翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama

翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama

『翔んで埼玉』とは、魔夜峰央によるギャグ漫画作品、およびそれを原作としたコメディ映画作品である。。二階堂ふみやGACKTを始め、豪華なキャスト陣が本気でふざけた内容が大きな話題となる。埼玉県民が東京都民に虐げられてきた架空の世界が舞台となり、埼玉解放を求めて他の県を巻き込みながら全面戦争へと発展していく。

teketen039のレビュー・評価・感想

翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama
8

埼玉対千葉

地上波での放映で鑑賞した。
最も虐げられしものが埼玉であるという映画だ。東京に入るには通行手形が必要であり、強制送還される!とパルチザンを髣髴とさせる。何に追われ何と戦っているのか考え込んでしまうような映画である。ダサイタマ!イナカクサイタマ!クサイタマ!アホクサイタマ!と罵られ、埼玉特有の熱病サイタマラリヤにかかってしまったら重症である。対するのは千葉半島。「半島を出よ」と村上龍に大作を書かしめた恐怖の地である。ようこそ千葉へとクールに決めているのが伊勢谷友介。面白半島と千葉を呼んだことで、さては埼玉県人だな!と言い当てられ、草加煎餅を踏みつけられるか!?という茶番に発展した。麻布在住のはずの麻実麗は、なにゆえ埼玉を庇い通行手形制撤廃をかけて戦うのか?郷土愛はあるか?社長排出率は?漁獲量、経験率、夏や冬に行きたい場所などのテーマにおいてことごとくworst1である埼玉。貧乳No.1という。埼玉解放運動の首謀者であることがバレた麻実麗に地位や未来を投げ捨ててついていくという生徒会長の百美。二人の逃亡を邪魔するのが、千葉の解放戦線で戦う阿久津翔であった。虐げられし埼玉は解放されたのか?郷土愛やいかに!?