
『64』(ロクヨン)とは、横山秀夫による推理小説、および小説を原作としたテレビドラマである。昭和期に起きた少女の誘拐殺人事件が平成に入ってから波乱を巻き起こすストーリー。2015年にNHKで制作されたドラマ版では、ピエール瀧、山本美月、入山杏奈などが出演している。2016年には『64 - ロクヨン - 前編/後編』というタイトルで映画化された。監督は瀬々敬久、脚本は久松真一・瀬々敬久、主演は佐藤浩市。
64(ロクヨン)
昭和64年(1989年)に起きた未解決の少女誘拐事件の符丁。平成の世に紛れた犯人を逃がすまいと、D県警はこの事件をロクヨンという符丁で呼ぶことにした。
記者クラブ
公的機関などの各組織の継続取材を目的とするために大手メディアが中心となって構成された組織。
醜形恐怖
身体醜形障害のこと。極度の低い自己価値感に関連し、自分の身体や美醜に極度にこだわる症状のこと。三上の娘であるあゆみが患っている。
『64』(ロクヨン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
作者の納得がいかず書き下ろしで発表された単行本
本作は『別册文藝春秋』(文藝春秋)にて2004年より連載されていた作品であり、改稿作業が続けられ、2009年頃には単行本の発売日まで決定していた。しかし、作者の横山秀夫がどうしても納得がいかず、全面改稿の上、書き下ろしとして2012年10月にようやく刊行される運びとなった。
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目次 - Contents
- 『64』(ロクヨン)の概要
- 『64』(ロクヨン)のあらすじ・ストーリー
- 未解決の少女誘拐殺人事件
- 県警による隠蔽
- ロクヨンを模倣した誘拐事件
- ロクヨンの真実
- 『64』(ロクヨン)の登場人物・キャラクター
- 三上家
- 三上 義信(みかみ よしのぶ)(演:ピエール瀧(ドラマ版)/佐藤浩市(映画版))
- 三上 美那子(みかみ みなこ)(演:木村佳乃(ドラマ版)/夏川結衣(映画版))
- 三上 あゆみ(みかみ あゆみ)(演:入山杏奈(ドラマ版)/芳根京子(映画版))
- D県警広報室
- 諏訪 尚人(すわ なおと)(演:新井浩文(ドラマ版)/綾野剛(映画版))
- 美雲 志織(みくも しおり)(演:山本美月(ドラマ版)/榮倉奈々(映画版))
- マスメディア
- 秋川 修次(あきかわ しゅうじ)(演:永山絢斗(ドラマ版)/永山瑛太(映画版))
- ロクヨン関係者
- 雨宮 芳男(あまみや よしお)(演:段田安則(ドラマ版)/永瀬正敏(映画版))
- その他
- 幸田 一樹(こうだ かずき)(演:萩原聖人(ドラマ版)/吉岡秀隆(映画版))
- 望月 晴一(もちづき せいいち)(演:村上淳(ドラマ版)/赤井英和(映画版))
- 松岡 勝俊(まつおか かつとし)(演:柴田恭兵(ドラマ版)/三浦友和(映画版))
- 『64』(ロクヨン)の用語
- 64(ロクヨン)
- 記者クラブ
- 醜形恐怖
- 『64』(ロクヨン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者の納得がいかず書き下ろしで発表された単行本