半沢直樹(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『半沢直樹(Hanzawa Naoki)』とは俳優・堺雅人主演、池井戸潤の原作小説を元にしたドラマである。2013年にシーズン1、2020年に続編としてシーズン2が放送された。メガバンクで中間管理職の立場にいる銀行員・半沢直樹が組織のなかで生まれる不正を真っ向から暴いていく姿を描く。主人公・半沢の決め台詞「やられたらやり返す。倍返しだ!」の台詞は、ドラマの大ヒットとともに2013年流行語大賞に選ばれた。幅広い年代の視聴者に支持され、平成の歴代1位の視聴率を記録した国民的人気ドラマである。
裁量臨店
銀行本店の監査部門から検査役が来て、支店で融資に対する与信判断が適正に行われているか審査を受けること。通常であれば1週間程度の準備期間が設けられるが本編では、浅野支店長の企みにより半沢が知らされたのは2日前だった。
転貸資金
取引先が銀行から直接融資を受けることができない会社に又貸しする資金のこと。本編では近藤のいるタミヤ電機が東京中央銀行から融資を受けた3000万円をそのままラフィットというアパレル会社に転貸資金として横流ししていた。
裏帳簿
経理上の隠蔽や偽装を行った際の本当の経理内容を記した帳簿のこと。シーズン1では近藤がタミヤ電機による裏帳簿を見つけ粉飾決算をしていることを見抜き、シーズン2では電脳雑伎集団による裏帳簿が不正を暴く決定的な証拠となった。
与信判断
会社の経営状況や財務状況を調査し、銀行がその会社への融資の可否を判断すること。本編では半沢の関わる融資業務を通してシーズン1から何度も登場する用語である。
敵対的買収
買収の対象となる会社が意図せず起こる買収のことである。株券を3分の1以上取得した株主に対しては、事実上その会社の経営権が与えられるため、本編では電脳雑技集団がスパイラル株の33%以上取得することによりスバイラルの経営権を取得しようとしている。
時間外取引
株式市場で取引が行われる平日9:00-11:30、12:30-15:00の時間帯以外で取引が行われること。通常の時間帯では33%以上の株式を一気に取得するとしても売り手がいなければ株価は上がってしまう。だが時間外取引であれば今回、スパイラルの瀬名以外の創業者2人と電脳雑技集団で値段の取り決めを行い、値動きを気にすることなく取引を行っていた。
ホワイトナイト
買収防衛策の一つであり、敵対的買収を仕掛けられた会社が、別の新たな買収先者を見つけて対抗し友好的な買収を行うことで会社を守ろうとすること。今回の場合、新株を発行することにより電脳の取得株の割合を下げることとし、その新株をホワイトナイトであるフォックスが友好的に買収するという流れを表す際に使われた。
債権放棄
債権者の一方的な意思表示により、債権の返済を免除すること。通常、企業の倒産を免れるために銀行が支援策として打ち立てることがある。今回は、国土交通大臣直属の再建チーム「帝国航空再生タスクフォース」が銀行に対し、一律7割の債権放棄を要求してきた。これに従えば、銀行は巨額の債権を手放すこととなる。
参考人招致
国会の委員会で調査などのために参考人を招き寄せて意見を聞くこと。本編では東京中央銀行が他の銀行に債権放棄を拒否するように仕掛けたとし、中野渡頭取が国会で参考人招致を受ける可能性がでる。
クレジットファイル
貸出をしている会社の決算内容や過去の貸出時の資料など、その会社の貸出を行うにあたり必要な情報をまとめて綴ってあるファイルのこと。本編では半沢が箕部への不正融資の証拠を掴むために箕部のクレジットファイルを手に入れた。
『半沢直樹』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「やられたらやり返す。倍返しだ!」
半沢が自身の流儀を示すための台詞。シーズン1から半沢は何度もこの言葉を発し、時には10倍返し、100倍返しと宣言し、物語終盤であるシーズン2の第9話では箕部・中野渡・大和田に向かって「3人まとめて1000倍返しだ!」と言い放った。
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目次 - Contents
- 『半沢直樹』の概要
- 『半沢直樹』のあらすじ・ストーリー
- シーズン1
- 大阪西支店編
- 伊勢島ホテル再建編
- エピソードゼロ〜狙われた半沢直樹のパスワード〜
- シーズン2
- 東京セントラル証券編
- 帝国航空再建編
- 『半沢直樹』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 半沢直樹(はんざわ なおき)
- 半沢直樹の家族
- 半沢花(はんざわ はな)
- 半沢慎之助(はんざわ しんのすけ)
- 半沢美千子(はんざわ みちこ)
- 東京中央銀行
- 渡真利忍(とまり しのぶ)
- 中野渡謙(なかのわたり けん)
- 大和田暁(おおわだ あきら)
- 近藤直弼(こんどう なおすけ)
- 浅野匡(あさの ただす)
- 江島浩(えじま ひろし)
- 中西英治(なかにし えいじ)
- 角田(かくた)
- 垣内(かきうち)
- 小木曽忠生(おぎそ ただお)
- 内藤寛(ないとう ひろし)
- 小野寺順治(おのでら じゅんじ)
- 岸川慎吾(きしかわ しんご)
- 貝瀬郁夫(かいせ いくお)
- 古里則夫(こざと のりお)
- 時枝孝弘(ときえだ たかひろ)
- 福山啓次郎(ふくやま けいじろう)
- 三笠洋一郎(みかさ よういちろう)
- 伊佐山泰二(いさやま たいじ)
- 諸田祥一(もろた しょういち)
- 三木重行(みき しげゆき)
- 田島春(たじま しゅん)
- 曽根崎雄也(そねざき ゆうや)
- 紀本平八(きもと へいはち)
- 富岡義則(とみおか よしのり)
- 東京セントラル証券
- 森山雅弘(もりやま まさひろ)
- 浜村瞳(はまむら ひとみ)
- 岡光秀(おか みつひで)
- 金融庁
- 黒崎駿一(くろさき しゅんいち)
- シーズン1の登場人物
- 東田満(ひがしだ みつる)
- 藤沢未樹(ふじさわ みき)
- 竹下清彦(たけした きよひこ)
- 湯浅威(ゆあさ たけし)
- 羽根夏子(はね なつこ)
- 戸越茂則(とごし しげのり)
- 田宮基紀(たみや もとき)
- 野田英幸(のだ ひでゆき)
- 来生卓治(きすぎ たくじ)
- シーズン2の登場人物
- 瀬名洋介(せな ようすけ)
- 高坂圭(こうさか けい)
- 広重多加夫(ひろしげ たかお)
- 平山一正(ひらやま かずまさ)
- 平山美幸(ひらやま みゆき)
- 郷田行成(ごうだ ゆきなり)
- 白井亜希子(しらい あきこ)
- 乃原正太(のはら しょうた)
- 箕部啓治(みのべ けいじ)
- 神谷巌夫(かみや いわお)
- 山久登(やまひさ のぼる)
- 谷川幸代(たにがわ さちよ)
- 新山智美(にいやま ともみ)
- 牧野治(まきの おさむ)
- 笠松茂樹(かさまつ しげき)
- 『半沢直樹』の用語
- 東京中央銀行
- 東京セントラル証券
- 西大阪スチール
- 伊勢島ホテル
- タミヤ電機
- 東京スパイラル
- 電脳雑技集団
- 進政党
- 帝国航空再生タスクフォース
- 帝国航空
- 開発投資銀行
- 白水銀行
- 裁量臨店
- 転貸資金
- 裏帳簿
- 与信判断
- 敵対的買収
- 時間外取引
- ホワイトナイト
- 債権放棄
- 参考人招致
- クレジットファイル
- 『半沢直樹』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「やられたらやり返す。倍返しだ!」
- 「人と人との繋がりだけは大切にせなあかん。ロボットみたいな仕事だけはしたらあかん」
- 「大事なのは感謝と恩返しだ」
- 「君はもう、おしまいです。お・し・ま・い・DEATH!」
- 「生きていれば何とかなる。生きていれば、何とかね」
- 最終回で半沢が箕部に言い放った台詞
- 『半沢直樹』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作者 池井戸潤によるドラマ評
- 半沢を演じた堺雅人の役作り
- 大和田が投げたスマートフォンをどうやって回収したのか
- 「お・し・ま・い・DEATH!」はアドリブだった
- 撮影現場で伊佐山が半沢に「詫びろ」を浴びせた回数
- 半沢が大和田に協力を仰ぐ場面のアドリブ
- 大和田と半沢が曽根崎を脅す場面の「さぁ、さぁ、さぁ」
- 特別番組/作品
- 特別番組『生放送‼半沢直樹の恩返し』
- ラジオドラマ
- 朗読劇
- 『半沢直樹』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:服部隆之『テーマ・オブ・半沢直樹 ~Main Title~』