岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
岸辺露伴(きしべ ろはん)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』に登場するスタンド使いにして人気漫画家である。自己中心的かつ尊大な一面が目立つが、プライドが高い分決して他者に媚びない強さもある。漫画に対する真摯な姿勢や、自分が認めた人物への敬意など、傲慢なだけの人物ではない描写も多い。高いプライドに見合う実力やクセの強さが独特の魅力となり、読者からも「露伴先生」と呼ばれ親しまれている。作者も気に入っているキャラクターである。
CV:川島得愛(テレビアニメ版)、松原大典(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルゲーム / 『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)
Part4にも登場したスタンド使い。杜王町でイタリア料理店「トラサルディー」を開く。食べた者の体の悪い所を治すスタンド「パール・ジャム」を持つ。料理の腕は非常に高く、毒舌家の露伴もトニオの料理を高評価している。
『岸辺露伴は動かない』の『密漁海岸』では恋人ヴェルジーナの脳腫瘍を治す最高の料理を作る為、ヒョウガラ列岩のクロアワビの密漁の手伝いを露伴に頼んだ。ハプニングはあったが無事に黒アワビを持ち帰り、ヴェルジーナの病状も好転している模様。
藤倉奈々瀬(ふじくら ななせ)
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』に登場。
露伴の祖母が経営していたアパートに住んでいた女性。既婚者あり、本来なら露伴の祖母が決めたルールでアパートに住めないはずだが、離婚の予定があるからと特別に許可された。
気さくな性格で、アパートに泊まり込んで漫画を描く露伴とも打ち解けていき、露伴も自分から漫画を見せる、奈々瀬の心を読むのを躊躇うなど彼女に特別な感情を抱いているようだった。
気さくな一方情緒不安定な面もあり、携帯電話で通話中、突如泣きながらアパートを飛び出して何日も帰らない、戻って来たと思ったら露伴に抱き着く、「下らない」と言って露伴の原稿を引き裂くと言った行動を見せた。
露伴に「黒い絵」の存在を教えた人物。漫画を引き裂いたことを露伴にわびて消息を絶った。
その正体は、「黒い絵」の作者である山本村仁左衛門の妻であり、旧姓を岸辺といった。これらは彼女の失踪から10年後、露伴のルーヴル美術館での体験と山村仁左衛門に関する調査で分かったことで、遠い子孫に当たる露伴に「黒い絵」に宿った夫の怨念を止めてもらおうとしたのではないかと推測された。
露伴の祖母
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』に登場。
かつて旅館を経営していたが、夫の死後廃業し、建物を賃貸アパートにして貸し出していた。「喫煙不可、夫婦は不可、子連れはもっと不可、ペットは不可、料理は不可、家具の持ち込み不可、バイクは不可、楽器及びマージャン不可、ドライヤー不可、門限は夜の10時まで」という異様に厳しい入居条件により、入居者はあまりいなかった。
露伴がルーヴル美術館へ行く10年前に死去しており、「黒い絵」の力でZ-13倉庫に姿を現した。
通訳の女性
『岸辺露伴 グッチへ行く』に登場。
イタリア旅行をする露伴が雇った女性。露伴と共にトスカーナを旅行し、フィレンツェのグッチの工房に同行してワイナリーへと露伴を案内する。その際隙を見て露伴の貴重品を全て持ち去った。
グッチの職人
『岸辺露伴 グッチへ行く』に登場。グッチのレザー製品を担当する職人。
露伴から祖母の形見のバッグを修理するよう依頼されるが、そのバッグが非常に価値のある物だと見抜いて直さない方がいいと言った。露伴が聞く耳を持たなかった為、修理をする。
望月昇(もちづき のぼる)
『岸辺露伴は動かない』の『望月家のお月見』に登場。
「中秋の名月の日は一家全員で月見をしなくてはならない」「中秋の名月の日に月見をしなかった者は死ぬ」「中秋の名月の日以外は死なない」という望月家の宿命を理解し、家族が月見をするよう奮闘する。
『望月家のお月見』に露伴は登場しないが、彼とはそれなりの付き合いがある模様。
肥満の男
『岸辺露伴は動かない』の『月曜日-雨』に登場。
妻子持ち。心臓病を患っている。線路に落ちた露伴を助けようとしたが、自分も他の通行人に押されて転落させられてしまい、線路に倒れ込んで電車にはねられそうになるが露伴に助けられた。線路上で、「やたら歩きスマホをする人がぶつかってくる」と露伴に話している。
電子機器に卵を産み付けて電磁波を食べ、集団で人間に襲い掛かる虫「ロレンチーニャ」の標的となり死亡した。
片平真依(かたひら まい)
演:瀧内公美
『岸辺露伴は動かない』の『D・N・A』に登場。
由花子の母の知人。新婚の時に夫を亡くし、再婚を勧められたが夫以外の男性を愛せず独身を貫いていた。それでも子供が欲しい気持ちはあり、精子バンクを利用して娘の真央を授かった。普通の子供とは違う特徴を持つ娘を心配し、由花子に相談を持ち掛ける。
由花子から非常に漠然としたものだが真央の父親の情報を聞き、真央のいたずら(由花子の推測)によってその男性・尾花沢(おばなざわ)と出会い結婚する。
ドラマ版『岸辺露伴は動かない』の『D・N・A』では、娘の真央は夫である央(あきら)の子で、央の臓器提供を受けた平井太郎(ひらい たろう)と再婚した。
片平真央(かたひら まお)
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目次 - Contents
- 岸辺露伴の概要
- 岸辺露伴のプロフィール・人物像
- 岸辺露伴の来歴・活躍
- 幼少期の悲劇
- 「スタンド」の存在を知る
- 杉本鈴美との再会
- ジャンケン小僧戦
- 仗助とのチンチロリン勝負
- ハイウェイ・スター戦
- チープ・トリック戦
- 川尻早人に接触する
- 最終戦
- 『岸辺露伴は動かない』
- 『懺悔室』
- 『六壁坂』
- 『富豪村』
- 『密漁海岸』
- 『望月家のお月見』
- 『月曜日 天気ー雨』
- 『D・N・A』
- 『ザ・ラン』
- 『岸辺露伴 グッチへ行く』
- 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』
- 『岸辺露伴は叫ばない』
- 『くしゃがら』
- 『Blackstar.』
- 『血栞塗(ちしおりみどろ)』
- 『検閲方程式』
- 『オカミサマ』
- 『岸辺露伴は戯れない』
- 『幸福の箱』
- 『夕柳台』
- 『シンメトリー・ルーム』
- 『楽園の落穂』
- The JOJOLands
- 岸辺露伴のスタンド:ヘブンズ・ドアー(天国への扉)
- スタンドとは
- ステータス
- 能力:他者を本にして記憶を呼んだり命令を書き込んだりできる
- 岸辺露伴の関連人物・キャラクター
- 広瀬康一(ひろせ こういち)
- 東方仗助(ひがしかた じょうすけ)
- 虹村億泰(にじむら おくやす)
- 山岸由花子(やまぎし ゆかこ)
- 小林玉美(こばやし たまみ)
- 音石明(おといし あきら)
- 杉本鈴美(すぎもと れいみ)
- 懺悔者
- 貝森稔(かいがもり みのる)
- 泉京香(いずみ きょうか)
- 一究(いっきゅう)
- トニオ・トラサルディー
- 藤倉奈々瀬(ふじくら ななせ)
- 露伴の祖母
- 通訳の女性
- グッチの職人
- 望月昇(もちづき のぼる)
- 肥満の男
- 片平真依(かたひら まい)
- 片平真央(かたひら まお)
- 橋下陽馬(はしもと ようま)
- 志士十五(しし じゅうご)
- エージェント・ガブリエル
- スパゲッティ・マン
- 司書の女性
- 近森優斗(ちかもり ゆうと)
- 近森の恋人
- 坂ノ上誠子(さかのうえ せいこ)
- タクシーの運転手
- 五山一京(ござん いっけい)
- 五山千波(ござん ちなみ)
- ケンちゃん
- 夕柳台の老人たち
- 黒く干からびた老人
- 唐沢徹(からさわ とおる)
- 土山章平(つちやま しょうへい)
- 移季年野(うつろぎ としや)
- 移季羊(うつろぎ よう)
- 屋宜沼猩造(やぎぬま しょうぞう)
- 岸辺露伴の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 岸辺露伴の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ペンをあしらった露伴アイテムの数々
- 名前の由来は作家の幸田露伴
- Part6でも驚異的な漫画の能力を発揮
- 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』とミケランジェロの彫刻の関係