岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

岸辺露伴(きしべ ろはん)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』に登場するスタンド使いにして人気漫画家である。自己中心的かつ尊大な一面が目立つが、プライドが高い分決して他者に媚びない強さもある。漫画に対する真摯な姿勢や、自分が認めた人物への敬意など、傲慢なだけの人物ではない描写も多い。高いプライドに見合う実力やクセの強さが独特の魅力となり、読者からも「露伴先生」と呼ばれ親しまれている。作者も気に入っているキャラクターである。

仗助の髪型を貶したことで彼の怒りを買った露伴は、ボコボコに叩きのめされながら仗助のリーゼントスタイルの髪型の由来を聞く。その話に感動した露伴は、気を失いそうになりながらも話の内容をメモし始めた。血だらけになりながら「得したなぁ~。杜王町に越してきてよかった」と語る様は狂気じみてはいるが、露伴の職人魂を示してもいる。露伴の被害者である康一も、思わずそのプロ根性に感心してしまうほどであった。

「だが断る」

露伴は、ハイウェイ・スターに取り憑かれ養分を吸い取られる。露伴のバイクだけがトンネルから吹っ飛んできたことに驚いた仗助が中に入ってきたのを見たハイウェイ・スターから「お前を見逃してやるから、仗助を呼べ」と言われた露伴は「本当にぼくを見逃してくれるのか?」と確認した上で「だが断る」と言い、仗助に逃げるよう促した。決して敵に媚びない露伴の性格が現れたセリフである。

ジャンケン小僧との対決

ジャンケン小僧こと大柳賢との対決シーンは、一部ファンの間で人気が高い。ジャンケンはありふれたゲームだが、賢との対決はスタンド能力を賭けたものである為、勢い真剣にならざるを得ない。互いの読みや運といった要素が異常なまでの緊張感を与えている上、作画上でも全身がオーラのようなものに包まれる、高く飛び上がるといった誇張表現が成されている。
身近なゲームを迫力ある描写で表したこのシーンは、ファンの間で語り草になっている。

「ああ!わかったよ!最後だから本心を言ってやるッ!さびしいよ!ぼくだって行ってほしくないさ!」

吉良を倒し、杜王町に居続ける理由がなくなった鈴美とアーノルドは成仏することになった。「君は15年も前に死んでるんだ」と鈴美が去ることに何の未練もない旨を口にした露伴だが、それは強がりであった。
康一に睨まれた露伴は、「ああ!わかったよ!最後だから本心を言ってやるッ!さびしいよ!ぼくだって行ってほしくないさ!」と本音を吐露した。鈴美の正体を知ってから、「漫画のネタになるかもしれない」とうそぶきながらも彼女の為に吉良の捜査をしていたことと合わせて、露伴の人間味が分かるシーンである。

「この岸辺露伴をなめるなよ…」

富豪村で、露伴の担当編集者の泉がマナー違反によるペナルティとして大切なものを失い、自分の命をも危険に晒した。露伴が彼女の命乞いをすると、再トライとしてトウモロコシを正しいマナーで食べるように言われる。皿の周りには箸、フォーク、ナイフ、調味料が置かれた。
一瞬たじろいだかに見えた露伴だったが、「この岸辺露伴をなめるなよ…」と言い、正解である「両手でつかんで食べる」を実行した。博識な露伴にとって「トウモロコシの正しい食べ方」は迷うこともないことであった。ひっかけるつもりで出されたカトラリーを「わざとらしすぎる」と皮肉で一蹴するセリフにも露伴の性格が表れている。

岸辺露伴の裏話・トリビア/エピソード・小ネタ

ペンをあしらった露伴アイテムの数々

漫画家という職業ゆえか、露伴の周りのアイテムやアクセサリーにはペン先をあしらったものが多い。イヤリングの他、ネックレス、バイクのガソリンタンクの蓋、チンチロリンの勝負に使用したチップにまでペン先がデザインされている。

名前の由来は作家の幸田露伴

露伴の名前は小説家の幸田露伴が由来である。苗字の「岸辺」は地名からとったが、特に凄い意味があるわけではないと作者の荒木が語っている(『ジャンプスクエア2008年1月号』掲載インタビュー『「天国への扉」で荒木を読むッ』より)。
尚、スピンオフ作品『岸辺露伴ルーヴルへ行く』では、露伴自身が自身の名前を「両親がつけてくれたもの」で、「『露』はははかなきもの、『伴』は共に過ごすと言う意味」と語った。

Part6でも驚異的な漫画の能力を発揮

露伴は、漫画家として高度なテクニックを持っている。作中では下書きなしの一発描きで複雑な構図の絵を背景と共に描き込み、1ページ描くのに大した時間を要しなかった。また、インクを飛ばしてベタ(黒く塗ること)を塗るという驚異的なテクニックも披露している。露伴は「人間関係の気苦労が辛い」からとアシスタントを雇わない旨を口にしたが、この制作風景からするにアシスタントは必要ないように見受けられる。その為筆はかなり早く、週刊連載をしながら通常で四日、カラーで五日程度で描き上げ、残りの日は旅行などをしている。
Part6でも露伴の名が登場した。エンリコ・プッチのスタンド能力で世界中の時が加速し、他の漫画家がペン先に着いたインクがすぐ乾いてしまい原稿が描けない中、露伴は乾く前に作画を終えてしまっていた(露伴の名前だけが出ただけで、制作風景はない)。

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』とミケランジェロの彫刻の関係

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の中で、ルーヴル美術館の前にたたずむ露伴が描かれているが、このポーズは、ミケランジェロの彫刻『瀕死の奴隷』がモデルとなっている。作者の荒木による芸術家への敬意の現われであるが、パリでの個展の経験もある荒木の一枚絵は単体でも芸術的である。
なお、この絵は一時ルーヴル美術館に展示されていた。イラストとしてではなく、仕掛けのある立体の形で、片方から見ると露伴、逆側から見ると元ネタである『瀕死の奴隷』の姿が現れるようになっている。海を越えて、ミケランジェロの彫刻と『ジョジョの奇妙な冒険』が一つの作品として一体化しており、互いの敬意が見受けられる。

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