

ドラえもん のび太と翼の勇者たち(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太と翼の勇者たち(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』とは、2001年3月10日に公開されたアニメ映画作品である。 ドラえもんやのび太達は鳥人の少年グースケと出会い、彼が暮らすバードピアへ向かう。バードピアには大きな危険が迫っており、ドラえもん達はグースケや鳥人達を救う為に立ち上がる。 ギリシャ神話のイカロスの物語等、鳥人間に関する伝説から着想を得ており、鳥人に憧れたのび太が、ドラえもんの道具に頼らず自力で飛ぼうとする意欲な面を見せる。グースケ達との友情や心の痛みに向き合う事等、複雑な心理描写も描かれる。

Read Article

ドラえもん のび太の太陽王伝説(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太の太陽王伝説(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太の太陽王伝説』とは、2000年3月11日に公開されたアニメ映画である。 ドラえもんの四次元ポケットの道具であるタイムホールが不具合を生じ、時空間の乱れが生じ古代王国のマヤナ国へ通じる。マヤナ国の王子ティオと出会ったドラえもん達は、ティオの母親である女王やマヤナ国国民を苦しめる魔女レディナの陰謀に立ち向かう。 本作品はドラえもんやのび太、そして彼と瓜二つの少年ティオとの出会いが展開するといった、もう一人の自分がテーマに描かれている。

Read Article

トキワ荘とは?歴史・逸話・トリビア・暮らしていた漫画家を紹介!

トキワ荘とは?歴史・逸話・トリビア・暮らしていた漫画家を紹介!

トキワ荘(トキワそう)とは、かつて東京都豊島区南長崎三丁目にあった木造2階建アパート。1953年から1962年頃まで、手塚治虫や藤子不二雄などの日本の漫画界の黎明期を支えた超一流の漫画家たちが共同生活を送っていたことで知られる建築物である。1982年に老朽化により解体されるも、「漫画の聖地」として非常に知名度が高い。現在も「トキワ荘マンガミュージアム」や「トキワ荘プロジェクト」の形で漫画界にその名を残している。 本記事では、トキワ荘に関する情報と、ここで暮らしていた漫画家たちについて紹介する。

Read Article

キテレツ大百科(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キテレツ大百科(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キテレツ大百科』とは、発明好きの小学生が先祖が残した書物『奇天烈大百科』を基に発明道具を作り騒動を起こす、藤子・F・不二雄原作のSFコメディー漫画作品。1988年からフジテレビ系列でテレビアニメ化版(1987年にも特番アニメとして放送)が、2002年にはNHK総合・教育(現・Eテレ)にて実写ドラマ版が放送された。テレビアニメ版は日曜夜18~19時枠(現在は18時枠のみ)のアニメ放送時間枠を盛り上げ、本編やエンディングテーマを楽しみながらも、日曜日が終わる寂しさを感じた視聴者も多い。

Read Article

閲覧注意!『STAND BY MEドラえもん』みたいに泣けない!ドラえもん「bokete」秀逸ボケまとめ

閲覧注意!『STAND BY MEドラえもん』みたいに泣けない!ドラえもん「bokete」秀逸ボケまとめ

藤子・F・不二雄によって1970年から『よいこ』(小学館)への連載が開始された『ドラえもん』は、猫型ロボット「ドラえもん」と小学生の男の子「のび太」との交流を描いたSF漫画作品である。藤子・F・不二雄の逝去後も「泣ける」と毎回話題になる映画が創られ続ける『ドラえもん』だが、そんなドラえもんの世界観を打ち破るような衝撃の「bokete」をまとめた。

Read Article

意外と恋多きネコ型ロボット、ドラえもんの恋のお相手まとめ(ネタバレあり)

意外と恋多きネコ型ロボット、ドラえもんの恋のお相手まとめ(ネタバレあり)

ドラえもんと言えば頼れるのび太の保護者役。かと思いきや結構毒は吐く、のび太と一緒にいたずらもする、「ネコ」で「ロボット」なのに人間の女性アイドルに入れあげたりもします。もっとも聖人君子じゃありませんし、四六時中のび太のことを考えたりもしていられません。むしろのび太のお守りで苦労しているし恋くらいしたって許される、うん。ただお相手が多すぎる気もしますが。

Read Article

目次 - Contents