ドラえもん のび太と鉄人兵団(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と鉄人兵団』とは、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ第7作目作品である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)は巨大ロボットが手に入れ喜ぶが、それは地球侵略を企む鉄人兵団の兵器だった。それからネコ型ロボットのドラえもんやのび太達は、ロボット惑星のメカトピアから地球侵略に来た鉄人兵団との戦いが展開する。地球人の総奴隷化という熾烈な目的を持つ鉄人兵団を、ドラえもん原作者の藤子・F・不二雄は「ドラえもん映画史上最強の敵」だと語った。
『ドラえもん のび太と鉄人兵団』の概要
『ドラえもん のび太と鉄人兵団』とは、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画・アニメ作品『ドラえもん』の長編映画作品。公開は1986年3月15日。長編コミック版は『月刊コロコロコミック』1985年8月号~1986年1月号に掲載された。コミック・映画版共にシリーズ第7作目である。
同時上映は、ゴルフで様々な相手と勝負する野生児の少年「猿」の活躍を描いた『プロゴルファー猿 スーパーGOLFワールドへの挑戦!!』と、オバケのQ太郎や周囲のドタバタ劇をアナグリフ立体(赤青色・3D)方式で展開する短編映画『オバケのQ太郎 とびだせ!バケバケ大作戦』である。配給収入は13億円。本作品では、大山のぶ代や小原乃梨子らレギュラー声優陣の他、山本百合子や三ツ矢雄二らベテラン声優陣が出演している。2011年には本作品のリメイク版『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ 天使たち〜』の公開、瀬名秀明によるノベライズ版が出版された。
小学5年生の野比のび太(のびのびた)は、同級生の骨川スネ夫(ほねかわすねお)からいとこが作ったというラジコンロボットを自慢されていた矢先、自身で操縦可能な巨大ロボットを偶然手に入れる。大喜びをしていたが、それは地球侵略を企む鉄人兵団の恐ろしい兵器であることが判明した。そのロボットを巡って出会った、鉄人兵団を誘導するロボット少女リルルの行動に、のび太やネコ型ロボットのドラえもん達は翻弄されていくのだった。
『ドラえもん のび太と鉄人兵団』のあらすじ・ストーリー
巨大ロボット完成への道
小学5年生の野比のび太(のびのびた)は、同級生の骨川スネ夫(ほねかわすねお)にいとこが作ったラジコンロボットのミクロスを自慢される。のび太は憤慨してアニメの様な巨大ロボを見せると宣言し、同居するネコ型ロボットのドラえもんに頼み込み、巨大ロボットが欲しいとねだった。ドラえもんがのび太の頼みを断ると、のび太はドラえもんに「ケチ!」と言って怒り出す。それにカチンときたドラえもんは、怒りに身を任せてひみつ道具の「どこでもドア」で北極へ行ってしまった。のび太はドラえもんの後を追い北極へ向かう。そこでボーリングの球のような青いボールを見つけた。青いボールは突然信号音に似た音を発し始める。その直後、頭上からロボットの足の様な機械が落下してきた。のび太はそれをドラえもんが用意してくれたロボットの部品と勘違いし自宅へ持ち帰る。青いボールは次から次へと他の部品を取り寄せ、のび太の家の庭に落下させる。そんな中、ドラえもんが北極から帰って来た。部品を見たドラえもんは部品について全く知らないと首を横に降り、持ち主に返すようにのび太に言った。しかし部品を拾った場所は北極。持ち主などわからないと言って、のび太は何としてもロボットを組み立てようとする。その態度にドラえもんも折れ、ロボットの部品を「おざしき釣り堀」と「逆世界入りこみオイル」を使って作り上げた生物のいない鏡面世界へ運び込んだ。
鏡面世界にて巨大ロボットを完成させるも、動力部分が見当たらない。ドラえもんは未来デパートから取り寄せたコンピューターを使ってロボットを動かす事にした。のび太はスネ夫と同級生の剛田武(ごうだたけし/ジャイアン)にミクロスと巨大ロボットを対決させると宣言。その後、同級生の源静香(みなもとしずか/しずかちゃん)を誘い、鏡面世界へ向かう。ドラえもん達はロボットに「ザンタクロス」という名前を付けた。そしてザンダクロスを思い思いに操縦して楽しむ。しずかちゃんは操縦席にあったボタンが何か気になり押してみた。するとロボットの胸部からビームが発射され、前方にある高層ビルが破壊された。誰もいない鏡の世界とはいえ、しずかちゃんは自らの行った事に嘆き、その場で泣き出す。ドラえもん達も「とんでもない怪物」「強力な兵器」を作ってしまったと恐れて、巨大ロボットを3人だけの秘密にする事として元の世界へ帰った。
一方その頃、北極にて一人の少女がのび太達が乗るロボットを探し始めていた。そして探知機を頼りに少女はのび太達の住む町へと向かい始めていた。
リルルとジュドとの関係
のび太はその後もザンタクロスの事が気掛かりで、学校の授業も手につかず居残りをさせられていた。するとそこに一人の少女が現れる。少女は直ぐにその場を去って行った。
下校途中でのび太はスネ夫とジャイアンに巨大ロボットの件で問い詰められたる。2人はロボットは無いと答えるのび太をミクロスを使い裏山まで追い回した。そこへのび太が遭遇した少女・リルルが現れる。電磁波の様なものを遣ってミクロスを狂わせ、少女はミクロスを使って逆にジャイアン達を追い回して撃退した。リルルは巨大ロボット(ザンタクロス)の行方をのび太に尋ねられたのび太は、誰にも言わないとドラえもんと約束していたのに、話の流れでついザンタクロスの事を口にしてしまう。巨大ロボットは元々リルルの物だったのだ。名前はジュドという。のび太はそれを聞いて渋々ザンダクロスをリルルに返すことにした。のび太はリルルと共に「お座敷釣り堀」で鏡面世界へと向かう。リルルから青いボールについて尋ねられる。のび太が北極で見つけたボールはジュドの頭脳だったが、その頭脳は無くしていた為にコンピューターのコントローラーをリルルに渡した。リルルはのび太から鏡面世界を借り秘密にする事を条件に、ジュド(リルルにとっての呼び名)を持ち出したのび太を許す事とした。
のび太はジュドやリルルの事が気になっていた矢先、発光体に似たものが鏡面世界に通じる裏山へ向かって行くのを目にする。それを目掛けてのび太は向かって行ったところへ、ドラえもんが後を追い掛けてくる。のび太の行動を怪しく思っていたドラえもんは、彼にここまでの経緯を話す様に尋ね求める。のび太はドラえもんに全てを告白したうえで鏡面世界に向かうと、巨大なロボットの基地が完成していた。また基地にリルルを目撃したドラえもん達は、あらゆる場所で電話をかけられる糸なし糸電話で彼女の声をこっそり聞くと、ロボット集団・鉄人兵団の地球侵略への準備を進めている事が分かった。その場が恐ろしくなったのび太達は逃げようとするが、彼等に気付いたリルルがジュドと共に追い掛ける。ドラえもん達が元の世界へ逃げた際にジュドの大きな腕が捕まえようとするが、お座敷釣り堀での出入口を無理矢理広げようとして爆発を起こした。これにより鏡面世界との出入口が閉ざされ、ドラえもん達は凶悪なロボットとの関わりが無くなった事に喜ぶ。
その翌日にドラえもんはのび太宅の倉庫から信号音の様な音を聞き、青い球体のジュドの頭脳を見つける。頭脳らしき球体は何か伝えていると見えたドラえもんは、様々な言語を訳すホンヤクコンニャクを乗せると、頭脳が鉄人兵団の大軍が地球へ向かっている事を伝えた。ドラえもんやのび太は事の重大さに気付き、急いで警察等へ電話するも誰も信じてくれず、結局スネ夫とジャイアンに伝えた。ドラえもんはスネ夫の提案としてジュドの頭脳を改造し仲間につけ、しずかちゃんの風呂場の水面を辿って再び鏡面世界へと向かった。ドラえもん達はジュドがいるであろう裏山を目指すが、鏡面世界の街には鉄人兵団のロボットが見張っていた。ミクロスがロボット達に怯えて逃げ出すなか、ドラえもんはどうにか裏山へ辿り着きジュドへ改造した頭脳を取り付けた。ジュドはドラえもん達の味方としてロボット基地の破壊へ向かった。破壊後の基地内の通信室に残された鉄人兵団の指揮官によるメッセージから、リルルが鉄人兵団を誘導する重要任務を行っている事が判明する。その頃、しずかちゃんも自宅の風呂場浴槽から鏡面世界への入口を確認し現地へ向かい、途中で出会ったミクロスと共に裏山へ向かう。しずかちゃんは鏡面世界の出入口爆発で負傷したリルルと遭遇し、リルルを鏡面世界の自宅へ連れて行き怪我の手当をしようとした時にロボット兵士に襲撃される。その時のび太が現れ空気砲でロボット兵士を破壊し、しずかちゃんやのび太達は再会を喜ぶ。
ロボットの歴史開拓へ
ドラえもん達はリルルをどう扱うか悩むが、鉄人兵団に関する情報を得られるとしてリルルを治療する事にした。ドラえもんはその役目をしずかちゃんに託し、彼女はロボット向けの治療薬等が備わっているメカ救急箱を用いてリルルを看病する。暫くして目を覚ましたリルルは、鉄人兵団の故郷・ロボット惑星メカトピアに関する歴史を打ち明ける。メカトピアは元々神が人間に失望し作り上げた世界であり、2体のアムとイムにロボットだけのユートピアを託す。しかしロボット達も人間と同じく格差社会のある道を辿ってしまう。更に新しい労働力を求めて、地球人狩りを始めた。ドラえもん達は地球へやって来る鉄人兵団を鏡面世界へ誘導しようと考える。そこで作戦実行の為に、リルルが鉄人兵団と遭遇させない為にロボット睡眠薬を服用させた。ドラえもん達がジュドの信号音を使い鉄人兵団の誘導に成功した矢先、リルルは密かに睡眠薬を吐き出し逃亡してしまっていた。
鉄人兵団が鏡面世界の街へ攻撃を仕掛けるが、ドラえもん達が仕掛けを行っていた事もあり人間を見つけられなかった。鉄人兵団により破壊された鏡面世界の街中を、ドラえもん達はリルルを探し求めて歩いていた。のび太は街中で一人、リルルを見つけて銃を取り出し「行けば撃つ」と必死に止めようとするが、優しさが前面に出て発砲できずは行ってしまう。リルルは鉄人兵団の司令官のもとを訪れるも、鏡面世界に関する秘密も話さないどころか、人間は奴隷にしないで引き返す様に訴える。司令官は憤慨し、リルルを反逆罪で捕らえる事にした。リルルは鉄人兵団により捕われの身となったところをドラえもん達に助けしずかちゃん宅へ向かうが、彼女は故郷であるメカトピアを裏切れない葛藤を打ち明け涙する。そうしたなか鉄人兵団が鏡面世界の秘密を見抜き、地球への出入口の湖へと向かっていた。しずかちゃんやリルル、ミクロスを残して、ドラえもん達は鉄人兵団との戦いへと向かった。
ドラえもん達は空気砲やショックガン等の武器、そして巨大ロボットのジュドを用いて鉄人兵団に応戦する。自宅にいたしずかちゃんやリルルに対し、ミクロスがふとロボットを作った神へ文句を言いに行く事を話す。しずかちゃんはそれを実行しようとして、あらかじめドラえもんから預かっていたスペアポケットからどこでもドアを出し、リルルやミクロスらと共にのび太宅へ向かう。そこからタイムマシンで約3万年前向かい、メカトピアを作った博士と会いロボットの先祖アムとイムから競争本能を取り除く改造作業を始める。しかし博士はかなり高齢で体調も思わしくなく、作業中に倒れてしまう。そこでリルルが代わって改造作業に取り組み、作業は無事に終わる。その甲斐もあり、歴史が変わりドラえもん達を劣勢に追いつめていた鉄人兵団が消滅する。しかし同時に、鉄人兵団と関わりがあったリルル自身の体も消えかかっていた。リルルは「今度生まれ変わったら、天使の様なロボットに」と言い残し消滅し、しずかちゃんはその場で泣き崩れる。戦いを終えたドラえもん達のもとへしずかちゃんが来て、リルルが消えた事を告げた。地球が救われた後、のび太が学校で変わらない日々を送っていた時、窓の外からリルルが顔を出していた。のび太は驚き、リルルが天使として生まれ変わったのではと空地に集まるドラえもん達に話していた。
『ドラえもん のび太と鉄人兵団』の登場人物・キャラクター
メインキャラクター
ドラえもん
CV:大山のぶ代
22世紀からやって来た青色のネコ型ロボットであり、小学生ののび太のお世話をしつつ、彼や親族の人生を変える為に日々奮闘している。のび太からスネ夫のラジコンロボットに対抗する巨大ロボットを出して欲しいという無茶な要求をされ拒否し、その要求や夏の暑い状態から逃れる様にどこでもドアで北極へ向かう。しかし寒さを感じるロボット故に、涼みに行くどころか猛吹雪の極寒なうえシロクマに襲われ悲惨な目に遭う。後を追いかけてきたのび太が巨大ロボットの足の様なものを捨い自宅まで持って帰ってくるが 全く見覚えが無いと口にした。その後も次々とロボットの部品がのび太宅に落下してきて、驚きつつもおざしきつり堀を使いそこから繋がる鏡の世界にてロボットを完成させる。のび太やしずかちゃんと共にロボットの操縦をし楽しむが、ロボットがレーザービームを発し高層ビルを破壊したのを目の当たりにし「恐ろしい兵器を作ってしまった」と告げて自分達のロボットを自分達の秘密にする事とした。その後、のび太が挙動不信な様子を見せていたのが気になり、裏山へ向かった彼の後を追い真相を聞こうとする。その矢先、裏山にはロボット軍団の鉄人兵団による巨大基地ができてたうえ、彼等と共に地球侵略を企る少女リルルと出会いや抗争に巻き込まれていく。
野比のび太(のびのびた)
CV:小原乃梨子
メガネをかけた小学校5年生の男の子で、勉強やスポーツ共に苦手。また他人が持っている物を欲しがる傾向があり、スネ夫がいとこの作ったラジコンロボットを自慢してきたのに憤慨し「アニメの様な巨大ロボットで対抗する」とスネ夫やジャイアンに宣言した。ドラえもんに巨大ロボットを出して欲しいと必死に頼むか拒否され、思わず「ケチネコ」と感情のままの言葉を発してしまう。怒ったドラえもんがどこでもドアで北極まで向かってしまい後を追いかける。現地で発見した青い玉が発した信号音と共にロボットの足の様なものが落下し、ドラえもんが提供してくれたものだと思い持ち帰る。 その後も次々と自宅庭に落下した部品が落下しドラえもんの四次元ポケットの道具を使い鏡の世界へ運び巨大ロボットを完成させた。ドラえもんやしずかちゃんらとサンダクロスと命名した巨大ロボットの操縦を楽しむが、胸部からビルを破壊する程のレーザービームを発射したのを見て恐ろしくなり、ドラえもんらと共にロボットの事を一切口外しない事とした。一方でロボットをスネ夫達に見せる事ができなくなり、ガッカリした様子を見せた。その後もロボットの事が気掛かりで学校の授業や宿題も身に入らず、先生に怒られ居残りをさせられる有り様だった。居残りしていた教室及び帰宅途中にて少女ロボットのリルルと曹禺し、サンダクロス(彼女にとっては ジュド)の場所を尋ね求られつい口にしてしまう。しまいには、リルルにジュドのいる鏡の世界を行き来できるおざしきつり堀を提供したうえで、この事は周りに話さない様にと彼女から言われた。しかし秘密を隠せないタイプで、ぎこちない様子ドラえもんに 見抜かれ全てを話す様に言われ渋々告白する事となった。気が弱く自らの意志を押し通せないタイプだが、リルルが鉄人兵団と地球侵略という危険な策略を行おうとして いるのを必死に止めようとした。また、リルルに向けて銃を向けて説得を試みるも、優しさが前面に出て発砲する事ができなかった。それでもドラえもん達と共に、鉄人兵団から地球侵略を阻止する為に、四次元ポケットの道具を手に立ち上がる。
源静香(みなもとしずか)
CV:野村道子
のび太が通う小学校の同級生で、いつもおさげ髪をした女の子である。空き地にて、スネ夫からラジコンロボットを自慢され揶揄われているのび太を哀れに見ていた。ドラえもん達が完成させた巨大ロボットのサンダクロスへ一緒に乗り込み、ドラえもんが所持していたコンピューターを使いバレエを踊らせたりしていた。コクピットの前にあった ボタンを何気なく押して、高層ビルを破壊してしまう。目の前で行った惨劇が理解できず、目で覆い嘆く。ドラえもんは 「恐ろしい兵器を使ってしまった」と告げ、サンダクロスの事とは内密にする事を誓い元の世界へ帰った。 その後、自宅の浴室にて浴槽から鏡面世界へ 通じる事が分かり向かうと、負傷しているロボット少女リルルと遭遇する。リルルから攻撃されかけたなかでも、傷ついているリルル放って おけず彼女を手当しようとする優しい一面を見せた。リルルが鉄人兵団らと共に地球侵略や人間捕獲を行おうとしている事に戸惑いと悲しみを覚える。それでもリルルが心を開いてくれると信じ彼女の看病に専念しつつ、ドラえもん達と共に鉄人兵団との戦いに挑む。四次元ポケットの道具に使い慣れている一面があり、物語後半ではリルルらと共にどこでもドアでのび太宅へ行った後、タイムマシンでワープを通じて3万年程前のメカトピアへ向かうという手腕ぶりを見せた。
ジャイアン / 剛田武(ごうだたけし)
Related Articles関連記事
ザ・ドラえもんズ(ドラズ・ドラドラ7)の徹底解説・考察まとめ
『ザ・ドラえもんズ』は、永遠の友情を誓い合った、ドラえもんたちネコ型ロボット7人が繰り広げていく物語。それは時に感動を呼び、時にアクロバティックであり、時にドタバタコメディとなる。それらの冒険活劇は時にはメンバーの特殊能力で、時には機転で、そして何よりも、特別なひみつ道具「親友テレカ」に象徴される7人の友情によって解決されていく。
Read Article
ドラえもん(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
1969年から藤子・F・不二雄が小学館の学習雑誌(『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』から『小学四年生』)にて連載を開始したマンガ及びアニメ化、ゲーム化された作品。 悲惨な人生を送り、玄孫の代まで借金を残した野比のび太を助けるために22世紀の未来からやってきたロボット・ドラえもんと、ドラえもんが持ち出す未来の道具・ひみつ道具が起こす騒動を描く。 1996年、藤子・F・不二雄の死去に伴い絶筆。
Read Article
ドラえもん のび太の創世日記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の創世日記』とは、1995年に公開されたシリーズ第16作目となるアニメ映画である。 小学5年生の野比のび太は、ネコ型ロボットのドラえもんが22世紀の未来デパートで購入した創世セットを用いて新しい宇宙を作り、夏休みの自由研究として観察絵日記を書き始める。その宇宙に存在する新地球内では、新たな生物や人類が生まれていた。 『ドラえもん』原作者の藤子・F・不二雄が手掛けた「創世」がテーマの作品の決定版。興行収入13億円を記録し、宇宙や生命誕生に触れたと高評価を獲得した。
Read Article
ドラえもん のび太の大魔境(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の大魔境』は、1982年3月公開の藤子・F・不二雄原作『ドラえもん』の長編アニメ化第3作目作品である。本作品は犬の王国で独裁政権の配下にあるバウワンコ王国を舞台に、そこに住む犬の住民とドラえもん達との交流や戦いが展開する。本作品からオープニング曲として「ドラえもんのうた」が使用された事や、ジャイアンがいじめっ子からドラえもんやのび太達に協力し冒険に挑むというスタイルが定番化していった。
Read Article
ドラえもん のび太とブリキの迷宮(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』とは、1993年に公開されたシリーズ第14作目となるアニメ映画である。 小学校5年生の野比のび太のもとへ、ブリキでできたオモチャの島であるブリキン島へ繋がる門が開くトランクが届けられる。のび太やドラえもんはブリキン島でのひとときを楽しむが、突然ドラえもんがブリキの兵隊にさらわれてしまう。 本作品は、主役のドラえもんが故障し中盤不在となり、のび太達が自分たちだけの力で活躍する異色の展開となっている。
Read Article
ドラえもん のび太の宇宙小戦争(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』とは、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ化第6作目作品である。小学5年生の野比のび太やネコ型ロボットのドラえもん達が、小さな宇宙人のパピと出会う。パピの住むピリカ星が独裁国家に支配されている事を知ったドラえもん達は、ピリカ星を救うべく宇宙へと旅立つという展開である。本作品は小説『ガリヴァー旅行記』やSF映画 『スター・ウォーズ』がモチーフとなっている。
Read Article
ドラえもん のび太の南海大冒険(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の南海大冒険』とは、1998年に公開されたアニメ映画である。ドラえもんとのび太はジャイアン達も誘いつつ、宝島を目指す海の冒険に向かう。道中で時空間の変動により17世紀のカリブ海にタイムスリップする。その際にドラえもん達とのび太ははぐれてしまう。ドラえもん達は本物の海賊と出会い彼等と行動を共にする。のび太はある島へ漂着し、そこで一人の少年ジャックと出会う。映画シリーズ第19作であり、配給収入は前作『のび太のねじ巻き都市冒険記』を超え、1998年公開当時に歴代最高額を記録した。
Read Article
ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』とは、1997年に公開されたアニメ映画である。 ドラえもんが22世紀の福引で入手した小惑星引換券で、のび太は偶然にも広大な惑星を見つける。スネ夫やジャイアン達も呼び、惑星でねじ巻き都市開拓を試みるも思いも寄らぬトラブルが発生する。『ドラえもん』原作者である藤子・F・不二雄が手掛けた劇場版としては、最後の作品となる。また、のび太達と同じ地球に住む人間が悪役として登場したり、環境問題について取り上げるといった印象深い作品となっている。
Read Article
ドラえもん のび太とアニマル惑星(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太とアニマル惑星』とは、1990年に公開されたシリーズ第11作目となるアニメ映画で、藤子・F・不二雄により執筆された漫画が原作である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)やネコ型ロボットのドラえもん達は、不思議なピンクのもやを通り動物達が暮らすアニマル星に辿り着く。侵略の魔の手が忍び寄るアニマル星を救おうとドラえもん達が立ち上がる。本作品は、ドラえもん達とアニマル星で動物達が侵略を行うニムゲとの戦いを描いた作品だが、環境破壊といった現実における社会問題も大きく描かれている。
Read Article
ドラえもん のび太の宇宙漂流記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』とは、1999年に公開されたアニメ映画である。ドラえもんのひみつ道具・宇宙探検ゲームを楽しむのび太達だが、スネ夫とジャイアンがゲーム世界に閉じ込められ、ゲームの箱も謎の宇宙船に持ち去られる。スネ夫達を救う為に宇宙に飛び出したのび太達は、地球を狙う侵略軍にも立ち向かっていく。本作品では、SFロボットアニメ「マクロス」シリーズのメカニックデザイナーの宮武一貴とスタジオぬえをスタッフに迎えた。また、ゲストキャラクターにタレント芸能人は起用せず、声優のみで固めている。
Read Article
ドラえもん のび太と夢幻三剣士(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』とは、1994年に公開されたシリーズ第15作目となるアニメ映画である。小学5年生野比のび太は、ネコ型ロボットのドラえもんが22世紀から取り寄せた気ままに夢見る機で様々な夢を経験する。やがて、妖霊大帝オドロームが支配する「夢幻三剣士」の夢世界に挑む。ドラえもんやのび太以外の登場キャラクターがゲスト扱いとなる異色作品である。
Read Article
ドラえもん のび太と銀河超特急(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と銀河超特急』とは、1996年に公開されたシリーズ第17作目となるアニメ映画である。22世紀からやって来たネコ型ロボットのドラえもんが宇宙の空を走る銀河超特急のチケットを購入し、小学5年生の野比のび太(のびのびた)は同級生の剛田武(ごうだたけし)達も誘い宇宙の旅に出る。しかし、その宇宙旅行にて思わぬハプニングが発生し、謎の生命体にも襲撃される。『ドラえもん』原作者である藤子・F・不二雄が原作執筆、及び本作品上映まで見届けた最後の作品となった。
Read Article
ドラえもん のび太と雲の王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と雲の王国』とは、1992年に公開されたシリーズ第13作目となるアニメ映画であり、藤子・F・不二雄により執筆された漫画を原作としている。小学5年生の野比のび太(のびのびた)が雲の上に天国があると信じるのに対し、ネコ型ロボットのドラえもんがのび太の為に四次元ポケットの道具で雲の王国を作る。しかし、雲の上には既に天上世界というものが存在していた。本作品では、映画版としては初めてドラえもんが故障したり、大洪水により人類が滅亡する展開が描かれる異例の作品である。
Read Article
ドラえもん のび太と竜の騎士(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と竜の騎士』とは、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の劇場版長編アニメ第9作目作品である。 小学5年生の野比のび太や同級生達がネコ型ロボットのドラえもんが出したどこでもホールで地下の広い洞窟を作り楽しむが、その洞窟から恐竜や恐竜人達が住む地底国へと繋がっていたという物語展開となっている。 大の恐竜好きである藤子・F・不二雄が『ドラえもん のびたの恐竜』(1980年)に続き、地底世界の恐竜や恐竜人の姿を手掛けた長編大作。
Read Article
ドラえもん のび太のドラビアンナイト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』とは、1991年に公開されたシリーズ第12作目となるアニメ映画で、藤子・F・不二雄により執筆された漫画が原作である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)はネコ型ロボットのドラえもんの四次元ポケットの道具で絵本の世界に入る。しかし、同じく絵本の世界を楽しんでいた源静香(みなもとしずか)が行方不明となってしまう。本作品は794年のバグダッドを舞台とし、絵本『アラビアンナイト』がモチーフとされている。
Read Article
ドラえもん のび太の恐竜(1980年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の恐竜』は、1980年3月15日に公開された『ドラえもん』映画作品である。 小学5年生の野比のび太(のびのびた)は、骨川スネ夫(ほねかわすねお)ら同級生に恐竜の化石を見つけ出すと約束し、ある崖下から恐竜の卵らしきものを発見する。ネコ型ロボットのドラえもんの協力のもと、卵から恐竜のピー助を誕生させ育てるが、それが波乱の幕開けとなる。ミュージカル舞台版、リメイク映画作品が作られる等、評価が高い『ドラえもん』映画記念第1作品である。
Read Article
ドラえもん のび太の海底鬼岩城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』は、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ化第4作目作品である。1983年3月12日に公開された。小学校5年生の野比のび太(のびのびた)はネコ型ロボットのドラえもんの協力で、同級生数人と共に夏休みの海底キャンプへ向かい深海魚散策を楽しんだりする。その矢先に海底地底国のムー連邦に遭遇し大きな展開を迎える。本作品は、深海や海底についての知識が物語を通して語られる一方、ムー連邦の非情な姿やバギーの自爆等とシビアな展開も描かれている。
Read Article
映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のネタバレ解説・考察まとめ
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』とは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした劇場版映画作品の一つ。2024年3月に公開された。「映画ドラえもん」シリーズ通算43作目。 音楽会を控えた主人公のび太達は、美しい歌声を持つミッカという少女と出会う。ミッカは惑星ムシーカという音楽が栄えた星の生き残りだった。ムシーカを滅ぼしたのはノイズという宇宙生物。のび太達はノイズに狙われた地球を救うために音楽を使って戦うのだった。
Read Article
ドラえもん のび太の魔界大冒険(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の魔界大冒険』は、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ化第5作目作品で1984年3月17日 に公開された。魔法に憧れる小学校5年生の野比のび太(のびのびた)は 、ネコ型ロボットのドラえもんの道具を使い魔法の世界を実現させる。しかしのび太が考えていた理想とは全く違ったうえ、悪魔が支配する魔法の世界だった。本作品は、現実世界とドラえもんの道具であるもしもボックスにより発生した魔法の世界がパラレルワールドとして交差する様に描かれている。
Read Article
ドラえもんのひみつ道具まとめ
『ドラえもん』とは、藤子・F・不二雄による漫画、及びそれを原作とするアニメ作品である。22世紀で作られたネコ型ロボットのドラえもんが、持ち主の少年セワシの先祖である野比のび太(のび のびた)を不思議な道具で手助けする。1979年のTVアニメ化以降、国民的作品として親しまれてきた。「ひみつ道具」とは、主にのび太を助けるためにドラえもんが四次元ポケットから出すアイテムで、作品の目玉でもある。毎年公開される劇場作品『大長編ドラえもん』でも、ひみつ道具は大いに活躍する。
Read Article
野比のび太のクラスメイト・同級生まとめ
野比のび太(のび のびた)は、藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』の登場人物。『ドラえもん』の副主人公であり、主人公のドラえもんとS(少し)F(不思議)な日常を送る小学生である。学校では5年3組(漫画では小学4年生)に所属しており、クラスメイトや同級生と日々勉学や遊びに励んでいる。源静香、剛田武(通称:ジャイアン)、骨川スネ夫など、いつも行動を共にするキャラクターの他、たくさんのクラスメイトが作中には登場する。
Read Article
ドラえもんのゲストヒロインまとめ
藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』は国民的人気を誇る日本を代表する漫画だ。”児童向け”であるにも関わらず、老若男女幅広い世代から支持を受けており、日本だけでなく世界中から愛されている。 『ドラえもん』のTVアニメや劇場版アニメには、ふだん登場しないゲストキャラクターも登場することがある。中でもゲストがヒロイン(女性)である作品は、ラブコメ要素が入ることもあり、友情にフォーカスが当たる男性ゲストキャラクターが登場する作品とはまた違った面白さが楽しめる。
Read Article
ドラえもんのガールフレンド・恋人まとめ
ドラえもんは、藤子・F・不二雄の児童向けSF漫画『ドラえもん』の主人公。22世紀のネコ型ロボットで、ある日20世紀に住む小学生・野比のび太(のび のびた)の元にやってきた。勉強もスポーツも、何をやってもダメなのび太を立派な人間にするために、22世紀に住むのび太の子孫に言われてやってきたのだ。ドラえもんはのび太の家に一緒に住み、共に穏やかな日常を送る。その中でドラえもんの交友関係も広がり、時には恋人・ガールフレンドとデートに出かける姿も描かれている。
Read Article
ドラえもんの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ
『ドラえもん』は藤子・F・不二雄による漫画およびそれを原作とするアニメ・映画である。1969年から児童向け漫画雑誌『小学館』で連載が始まり、国民的作品として知られている。猫型ロボットのドラえもんとスポーツも勉強も苦手な小学生・野比のび太らの日常を描くギャグ漫画で、ドラえもんがお腹のポケットから取り出すひみつ道具でのび太の災難を解決するのがメインストーリー。ドラえもんの大好物であるどら焼きのほか、ひみつ道具にも食べ物や飲み物がたくさん登場する。
Read Article
野比のび太(ドラえもん)のおばあちゃん登場回まとめ
のび太のおばあちゃんとは、藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』の登場人物。『ドラえもん』の副主人公であるのび太の血の繋がった祖母のことであり、そのほとんどがのび太の父・のび助の母(父方の祖母)のことを指す。母・玉子の母(母方の祖母)はほとんど登場しない。のび太のおばあちゃんの愛称で親しまれ、のび太とのび太のおばあちゃんのエピソードを描いた「おばあちゃんのおもいで」は、『ドラえもん』シリーズを代表する感動エピソードとして知られている。
Read Article
STAND BY ME ドラえもん(スタンドバイミー)のネタバレ解説・考察まとめ
『STAND BY ME ドラえもん』とは、国民的アニメのドラえもん。漫画家の藤子・F・不二雄の作品で、1969年に漫画の連載が始まり、1973年に初のテレビアニメが放送される。1980年に初めて映画化され、これまでに37作品が公開されている。映画「STAND BY ME ドラえもん」は初めての3D映像で作成され2014年に映画公開されており、ストーリーは、ドラえもんとのび太の出会いや幻の最終話などの7種類の原作エピソードが描かれている。
Read Article
ドラえもん のび太のワンニャン時空伝(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』とは、2004年3月6日から公開された、漫画・アニメ『ドラえもん』映画化作品である。 ドラえもんやのび太達は、川で拾ってきた子犬のイチや捨てられていた多くの犬や猫をどうにかできないか考えた末、生物が存在する以前の3億年前の世界へ連れて行こうとする。 劇場版第25作であると同時に、長年ドラえもん等のキャラクターを務めた、大山のぶ代ら声優陣が演じた最終作でもある。
Read Article
映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)のネタバレ解説・考察まとめ
『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』とは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした劇場版映画作品の一つ。2023年3月に公開された。「映画ドラえもん」シリーズ通算第42作目。ユートピア(理想郷)に憧れを抱いた主人公ののび太は、空に浮かぶ三日月型の島を目撃する。しかしその島はすぐに消えてしまった。のび太はその島こそがユートピアだと信じ、ドラえもん達と共にユートピアを探しに、飛行艇「タイムツェッペリン」で時空移動の旅に出るのだった。
Read Article
ドラえもん のび太の宇宙開拓史(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』は、1981年3月公開の、藤子・F・不二雄原作『ドラえもん』の長編アニメ化第2作目作品。小学5年生の野比のび太(のびのびた)や同居するネコ型ロボットのドラえもんの部屋と、開拓移民のロップルやチャミーが住むコーヤコーヤ星がつながったことから冒険が始まっていく。本作はベテラン声優がゲストキャラクターを演じたことで知られており、2009年にはリメイク作品となる『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』が公開された。
Read Article
ドラえもん のび太とロボット王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太とロボット王国』とは、2002年3月9日に公開されたアニメ映画作品である。ドラえもんやのび太達は少年ロボットのポコと遭遇する。ポコを助ける事となったドラえもん達は、ロボットが支配する星へ向かう。人間とロボットの共存や、ロボット視点での描写があり、人間とロボットの関係が作品のテーマになっている。また一部シーンでのデジタル加工や、セル画制作が最後である等、制作面における変化が見られる。
Read Article
ドラえもん のび太とふしぎ風使い(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』とは、2003年に公開されたドラえもん映画作品である。のび太やドラえもん達はある日、風の子供フー子と遭遇する。フー子を広い場所へ連れて行こうとどこでもドアで行き着いた先は風の民の村という草原地帯だった。てんとう虫コミックス『ドラえもん』第6巻に収録された短編作品が原案であるものの、本作品の舞台設定等は完全なオリジナルとなっている。また本作品から、絵コンテにおいてデジタル化やCGの起用があり、登場キャラクターや背景の動きが滑らかとなっている。
Read Article
ドラえもん のび太と翼の勇者たち(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』とは、2001年3月10日に公開されたアニメ映画作品である。 ドラえもんやのび太達は鳥人の少年グースケと出会い、彼が暮らすバードピアへ向かう。バードピアには大きな危険が迫っており、ドラえもん達はグースケや鳥人達を救う為に立ち上がる。 ギリシャ神話のイカロスの物語等、鳥人間に関する伝説から着想を得ており、鳥人に憧れたのび太が、ドラえもんの道具に頼らず自力で飛ぼうとする意欲な面を見せる。グースケ達との友情や心の痛みに向き合う事等、複雑な心理描写も描かれる。
Read Article
映画ドラえもん のび太の月面探査記のネタバレ解説・考察まとめ
映画ドラえもん『のび太の月面探査記』とは、2019年公開のアニメ映画。日本の国民的人気アニメ映画ドラえもんは今作で第39作品目。物語の舞台は月とカグヤ星。のび太はジャイアンたちクラスメイトを見返すために、月のクレーターにウサギ王国を建設する。そこで偶然月の地下に住む人工生命体エスパルのルカと出会う。ルカと交流を深めていたドラえもん達の前に、エスパルを狙うカグヤ軍が突如現れ、ルカたちをさらってしまう。のび太たちはエスパルたちを救うため、カグヤ星を目指してドラえもんが改造した宇宙船に乗り込む。
Read Article
ドラえもん のび太の太陽王伝説(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラえもん のび太の太陽王伝説』とは、2000年3月11日に公開されたアニメ映画である。 ドラえもんの四次元ポケットの道具であるタイムホールが不具合を生じ、時空間の乱れが生じ古代王国のマヤナ国へ通じる。マヤナ国の王子ティオと出会ったドラえもん達は、ティオの母親である女王やマヤナ国国民を苦しめる魔女レディナの陰謀に立ち向かう。 本作品はドラえもんやのび太、そして彼と瓜二つの少年ティオとの出会いが展開するといった、もう一人の自分がテーマに描かれている。
Read Article
ドラベース ドラえもん超野球外伝(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラベース ドラえもん超野球外伝』は、むぎわらしんたろうが描く藤子・F・不二雄の『ドラえもん』を原作とした野球漫画で小学館の雑誌『月刊コロコロコミック』に掲載されている。未来の猫型ロボットたちが、野球を通じて友情やライバル関係を深め、成長していく姿を描く。主人公ドラえもんが新たに結成したチーム「ドラーズ」は、個性的な能力を持つ仲間たちと共に強敵と戦い、栄光を目指す。バトルシーンと成長物語が少年たちの夢と冒険心を掻き立てる作品だ。
Read Article
トキワ荘とは?歴史・逸話・トリビア・暮らしていた漫画家・メンバー・どこにあるかを紹介!
トキワ荘(トキワそう)とは、かつて東京都豊島区南長崎三丁目にあった木造2階建アパート。1953年から1962年頃まで、手塚治虫や藤子不二雄などの日本の漫画界の黎明期を支えた超一流の漫画家たちが共同生活を送っていたことで知られる建築物である。1982年に老朽化により解体されるも、「漫画の聖地」として非常に知名度が高い。現在も「トキワ荘マンガミュージアム」や「トキワ荘プロジェクト」の形で漫画界にその名を残している。 本記事では、トキワ荘に関する情報と、ここで暮らしていた漫画家たちについて紹介する。
Read Article
目次 - Contents
- 『ドラえもん のび太と鉄人兵団』の概要
- 『ドラえもん のび太と鉄人兵団』のあらすじ・ストーリー
- 巨大ロボット完成への道
- リルルとジュドとの関係
- ロボットの歴史開拓へ
- 『ドラえもん のび太と鉄人兵団』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- ドラえもん
- 野比のび太(のびのびた)
- 源静香(みなもとしずか)
- ジャイアン / 剛田武(ごうだたけし)
- 骨川スネ夫(ほねかわすねお)
- 鉄人兵団
- リルル
- ザンダクロス / ジュド
- ロボット隊長
- ロボット兵士
- 工事・工作用ロボット
- 協力者
- ミクロス
- 博士
- アムとイム
- その他
- 野比玉子(のびたまこ)
- 野比のび助(のびのびすけ)
- ジャイアンのママ
- スネ夫のママ
- 先生
- 『ドラえもん のび太と鉄人兵団』の用語
- 舞台
- 鏡面世界
- メカトピア
- メカトピアの伝説
- ドラえもんのひみつ道具
- おざしきつり堀(おざしきつりぼり)
- 逆世界入りこみオイル(ぎゃくせかいはいりこみオイル)
- 糸なし糸電話(いとなしいとでんわ)
- メカ救急箱(メカきゅうきゅうばこ)
- コンピューター睡眠薬
- 『ドラえもん のび太と鉄人兵団』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ドラえもん「ああ、それを言ったらおしまいだよ」
- のび太「リルル、行けば撃つぞ」
- リルル「今度生まれ変わったら、天使の様なロボットに」
- 『ドラえもん のび太と鉄人兵団』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作品に対する期待
- 登場キャラクターのそれぞれの活躍
- 巨大ロボットのイメージデザイン
- 『ドラえもん のび太と鉄人兵団』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):大杉久美子「ドラえもんのうた」
- ED(エンディング):大杉久美子「わたしが不思議」
- 挿入歌:大山のぶ代「ポケットの中に」