劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-のレビュー・評価・感想

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劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
8

救急医療の最高作品

ドラマとメインの登場人物は変わらない。
メインキャストが指導することになる研修医役として、新木優子、成田凌、有岡大貴(Hey!Say!JUMP)が登場する。
原作が漫画である場合、賛否両論が多いが本作も同様である。
本作はドラマの1stシリーズから10年後の設定となっており、メインの登場人物が研修医から成長した姿が見られる。
全体として、大規模災害医療、臓器提供をはじめとする命を繋ぐこと、がんの終末期医療について描かれている。
大規模災害の現場では、空港において完治することのない感染症に冒された可能性があるというシーンもある。
感染症予防に対する医師の危機管理能力や判断力が非常に問われるだろう。
天才外科医となった藍沢、リーダーシップを取る白石、盛り上げ役の藤川、じゃじゃ馬ながらも万能な緋山、ナースとしてフォローする冴島。
この5人のチームが結束力や技術ともにレベルアップ&パワーアップされており、その姿には安心感すら感じられる。
ドラマの映画化ともなるとドラマを見ていないとついていけないことが多いが、導入部分で振り返りがあるため万人が安心して観られる作品である。
また、チームの成長もさることながら、役者としての成長が見られるのもドラマから通して見る楽しみの一つだろう。

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
7

迫力や緊張感のある医療現場がすごい!

劇場版コードブルーは、大人気ドラマのコードブルーの劇場版として公開されました。
主演の山下智久さんを始め、新垣結衣さん、戸田江梨香さん、浅利陽介さん、比嘉愛未さんが映画でも大活躍されます。
主となる5人はもちろんですが、そのほかに出演している役者さん達の迫力のある演技や、医師としての成長物語は興味深く見る事が出来ます。
この映画は、フライトドクターがと救命病棟が題材となるドラマで、医療現場に医師が向かうというコンセプトでストーリーが進んでいきます。
常に出会う患者さんは生きるか死ぬかの瀬戸際の患者さん達で、いろんな方法で目の前の患者さんを助ける姿はとても感動します。
そして、この映画は幾つかのストーリーが並行して流れていきます。
どの話もとても心に響くものがありとても興味深い内容となります。
必死に医療現場で戦う医師たちは本当にすごいなと思います。
映画の中での医療現場は、人であふれかえっていて災害が起こるとこんな風になるんだなと少し怖い部分もあります。
ヘリコプターの躍動感とスケールの大きさには見ていて胸が高鳴ります。
クライマックスに向けて感動する場面も多くあるので、この映画はとてもおすすめしたい映画だと思います。

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
9

これまでにないスケールの大きさと成長したメンバーに感動

段々とシリーズが進むにつれて、スケールが大きくなってきて、スタッフや現場は大変だろうけど、見ている側はそれだけ感動が得られて面白かったです。今や、山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介の後輩にもチームが出来上がり、後輩を指導することにも、それぞれの個人個人の指導の仕方が個性的で面白い。また、後輩側から見た、山下、新垣といった先輩・上司のすごさを痛感しているのも面白い。
東京湾・海ほたるを舞台にしているスケールなので、山下世代医療スタッフ、新木優子後輩スタッフが一致団結して、対応しないと立ち向かえないほどのスケールだった。
映画の予告では10年の集大成という売り込みだったけど、また続編をやってほしい。映画の中で、浅利陽介と比嘉愛未は病院の外で結婚式をみんなからサプライズされ、二人ともハッピー状態でした。山下智久と新垣結衣の関係を予告では、さんざん宣伝していたので、この二人の将来を映画に期待しすぎていました。戸田恵梨香と緒方さんの関係も気にはなっていたけど、料理人だったのに手足不自由の男と女医で料理が苦手な二人の関係は、所々気まずい感じがあるものの、微笑ましさもあり、人間のお互いを思う温かさがあって良かったです。映画では集大成と言いつつ、番組的にはこれで終らせるのはもったいない、視聴者としては続編を期待しています。

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
9

映画のみでも楽しめる作品

テレビドラマ版を観て居らず、家族の付き添いという形で映画版を観に行きました。話がわからないのではと不安でしたが、最初にドラマ版の簡単なあらすじもあったし、映画は映画で一つの話で出来ているので違和感なく観る事が出来ました。
スケールの大きさはスクリーンで観ると迫力があります。
ただ、コードブルーのこれまでの人間関係位は把握してから鑑賞した方が良いと思います。メインはドクターヘリとヘリに乗る救命救急センターの医師や看護師達の奮闘ですが、登場人物達の関係性が理解できているほうがわかりやすい部分もありました。ホームページなどで登場人物の相関図は予習した方が良いです。
内容的には泣けるシーンが多かったです。命というものを取り扱っているので人の生と死が身近に感じられます。泣けるポイントは何カ所か有り、悲しく切ないシーンもあれば嬉し泣きで貰い泣きしそうになる場面もありました。映画版のみを観た私でさえ泣けました。ドラマ版からずっと観ている母は後半殆ど号泣していたのでドラマから観ている人は本当に泣けると思います。
そしてコードブルーのドラマ版が観たくなりました。映画に至るまでの主人公5人とフェローの成長を最初から観たくなり、ドラマ版も少しずつ観ようと決心させてくれました。
医療の作品としても魅力的だし、劇場版から新たな作品ファンを作らせる作品だと思いました。

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
10

10年の歳月と彼らの成長、そして未来

同じキャストさんで、10年追いかけてドラマを撮る、というのは大変贅沢なことだと思います。
その間、山下智久さん、新垣結衣さん、戸田恵梨香さん、比嘉愛未さん、浅利陽介さん、そして彼らを取り巻く翔北救命センターの面々は、ぞれぞれにいろんな分野、そして作品を通してご活躍されており、その上でドラマのサードシーズンを製作、満を持しての劇場版公開となりました。

現代っ子の新人フェローたちというキャラクターを得て、藍沢らの成長ぶりと貫禄、その仕事ぶりがより一層際立ち、また、畳みかけるように巻き起こされる危機的状況に陥りながらも、懸命に踏ん張る強さを身につけたフライトドクターたち、そしてナースらの人間ドラマとして、その『群像劇』はみごとにまとめられ、歪むことなく私たちに投げかけられた、と思っています。

ドクターヘリのフライトシーンや事故現場での描写に体感が加わり、さらなる迫力を感じることができ、大変興味深いものとなっていました。
しかし、本質は極めて上等な人間ドラマであったと思います。
そのラストを締めくくるにふさわしい、素敵な言葉や想いがちりばめられた二時間でした。

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
10

絶対オススメです!泣けます!

何より山ピーがカッコ良すぎます。あんなお医者さんがいたらいいですよね。
そして第1シリーズからの5人の成長ぶりが見れて、長年のファンにはたまりません。この映画では様々なテーマがぎゅっと凝縮してあり、盛りだくさんの内容になってます。
感動する場面が何度もあり、会場からは何度もすすり泣く声が聞こえ、自分も1人でわんわん泣いてしまいました。それでいてクスクスっと笑える場面もあり、本当に2時間があっという間です。
特にガンに侵された若い女性が相手のことを想い婚約を破棄したにも関わらず、婚約相手が病室まで何度も来てくれる場面は涙が止まりませんでした。そして相手とも寄りを戻し、無事結婚式を挙げたにも関わらず、また病院に戻ってきてしまいます。真っ白なドレスが血で真っ赤に染まっている場面は、この映画で1番心に残っています。
エンディングはミスチルのハナビが流れるのですが、涙あり、笑いありで最後の最後まで楽しませてもらいました。もう一度見たいと思える、本当にいい映画だと思います。

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
6

フライトドクターの話…?

コードブルーと言えば、山Pこと山下智久さん主演の大人気医療ドラマ。それの劇場版がこの夏、満を持して公開されました。
ドクターヘリに乗り、患者が病院に来るのではなく、医者(フライトドクター)が現場に直接出向き、一早く治療に当たるという、救急救命の中でもより高い技術や冷静な判断力が必要とされる様子が視聴者たちにハラハラさせてくれます。また、登場人物も超豪華で、よくもこのメンバーが同じドラマに揃ったなと言った感じ。これまでにサードシーズンまで放送されている人気のドラマです。その劇場版ということで、かなり期待して公開日当日に劇場に足を運んだのですが、う〜ん、感想としては正直イマイチでした。
まず脚本家がサードシーズンより変更になり、これまでの病院を舞台とした登場人物一人一人にスポット当てるスタイルから、病院を中心として働く医者やナースの群像劇に変わってしまったという印象があります。当然3シーズン目ですから、個別のキャラクターにスポットを当てるのはもういいでしょと言った意見もあるかと思います。ですが、個性的な登場人物が多いドラマですから、個別のキャラクターの過去や未来、登場人物同士の絡みを深く掘り下げてくれる様子がおもしろいと感じていたファンからしてみれば、物足りない部分が多かったです。
そして私が特にあまりいい評価をできなかった理由としては、全編を通して、治療に当たる場面や現場での治療シーンが少なすぎる!これに尽きます。
ドクターヘリで現場に向かう場面も2回あったかなぐらいで、現場での治療判断の難しさや葛藤、大変な手術を必死に行う様子というのが少なく、とにかくどれも主要人物とのエピソードと絡めたいといった下心が見え隠れして、それがかなり中途半端。とにかく病院が好き、仲間が好きといった表現が多く、これほんとに医療モノなのか?と疑ってしまうレベルでした。
このような理由から評価は6とさせていただきましたが、やっぱり原作ドラマの設定やキャラクターはとても魅力的で、続編を期待せざるを得ません。劇場版の最後ではこれまで10年間苦楽を共にした仲間がそれぞれ新しいステージに進んでしまった様子も描かれていますので、最集合してまた同じ職場で働くといったことは厳しいような気がしますが…。
家族や友人、恋人など、みなさんの大切な人と一緒に観て欲しい映画です!ちなみに私は一人で見ました(笑)。