ゴールデンカムイ(金カム)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ゴールデンカムイは週刊ヤングジャンプに連載中の野田サトルによる漫画作品。明治時代の北海道を舞台に日露戦争で「不死身の杉元」と呼ばれた帰還兵杉元佐一とアイヌの少女アシリパを中心に隠された金塊をめぐる冒険漫画。過激な描写が特徴で作中では次々と個性的なキャラクターが登場するためインパクトのある名言・セリフが多い。

リスが近くにいるのに気付いたアシリパと杉元のセリフ。最初は可愛らしいリスを食うというアシリパにげんなりする杉元だが、アシリパの作ったリス料理に舌鼓を打つことになる。その後もアシリパは様々な動物を躊躇なく仕留め料理にして振る舞い、「実は作中でアシリパが一番残虐」というファンの声もある。

「うわぁ ウンコ食べて喜んでるよ この男」

杉元が持っていた味噌をウンコと勘違いしたアシリパが、味噌の入ったウサギの鍋を美味いと喜ぶ杉元に放ったセリフ。この後も頻繁に「ウンコネタ」が登場するため本作はファンの間では「公認ウンコマンガ」「ウンコ推しマンガ」とも称される。

「一緒にいた男は 汁物にウンコを入れて食べる」

金塊を追う第七師団・谷垣の問いにアシリパがアイヌ語で答えたセリフ。日本語がわからないふりをするアシリパだが、命の危険にさられた場面で飛び出した言葉の内容としてはなんともシュールである。

杉元「アシリパさんは何て呼ばれてたんだ?」アシリパ「祖父の尻の穴だ!」

こちらもアシリパの村で杉元とアシリパのセリフ。そりゃ病魔も逃げ出すわとあきれる杉元。ファンからは「生まれて初めて祖父の尻の穴に萌えた」「このマンガに出会わなかったら一生祖父の尻の穴を意識することはなかった」と感謝の言葉が寄せられている。

「チンポ先生」

酒の席で牛山がアシリパに「男はチンポ」だと講釈してからアシリパは牛山を「チンポ先生」と呼ぶようになった。本作のヒロインであるアシリパが「チンポ」を連発してショックを受けたファンは多い。それにしてもこの作品は暴力表現もさることながら今回のように伏字にしなくてよいのかと疑問に思う過激なセリフが多い。

「全てが終わったら…杉元の故郷に連れて行け 私も干し柿を食べてみたい」

雪山で遭難しかけた杉元たちは、その場にいた鹿を狩って臓物を抜き取り、代わりにそこに潜り込むことで難を逃れる。同じ鹿の中に入った杉元とアシリパは、何気なく好物の話を始め、そこで「杉元は干し柿が好物だが、戦争に行ってからまだ一度も食べていない」ことが明らかとなる。
これを知ったアシリパは、「杉元は本当の自分を戦場で見失ったままで、干し柿を食べない、食べようと思えないのはそのせいだ」と語り、干し柿を食べれば本当の杉元が彼の中に帰ってくるのではないかと考える。その後見出しの言葉を続け、いつか一緒に干し柿を食べる約束を交わすのだった。

アシリパの聡明さと優しさに、杉元ならずとも目が熱くなってしまう名セリフ。アイヌには「同じ器で食事をすることで夫婦の誓いとする」という風習があり、それを踏まえた上で杉元の好物を食べたがるアシリパの胸の内を紐解いていくと、彼らの間の絆がどれだけ強く特別なものであるかも見えてくる。

「何言ってるんだ白石。あいつは不死身の杉元だぞ」

網走監獄で杉元が頭を撃ち抜かれるのを見た後、キロランケに促されるまま樺太へと渡ったアシリパ。一緒についてきてくれた白石が「杉元は本当に死んでしまったのだろうか」と口にした際、なんら疑いも無く言い返したのが見出しの言葉である。
アシリパが杉元をどれほど信頼しているかがよく分かる。一方でこのセリフは、“もっとも頼りになる杉元がいない”という状況に不安を覚える白石を励ます意味合いもあり、アシリパの優しさと聡明さがうかがえるものともなっている。

「“道理”があれば、私は杉元佐一と一緒に地獄に落ちる覚悟だ」

金塊とアイヌの未来を巡る最後の戦いの中、追い詰められた杉元を助けるために、アシリパは毒矢で尾形を射る。「アイヌには“人を殺したら地獄に落ちる”という伝承がある。だから私は決して人を殺さない」と常々語っていたアシリパが、大切な人を助けるために人を殺すことを覚悟する衝撃的なシーンである。
彼女が背負わされてしまったものの息苦しいほどの重さと、それに応えるために、杉元を助けるために地獄に落ちることも辞さないアシリパの冷たい意志に、読者もまた戦慄させられることとなった。

白石由竹の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「俺は脱獄王だ 誰に捕まろうと煙のように逃げてやるさ」

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菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

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