あまり知られていないストリートファイターシリーズの裏設定・都市伝説集
長年にわたって高い人気を誇る人気格闘ゲーム、ストリートファイターシリーズ。今回はあまり知られていないストリートファイターシリーズの裏話・小ネタ・裏設定・都市伝説を集めてみました。皆さんの知っているエピソードはあるでしょうか?
コンボの起源はバグだった
ここで言う「コンボ」とは、いわゆる「波動拳」や「昇龍拳」などの必殺技とは異なり、ある特定の技を連続して使用することで、技と技の間でまったくスキが発生せず、連続して相手にヒットさせることができる現象のことを指します。現在の格闘ゲームでは、どのタイトルにおいてもこの「コンボ」が非常に重要な役割を果たしており、欠くことのできない要素となっていますが、このコンボの起源も実は「ストリートファイターII」にあります。
しかし面白いことに、「ストリートファイターII」においてコンボは狙って実装された機能ではなく、いわゆるバグの一種だったそうです。開発者たちは当初、ある特定の技の後に別の特定の技を、ごく限定されたタイミングで出した場合に、技と技がつながってしまうことに気づいていたものの、大半のプレイヤーはこの技術を扱うことができないだろうと考えていたそうです。
開発者の思惑に反して、ストリートファイターIIのリリースから間もなく、全国のゲームセンターではコンボを使った戦いが繰り広げられ、コンボはストリートファイターIIの機能として扱われるようになりました。実際にこの現象がゲーム内で公式に「コンボ」と呼ばれるようになったのは、1993年発売の「スーパーストリートファイターII」以降のことだそうです。
※元の記事ではキャンセルとコンボがいずれも「combo」と表現されていますが、厳密にはバグと考えられるのは通常技のモーションを途中で停止して必殺技を出す「キャンセル技」のようです。
ストリートファイターのリュウは漢字で隆である
出典: www20.atwiki.jp
1987年に『ストリートファイター』(以下『ストI』と表記)の主人公、1P側のプレイヤーキャラクターとして初登場する。『ストI』での名前は漢字で「隆」の表記が使用され、ゲーム内ではアルファベットで「RYU」と表記された。
その続編として1991年に発売された『ストリートファイターII』(以下『ストII』と表記)以降、主にカタカナで「リュウ」と表記されるようになる。同シリーズの主人公であるリュウは、同社のゲームの主人公の代表キャラクターとして認知され、他社を含む格闘ゲームが関連するほぼ全てのクロスオーバー作品に参加している。
ケンステージの曲とチープトリックの”Mighty Wings”は非常に似ている
出典: doope.jp
ケンステージに名前がある”Buppo”はゲームデザイナーの名前
出典: doope.jp
リュウとケンの師匠は「神龍」?
「ストリートファイターIV」では、リュウとケンの師匠である「剛拳」が初めてゲーム中に登場することとなりましたが、海外では長くリュウとケンの師匠は「神龍」という名前だという誤解が広まっていたそうです。
この誤解の発端は、一度も昇龍拳を出していないのに言われることで有名なリュウの勝利後のコメント「昇龍拳を破らぬ限りお前に勝ち目はない!」の誤訳によるもので、海外版ではこれが「You must defeat Sheng Long to stand a chance.(神龍を破らなければチャンスは無い)」となっていたそうです。海外版でも必殺技である「昇龍拳」は「Shoryuken」と発音されるため、海外ファンは「Sheng Long」がなんのことか分からず、「リュウとケンの師匠に違いない」と考えられていたようです。
「神龍」が実はゲームにも登場する予定だった
「ストリートファイター ザ・ムービー」の開発者Alan Noon氏によれば、誤訳によって生まれたキャラクター「神龍」が実はゲーム中に登場する予定があったそうです。アメリカ軍人風の格好で、中国拳法を使い、目隠しをして闘うキャラクターとして企画されたものの、時間的な制約によりお蔵入りとなったとのこと。もしこのキャラが実装されていたら、現在の「剛拳」は存在しなかったかも知れません。
豪鬼の名前が海外では「アクマ」に
海外版でバイソンとバルログ、ベガの名前が入れ替わっていることについて、海外ファンの間では良く知られているそうですが、豪鬼について名前の変更があったことは実はあまり知られていないそうです。
豪鬼はベガと並んでシリーズを代表するボスキャラクターですが、初登場時から海外版では名前が「Akuma」となっており、海外ではこの名前で定着しているようです。なぜ海外版で名前が変えられたのかは分かりませんが、英語圏の人にとって「Gouki」という名前は発音しづらいため、近い意味で日本的な名前として「Akuma(悪魔)」となったのではないかと言われています。
リュウとケンの波動拳には彼らの手が描かれている
出典: doope.jp
読んで字の如く”波動拳”な訳で当然かと思うわけですが、ここらにもやはり文化やローカライズのあれこれが絡んでいるのでしょうか。
ギネスの世界記録に認定されている
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目次 - Contents
- コンボの起源はバグだった
- ストリートファイターのリュウは漢字で隆である
- ケンステージの曲とチープトリックの”Mighty Wings”は非常に似ている
- ケンステージに名前がある”Buppo”はゲームデザイナーの名前
- リュウとケンの師匠は「神龍」?
- 「神龍」が実はゲームにも登場する予定だった
- 豪鬼の名前が海外では「アクマ」に
- リュウとケンの波動拳には彼らの手が描かれている
- ギネスの世界記録に認定されている
- ストIIのラス面(タイランド)の背景にある鐘は、 最初は塔だった
- 海外でも実はアニメになっていた
- バルログは当初騎士として描かれるはずだった
- ダルシムは6つの腕を持つはずだった
- 春麗は唯一原案からほとんど変更が無かったキャラ
- 映画のブランカはブランカではなくナッシュ?
- ストリートファイターIIターボのボックスアートにダルシムがいる
- 香港の国旗が変更されている
- ゴルバチョフ書記長が登場しコサックダンスを踊る
- ガイルのバグ
- 家庭用が3DOでしか遊べなかった時期
- すさまじく長い名前のゲーム「スーパーストリートファイターIIX for Matching Service Grand Master Challenge」
- 海外版のバイソンとベガとバルログの名前変更は著作権の問題を避けるため
- ディージェイのモデルはビリー・ブランクス
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- 中国にも存在した実写版ストリートファイター
- 韓国にもあった実写版ストリートファイター
- 他ゲームの裏設定・都市伝説