幻想水滸伝(幻水)のネタバレ解説・考察まとめ
『幻想水滸伝(幻水)』とは、1995年12月にコナミから発売されたロールプレイングゲーム。PlayStation用ソフトとして発売。シリーズ化されており13作品が発表されている。物語の舞台は皇帝が圧政を敷く赤月帝国。帝国将軍の息子である主人公は27の真の紋章の1つ「ソウルイーター」を継承したことにより命を狙われ帝国を離脱。やがて帝国軍と敵対する解放軍のリーダーとなり107人の仲間と共に戦いに身を投じていく。仲間集めやイベントなどやり込み要素も非常に多いゲームである。
崩れ落ちる城と帝国兵から主人公を逃すフリックとビクトール。解放軍は勝利に酔いしれ、重体であったマッシュはその勝利の声を聞き静かに息を引き取った。
赤月帝国消滅後には解放軍を母体としてトラン共和国が建国される。集結した108星は、トラン共和国に尽くす者、元の生活に戻る者などそれぞれのその後が紹介され物語は幕を閉じる。主人公は共和国初代大統領の座を断り、グレミオと共にひっそりと姿を消すのであった。
『幻想水滸伝』のゲームシステム
戦闘
パーティーは最大6人編成で敵はフィールド上でエンカウント方式で出現する。
攻撃は1ターンずつで、コマンドは「たたかう」「にげる(にがす)」「おかね」「おまかせ」から選択する。
「たたかう」…1人ずつ行動を指示。コマンドは「こうげき」「もんしょう」「ぼうぎょ」「アイテム」「いっしょに」の5つ。
「にげる(にがす)」…パーティーより強い敵であれば「にげる」100%逃げられるとは限らない。弱い敵であれば「にがす」100%逃げられる。
「おかね」…お金を払って敵を買収し、戦闘を終わらせる。
「おまかせ」…コマンドが自動選択される。
「こうげき」…武器を使って物理攻撃。
「もんしょう」…身につけている紋章を使って魔法や特殊攻撃を行う。
「ぼうぎょ」…攻撃せずに身を守り、ダメージ軽減。
「アイテム」…所持アイテムを使って回復などを行う。
「いっしょに」…メンバーの組み合わせによって「協力攻撃」をする(可能なメンバーがいなければ選択できない)。
戦争イベント
帝国軍の城塞などを攻略する際に発生する。先に相手軍勢の数を0にすると勝利。「突撃」「弓矢」「魔法」からコマンドを選択して攻撃をする。敵も同様。
「魔法」>「突撃」 「突撃」>「弓矢」 「弓矢」>「魔法」 となっており強いコマンドを選んだ方が攻撃できるシステムとなっている。
解放軍には「その他」のコマンドもあり、選択するキャラにより敵の次の攻撃内容を見破ったり、敵を寝返らせたりする事ができる。敗戦するとキャラが死亡してしまう場合もある。
一騎打ち
主人公VS敵の一騎打ちイベント。相手の体力ゲージを0にすると勝利となる。「こうげき」「ぼうぎょ」「すてみのこうげき」のコマンドから選択。
「こうげき」>「ぼうぎょ」「ぼうぎょ」>「すてみ」「すてみ」>「こうげき」 の図式を元にコマンド選択すると勝利しやすい。攻撃は1ターンずつ。ターンの間に敵のセリフが入るので、そこから次のコマンドが想像できるようになっている。
紋章
「魔法」「特殊攻撃」「特殊効果」といった力を使う為に必要なもの。紋章のないキャラクターは戦闘時に物理攻撃しかできない。魔法は「火・水・風・雷・土」の5種が基本。
封印球という形で存在しており宝箱から取得、購入などで入手できる。紋章師に体に宿してもらう事で力を使うことができるようになる。
27の真の紋章
世界の根源とされている紋章。紋章自体に意思があるとされ、宿主が死亡した場合に次の継承者を自ら選定したり、相応しい者がいないと判断した場合には封印することもある。宿主は不老の力を手に入れられるが、その呪いの力と運命を共にしなければならない。
ゲーム内では主人公の「ソウルイーター」、ウィンディ・レックナート姉妹の「門の紋章」、星振剣の「夜の紋章」、ヨシュアの「竜の紋章」、バルバロッサの「覇王の紋章」5種が登場する。
町や村の商業施設
鍛冶屋…武器を鍛えられる。町ごとに鍛えられる上限Lv.が決まっている。Lv.が上がると支払う金額も上がる。
防具屋…防具を購入できる。町ごとに売っているものは違う。
道具屋…回復アイテム、封印球などが購入できる。町ごとに売っているものは違う。
宿屋…宿泊して体力回復ができる。セーブができる。
紋章屋…紋章を宿したり外したりできる。封印球の購入ができる。
鑑定屋…「?つぼ」「?おきもの」などの名前のわからない骨董品の鑑定をしてくれる。
本拠地の防具屋・道具屋では訪れた町の店と同じ品揃えが追加されていく。
本拠地
軍師マッシュを仲間に迎えた後、トラン湖の古城を解放軍の城(本拠地)とする。108星の仲間を増やすことで施設が充実していき、本拠地も大きくなっていく。鍛治屋、防具屋などの基本的な商業施設の他、パーティーの入れ替え、余分なアイテムを預けられる倉庫、行った事のある町や村に飛べるテレポートなどが揃う。
また釣りや風呂、チンチロリン(賭博)といったストーリー進行とは直接関係ないようなお遊び施設も登場する。
『幻想水滸伝』の登場人物・キャラクター
主人公を含む108星に加え、『幻想水滸伝』には多くのキャラクターが登場する。パーティー編成時もキャラの攻撃特性やビジュアル、性格で選ぶなど多くの楽しみ方ができる。
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目次 - Contents
- 『幻想水滸伝』の概要
- 『幻想水滸伝』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 近衛隊隊長からの任務
- 「27の真の紋章」と「ソウルイーター」
- 「ソウルイーター」の継承
- 解放軍との出会い
- 新リーダーの誕生
- 豪商レパントの勧誘
- 人間嫌いのエルフ・コボルト・ドワーフ
- エルフの村陥落
- パンヌ・ヤクタ城攻防戦
- 薬職人リュウカン
- グレミオの死
- 譲れない戦い
- 吸血鬼ネクロード
- テッドの過去
- 竜洞騎士団領への潜入
- テッドとの再会と別れ
- 3つ目の材料
- モラビア城陥落
- 決戦と裏切り
- 最後の戦い
- 赤月帝国の終焉
- エピローグ
- 『幻想水滸伝』のゲームシステム
- 戦闘
- 戦争イベント
- 一騎打ち
- 紋章
- 27の真の紋章
- 町や村の商業施設
- 本拠地
- 『幻想水滸伝』の登場人物・キャラクター
- 108星
- 主人公
- レパント
- マッシュ・シルバーバーグ
- ルック
- ハンフリー・ミンツ
- カシム・ハジル
- クワンダ・ロスマン
- ペシュメルガ
- グレミオ
- ウォーレン
- クン・トー
- クレオ
- ビクトール
- バレリア
- グリフィス
- クライブ
- フリック
- カミーユ
- クロイツ
- スタリオン
- カゲ
- フー・スー・ルー
- キルキス
- ミルイヒ・オッペンハイマー
- パーン
- ソニア・シューレン
- アンジー
- タイ・ホー
- カナック
- ヤム・クー
- レオナルド
- ヒックス
- テンガアール
- バルカス
- シドニア
- アイリーン
- レオン・シルバーバーグ
- ジョルジュ
- イワノフ
- ジーン
- エイケイ
- マクシミリアン
- サンチョ
- グレンシール
- アレン
- テスラ
- ジャバ
- ローレライ
- ブラックマン
- ヨシュア
- モーガン
- モース
- エスメラルダ
- メロディ
- チャップマン
- リュウカン
- フッケン
- フッチ
- カスミ
- マース
- クロウリー
- フウマ
- ムース
- ミース
- セルゲイ
- キンバリー
- シーナ
- ケスラー
- マルコ
- ゲン
- ユーゴ
- ヘリオン
- ミーナ
- ミリア
- カマンドール
- ジュッポ
- カシオス
- ビッキー
- ルビィ
- ヴァンサン・ド・ブール
- メグ
- タガート
- ジョバンニ
- クインシー
- アップル
- カイ
- ロッテ
- メース
- オニール
- クロミミ
- ゴン
- アントニオ
- レスター
- キルケ
- ロック
- ルドン
- シルビナ
- ロニー・ベル
- ガスパー
- ウィンドゥ
- マリー
- ゼン
- セイラ
- サンスケ
- クロン
- テンプルトン
- クリン
- チャンドラー
- 108星以外
- バルバロッサ・ルーグナー
- ウィンディ
- レックナート
- テッド
- オデッサ・シルバーバーグ
- テオ・マクドール
- クレイズ
- カナン
- アイン・ジード
- グレィディ
- サンチェス
- 『幻想水滸伝』のアイテム
- 通常アイテム
- おくすり
- 特効薬
- 竜印香炉
- 毒消し
- はり
- 身代わり地蔵
- すりぬけの札
- 遠めがね
- 仲間にする際のアイテム
- 名無しのつぼ
- 戦国えまき
- オパール
- 窓の封印球
- 音の封印球
- ふるいほん
- 1かん
- 2かん
- 3かん
- 4かん
- 5かん
- 6かん
- 7かん
- 8かん
- 音セット
- おとセット0
- おとセット1
- おとセット2
- おとセット3
- 窓セット
- まどセット0
- まどセット1
- まどセット2
- まどセット3
- お風呂に置くと演出のある骨董品
- しょうべん小僧
- のろい人形×6個
- のろい人形×6個 らくがき×2個
- ペルシャランプ×6個
- 花びん×6個 山水図 花ちょう風月
- 『幻想水滸伝』の用語
- 赤月帝国(帝国軍)
- 解放軍
- 門の紋章戦争(解放戦争)
- 竜洞騎士団
- ポッチ
- 『幻想水滸伝』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『幻想水滸伝II』との繋がり
- ボス戦の最終手段「おかね」
- 開発者の話を覗き見