ストリートファイターIII(ストIII)のネタバレ解説・考察まとめ
『ストリートファイターIII』とは、カプコンが開発・販売したアーケードゲームシリーズ、及びその移植作であり、ストリートファイターシリーズの4作目。
『ストリートファイターII』の10年後を舞台に、CPU戦を勝ち抜く、あるいは他プレイヤーと対戦するゲーム。
シリーズは全部で3作品がリリースされ、最終作となった『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』は長きにわたってプレイされる名作となった。
CV:田中敦子
『ストリートファイターII』で鮮烈デビューを果たした対戦格闘ゲームを代表する女性キャラクター。インターポールの刑事であり暗殺拳を操る格闘家でもある。「1st」発売当時から登場が熱望されており、「3rd」のお披露目では最初に発表されるなどシリーズの看板キャラクターらしい扱いとなっている。
キャラクター性能は素早い移動とすさまじく強い技の数々を持ち、ほとんどのプレイヤーが最強キャラに挙げる高い性能を誇る。3強の筆頭。
当たり負けしにくい強判定や、多数のヒット確認コンボにより、比較的容易かつ確実に相手の体力を奪っていける場面が非常に多い。また、移動投げ(特殊なテクニック参照)の範囲が異常に広く、すべてのキャラを一方的に投げることが出来るため、画面端で延々相手を投げ続けて勝負を決める姿もまま見られる。SGGK(特殊なテクニック参照)もこの移動投げの強力さと合わさり容易に決められることも強み。
スーパーアーツはIが「気功掌」IIが「鳳翼扇」IIIが「天星乱華」。
気功掌は目前に18ヒットする気功を放つ技。ゲージは短く、ストック数は1。当てられる場面は多いがダメージは少ない。
鳳翼扇は左右の足で8ヒットずつの連続蹴りを放ち、最後に相手を上空に蹴り上げる大技。ゲージは標準的な長さで、ストック数は2。大火力な上に気功掌と同等程度の当てやすさを誇り、ダメージも高い。最後の蹴り上げをハイジャンプでキャンセルすることで追撃が可能。追撃の方法とタイミング、また追撃後の操作によって着地した相手のガード方向やガードの種類を揺さぶる攻めが可能。相手が防御に失敗した際にストックがあれば再び鳳翼扇を叩き込むことも可能。さらに攻撃時に前進を続け、ヒット数が多いため、瀕死の相手の体力を削り切る用途で使用されることもある。相手は計17回の連続ブロッキングを成功させなければならなくなるが、蹴りの出方が不規則なためタイミングが取りづらく、全国大会上位クラスのプレイヤーでも安定してブロッキングを行うのはかなり難しい。選ばない理由がないとまで言われ、使用しない春麗使いを探すのがむつかしいレベルの鉄板スーパーアーツとなっている。
天星乱華は縦に小さく飛び、空中で回転しながら開脚し、かかと落としの要領で相手を蹴りつける技。ゲージは短く、ストック数は3。使いどころがむつかしく、さらにダメージも低い。春麗はEX必殺技への依存度が低いためストック数の多さからくる総ゲージ量の多さも満足に行かせない。ただし、最終段がしゃがみガード不能となっているため、性質を知らないプレイヤーのガードを崩せる場合がある。
レミー
CV:関口英司
格闘家であった父の影響で家庭が崩壊したため、父、ひいては格闘家そのものを憎む美男子。その性格のためか、目つきが険しい。皮ジャケットとズボンでラフに決めたファッションが特徴。家庭崩壊の影響で亡くなった姉に執着しており、遺体を美しいままで保存するために氷漬けにして海底洞窟に隠している。
格闘家を憎むあまり対戦相手を蔑む一方、自身も格闘家を倒すために腕を磨いているひねくれもの。他キャラからはっきりと指摘される部分があるほか、自身でもひねくれている自分に苦悩している様子が描かれている。
キャラクターとしては一定方向にレバーを倒して必殺技を溜め、相手の動きに対応して技を振るタメキャラに属する。タメキャラの代名詞である「ストII」のガイルと同じ飛び道具と対空飛び蹴りを持つ。攻撃力・防御力共に低いが、相手の攻撃に対応する能力が低くなく、通常技の性能が高めなため、痛い一撃を食らわないように慎重に立ち回り、相手の行動をつぶしてダメージを稼いでいく戦いが主となる。タメ分割(特殊なテクニック参照)を最大限に活用して前進後退を行い、相手の苦手な間合い、あるいは自分の得意な間合いを保つ技量が求められる職人キャラ。
ため分割は溜め技を準備しつつの移動を可能にするほか、2種類のため技を交互に放つ「ソニックマシンガン」に利用できるなど、習得した場合の見返りが高い技術であるため、レミーを使う場合にはおおよそだけでも把握しておくといい。
技名が装飾過多なのも特徴。後の厨二病ブームに先んじているといえる。
スーパーアーツはIが「憤怒のシュペルノーヴァ」IIが「ヴィエルジュに安息を」IIIが「傷心のノクテュルヌ」。
憤怒のシュペルノーヴァは無数の飛び道具を放つ技。ゲージは2本で長さは普通。軌道は独特でいったん上下に広がり交差するように飛んでいく。技が出るまでが早く、ガードやブロッキングで防がれてもレミーのほうが有利な状況になる。ノーリスクで打ち得な場面が多いが、ダメージソースとしては使用しづらい。安定した立ち回りを強化するために選択するプレイヤーが多い。
ヴィエルジュに安息をは後方宙返りによる大威力の蹴りを3発放つ技。ゲージは長くストック数は2。ガードされると反撃が確定するが、威力がかなり高い。憤怒のシュペルノーヴァとは真逆のスーパーアーツといえる。ワンチャンスをものにするために選ぶプレイヤーが多い。
傷心のノクテュルヌは特殊な構えを取り、そこに攻撃されると一転してカウンターを見舞う当身技。ゲージは短くストックは1。本シリーズのスーパーアーツでは唯一の当身技となっており、ゲージの長さに比してダメージが高いが、ストック数の少なさやコンボに使えないことからくるダメージ期待値の低さ、至近距離で相手に攻撃させる状況自体がレミーにとって非常に不利であるため、使用機会がないほうが勝ちやすいことなどが災いし使用者がかなり少ない。
まこと
CV:津村まこと
土佐弁が特徴的な日本出身の少女。父の死後廃れていた空手道場「竜胆館」の門下生を増やすため、世界に名を売るための旅に出る。少年のような外見と空手着、首に巻いた黄色いハチマキがトレードマーク。
いぶきとのライバル関係が設定され、試合前に専用デモが存在するほか、勝利時のセリフに相手を意識したものがある。
後に「ストリートファイターIV」シリーズにも登場。本作譲りの暴れっぷりでプレイヤーの印象に残った。
キャラクター性能は癖が強い。歩き移動が極端に遅く、ダッシュ移動は極端に早く鋭い(他キャラクターはおおよそ歩き移動とダッシュ移動の速さに相関性がある)。中距離以遠の戦いは苦手だが、近距離では多彩な攻めとスタンゲージを溜める能力の高さが合わさり一瞬で試合をひっくり返す。その逆転性の高さから「3凶」の一角として多くのプレイヤーに恐れられている。
中距離からでも速度の速い突進技「疾風」を意識させられれば相手の動きを抑制し接近の機会を得られ、いざ近づけば出の遅いしゃがみガード不能技「颪」を意識させてのガード方向の揺さぶりや、大ダメージコンボにつながるコマンド投げ「唐草」のプレッシャーを押し付けることが出来る。後述のスーパーアーツ「暴れ土佐波砕き」の追撃でスタンゲージ増加量の高い「吹上」を2回叩き込んで相手をスタンさせる「ダブル吹上」の研究が進んでからは、絶体絶命の状況からでも唐草ひとつで相手をスタンさせて試合をひっくり返せる、より凶悪なキャラクターとなった。
スーパーアーツはIが「正中線五段突き」IIが「暴れ土佐波砕き」IIIが「丹田練氣・攻めの型」。
正中線五段突きは相手の下半身から上半身にかけて後初の突きを放つ技。ゲージは長くストック数は1本。大ダメージと技の出の速さ、スタンゲージ増加量の多さを生かして連続技や反撃に使える。安定感が抜群で、常用するプレイヤーが多い。後述の暴れ土佐波砕きをメインで使用するプレイヤーであっても「ダブル吹上」が決めにくい相手やスタンを奪いにくい相手と対戦する際に使用することがある。
暴れ土佐波砕きは一度画面端に飛び上がり、そこから相手に向かって飛び蹴りを放ち、ボディ連打から吹上で相手を打ち上げる技。ゲージは短くストック数は2本。ダメージが少ない代わりにスタンゲージ増加量が正中線五段突き以上に多く、最後の吹上をダッシュでキャンセルして追い打ちが可能。この追い打ちで吹上を二回使用する「ダブル吹上」を叩き込むとほとんどのキャラがスタンし、スタン中の相手への追撃も含めて即死級のダメージを叩き込める。弱点としては画面端まで飛び上がる関係から連続技に組み込むには自分が画面端近くまで下がっている必要があることと、スタンを絡めなければ正中線五段突きほどはダメージが奪えないこと。癖は強いが爆発力の高さは本作随一のスーパーアーツとなっており、一発逆転の魅力に魅せられた使用者も多い。
丹田練氣・攻めの型は一定時間ガード不能・攻撃力上昇状態に移行する技。効果中でもブロッキングは可能。ゲージの長さは平均的でストックは1本。攻撃力が上昇していてもコンボにスーパーアーツを絡められないためダメージが伸びず、効果中に必ず相手と読みあいをする必要に迫られ、その際にガード不能のデメリットが重くのしかかるため使いづらいスーパーアーツとなっている。
トゥエルヴ
CV:Lawrence Bayne
ネクロの後を継ぐ秘密結社の人形兵器。ネクロ以上の身体変化が可能となっており、一種の完成形となっている。明確な言葉を喋らず、勝利セリフも0と1の羅列になっている。これは2進数でアルファベットを表記したものとなっており、解読が可能。
無貌と見える顔に、白い肉体が特徴。ネクロを捕らえることを目的に参戦した。人格を持たず、命令に忠実な存在。
ネクロとの対戦前デモ限定で、同じ姿の仲間数体が登場する。
人造人間であり、プロフィールも不明で埋められている。
パーソナルアクションで姿を消し、スーパーアーツによっては相手の姿に変化するなど特殊な部分を持つ。空中ダッシュが可能なのも彼のみである。歩き移動の姿勢が非常に低く、飛び道具を避けて接近することが可能。技のリーチはネクロほどではないが長くなっている。
しかし、一撃の威力・コンボのダメージ共に非常に低く、相手の体力を一気に奪う手段がほとんどない。空中ダッシュや特異な移動、パーソナルアクションなどを生かして相手から逃げ続け、チクチクと刺す戦いが求められる。上級プレイヤーが見せる職人的な攻めと逃げの動きは衆目を引きつけるが、それでも対抗しきれない試合が多く、本シリーズのキャラの中でもかなり弱い評価がくだされている。
スーパーアーツはIが「X.N.D.L.」IIが「X.F.L.A.T.」IIIが「X.C.O.P.Y.」。
X.N.D.L.は地面に突き刺した腕を目の前から針状に飛び出させる攻撃。ゲージは普通より若干短くストックは2本。火力はあまり期待できないが、ゲージをストックした状態でEX技が使用できるため、総合的なダメージ期待値はかなり高まる。多くのプレイヤーに選択される鉄板スーパーアーツ。
X.F.L.A.T.は流線型に変形し、急降下突撃を食らわせてから相手を空中に打ち上げ、四方八方から突撃をかます大ダメージ技。ゲージは長めで、ストックは1本。本作唯一の空中で出すスーパーアーツである。火力は非常に高いが、空中でなければ出せない関係上、特殊な入力を行わなければコンボに使用できず、更にコンボに行ける場面も非常に少ない。ただし、技が出るまでの時間が早いため、空中から相手の技のスキに叩き込むことが可能。
X.C.O.P.Y.は相手の姿をコピーするスーパーアーツ。効果時間中は攻撃力が1.25倍になる他、防御力も非常に高くなる。ゲージは非常に長く、ストック数は1。対戦相手に効果を依存するため安定した戦いが出来ない。また、変身解除のモーション中に攻撃を受けるとダメージが2倍になる弱点もある。任意の変身解除も不可能となっている。
Q
CV:Len Carlson
鉄仮面を被り、トレンチコートに身を包む人物。身長が非常に高く、機械的で重たい動きが特徴のキャラクター。猟奇殺人事件に関わっていると言われており、CIAが追いかけている。正体不明のキャラクターとされ、その詳細は2018年現在でもほとんど明かされていない。必殺技も「(仮)」がついた仮称として扱われている。これはもちろん設定上の話であり、実際には(仮)を含めて正式名称である。
CPU戦では一定の条件を満たすと乱入してくる隠しキャラとなっている。セリフは殆ど無く、感情が読み取れない。ただし、海外版では無言の勝利セリフにカッコつきの訳文(彼の考えの解説)が付記されている。
移動速度がかなり遅く、先述の通り動きも重いがその分一発の火力が高い。防御力もかなり高く、パーソナルアクションで更に上昇させることも可能。最大の3回まで防御力を高めると、中々体力が減らない鉄壁の防御力を手にする。パーソナルアクションの動作中に攻撃を受けると防御力が上がらない。
動きの遅さや重さを意識して慎重に立ち回りつつ、ここぞという場面で一撃を叩き込み相手のダウン中にパーソナルアクションを決め防御力を高めダメージレースを制する戦いが要求されるキャラ。相手のうかつな動きに突進必殺技を合わせられると一気に戦いやすくなるが、必殺技が溜めコマンドであるため、籠城するような戦いを求められる場面が多い。アグレッシブに動くチャンスを活かすことが重要な本シリーズのゲーム性と噛み合いが悪く、扱いづらいキャラとされる。
スーパーアーツはIが「突進及び致死連続打撃(仮)」、IIが「腹部及び後頭部への痛打(仮)」、IIIが「爆発を伴う打撃や捕獲(仮)」。
突進及び致死連続打撃(仮)は突進を5回連続で放つ技。4発目は立ちガードでは防げない。食らった相手は仮面端まで吹き飛び、跳ね返ってQの反対側に倒れ込んで位置が入れ替わるという独特な喰らい演出が用意されている。ゲージは普通の長さでストック数は2。ダメージはゲージの長さに比して高く、素の攻撃力の高さもあってかなりのダメージを叩き出せる。EX技との併用も可能。使用後はパーソナルアクションを潰されずに使用可能。
腹部及び後頭部への痛打(仮)は相手の腹部を殴り、うずくまる相手の後頭部を殴りつける技。こちらも地面に叩きつけられて上空画面外まで跳ね返って落下してくる演出が入る。落下中に追撃も可能。ゲージは1本でゲージの長さは非常に長い。Qらしい大火力技。追撃を行うもよし、パーソナルアクションを使用して防御力を上げるもよしの理想的な状況が作れる。追撃しない場合、パーソナルアクションが2回行える。
爆発を伴う打撃や捕獲(仮)は一定時間の間赤く輝き、爆発による大ダメージの追撃が可能な特殊な打撃や投げが使用可能になる。爆発ではQも吹き飛ぶ演出が入るが、自身にダメージがあるわけではない。ゲージは長めで、ストック数は1。効果は一定時間の経過か打撃・投げのヒットまで持続するため、無駄打ちの危険が少ない。効果中はゲージが残り時間を表す専用のゲージに変化するため、ゲージがたまらない。Qにとっては唯一意味のあるセリフを喋る技でもある。ダメージはあまり高くないが、かなりの低リスクで使っていける利点がある。また、必殺技をキャセルして使用し、すぐに打撃を出すことでコンボを成立させることも可能。
『ストリートファイターIII』の特殊なテクニック
ここではテクニックの開発が盛んにおこなわており、多くのユーザーがプレイできる3rdのテクニックを解説する。「1st」「2nd」については「『1st』『2nd』のシステム」を参照
ガード不能連携
読んで字のごとく攻撃同士の連携によって相手をガード困難な状況に追い込むこと。人間業ではまずガードが出来ず、またガード不能連携を仕掛ける側のプレイヤーの操作次第で複雑にガード方法が変化してしまうため、見出しの通りガード不能連携と称される。
方法は相手を本体の攻撃と他の攻撃(他の攻撃は複数回攻撃が発生するものに限る)で挟み込むこと。ガードする側は本体の攻撃と他の攻撃の1回目の攻撃は本体と逆方向、他の攻撃の2回目以降の攻撃は他の攻撃反対の逆方向にレバーを倒さなければガードできない。また、本体の攻撃が他の攻撃よりも遅れてあたる場合には他の攻撃に対するガードを本体の方向に入力しなければならず、本体の攻撃に対しては本体と逆の方向に倒さなければガードできない(この際、本体の攻撃に関しても同時にガードが可能となる)。すべてに対応するのは人間では不可能なため、ガードでこの連携を抜けられるのは偶然入力がかみ合った場合くらいである。
対処方法はブロッキングでしのぐこと。ブロッキングの入力方向は相手方向で固定となっており、また下ブロッキングであれば左右方向を問わないためガード方向の問題を無視できる。
この連携が使用可能なのはオロ・ユリアン・ヤン。多用されるのはユリアンのもので、ガード不能連携の精度が勝率に直結するともいわれている。
このガード不能連携は開発側の想定していないものだったらしく、稼働数か月後に市場に出回った基板(通称「新基板」)では修正されている。ただし、このテクニックの有無により特にユリアンの性能が大きく変わってしまうこと、新基板の流通量が少なく、ほとんどのゲームセンターでは初版で対戦が行われていたことなどからカプコンもこのテクニックを受け入れ、家庭用ではガード不能連携が可能か否かをオプションにより選択可能にする措置を取った。各種大会もガード不能連携が使用可能な条件で行われることが多い。
仕込みブロ
相手の攻撃を読んで(あるいは見て)ブロッキングを試みるのではなく、行動の合間などにブロッキングを入れ込んで相手の行動をブロッキングするテクニック。攻撃と攻撃の合間にブロッキング入力をはさんだり、空中攻撃直前に空中ブロッキングを入力したりする行為。
単純な立ち回りの一環として用いられており、上級者ほどブロを仕込んでる意識が薄くなる手癖の様なテクニックである。
ブロッキングが読みあいのための手段であることを鑑みると、読みあいを考えずにブロッキングを試みられる点が魅力的なテクニックといえるが、ブロッキングを仕込むことはメインの目的ではなく、ブロッキングを仕込んだ行動をとったとたんにブロッキングが成立しなくなるため他のテクニックに比べると強力とはいいがたい。
移動投げ / スライド投げ
投げ間合いを広げるテクニック。有効に活かせるキャラであれば投げ間合いを倍近く広げることができ、相手を一方的に投げられるようになる。
立っていた位置から一歩前へ移動して投げるためこう呼ばれる。
入力方法は「移動投げに使う技のボタンを押した直後に投げ入力(弱パンチ+弱キック)を成立させる」というもの。
本作には投げ・リープアタック・パーソナルアクションといった同時押しが複数搭載されているため、プレイヤーが同時押しを成立させやすいように、同時押しの成立条件を「2つのボタンが2フレーム以内(1/30)に入力されたら同時押しとみなす」という仕様としている。
ゲームは1フレーム(1/60秒)ごとに動くため、1つ目のボタンが押されてからもう片方のボタンを押すまでに1フレームかかった場合、1つ目のボタンで出る動作を中止して同時押し行動に強制移行する。
これは入力に同時押しが絡んでいれば成立するため、例えば無関係なボタンを押した次のフレームで同時押しを成立させるても、同時押しコマンドが優先されるのである。
移動投げはこの仕様と、同時押しが成立したときのキャラクターの位置は成立時点の位置が参照されることを利用する。
上記でいう1つ目のボタンで出る動作を投げとは無関係の、キャラクターの位置が入力直後に前に動くものにすることで、1フレームの間に移動した分だけ前に出て投げを出す事が可能になるのである。
入力における「直後」の猶予だけを取り出すと1/60秒と非常に短くなっているが、移動投げに使用する技と弱パンチまたは弱キックが同時に押されていても猶予内に残りのボタンが押せていれば移動投げが成立する(同時押しコマンド以外のボタンが同時押しされた場合、弱より中、中より強が優先されるため。なお、弱攻撃でキャラが即移動することは基本的に無い)こと、移動投げに用いる技はある程度決まっていること、CPU戦などでも時間いっぱい練習することが可能な上に、相手と距離が離れた状態で練習すれば成功したかどうかがわかりやすい(成功すれば一歩前にキャラがずれる)ため練習が容易なため、想像以上に習得しやすくなっている。移動投げを活かせるキャラを使うプレイヤーにとっては必須とも言える重要テクニックである。
しゃがみグラップ
「しゃがグラ」と略されることも。しゃがんだ状態でグラップディフェンス(投げ抜け)を決めるテクニック。
入力方法は単純明快、しゃがんだ状態で弱パンチと弱キックを同時押しするだけ。通常のグラップディフェンスでは入力すると投げが暴発してしまい、大きな隙を晒してしまうが、しゃがみグラップでは投げの成立条件である立ち状態が満たされないため、しゃがみ弱パンチが出るだけで済む。もちろんこの弱パンチは普通の攻撃なので、相手に当たる。
立った状態のグラップディフェンスよりも安全に投げをかわすことが可能だが、相手が自分を投げるより先にボタンを押してしまうと無効(立ちの場合、相手が自分を投げる前に入力してもグラップディフェンスが成立する)という弱点を持っている。
若干遅めに入力することを心がければ、相手が投げを仕掛ける状況で非常に有利な選択肢として使用できる。特に自分が投げを入力しても相手を投げることが出来ない移動投げ対策として有効。
移動投げに比べ入力が簡単で、習得も容易なため、プレイするならぜひ覚えておきたいテクニックである。
SGGK
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「戦国BASARA」とはカプコンから発売されている人気アクションゲーム、及びゲームを原作にしたアニメーション作品。第一期、二期、劇場版をProduction I.Gが製作し、三期をテレコム・アニメーションフィルムが製作した。若い女性達の間で起こった戦国武将ブームの火付け役でもあり、漫画・アニメ・ドラマ・舞台など様々な媒体で展開している。
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モンスターハンターライズ・モンスターハンターライズ:サンブレイク(MHR・MHS)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターハンターライズ』とは、2021年にカプコンからNintendo Switch向けソフトとして世界同時に発売されたハンティングアクションRPG。翌2022年には同じくカプコンから超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が発売された。新要素として、アクションの幅を広げる「翔蟲アクション」や移動の快適さを実現した新たなオトモ「ガルク」など、今までのシリーズ作品とはまた違った爽快な狩猟アクションを体験できる。
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ブレス オブ ファイア 竜の戦士(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイア 竜の戦士』とはカプコンから1993年に発売されたRPGゲーム。『ブレス オブ ファイアシリーズ』の記念すべき第1作目でありカプコンが初めて手掛けたRPGでもある。竜の力を使う主人公や翼を持つヒロイン、亜人種の仲間達など1作目にしてシリーズの礎を築いた作品である。女神ミリアを復活させ世界を征服しようとする黒竜族の皇帝ゾーゴンの野望を打ち砕くために、白竜族の勇者リュウと7人の仲間達が戦う姿を描く。
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新 鬼武者 DAWN OF DREAMS(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』とは、『鬼武者』シリーズ第三作の続編として2006年1月26日にカプコンより発売された戦国サバイバルアクションゲーム。前作『鬼武者3』にて織田信長が討たれた後、その重臣である豊臣秀吉の治世となった慶長3年を舞台に、新たな主人公、灰燼の蒼鬼と異形の怪物・幻魔の戦いを描く。本作は前3部作から大幅なシステム変更が行われている他、前3部作の主人公の血縁者が登場するなど、過去シリーズとの繋がりが意識されている。
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逆転検事(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『逆転検事』とは、2009年にNintendo DS専用ソフトとして発売された推理アドベンチャーゲーム。本作は、『逆転裁判』シリーズでお馴染みのライバル検事・御剣怜侍が主人公を務め、現代を舞台に巻き起こる数々の事件に立ち向かっていく姿を描く。『逆転裁判』シリーズのテイストを残しつつ、全く違った角度から事件を追っていく、従来の『逆転裁判』では味わえない新感覚を体験できる。
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モンスターハンターワールド:アイスボーン(MHWI)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』とは、2018年に発売され、2020年には1610万本を達成した大人気タイトル『モンスターハンター:ワールド』の超大型拡張コンテンツである。 ワールドのエンディング後から展開される本作のシナリオでは、フィールド・拠点ともに一新。新たなクエストランク「マスターランク」を設け、ハンターは渡りの凍て地と呼ばれる極寒の地で、新たな強敵たちと出会う。
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ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター』とは2002年11月にカプコンより発売されたRPGである。『ブレス オブ ファイアシリーズ』の5作目にあたり、キャッチコピーは「そらをみにいく」。前作までの王道的RPGから世界観やゲームシステムを大幅にリニューアルし新基軸に挑んでいる。災厄により人々が地上を離れ地下都市で暮らす時代、警備部隊であるレンジャーに所属するリュウは親友のボッシュとの任務の中で謎の少女ニーナと出会う。地下都市では生きる事ができない彼女を救う為にリュウは空のある地上を目指す。
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逆転検事2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『逆転検事2』とは、2011年にNintendo DS専用ソフトとして発売された推理アドベンチャーゲーム。本作は、前作に引き続き『逆転裁判』シリーズでお馴染みのライバル検事・御剣怜侍が主人公を務め、現代を舞台に巻き起こる数々の事件に立ち向かっていく姿を描く。また今回は、御剣怜侍の父親も登場し、御剣怜侍自身の「検事として」事件とどう向き合うのかということを考えながら捜査していくという、また一歩深い話が展開されていく。
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デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)』は株式会社カプコンから発売されたスタイリッシュアクションゲームである。対応ハードはPlayStation 3、Xbox 360。後にPC版も発売した。前作まで主人公を務めたダンテから新キャラクターであるネロに主人公が変わった。物語は悪魔が存在し人間に危害を加える世界。城塞都市フォルトゥナにて、魔剣教団に所属する若き騎士ネロが魔剣祭の最中に起きた教皇殺しの犯人を追っていくうちに、犯人の正体と教団の真の目的を知っていくというものである。
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鬼武者2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『鬼武者2』とはカプコンが開発したPlayStation 2用のゲームソフトで、『鬼武者』シリーズの2作目となる作品。ジャンルはアクションゲーム。前作『鬼武者』で描かれた明智左馬介と幻魔の戦いから13年後の時代を舞台に、新たなる鬼武者となった主人公、柳生十兵衛と異形の怪物・幻魔の戦いを描く。多数の新システムの導入により、前作で好評だった斬り合いの爽快感がパワーアップしており、物語が分岐するアドベンチャー要素も追加されている。
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ロックマンエグゼ5(チーム オブ ブルース・チーム オブ カーネル・ツインリーダーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロックマンエグゼ5(チーム オブ ブルース・チーム オブ カーネル・ツインリーダーズ)』とは、人気シリーズ『ロックマンエグゼ』の5作目にあたるゲームボーイアドバンス専用のデータアクションRPGである。カプコンにより開発され、登場キャラクターが異なる複数のバージョンがリリースされた。 前作で壊滅したはずの犯罪組織「ネビュラ」の手により仲間達が攫われてしまう。主人公の光熱斗はネビュラに立ち向かうため、チームを結成しインターネットの平和を守る。
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鬼武者(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
アニメ版『鬼武者』とは、同名のアクションゲームシリーズを原作とする2023年のオリジナルアニメ。世界的に有名な剣豪の宮本武蔵を本作の主人公に据え、さらに国際的に高い評価を受けている黒澤明の侍映画で幾度か主演を務めた三船敏郎をそのモチーフとするなど、欧米の客層を強く意識した作品となっている。 修行の旅を続ける宮本武蔵は、とある僧侶から幻魔を討つために作られた鬼の籠手を預けられる。自身の魂を、あるいは切り捨てた者の魂を鬼の籠手に捧げながら、武蔵は人々を脅かす幻魔との戦いに身を投じていく。
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バトルネットワーク ロックマンエグゼ2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『バトルネットワーク ロックマンエグゼ2』とは、人気シリーズ『ロックマンエグゼ』の2作目にあたるゲームボーイアドバンス専用のデータアクションRPGである。カプコンにより開発され、2001年12月に発売された。現実世界と電脳世界を交互に行き来し、電脳世界に蔓延るウイルス達と闘うさまを描いている。犯罪組織WWW(ワールドスリー)の壊滅から3カ月後の世界で次々とネット犯罪が巻き起こる。事件の真相を確かめるため、光熱斗とナビのロックマンは様々な困難を乗り越えていく。
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鬼武者3(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『鬼武者3』とはカプコンが開発したPlayStation 2用のゲームソフトで、『鬼武者』シリーズの3作目となる作品。ジャンルはアクションゲーム。2人の鬼武者、明智左馬介とジャック・ブランが、幻魔王・織田信長を倒すために立ち向かう物語を描く。本作では2人の主人公、左馬介とジャックのストーリーが交互に進行されていくのが特徴となっている。また、『鬼武者』シリーズ3部作の完結編であり、アクションゲームとしてシリーズ集大成と呼べる進化を遂げている。
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ファイナルファイト(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファイナルファイト』は1989年12月14日にカプコンよりアーケードゲームとして発売されたベルトスクロール型アクションゲーム。1990年にはスーパーファミコンに移植され、その他多くの家庭用ゲーム機に移植された人気作品だ。大西洋に面した都市「メトロシティ」を舞台に3人の主人公「ハガー」、「コーディ」、「ガイ」達が、犯罪集団に攫われてしまったハガーの娘「ジェシカ」を救出するため、それぞれの思いを胸に立ち向かうという設定になっている。
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ロックマンX アニバーサリー コレクション(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロックマンX アニバーサリー コレクション』とは、2018年7月26日にカプコンより発売されたゲーム。 スーパーファミコンから始まったロックマンXシリーズの第1作『ロックマンX』から『ロックマンX4』までをリリース時の最新ゲーム機に対応させた上で一本に収録したソフト。 高難易度で遊びごたえのある2D横スクロールアクションゲームである。 主に主人公ロックマンXとイレギュラーとなったシグマの戦いが描かれる。
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目次 - Contents
- 『ストリートファイターIII』の概要
- 『ストリートファイターIII』のシリーズ作品解説
- アーケード版
- 『ストリートファイターIII -NEW GENERATION-』
- 『ストリートファイターIII 2nd IMPACT -GIANT ATTACK-』
- 『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』
- 家庭用移植版
- 『ストリートファイターIII W IMPACT』
- 『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』(ドリームキャスト版)
- 『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』(PlayStation2版)
- 『ストリートファイターアニバーサリーコレクション』
- 『ストリートファイターIII 3rd STRIKE ONLINE EDITION』
- 『ストリートファイター30th アニバーサリーコレクション』
- 『ストリートファイターIII』の世界観
- 秘密結社
- 『ストリートファイターIII』のゲームシステム
- ゲームの進行
- 画面表示・勝敗条件
- 操作方法
- ターゲットコンボ / 各種連続技システム
- スーパーアーツ(SA)
- ブロッキング
- 『1st』『2nd』のシステム
- 『ストリートファイターIII』の登場人物・キャラクター
- 『1st』から登場
- アレックス
- リュウ
- ケン
- ユン
- ヤン
- オロ
- ネクロ
- ダッドリー
- いぶき
- エレナ
- ショーン
- ギル
- 『2nd』から登場
- ユリアン
- ヒューゴー
- 豪鬼
- 『3rd』から登場
- 春麗
- レミー
- まこと
- トゥエルヴ
- Q
- 『ストリートファイターIII』の特殊なテクニック
- ガード不能連携
- 仕込みブロ
- 移動投げ / スライド投げ
- しゃがみグラップ
- SGGK
- タメ分割
- 『ストリートファイターIII』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 開発が進まず未完成のまま発売
- 驚異のグラフィック
- 『3rd』が格ゲーを代表する一作に成長するまで