ロックマンX2(Rockman X2)のネタバレ解説・考察まとめ
ロックマンX2はカプコンが1994年12月に発売したスーパーファミコン専用のアクションゲームソフトである。ロックマンシリーズから派生したロックマンXシリーズの2作目にあたる。カプコンが独自に開発したDSPチップのCX4というものがカートリッジに搭載されており、従来のスーパーファミコンのソフトよりさらに発展したグラフィックや演出を実現させている。
『ロックマンX2』の概要
1993年に発売された「ロックマンX」の世界観を受け継いだロックマンXシリーズ第2作目である。
各ステージにいるボスを倒すことによって特殊武器を手に入れ、ロックマンを強化していくというシリーズ共通のゲームシステム。
加えて強化パーツ(手・足など)を手に入れることによりエックスをパワーアップさせることが出来るというエックスシリーズのシステムも前作から引き継いでいる。
前作では条件を満たさないと出来なかったダッシュが本作からは基本能力となり、物語開始時点で使用可能になっている。
以降の作品で定番になった「オープニングステージでの巨大ボス戦」「弱点武器による仰け反りがボスキャラクター全員へ適用」などの要素が取り入れられている。
エックスシリーズでも中でも人気作であり、日本国内ではエックスシリーズでは歴代2位の約43万本の売り上げを記録している。
移植もされており、Wii、Wii U、Newニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでの配信、2008年と2009年には携帯アプリとしても配信されていた。
『ロックマンX2』のあらすじ・ストーリー
レプリロイドと言われる人間に近い思考回路を持つロボットが人間と共存する世界。そこでは人間が罪を犯すのと同様にイレギュラーと呼ばれる存在が現れ始めていた。それらを速やかに処分する特殊機関に属する者たちがイレギュラーハンターと呼ばれる。イレギュラーハンターのエックスは日々、親友でもあり先輩のゼロと共に暴走するイレギュラーの排除に務めていた。
そんな中、2人の上司であったイレギュラーハンター第17精鋭部隊の隊長のシグマが世界征服を目的に反乱を起こす。エックスとゼロはこれに立ち向かい、見事制圧に成功した(前作ロックマンX)。
シグマが突如イレギュラー化して反乱を起こしてから半年後。エックスの活躍により、イレギュラーは減少したように見えていたが、実は増加の一途をたどっていた。増え続けるイレギュラーの存在に疑問を持ったイレギュラーハンター達は疑問を持ち、イレギュラーの残骸を調べてみるとそれは特殊なチップを組み込まれた、いわば人工的なイレギュラーであった。更にそのチップには半年前にエックスが倒したはずのシグマのマークが刻まれていた。
調査の上、イレギュラーを製造している基地を突き止めたエックスはその破壊に成功するが、時を同じくして各地でレプリロイド達の反乱が勃発していた。その裏側では「カウンターハンター」と呼ばれる謎のレプリロイドが3体いた。
一方、半年前の戦いでエックスを救うために自爆し、ボディが大破したエックスの戦友ゼロはかろうじて頭脳チップが無傷であったが、ボディの修復は不可能と言われていた。
イレギュラーを鎮圧していくエックスのもとへ「カウンターハンター」と名乗る者から「我々に勝利することが出来ればゼロのボディを渡す」という連絡が入る。
各地でイレギュラーが起こしている反乱を制圧し、カウンターハンターからゼロのボディを全て取り返したエックス。
偽物のゼロを引き連れて現れたシグマであったが、偽物は本物のゼロによって木っ端微塵にされる。
エックスはコンピューター施設の地下にていよいよシグマとの再戦に挑む。
両腕から仕掛けられる爪の攻撃と強力な電撃に悪戦苦闘の上、1度は撃破したように見えたのだが、コンピューターの中からホログラムとして復活する。実体を破壊されてもなお襲いかけてくるシグマに追い込まれるも、エックスは辛くも勝利する。
シグマは「貴様の勝利などほんの一時のものでしかない!」「ゼロは…最後の…ワイ…ナン…ズの…」という言葉を残して抹消される。
再びあらわれたジグマの脅威に打ち勝ち、親友ゼロを救ったエックス。
イレギュラーハンターとしての任務を完了し、この平穏な時がいつまでも続くことを祈りながら、ゼロと二人で朝日が昇る海を見つめる。
主要登場人物・キャラクター
エックス (X)
本作の主人公。
他のレプリロイドとは異なり、他人のために悩むことが出来る優しさの感情を持つ心優しいレプリロイド。
人間とレプリロイドが平和に共存する世界を作るため、日夜イレギュラーの排除に務めている。
倒した相手の能力を備え、自身を強化することが出来る。
前作にてシグマの反乱を鎮圧したことを組織から認められ、シグマに代りイレギュラーハンターの第17部隊の隊長に就任した。
ゼロ (Zero)
エックスの親友で先輩でもあるイレギュラーハンター。
前作のシグマの反乱において、エックスを救うために自爆し、ボディが大破した。
頭脳チップだけが奇跡的に無傷であったが、「レプリロイドの生みの親」であるケイン博士にも再現不可能だとされ、修復のメドが立っていない。
カウンターハンターであるサーゲスによりボディパーツが製造され、3体のカウンターハンターがボディパーツを頭・上半身・下半身をそれぞれ所持している。これらを回収出来るかによってストーリーが分岐する。カウンターハンター全員に勝利し、パーツを全て回収した場合は味方として完全復活するが、パーツを1つでも回収し損ねた場合は逆に頭脳チップが奪われ、シグマの配下として復活したゼロと戦わなければならなくなる。
ケイン博士 (Dr. Cain)
ロボット工学の権威で「レプリロイドの生みの親」と呼ばれる、イレギュラーハンターの創立者である。
前作には名前のみ登場していたため、本作で初めて姿を現したことになっている。
シグマ (Σ / Sigma)
史上最強と言われるほどのイレギュラーハンターであった第17部隊隊長のレプリロイド。
前作において突如イレギュラー化し、反乱を起こしたがエックスによって倒された。
今作ではカウンターハンターが全て倒された後に「ネオシグマ」という名前で復活し登場する。両腕に鉤爪を装備し、電撃を織り交ぜて攻撃してくる。
カウンターハンター
アジール、サーゲス、バイオレンの3体からなる「イレギュラーハンターを狩る者」と名乗るレプリロイド。
彼らの手によって優秀なイレギュラーハンターが100体以上破壊されている。
アジール (Agile)
3体のカウンターハンターのうちの1体。
紫にカラーリングされた長身のボディが特徴的な、剣術を操るレプリロイド。
高速で移動しながら剣で斬りつける、剣から衝撃波を放つなどし攻撃してくる。
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目次 - Contents
- 『ロックマンX2』の概要
- 『ロックマンX2』のあらすじ・ストーリー
- 主要登場人物・キャラクター
- エックス (X)
- ゼロ (Zero)
- ケイン博士 (Dr. Cain)
- シグマ (Σ / Sigma)
- カウンターハンター
- アジール (Agile)
- サーゲス (Sagesse)
- バイオレン (Violen)
- ステージボス
- 水晶の魔術師 クリスター・マイマイン (Crystar Mymine)
- 深海の切り裂き魔 バブリー・クラブロス (Bubbly Crablos)
- 夢の島の堕天使 メタモル・モスミーノス (Metamor Mothmenos)
- 凶牙の重戦車 ホイール・アリゲイツ (Wheel Alligates)
- 砂原の韋駄天 ソニック・オストリーグ (Sonic Ostreague)
- 緑林の小悪魔 ワイヤー・ヘチマール (Wire Hetimarl)
- 紅のアサッシン マグネ・ヒャクレッガー (Magne Hyakulegger)
- ヒートナックルチャンピオン フレイム・スタッガー (Flame Stagger)
- パーツ
- ヘッドパーツ
- フットパーツ
- ボディパーツ
- アームパーツ
- 特殊武器
- クリスタルハンター
- バブルスプラッシュ
- スクラップシュート
- スピンホイール
- ソニックスライサー
- ストライクチェーン
- マグネットマイン
- ラッシングバーナー
- サポートマシン
- ライドアーマー タイプEG-2カスタム“ラビット”
- ライドチェイサー ADU-T400 TURBO “チェバル”
- 隠し要素