名探偵ピカチュウ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『名探偵ピカチュウ』とは、2018年に株式会社ポケモンから発売されたニンテンドー3DS用ソフトである。行方不明の父親を探している主人公のティムと父親の元相棒であるピカチュウが出会うところから始まり、コンビを組み様々な事件を解決しながら父親の情報を探すというストーリー。ハラハラドキドキする内容になっており、まるで映画を見ているかのような感覚で進んでいくのが特徴のゲームである。

『名探偵ピカチュウ』の概要

『名探偵ピカチュウ』とは株式会社ポケモンから2018年3月に発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフトである。前身作品は『名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜』で、この作品は『名探偵ピカチュウ』の第3章までに相当する。
『ポケットモンスター』至上初のシネマティックアドベンチャーで、主人公ティムとおじさん探偵のピカチュウがコンビになってさまざまな事件を解決するという物語となっている。ピカチュウの声優はアニメでは大谷育江が担当しているが、こちらのゲームでは大川透が担当しており、中年のおじさんの声が大変特徴的だ。
また、こちらのピカチュウはいつものかわいらしいピカチュウと大きく異なる点も注目である。探偵風の帽子をかぶり、不敵な笑顔を浮かべ、人間の言葉を話し、表情豊かに憎まれ口をたたき、コーヒーが大好きなど、かわいらしさからはかけ離れている。しかしくるくると変わる表情はまるで人間のようで魅力的である。

ストーリーは主人公のティム・グッドマンが行方不明になった父を探すためにライムシティを訪れ、父ハリーの元相棒であるピカチュウと出会ったところから始まる。2人はかつてハリーが捜索していたポケモンに関する事件に挑み解決していく。

『名探偵ピカチュウ』のあらすじ・ストーリー

第1章 タンティ公園

ライムシティでは様々なポケモンと人間が共存する。

本作では、人とポケモンが共存する街「ライムシティ」が舞台となっている。ライムシティでは人とポケモンが互いに助け合いながら暮らしており、ポケモンたちは自分の能力や特徴を活かして様々な場所で活躍している。
主人公ティム・グッドマンは失踪した父親(ハリー・グッドマン)を探すためライムシティに訪れ、そこである事件をきっかけに父親の元相棒であったピカチュウと出会う。ピカチュウはポケモンたちと会話することができ、なぜかティムとも会話することができるのであった。そのことをきっかけにティムとピカチュウはコンビを組み、失踪した父親を探すために周りの人やポケモンたちから情報を得て様々な事件を解決していく。
1章では猿のようなポケモン・エイパムが女の子のネックレスを奪う事件が発生。ティムとピカチュウは協力してこれを解決する。

第2章 ヒトモシ洞窟

2章ではハリーの残した捜査資料をもとに、ティムたちはヒトモシ洞窟を訪れる。ヒトモシ洞窟では突然凶暴化したこおりタイプのポケモン・オニゴーリに襲われ、洞窟に閉じ込められてしまう。ティムたちはろうそくのような姿をしたポケモン・ヒトモシたちと力を合わせて洞窟を脱出。その際にアンプルの欠片を発見した。

第3章 PCL

3章でティムたちはハリーが失踪直前に訪れていたと思われている研究所・PCLに潜入する。そこで凶暴化した木の幽霊のようなポケモン・オーロットを鎮め、近頃頻繁に起こるようになったポケモン絡みの事件が、ポケモンを凶暴化させる薬「R」が原因であったことを突き止める。

第4章 カプチ島

4章では「R」の開発者であるワールスがいるカプチ島を訪れる。ワールスは湖のポケモンを襲った容疑が掛けられていた。ティムたちはワールスの無実を証明するために奔走。無事にワールスにかかった嫌疑を晴らすことに成功する。

第5章 ファインパーク

5章では1年前にポケモンの事件が起きて閉鎖された遊園地・ファインパークを調査することに。遊園地の事故を調査する中で、ハリーが何者かに襲われたこと、ウサギに似たポケモン・ミミロルにロケットを託していたことが判明する。

第6章 GNN

遊園地事故当時の映像を確認するためにライムシティのテレビ局「GNN」を訪れるティムとピカチュウ。しかしビデオを探している最中に事件が起こる。事件を解決に導いたあと、映像を確認することで「R」を使って騒動を起こした犯人を特定する。

第7章 ライム埠頭

7章ではロケットに入っていた写真をヒントに、「R」の製造工場に潜入することになる。向かったのはライム埠頭。そこの倉庫を調査し、捕まっていた元ワールスの助手から「R」の輸出の計画書の場所を聞く。計画書を手に入れたティムたちは、「R」の行方を追う。

第8章 Rの行き先

コンテナに潜入して豪華客船プライム・トレジャー号に潜り込んだティムたち。そこでGNNのアシスタントディレクターであり、「R」の輸出を企てたキース・ノーマンを捕らえようとする。しかし事件解決後、GNNの中に犯人がいることとポケモンカーニバルで「R」が散布されることが明らかとなる。

第9章 ポケモンカーニバル

ポケモンカーニバルの開催場所へ向かい、「R」の散布を阻止しようとするティムたち。カメラの位置などから散布場所を特定し、事件を未然に阻止。そして真犯人がGNNの敏腕プロデューサーであるロジャー・クリフォードであることを暴き、彼の逮捕に貢献した。

『名探偵ピカチュウ』のゲームシステム

ピカチュウサイン

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