キテレツ大百科(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『キテレツ大百科』とは、発明好きの小学生が先祖が残した書物『奇天烈大百科』を基に発明道具を作り騒動を起こす、藤子・F・不二雄原作のSFコメディー漫画作品。1988年からフジテレビ系列でテレビアニメ化版(1987年にも特番アニメとして放送)が、2002年にはNHK総合・教育(現・Eテレ)にて実写ドラマ版が放送された。テレビアニメ版は日曜夜18~19時枠(現在は18時枠のみ)のアニメ放送時間枠を盛り上げ、本編やエンディングテーマを楽しみながらも、日曜日が終わる寂しさを感じた視聴者も多い。
テレビアニメ版第261話『コロ助の逆襲!八百八侍を成敗するナリ』に登場。ブタゴリラが「悪人のコロ助やキテレツ達を成敗する」夢を見た夢を聞かされたコロ助が憤慨し、復讐したいという思いから、キテレツが作り上げた発明品。しかし、対象となる相手が眠りについて夢を見なければ、当然この機械でも相手側の夢を見たり、その内容を変える事は不可能である。案の定、コロ助のターゲットであるブタゴリラは中々眠りにつかず、当然キテレツとコロ助はブタゴリラの夢を見る事ができずにいた。待っている間、みよちゃんやトンガリの夢を見ていた。夜中になり、漸くブタゴリラが眠りにつき、機械の画面に夢が映し出されまたも「コロ助達を成敗する」夢が映し出された。しかし今度は、この発明品により夢の内容が変更され、「コロ助が正義のヒーローとしてブタゴリラを退治する」結果となり、ブタゴリラは絶叫と共に目を覚ます。翌日夢を変えられ、顔色を悪くし登校するトンガリとブタゴリラの姿があった。
『キテレツ大百科』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「お前がいなくなって、 キテレツ斎様が夢の中で言いたかった事が分かったよ! 一番大切なのはコロ助だって、言いたかったんだよきっと。」
出典: videoweb.jp
テレビアニメ版第1話・前編「ワガハイはコロ助ナリ」にて、キテレツがしていた発明の研究をコロ助が手を加えた為に、二人は喧嘩をしてしまう。そして「顔も見たくない」と言うキテレツの言葉に対し、コロ助は荷作りをして家から出て行ってしまう。その後、キテレツはみよちゃんとともに探しに行き、日が暮れた頃に漸く橋の上で座り込んでいるコロ助を発見する。そしてコロ助と涙の和解をした際にキテレツが発した言葉である。
「そんな曲がったキュウリみたいな事が許せるか!」「俺の地引網に不可能という魚は無い!」
テレビアニメ版第1話・後編「潜地球で宝さがし!」にて、みよちゃんやトンガリ達が花見へ向かったところ、行く先の城跡山へ向かったところ、「立入禁止」の立て札があった。みよちゃん達が更に先へ進もうとすると、上にいた中年の男が岩を落としてきて、やむなく撤退する。その事を聞いたブタゴリラが激怒し言い放った言葉。それぞれ意味不明の言葉だが、「そんな曲がった~」は理不尽な事は決して許さないという思いが込められている様に考えられる。「俺の地引網に~」に対しては、後でトンガリが「自分でも分かってないよ、きっと」とツッコミを入れているが、とにかくすごい自信がある事が分かる。その後、城跡山へ向かったブタゴリラはそこで(「立入禁止」の立て札をさして)小判を探していた男達に捕まるも、発明した『潜地球』で助けに来たキテレツ、またみよちゃん達の通報で駆け付けた警察官により難を逃れる。
「コロ助、さよならは言わないからね」「ワガハイも言わないナリ」
テレビアニメ版第331(最終)話「愛のフィナーレ!さよならコロ助大百科」キテレツ宅に侵入した空き巣により『奇天烈大百科』が盗まれてしまい、更に空き巣が『奇天烈大百科』をゴミ収集車に投げ入れた事を、ブタゴリラの父親・熊八から聞き、キテレツは酷く失望する。キテレツは先祖の奇天烈斎から『奇天烈大百科』を貰おうと考え、コロ助やみよちゃん達と共に航時機で江戸時代へ向かい、奇天烈斎と出会う。しかし奇天烈斎は(発明で騒がせた為に)指名手配の身であるうえ、病気の身であった。一同は役人に追われ、航時機のある場所に追いつめられる。その際に、実はコロ助が奇天烈斎の亡くなった息子をモデルに設計された事実が判明する。コロ助は江戸時代に残り、奇天烈斎と共に暮らし彼を守っていく決心をする。キテレツも「(奇天烈斎や『奇天烈大百科』に頼らず)自分で発明品を考えていく」と決心する。そしてキテレツとコロ助は互いに(上記の)別れの言葉を交わし、コロ助や奇天烈斎はキテレツの発明品・ 天狗の抜け穴でその場を去る。キテレツやみよちゃん達も航時機に乗り、宙を舞い、役人達を脅かし、江戸の町を後にする。帰り際キテレツが「コロ助、今度会う時は奇天烈斎様に負けない様な発明品を持って行くからね」と胸中で呟き、物語が終わる。
『キテレツ大百科』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
テレビアニメ版の最終回までの度重なる長期化
テレビアニメ版は1996年6月9日をもって最終回を迎えたが、その2年前の1994年春には終了が決定しており、最終話「愛のフィナーレ!さよならコロ助大百科」も制作・完成されていた。ところが後番組が決まらず、体制が整うまで適宜延長するという対応が取られ、後番組である『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の制作が決定したのは、それから約2年後の1996年初めであった。そして『こち亀』の放送が1996年初夏からと決定し、1996年6月16日に最終回を迎える予定としていた。しかしその直前に、「バレーボール女子アトランタオリンピック世界最終予選(日本対ルーマニア戦)」の中継が放送時間枠に入る事となり、製作途中だった回は急遽お蔵入りとなり、一週間繰り上げた1996年6月9日に最終話を放送し、8年3ヶ月に及ぶレギュラー放送にピリオドを打った。
『キテレツ大百科』のキテレツとの出会いや別れ/原作とアニメの相違点
原作では、ママの手違いにより『奇天烈大百科』がゴミに出されてしまう。キテレツが慌てて探すも、焼却され灰になった後だった。しかしこの出来事を機に、キテレツが「自分で発明品を考えていく番だ」と自覚するところで物語は終了するという内容だった。
テレビアニメ版は、キテレツ宅に空き巣が侵入し、『奇天烈大百科』が盗まれてしまう。更にその空き巣が盗んだ『奇天烈大百科』をゴミ収集車に投げ入れた事を、ブタゴリラの父親・熊八から聞き、キテレツは失望する。そこでキテレツは先祖の奇天烈斎から『奇天烈大百科』を貰おうと思い、コロ助やみよちゃん達と共に航時機で江戸時代へ向かい、奇天烈斎と出会う。だが奇天烈斎は(発明で騒がせた故に)指名手配の身であるうえ、病を抱えていた。更に一同は役人に追われ、航時機のある場所に追いつめられるてしまう。その際、実はコロ助が奇天烈斎の亡くなった息子をモデルに設計された事実が分かる。コロ助は江戸時代に残り、奇天烈斎と共に暮らし彼を守っていく決心をし、キテレツも「(奇天烈斎や『奇天烈大百科』に頼らず)自分で発明品を考えていく」と決心する。そしてキテレツとコロ助は互いに別れの言葉を交わして、コロ助や奇天烈斎はキテレツの発明品・ 天狗の抜け穴でその場を去って行く。キテレツやみよちゃん達も航時機に搭乗し、宙を舞って役人達を脅かし、江戸の町を去る。帰り際にキテレツが「コロ助、今度会う時は奇天烈斎様に負けない様な発明品を持って行くからね」と胸中で呟いて、物語が終わるという内容である。テレビアニメ版では、原作とは違い「『奇天烈大百科』が空き巣に盗まれる」「コロ助が過去(江戸時代)に残る」「キテレツとコロ助の別れ」といった新しい展開が描かれた。また、キテレツが「自分で発明品を考えていく」事を決心する展開は、原作とテレビアニメ版は共通している。
『キテレツ大百科』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):堀江美都子『キテレツ大百科のうた』(特番アニメ)
特番アニメのオープニングテーマを歌唱した堀江美都子は、テレビアニメ『キャンディ・キャンディ』や『超電磁マシーン ボルテスV』といった多くの名作アニメの主題歌も手掛け「アニメソングの女王」と呼ばれる一方で、『Dr.スランプ アラレちゃん』や『プロゴルファー猿』等では声優として出演。
ED(エンディング):山田恭子『コロ助まちをゆく』(特番アニメ)
特番アニメのエンディングテーマを歌唱した山田ふしぎ(旧芸名:山田恭子)は、テレビアニメ『ウルトラマンキッズ』シリーズの主人公・マー役や『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』のマサト役等を務める一方で、サイエンスライター(科学に関係する記述を行う著作家)としての活動も行っている。
OP(オープニング):守谷香『お嫁さんになってあげないゾ』(第1期テレビアニメ)
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漫画「ドラえもん」の失言&暴言&その他爆笑発言まとめ
お馴染み「ドラえもん」ですが、テレビアニメの「ドラえもん」と漫画の「ドラえもん」は、実は全く異なる発言をしているってご存知でしたか(我らがBPO様による厳正なる監修故)?今回はそんな漫画「ドラえもん」で描かれている、ありのままの「ドラえもん」のコマシーンを抜粋しまとめてみました。
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目次 - Contents
- 『キテレツ大百科』の概要
- 『キテレツ大百科』のあらすじ・ストーリー
- 第1話前編『ワガハイはコロ助ナリ』
- 第1話後編『潜地球で宝さがし!』
- 第89話『コロ助のライバル 豆コロでござる!!』
- 第90話『あっぱれ扇子で豆コロ旋風!』
- 第254話『保存版!日本全国つぶれそうな店特集?』
- 第261話『コロ助の逆襲!八百八侍を成敗するナリ』
- 第331話(最終話)『愛のフィナーレ!さよならコロ助大百科』
- 『キテレツ大百科』の登場人物・キャラクター
- キテレツ(本名:木手英一)
- コロ助
- みよちゃん(本名:野々花みよ子)
- ブタゴリラ(本名:熊田薫)
- ブタゴリラの父親(本名:熊田熊八)
- ブタゴリラの母親(本名:熊田小百合)
- トンガリ(本名:尖浩二)
- トンガリのママ(本名:尖貴子)
- 木手英太郎(パパ)
- 木手美智子(ママ)
- 苅野勉三
- 桜井妙子
- 花丸五月
- 豆コロ
- キテレツ斎
- 『キテレツ大百科』の用語
- 『奇天烈大百科』
- 発明道具
- 航時機(こうじき)
- 如意光(にょいこう)
- 潜地球(せんちきゅう)
- 天狗の抜け穴(てんぐのぬけあな)
- あっぱれ扇子(せんす)
- わすれん帽(わすれんぼう)
- 気休めわすれん帽(きやすめわすれんぼう)
- からくり獏(ばく)と夢変更鏡(ゆめへんこうきょう)
- 『キテレツ大百科』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「お前がいなくなって、 キテレツ斎様が夢の中で言いたかった事が分かったよ! 一番大切なのはコロ助だって、言いたかったんだよきっと。」
- 「そんな曲がったキュウリみたいな事が許せるか!」「俺の地引網に不可能という魚は無い!」
- 「コロ助、さよならは言わないからね」「ワガハイも言わないナリ」
- 『キテレツ大百科』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- テレビアニメ版の最終回までの度重なる長期化
- 『キテレツ大百科』のキテレツとの出会いや別れ/原作とアニメの相違点
- 『キテレツ大百科』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):堀江美都子『キテレツ大百科のうた』(特番アニメ)
- ED(エンディング):山田恭子『コロ助まちをゆく』(特番アニメ)
- OP(オープニング):守谷香『お嫁さんになってあげないゾ』(第1期テレビアニメ)
- ED(エンディング):守谷香『マジカルBoyマジカルHeart』(第1期テレビアニメ)
- OP(オープニング):内田順子『ボディーだけレディー』(第2期テレビアニメ)
- ED(エンディング):坂上香織『レースのカーディガン』(第2期テレビアニメ)
- OP(オープニング):森恵『夢みる時間』(第3期テレビアニメ)
- ED(エンディング):内田順子『コロ助ROCK』(第3期テレビアニメ)
- OP(オープニング):あんしんパパ『はじめてのチュウ』(第4期テレビアニメ)
- ED(エンディング):森恵『フェルトのペンケース』(第4期テレビアニメ)
- OP(オープニング):CHICKS『スイミン不足』(第5期テレビアニメ)
- ED(エンディング):藤田淑子『メリーはただのトモダチ』(第5期テレビアニメ)
- OP(オープニング):YUKA『お料理行進曲』(第6期テレビアニメ)
- ED(エンディング):YUKA『HAPPY BIRTHDAY』(第7期テレビアニメ)
- ED(エンディング):TOKIO『うわさのキッス』(第8期テレビアニメ)