青の帰り道(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『青の帰り道』とは藤井道人が監督、おかもとまりが原案を務め、2018年に公開された青春群像映画。
歌手を夢見て上京するカナ。東京の大学へ進学しカナと暮らすキリ。浪人生活を送るタツオ。地元でアルバイトをするリョウ。できちゃった婚をするマリコとコウタ。東京で大学デビューを果たすユウキ。群馬県前橋市で高校卒業した仲良し7人グループの、2008年から2018年の10年間が描かれており、実際に起こった政権交代、東日本大震災などの、日本社会の大きな出来事と共に進んでいくリアルなストーリーが魅力。
『青の帰り道』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
おかもとまりの後悔によって書かれた原案
2010年頃、ものまねタレントとして一斉を風靡したおかもとまり。そんな彼女は大切な友人を失い、「生きる道はひとつじゃなかったんだよ」と伝えられなかった後悔がある。そして「誰かの”生きること”への背中をおせたら」と23歳の時に原案の執筆を開始し、伊藤主税プロデューサーへの共感を得たことで、映画化へと至った。
撮影中止から完成に至るまでの苦悩
コウタ役はもともと高畑裕太で撮影は進んでいた。全体の7割ほど撮影が済んだ2016年の8月、高畑裕太はホテルの女性従業員に性的暴行を加えたとして、強姦致傷容疑で逮捕。後に不起訴処分となったものの、撮影は中止してしまう。そして、1年後に戸塚純貴を代役に起用し撮影を再開。2年越しの完成となった。藤井監督は「この2年、異常に長かった。嬉しい気持ちが一番ですが、正直、みんなで頑張ったものを見てもらいたい半分、高揚感としての緊張もすごくあります。ただ、僕が10回見て、10回良い映画だと思った。僕が好きな映画になったことを、誇りに思います」と語った。
手づくりロケ地MAPで聖地巡礼ができる
群馬県前橋市が地元の設定として使われていたこともあり、前橋公園や前橋中央通り商店街など、さまざまなロケ地を巡ることができる。また、映画スタッフが手づくりロケ地MAPを制作しており、一部の映画来場者に配布されている。前橋市は2016年、2017年に撮影を協力。2018年、2019年と映画が完成した後も、宣伝などさまざまな形で『青の帰り道』を支えた。
『青の帰り道』の主題歌・挿入歌
主題歌:amazarashi「たられば」
挿入歌:無添加カナコ「無添加かなこのテーマ / 無添加かなこ体操」
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目次 - Contents
- 『青の帰り道』の概要
- 『青の帰り道』のあらすじ・ストーリー
- 高校卒業
- カナの芸能界デビュー
- タツオの死
- どん底の日々
- それぞれの道
- 『青の帰り道』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- カナ(演:真野恵里菜)
- キリ(演:清水くるみ)
- リョウ(演:横浜流星)
- タツオ(演:森永悠希)
- コウタ(演:戸塚純貴)
- マリコ(演:秋月三佳)
- ユウキ(演:冨田佳輔)
- その他
- 冴子(演:工藤夕貴)
- シゲオ(演:平田満)
- 橘(演:山中崇)
- セイジ(演:淵上泰史)
- 工場長(演:嶋田久作)
- マキ(演:早乙女ゆう)
- 『青の帰り道』の用語
- 無添加カナコ
- 青の帰り道
- 『青の帰り道』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 夢や将来を語り合う7人
- リョウ「政権交代だタツオ。見返してやんぞ全員」
- 10年前とすれ違うラスト
- 『青の帰り道』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- おかもとまりの後悔によって書かれた原案
- 撮影中止から完成に至るまでの苦悩
- 手づくりロケ地MAPで聖地巡礼ができる
- 『青の帰り道』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:amazarashi「たられば」
- 挿入歌:無添加カナコ「無添加かなこのテーマ / 無添加かなこ体操」