翔んで埼玉(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『翔んで埼玉』とは、魔夜峰央によるギャグ漫画作品、およびそれを原作としたコメディ映画作品である。。二階堂ふみやGACKTを始め、豪華なキャスト陣が本気でふざけた内容が大きな話題となる。埼玉県民が東京都民に虐げられてきた架空の世界が舞台となり、埼玉解放を求めて他の県を巻き込みながら全面戦争へと発展していく。
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『翔んで埼玉』とは、魔夜峰央によるギャグ漫画作品、およびそれを原作としたコメディ映画作品である。。二階堂ふみやGACKTを始め、豪華なキャスト陣が本気でふざけた内容が大きな話題となる。埼玉県民が東京都民に虐げられてきた架空の世界が舞台となり、埼玉解放を求めて他の県を巻き込みながら全面戦争へと発展していく。
『翔んで埼玉』とは、魔夜峰央によるギャグ漫画作品、およびそれを原作としたコメディ映画作品である。。二階堂ふみやGACKTを始め、豪華なキャスト陣が本気でふざけた内容が大きな話題となる。埼玉県民が東京都民に虐げられてきた架空の世界が舞台となり、埼玉解放を求めて他の県を巻き込みながら全面戦争へと発展していく。
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1995年ビジュアル系ロックバンド「マリスミゼル」のヴォーカリストとして活動。脱退しソロに転向後、2001年から4年連続で紅白歌合戦に出場(2007年も出場)。男性ソロアーティストの『オリコンシングルランキングTOP10獲得作品数』日本首位の記録を持つ。2003年から俳優活動を行い、2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」では準主役に抜擢。2010年には舞台デビュー。語学堪能なマルチタレント。
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『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』とは、魔夜峰央(まやみねお)のギャグ漫画を基にした実写映画第2弾。麻実麗役のGAKTOと壇ノ浦百美役の二階堂ふみが、第1弾に続き主演を務めた。日本を埼玉化計画に進める麗は越谷に海を作ろうと計画し、美しい砂を求めて和歌山に向うが、地域格差を目にしてしまう。やがて事態は東西の天下を分かち全国も巻き込む大事件と発展していく。地方ネタやクセのある登場人物の登場、有名人対決が見どころである。
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『糸』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画で、中島みゆきの楽曲『糸』にプロデューサーの平野隆が着想を得て制作された。監督は瀬々敬久。平成元年生まれの高橋漣(たかはしれん)と園田葵(そのだあおい)は、美瑛で出会い恋に落ちる。しかし大人たちの都合で引き裂かれ別々の人生を歩む。出会ってから18年経って平成という時代も終わりを迎えるとき、互いを忘れられなかった漣と葵は再び手を取り合うために動き出していた。この物語は、漣と葵、その周辺の人々の軌跡を「平成」という時代にのせて描く作品となっている。
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『新宿スワン』はアンダーグラウンド系の日本の漫画である。作者は和久井健。講談社『週刊ヤングマガジン』で、2005年20号から2013年45号まで連載された。スカウトマンをテーマにした物語で、和久井にとって連載のデビュー作品となった。主人公は19歳の白鳥龍彦、通称タツヒコ。ライバルの死や暴力団がからむ違法薬物の取引、そして信頼していた仲間の裏切り、そして、タツヒコの知らないところで大きな復讐の計画が動き出していた。数々のトラブルに見舞われながらも逃げずに立ち向かうタツヒコの成長する姿を描く。
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『あなたの番です』とは、日本テレビ系にて2019年4月から9月まで放送された全20話のミステリードラマである。キウンクエ蔵前というマンションに引っ越してきた新婚夫婦が「交換殺人ゲーム」に巻き込まれる姿を描いたミステリードラマで、企画・原案は秋元康。第1章、第2章で構成された2クール半年間に渡って放送され、テレビ放送と連動して、『扉の向こう』というスピンオフがHuluにて独占配信されている。
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『リング0 バースデイ』とは、2000年に公開された日本のホラー映画。『リング』『らせん』『リング2』に続くリングシリーズ完結編である。原作者・鈴木光司原作の短編集『バースデイ』に収録されている『レモンハート』の映画化。生前の貞子の悲恋と悲惨な最期を描く。昭和43年、母・志津子が亡くなってから東京の劇団に所属していた18歳の山村貞子、彼女の身に起きた悲劇の数々。激しい呪いの秘密の全てが明かされる。仲間由紀恵が後のおぞましい姿から想像もできない生前の可憐な貞子を好演。
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『愛がなんだ』とは、角田光代による恋愛小説、およびそれを原作とした今泉力哉監督による実写映画作品。 映画作品では、岸井ゆきのが主役のアラサーOL・テルコを、成田凌がテルコの片思い相手であるマモルを演じ、独立系の低予算作品としてはあまり例を見ないロングランヒットを記録した。テルコはマモルに一目惚れをしてからマモル一筋の毎日を送るが、マモルはテルコのことを都合のいい女と思っている。テルコとマモルのどうしても埋まらない距離感がリアルに描かれている。
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『今夜、ロマンス劇場で』とは2018年に公開された、主演綾瀬はるかと坂口健太郎によるラブストーリー映画である。映画監督を目指す健司が通い詰めていた「ロマンス劇場」で、モノクロ映画に出演している映画のヒロインである美雪に出会う。ある日、美雪が現実世界に現れ、健司は美雪に色のある現実世界を案内していくうちに、健司と美雪は惹かれ合っていく。しかし、美雪にはある秘密があった。切なくもあり、昭和中期を舞台とした切なくもあり温かい気持ちになるラブストーリー映画となっている。
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『サンクチュアリ -聖域-』は、2023年5月にNetflixで配信が開始されたオリジナルドラマである。大相撲を題材にした作品で、主演は一ノ瀬ワタル。脇を固める役者は染谷将太、小雪、ピエール瀧と、豪華な顔ぶれが揃う。相撲のセンスはあるが品性や礼儀は欠片もない不良少年・小瀬清が、相撲に真剣に取り組み、やがては各界を揺るがし始めるというストーリー。相撲の裏側をリアルに映し、相撲にかける力士たちの厳しい稽古と、熱すぎるまでの情熱が描かれ、世界で大ヒットを記録した。
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『MIU404』とは、性格が全く違う二人の刑事が日本の社会問題に立ち向かいながら事件解決を目指す、警視庁機動捜査隊を舞台としたテレビドラマである。臨時部隊として新設された第4機捜に召集された刑事が志摩一未と伊吹藍だ。二人は相反する性格ながら、様々な事件に相棒として立ち向かうことになる。斬新なストーリーと共に、二人の刑事がバディとして絆を深めていく姿も目が離せない作品だ。
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『悪の教典』とは、2012年公開の日本のバイオレンス・ホラー映画である。監督は三池崇史で、貴志祐介の小説が原作。高校教師の蓮実聖司は、明朗快活で同僚や生徒にとても頼りにされていた。しかしその正体は他人への共感能力に欠けたサイコパスで、自身の邪魔になる人間は躊躇なく殺してきた男だった。そしてある出来事でこれまでの罪が暴かれそうになり、蓮実は校内の人間を全員始末することを決める。この作品は蓮実というサイコパスの生き方や、その周りで生きようともがく人間の命がけの戦いから目が離せない物語となっている。
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『嫌われ松子の一生』とは、2006年5月27日に公開された日本のコメディ映画である。山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作としている。川尻笙は、夢をあきらめ、堕落した生活を送っていた。突如故郷の父が来訪し、笙の叔母である松子が死んだことを伝える。松子の住んでいたアパートの片付けを父に頼まれた笙は、会ったことのない叔母の松子の死の真相に迫るとともに、その波乱万丈な人生をたどっていく。ストーリーはシリアスな内容だが、華やかなミュージカルシーンやコミカルな演出が見どころの作品である。
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『仮面ライダーゴースト』とは、生と死をテーマにした仮面ライダーシリーズの第17作目である。2015年10月4日から2016年9月25日まで放送された。 主人公のタケルは、眼魔と呼ばれる怪物に襲われて命を失う。その後、死後の世界にて仙人と出会ったタケルは、仙人の力によって幽霊として現世に復活した。タケルは15個揃うと願いが叶う眼魂を集め、生き返るために仮面ライダーゴーストとして戦う事となる。 命の尊さに向き合うタケルの姿や格好いい戦闘シーンなどから、子供たちを中心として人気を得た作品だ。
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『極主夫道』(ごくしゅふどう)とは、おおのこうすけによる日本の漫画。実写ドラマ化とアニメ化もされている。「不死身の龍」と呼ばれた元・最凶ヤクザの、主夫業の日常を描いたハートウォーミングコメディ。強面のヤクザが全力で主夫業に邁進するギャップ、および高い画力とシュールな展開が特徴。大筋は主人公の龍がその強面から繰り出す熟練の家事スキルギャップが軸になるが、登場人物たち半数近くがその筋の関係者で彼らも彼らでどこかしらズレており、そのズレの連鎖から笑いの渦を生んでくるパターンも多い。
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『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。
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『ちょっと思い出しただけ』とは、2022年2月に公開された松居大悟による監督・脚本の実写映画作品で、自身初の完全オリジナルラブストーリーである。池松壮亮演じる怪我で夢を諦めた元ダンサーの男と、伊藤沙莉演じるタクシードライバーの女の6年間に及ぶ恋愛模様を、7月26日の1日を通して描いている。クリープハイプの尾崎世界観が作曲した「ナイトオンザプラネット」に松居が触発され、脚本を執筆した。また、クリープハイプは主題歌を担当し、劇中バンドとしても出演している。第34回東京国際映画祭で観客賞を受賞した。
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『仮面ライダー1号』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を原典とした映画。45年の時を経て、再び藤岡弘、が本郷猛として、仇敵の地獄大使が率いるショッカーと、そして新たな敵ノバショッカーと戦う。「偉人の魂」を駆使して戦う若きライダー、仮面ライダーゴーストは共闘の後に言う。「本郷猛は永遠の英雄」と。
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『高校教師』とは、1993年1月からTBSで放送されたテレビドラマである。脚本は野島伸司で、主演は真田広之と桜井幸子。その他、赤井英和や京本政樹などが出演する。日向女子高校に赴任してきた教師の羽村隆夫に、女子生徒の二宮繭が好意を持つ。羽村も繭と過ごしていくうちに彼女に惹かれていき、2人は禁断の恋に落ちていく。生徒と教師の恋愛や近親相姦、同性愛、強姦など社会的タブーを取り扱った作品である。登場人物の背景や最終回の結末などサスペンス要素を含んだことも反響を呼び、最終回では視聴率33%を記録した。
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『ゴジラVSデストロイア』とは、1995年に公開された、日本の怪獣パニック映画である。監督は大河原孝夫、主演を辰巳拓郎が演じた。 ある日香港で、赤く発光したゴジラが出現する。同じ頃日本では、謎の生物デストロイアが発見された。デストロイアはやがて巨大化し、街を破壊。Gサミットは、メルトダウン寸前のゴジラとゴジラの同族であるジュニアを使い、デストロイアと戦わせるのであった。 見所は、ジュニアとゴジラの絆や、高い攻撃力を持つデストロイアとゴジラの迫力ある戦いのシーンである。
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『ネメシス』とは日本テレビ系列で2021年に放送された探偵事務所が舞台のミステリー・エンターテインメントドラマである。舞台は横浜にある小さな探偵事務所ネメシス。新たに看板探偵となった風真は、天才的な推理力を持つ助手アンナに助けられながら難事件を解決してゆく。2人の上司・栗田は行方不明になったアンナの父を探しながら、20年前の事件を追っていた。広瀬すず演じる”天才助手”美神アンナと、櫻井翔演じる”ポンコツ探偵”風真尚希の凸凹バディが、ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決してゆく。
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『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』とは、2003年に公開された日本の怪獣映画で、ゴジラシリーズ第27作目にあたる。監督を手塚昌明が務め、興行収入は13億円、観客動員数は110万人を集めた。 ゴジラが機龍との戦いで、行方不明になって1年後再び姿を現し日本を襲う。小美人とモスラも日本に現れ、機龍を作る際使ったゴジラの骨を海に返せば、一緒に戦うと宣言。ゴジラとモスラ、機龍の戦いが繰り広げられる。 見所は、以前は敵であったモスラが、今回人間側の味方としてゴジラと死闘を繰り広げるところである。
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2016年公開。監督・大根仁、主演・福山雅治の映画。以前は写真週刊誌SCOOP!のエースカメラマンとして数々のスクープ写真を撮っていた都城静だったが、今はうらぶれたフリーランスのパパラッチとして生活していた。静はSCOOP!編集部へ移動してきた新人記者・行川野火と組む事になる。最初は衝突しあうも数々のスクープを撮り二人は次第に惹かれあうが、静にかかってきた1本の電話が悲劇をもたらす事となる。
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『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。
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『パタリロ』の魔夜峰央先生のギャグ漫画が原作で、日本アカデミー賞を受賞したコメディー映画。
東京都民に虐げられ続ける埼玉県民を解放するため、埼玉解放戦線のメンバーの麻実麗(GACKT)が立ち上がり革命を起こすという荒唐無稽なストーリーだ。麗は「港区出身でアメリカに留学していた帰国子女」と経歴ロンダリングをして都内の名門校に潜入し、都知事の息子・百美(二階堂ふみ)と禁断の恋に落ちる。ふたりの愛の逃避行と革命運動がリンクし、千葉、北関東3県も巻き込みながら、物語は新宿都庁でクライマックスを迎える。
原作は80年代に描かれた未完の作品で、映画後半はオリジナルストーリーで進んでいく。連載時に映像化していたら「悪口だ!」「不謹慎だ!」と大炎上しそうだが、現代では埼玉イジリはラップバトルでおなじみの「ディス」として評価された。ディスの後ろにはリスペクトがある、と好意的に受け入れられ映画は大ヒットしたのだ。
さらにギャグ漫画的な大げさな表現をマイルドにするために、メインストーリーは「NACK5で放送されたラジオドラマ」という劇中劇の形で進んでいく。絶妙なタイミングで現代の埼玉に場面が変わるのが、脳のクールダウンに一役買っている。
不思議なことに、観終わったあとに心に何も残らない。問題提起や複線回収、深読み、裏設定など、小難しいことを考える気にならないのだ。まさにそのへんで買った菓子でも食いながら肩の力を抜いて観るのにちょうどいい痛快娯楽映画といえる。
やっぱり埼玉県民だったので、これは見なければ!と思い、見てみました。周りからの評判もかなり良かったのですが、みてみて期待通りの出来で大満足です。二階堂ふみがこんな演技をするのはみたことありませんでしたし新鮮でした。ガクトも映画などではあまりみたことないと思うので役者の抜擢が凄いですね。とにかく昔っから侮辱ばかりされてた埼玉が、映画を見た後誇らしくて仕方ありませんでした。映画でもとにかく序盤に埼玉を侮辱されまくっていましたね。こんなにとことん言われていたこと自体が埼玉の良さなんです。まるで、小学生の好きな子にわざといじめてしまうみたいな症状ですかね。そして、埼玉の郷土愛、やっぱり埼玉県民みんな持ってます。自分が言いたい事が、全て次から次へと出されて嬉しかったです。原作者の郷土愛をしかと受け取れました。こういうのは、それぞれ郷土を愛している人達が和歌山とか、佐賀とか、岩手とか地方の映画でも作っていけそうですよね。そんなことも今後あっても面白いかもと思いました。もう予定では、翔んで埼玉の2を出してくれる予定をききましたが、今現在ガクトの調子が良くならなくてはもしかすると、なくなることもあるんじゃないかと不安に思ってます。またぜひ見たいです。
地域格差を強烈に風刺した『翔んで埼玉』は、公開後に観客から最大級の賛辞?を受け、おちょくった先の埼玉県民からも予想外に大ウケしました!
予想外の大ヒットとなった要因は “埼玉県民には、そこら辺の草でも食わせておけ!”という、過激なまでの埼玉ディスりが多大なるインパクトを放ち、豪華キャストの役者さん達がバカバカしくも大真面目に茶番劇を演じた演技にありました。
原作は今から37年前頃の雑誌に連載された漫画家・魔夜峰央のギャグマンガですが、途中3話までで途切れてしまった「未完の漫画」です。
未完の理由は作者が当時住んでいた埼玉から横浜に転居した事で、「県外から埼玉をおちょくる悪意のある作品になってしまう」という懸念から連載を中断したとされています。
そんなマンガが30年の時を経てテレビ番組で取り上げられ、ネット上でも大反響を呼び、3話が収録された全1巻の単行本が復刻されてからは69万部超えのベストセラーとなりました。
実写映画化された本作は、原作漫画で途切れた幻の続きが描かれる事になります。
ラストはどうなったのか?(ネタバレ)
凄まじい闘いを終えた数年後の埼玉…その後は『日本埼玉化計画』に成功しました!
そして次なる計画として『世界埼玉化計画』に着手しようとしています!?
「パタリロ!」の作者 魔夜峰央さん原作のギャグ漫画「翔んで埼玉」を実写映画化した作品。
これでもかと言うくらいに、埼玉県を自虐的に描いています。
ダブル主演の二階堂ふみさんとGACKTさんは、まるで原作から飛び出してきたかのような、
みごとに役にハマっています。
ときは19XX年の日本。ここでは東京都民から埼玉県民はひどい迫害を受けていました。
場面は高校 壇ノ浦学院。二階堂ふみさん演じる壇ノ浦百美は都知事の息子で生徒会長。
そこに、GACKTさん演じるアメリカ帰りの帰国子女 麻実麗が転校してきます。
麻実は家柄もよく容姿端麗で頭脳明晰。そんな麻実に百美は敵対心を持っていました。
麻実に対し次々と嫌がらせを仕掛ける百美ですが、あることがきっかけで麻実に恋心を抱き始めます。
そして徐々に惹かれ合うふたり。※ふたりとも男性です。
しかし麻実には秘密が…。麻実は実は隠れ埼玉県民だったのです!
それを知ってショックを受ける百美。その後ふたりは離ればなれになってしまうのですが……。
この映画の魅力は、なんと言っても埼玉県の自虐的あるあるネタが満載ということ。
東京都に対し劣等感を抱く埼玉県。そんな埼玉県と隣接するライバル関係の千葉県、
一歩上の立場の神奈川県など、関東圏内の関係性が面白おかしく表現されています。
序盤の学園模様から、どんどんスケールが大きくなっていく展開にも注目です。
ちょっとローカル色が強すぎるかなと思うところもありますが、
関東県外の方も、シンプルにコメディー映画として、
また、自身の馴染みある地方に置き換えて観ていただければ、必ず楽しめる作品です。
エンドロールに流れるはなわさんの「埼玉県のうた」まで、ぜひご堪能ください。
最初、ラジオから都市伝説の話が流れてきて、本編に入るのですが、ほんとこれぞ都市伝説という内容でした。私は関西出身なので、埼玉がどういうとことなのか、知らないのですが、おもしろかったです。知っている人はもっとあるあるがあって、面白いんだろうなと思いました。
好きなものとか出身地を悪く言われるのっていやなはずなんですが、それをうまく使われると、芸人でいうおいしい状態になってなんかいいです。だから、埼玉県民も結構この映画、ひいては原作が結構好きなんじゃないかなと思いました。あまりに大げさでばかげたディスりかただけど、なんだか本当にこんな風に言われているんじゃという妙なリアリティがありました。埼玉県民は怪我をしてもほっとかれるなんて、東京の学校に行きたくないです。
そして、埼玉だけでなく、千葉とかもディスられていました。まあ、東京が抜きんでているからでしょうか。結構、ディスられ勝ちな気がします。キャスト陣もなんだかキラキラした人たちでよかったです。京本政樹とかGACKTとか派手な顔立ちな人たちですけど、本作の世界観には合っていました。二階堂ふみさんも変わった役が得意な方なので、とても似合っていたと思います。ストーリー展開もだらだらすることがなく見やすい作品だったなと思いました。
原作自体がふざけた話なので、映画でいくらふざけても許されるというか、最高のおバカ映画でした。安心して気楽に見ることができます。そして、出てくるキャストが豪華です。伊勢屋友介、GACKT、二階堂ふみなど、すごい人が出てるなと思いました。特にGACKTはすごいなと思います。彼はよくバラエティとかにも出てるし、ふざけるのは嫌いじゃないのでしょうが、さすが、映画でもキメてくるなと思いました。格好もマンガチックというか世間離れしていますが、それがよく似合っています。話の内容は埼玉をディスり、ディスりまくるものです。東京に来た埼玉人がひどい差別を受けます。ここまで、埼玉をひどく書いていいんかいと心配になりますが、作者は自分が住んでたとこのことを悪く書いたんだから自虐なんだとか言ってました。でも、埼玉だけではなく、茨城もディスってました。関東人にはあるあるネタなのでしようか。私は関東に住んでいないので、埼玉への迫害とか茨城のこととかよく知りませんが、それでもなんだか面白かったです。埼玉人が見たら、なおさらおもしろいのではないかなと思います。ただ、ただおもしろいだけという映画も昨今あまり見かけないので貴重なおバカ映画だと思います。
Amazonプライムで配信されてたということで視聴しました。埼玉県を中心として、東京都や千葉県、群馬県等を舞台として繰り広げられる「くだらない」ことを大人が真剣に広大なスケールで演出したという感じな内容でした。頭を空っぽにして楽しみたいという方におすすめです。埼玉県人が迫害されているという設定ですが、その迫害の方法や設定、ストーリ―に「こんなことあるか!」と突っ込みたくなるような内容。そんないい意味でも「くだらない」内容の映画に対して豪華なキャストを用いているところもまた笑えるポイント。関東圏の都県の長所短所をこれでもかと誇張して表現することで各都市の雰囲気をうまく演出している上、ストーリーにも絶妙なバランスで関わってくるのでこれまた面白い。脚本、キャスト、演出全てにおいてクスクスと笑える内容の映画として仕上がっていました。ただ、残念ながら私は北海道民。所々に埼玉県民にならわかるのだろうなという小ネタが挟まれていたのですが、地域柄わからない人にはわからないところもあり、補足説明があればなお良かったと思います。短期間で繰り返しみたいと思える内容では正直ありませんが、数年後に突然見返したくなるような内容であると思います。今度は埼玉出身の知人と一緒に見てみたいです。
地上波での放映で鑑賞した。
最も虐げられしものが埼玉であるという映画だ。東京に入るには通行手形が必要であり、強制送還される!とパルチザンを髣髴とさせる。何に追われ何と戦っているのか考え込んでしまうような映画である。ダサイタマ!イナカクサイタマ!クサイタマ!アホクサイタマ!と罵られ、埼玉特有の熱病サイタマラリヤにかかってしまったら重症である。対するのは千葉半島。「半島を出よ」と村上龍に大作を書かしめた恐怖の地である。ようこそ千葉へとクールに決めているのが伊勢谷友介。面白半島と千葉を呼んだことで、さては埼玉県人だな!と言い当てられ、草加煎餅を踏みつけられるか!?という茶番に発展した。麻布在住のはずの麻実麗は、なにゆえ埼玉を庇い通行手形制撤廃をかけて戦うのか?郷土愛はあるか?社長排出率は?漁獲量、経験率、夏や冬に行きたい場所などのテーマにおいてことごとくworst1である埼玉。貧乳No.1という。埼玉解放運動の首謀者であることがバレた麻実麗に地位や未来を投げ捨ててついていくという生徒会長の百美。二人の逃亡を邪魔するのが、千葉の解放戦線で戦う阿久津翔であった。虐げられし埼玉は解放されたのか?郷土愛やいかに!?
間違いなく賛否両論・好き嫌いが極端に分かれる作品だと思います。同県出身者としては間違いなくツボにはまる要所要所に挟まれる埼玉ネタ、自虐に対してすべて同感と納得してしまいます。埼玉県内においても浦和と大宮にはそれぞれ意地とプライドがあり、そこでも各々戦っているにもかかわらず、東京に挑もうとする心意気に感動さえ覚えました。
予告に描かれるビジュアルや全体の雰囲気で食わず嫌いになっているのであれば、もったいないと思います。後半の千葉VS埼玉の出身地対決では、もちろんご本人の了承を得てのことだとは思いますが、様々な有名人が登場します。それぞれの登場シーンに加えられるコメントも面白いのですが、意外な人が埼玉県出身だという驚きも一つのポイントです。結論として言うと、結末なんてもはやどうでもよく、「我々(千葉)には海がある」「埼玉には誇りがある」、こういったところにただただ純粋に笑えればそれでよいのです。
残念ながら、この映画の鑑賞地域が関西地区だった為、地元民には笑えても知らなければ全く意味が分からないセリフやシーンがあり、映画館で声を出して笑うことができないなどが度々あったため、DVDを借りてもう一度見たいと思います。
タイトルは『翔んで埼玉』ですが、実際には1都6県の関東ローカルネタに溢れているため、他地域の方はピンと来ないところがあるかもしれません。
逆に、関東の方は、万難を排してでもぜひ、映画館で声をあげて笑いながら観てください。とくに、埼玉の映画館でご覧になることをお勧めします。
主演が東京都民(二階堂ふみ)と埼玉県民(GACKT)の役なのに、なぜか二人とも沖縄県出身という、不思議なことになっています。
原作には出てこなかった、神奈川県・千葉県・群馬県・栃木県は、とんだとばっちりを被っていますが、それすらも壮大なこの映画の世界を成立させるために必要な要素となっています。
原作は『パタリロ!』で有名な魔夜峰央の同名の漫画ですが、読んでいなくても全く問題ありません。もちろん、読んでいたら、ここまで再現するのか…!と思うこと間違いなしです。
美麗な描写とちょっとの毒を含んだ魔夜峰央の作品世界を、余すところなく、馬鹿馬鹿しくも仰々しく再現していますが、もちろん、魔夜作品を全く知らなくても楽しめます。
出演者と製作スタッフの、魔夜峰央の世界観への熱烈なリスペクトと、「コメディは真面目にやればやるほど可笑しくなる」という姿勢を、本気で全力で表現したことは、日本映画の快挙と言ってよいでしょう。
1カット1カットの画面の情報量の密度がとても高く、建物の設定から小道具の本当に細かいところまで手が込んでいるため、1回観ただけでは見逃してしまうような小ネタが至るところに仕込まれています。
とくに、人物デザイン監修/衣裳デザインを、『累ーかさねー』の柘植伊佐夫が担当していることが大きいです。
『累ーかさねー』のエキセントリックな人物表現が、更にパワーアップしており、非現実的な人物設定を視覚的に語らせて、予備知識ゼロの観客であろうと、この荒唐無稽な作品世界に否が応でも引きずり込むことに成功しています。
原作は「埼玉ディスり漫画」として爆発的に有名になりましたが、映画を観終わったとき、何故か埼玉が好きになっていることでしょう。
翔んで埼玉みてきました!原作は見たこと無かったのですが、CMの一瞬で笑ってしまったのと、あのだんだんだんの歌が耳から離れず張り切って見に行きました。映画館であんなに笑い声が聞こえる作品は他にあるのかな?っていうぐらい笑いました。
まず、田舎物へ対するディスりがすごい(笑)そんなにバリエーションあるんだー!ってだんだん悪口が爽快にさえ感じられました!大人になって大声で堂々と悪口言う事ってないですからね。
GACKTさん、二階堂ふみさん演じる個性の塊としか言いようがない濃いキャラクターも最高です。あの二人だからこその面白さがあったかもしれません(笑)。その他の豪華キャストたちも全力でギャグってるのでどのシーン取っても笑どころに溢れています。有名人勝負に関しては埼玉と言うよりか個人をディスってないかな???!ってなりますがそこもおかしかったですね。
そして笑いだけでなく麻美麗と関わるうちに百美の心境の変化も心暖まってくるものがあります。田舎者を見下していたエリート都会人が内面をみて受け入れれるようになっていくのはハートフルでした。関東の地名や文化など地元感がわからないと少し伝わりにくかったり笑いにくい所もありますがとりあえず一言面白いです!(笑)
予告を見た時からギャグな感じ満載で、わりとぶっ飛んだ映画なのでは!?と期待していた本作。ダサい玉、くさい玉、田舎臭い玉、あほくさい玉。あのGACKTさんがそんなセリフを大真面目に言うとは思わず。映画館の中に笑い声が頻繁に聞こえるって中々ないと思うのですが。原作者の方の埼玉への愛のあるディスりネタ、そして製作サイドの役者さんのセレクトがただただ冴えていてとにかく楽しかったです。原作が書かれたタイミング的に、西洋の貴族チックな雰囲気にするのが流行っていたのか分かりませんが、その漫画的な設定があるおかげで、内容もキャラも濃くなってました!ちなみに、本作はあくまでギャグメインのBLになるのですが。主人公がどこかのタイミングで「実は女です!」と言うんじゃないかと最後まで思ってました。その点では予想外すぎて完全に裏切られました笑ちなみにこの映画を見るまでファミマが埼玉発信とは知らず、日本埼玉化計画は本当に進んでいるのかもしれないと思わざるを得なかったです。EDのはなわさんの歌も面白かったので、埼玉県民の日皆様にもぜひ見ていただけたらなと。私は生まれも育ちも東京ですが、この映画を見て埼玉好きになりました!ダサい玉なんてもう言いません笑
映画館で予告を見たときは、「どんな話?」と頭の中で?マークが漂い、正直ノーマークだった本作。でも評判が良さそうだし、笑える作品が見たいな、と思い、見てきました。冒頭のお断りのコメントに、またもや?と思いながらも、すぐにその理由が分かりました(笑)。東京が埼玉をどれだけマウンティングし、ディスり、また埼玉もそのポジションを受け止めざるを得ないのか。また、埼玉県内の風景や店、市町村同士の格付け合いなども、きっと埼玉県人なら”あるある”と思ってるんだろうな、と見てました。
物語はやがて千葉をはじめ、神奈川、茨城、群馬、栃木と関東を巻き込んで展開していきます。設定自体はもちろんあり得ないですし、小ネタも笑えますが、自分の生まれ故郷を愛する気持ちが登場人物それぞれを目標に向かって走らせているところは、見ていてちょっと熱くなります。埼玉県人ではないですが、見終わった後、自分の故郷を自慢したい気持ちにもなりました。あと、埼玉ポーズもやりたくなります(笑)。
魔夜峰央さんの原作ですが、麗を演じるGACKTのビジュアル・雰囲気が魔夜さんの作品から抜け出してきたと思えるくらいでお見事!です。百美役の二階堂ふみちゃんのスタイルも抜群。耽美?な衣装を見事に着こなしています。