岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

岸辺露伴(きしべ ろはん)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』に登場するスタンド使いにして人気漫画家である。自己中心的かつ尊大な一面が目立つが、プライドが高い分決して他者に媚びない強さもある。漫画に対する真摯な姿勢や、自分が認めた人物への敬意など、傲慢なだけの人物ではない描写も多い。高いプライドに見合う実力やクセの強さが独特の魅力となり、読者からも「露伴先生」と呼ばれ親しまれている。作者も気に入っているキャラクターである。

演:北平妃璃愛

『岸辺露伴は動かない』の『D・N・A』に登場。
真依の娘で3歳の保育園児。尻尾がある、言葉を逆さにして喋る、透明化する、立っていると足元が濡れる、など普通の子供とは違った特徴を数多持つ。ヘブンズ・ドアーで真央のことを調べた露伴によると尻尾は真央の心の形であり、見えるスタンド能力のようなものであった。露伴は真央に直すべき問題点はないと言う。
後に自身の父親である尾花沢と母の真依を引き合わせることとなった。

ドラマ版『岸辺露伴は動かない』の『D・N・A』では、精子提供ではなく真依の夫・央の子になっている。父の臓器を移植された平井と実の親子のように打ち解ける描写がある。

橋下陽馬(はしもと ようま)

CV:内山昂輝

『岸辺露伴は動かない』の『ザ・ラン』に登場。
俳優志望の男性。「美とは有酸素。なめらかな動作」を座右の銘とする。原宿まで遊びに行った時にモデルプロダクションにスカウトされ、担当者に勧められたのがきっかけで体を鍛え始める。恋人である早村(はやむら)ミカの部屋でトレーニングを開始するが、彼女の貯金を使い込む、賃貸の部屋にボルダリングの設備を設置するなど次第に常軌を逸していく。遂には、「トレーニングの邪魔をした」とミカを始めとする3人を殺すようになった。
露伴とはジムで知り合い、トレッドミルを使った勝負を申し込み一度負けた。後に再戦を申し込むが、勝負を公正なものにすると言ってトレッドミルの背後にあるガラスを破壊する、露伴の指を折るなどした。最終的には露伴の機転により背後の窓から落下したが、露伴は陽馬の脚にヘルメス神の羽のようなものがあったことから彼がヘルメスの化身となったこと、死んでいないことを認識し、逃げるようにジムから去った。

志士十五(しし じゅうご)

ドラマ版の志士十五。

演:森山未來

小説『岸辺露伴は叫ばない』の『くしゃがら』に登場。
集英社で仕事をする漫画家で、露伴は彼の作品は高評価しているが、その風貌や馴れ馴れしい態度に対しては「チンピラのよう」と評し、仗助や億泰にも似たムカつき具合を感じていた。
編集者から渡された禁止用語のリストにあった「くしゃがら」という単語が気になり、調べていることを露伴に相談する。一か月後に露伴と再会した時は別人のように憔悴しきっており、言葉の中に「くしゃがら」というワードを織り込ませるようになっていた。
「くしゃがら」は言わば「この世の禁止用語」とも言うべきもので、知るだけで言葉に取りつかれて衰弱死してしまう。禁止用語であるために露伴のヘブンズ・ドアーでも書き込むことができない。そこで露伴は十五に「ここ一カ月に起きたことは全て忘れる」と書き込み、十五は憑き物が落ちたように「くしゃがら」のことを忘れ去った。
ドラマ版『岸辺露伴は動かない』の『くしゃがら』にも同様の役で登場している。

エージェント・ガブリエル

小説『岸辺露伴は叫ばない』の『Blackstar.』に登場。
とある財団の代理人としてアメリカから訪れた、屈強な白人男性。スパゲッティ・マンの肖像画を50万ドルで描くよう露伴に依頼してきた。露伴からスパゲッティ・マンに遭遇した時の話を聞くと、その話が真実であると確信し、自分がスピードワゴン財団超常現象対策部門の人間であると明かしてスパゲッティ・マンの情報を得る為露伴に接触したと説明した。

スパゲッティ・マン

小説『岸辺露伴は叫ばない』の『Blackstar.』に登場。
都市伝説として語られる存在で、場所や時代を問わず同じ風貌で写真に写り込み、遭遇した者は行方不明になるとされている。確実なだけでも3人が遭遇しており、複数のスパゲッティ・マンがいたとの目撃情報もある。「スパゲッティ・マン」の名前は、被害者の遺留品がスパゲッティのように引き延ばされている為についた。
写真に写る自分に気付いた者を標的とし、少しずつ相手との距離を縮めながら現れて最終的には胸に空いた黒い穴から相手を吸い込む。穴は小型のブラックホールのようなもので、相手は体がスパゲッティのように長く引き伸ばされる。標的が抵抗をすると、同じ姿をした別個体が現れて吸引力が強くなるため逃げることはできない。露伴の前にも現れたが、「岸辺露伴を認識できない」と書き込まれた為、露伴を吸い込めなかった。
「高次元に存在する何者かが3次元に接触し、連れ去る為の疑似餌のようなものではないか」とエージェント・ガブリエルは推測する。

司書の女性

小説『岸辺露伴は叫ばない』の『血栞塗』に登場。
露伴が赴いた図書館の司書で、だらしない服装と適当な性格をしている。
露伴が『河豚食の誘い』の糊付けされたページを開けようとするのを制止したが、彼が真っ赤な栞を見つけて不幸に見舞われるや、フグを食べて死んだ子供の話を引き合いに出し、「好奇心は時に人の命を奪う」と言った。続けて「好奇心の為に命の危機に晒された漫画家が、命の為に好奇心を捨てられるか」を知りたくなったと語る。
ヘブンズ・ドアーで読んだところによると、彼女は寛永の飢饉で生き延びるために様々なものを口にし、遂には食べる目的が生きることから好奇心を満たすことへと変化し、食人行為にまで至った。顔のページから大量の真っ赤な栞が零れ落ち、読むのをやめるように言うが、露伴がそれを断ると「好奇心が勝った」と満足して消滅した。
露伴は彼女を「好奇心の権化」と称し、「露伴がどうしたら好奇心を捨てるのか」を知るためにまた現れると予期している。

近森優斗(ちかもり ゆうと)

小説『岸辺露伴は叫ばない』の『検閲方程式』に登場。
露伴の家の近所にある大学の院生。夏季休暇期間中、図書館の利用案内やサービスカウンターの業務補助を行っており、図書館館長の指示で露伴の資料集めを手伝っていた。
自身の恋人が意識不明になった原因とみられる「異次元に干渉する為の方程式」の解明を行っており、彼女がもう長くない状態である為、露伴に協力を依頼した。

近森の恋人

小説『岸辺露伴は叫ばない』の『検閲方程式』に登場。
約3年前、別次元に干渉する為の方程式を解いている最中に倒れて今も意識不明のまま入院中。
露伴が読んだ記憶によると、方程式を解く過程で不可解な現象があった。それでも2年に渡る計算の末、解を得た。同時に周囲の文字や自分の思考が次々と数字になっていく現象に見舞われ、それらの数字がカウントダウンを始め、0になったとたんに倒れた。
記憶を読み、解を得たことで露伴も同じ現象に見舞われるが、「解を知ったら忘れる」と自分に書き込んだため危機を回避した。露伴に方程式に関するページを破り取られて意識が回復し、近森との再会が叶った。

坂ノ上誠子(さかのうえ せいこ)

小説『岸辺露伴は叫ばない』の『オカミサマ』に登場。
露伴の顧問税理士で、露伴が破産した原因である山の購入を始めとする露伴の無駄遣いを問い詰める。自身の父が漫画家を目指し、失敗したことから「非凡な才能の持ち主が金銭トラブルで埋もれてしまわないように守る」という使命感で働く。
オカミサマの取り立てにあった露伴に電話で助けを求められ「今すぐ取り立て額分の仕事を受けること」と言った。
普段は落ち着いて話すが、キレると口調が乱暴になり、投げつける為だけのボールペンを何本も持ち歩くなどキレやすく激しい性格をしている。

タクシーの運転手

小説『岸辺露伴は叫ばない』の『オカミサマ』に登場。
オカミ様の取り立てから逃げるべく、露伴が利用したタクシーの運転手。「できるだけ遠くへ」と言われたことを幸いに運賃を釣りあげるべくわざと高速道路に乗った。
途中のサービスエリアで、オカミサマの取り立てが元で子供にまで戻ってしまった露伴をヘブンズ・ドアーの能力で殴らされた。「子供を殴った」ことへの示談金として、オカミサマの負債を肩代わりさせられた後、オカミサマの帳尻合わせで露伴を殴った記憶を失い、彼をサービスエリアに残して去った。

五山一京(ござん いっけい)

小説『岸辺露伴は戯れない』の『幸福の箱』に登場。
古美術商。食えない性格をしており露伴からは「友達にはしたくないタイプ」と評されており、時には言葉巧みに大金をむしり取ろうとするため「露伴の質問には必ず答えること」と命令を書き込まれるほど信頼されていない。
それでも目利きの腕や仕事にかけるプライドは本物で、安物や贋作を掴ませない点は高評価されている。
露伴を家に呼び出し、「幸福の箱」と共に彼を部屋に残すことで好奇心から箱を組み立てるように仕向けた。ある程度出来上がったところで露伴に睡眠薬を盛り、自分が箱を完成させることで幸福を得ようとした。
それは妻である千波の策略で一京は箱に閉じ込められてしまうが、元々結婚生活における悩みを排し、新婚当初のような新鮮な気持ちで妻と過ごしたいとの気持ちがあった為、箱の中で昔のように妻と仲睦まじく過ごすこととなった。

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ペルラ・プッチ(ストーンオーシャン)の徹底解説・考察まとめ

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ペルラ・プッチとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第6部『ストーンオーシャン』に登場する女性で、ラスボスであるエンリコ・プッチ神父の妹だが本編の時点では既に死亡している。学生のときウェス・ブルーマリンという名前の恋人ができ、そのことを兄のエンリコに打ち明けるが、ウェスはエンリコの生き別れた兄弟だった。つまりペルラは自分の兄と恋に落ちたのだ。エンリコはペルラに何も知らせないままふたりを別れさせようとするが、悲劇としか言いようのない出来事が重なり、ペルラは死んでしまう。

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サンダー・マックイイーン(ストーンオーシャン)の徹底解説・考察まとめ

サンダー・マックイイーン(ストーンオーシャン)の徹底解説・考察まとめ

サンダー・マックイイーンとは『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第6部に当たる『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』に登場する敵スタンド使いで、ネガティブな性格と利己的な性格を併せ持つ男囚である。4年前に暴発したショットガンで飛び降り自殺していた女性の胸を偶然撃ち抜いたため殺人罪に問われた。些細なことで自殺を図るほど気が弱く、本体が自殺を図ると道連れにしたい相手を本体と同じ状況にするスタンド「ハイウェイ・トゥ・ヘル」で主人公・空条徐倫の仲間であるエルメェス・コステロを苦しめる。

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東方仗助(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

東方仗助(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

東方仗助(ひがしかた じょうすけ)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の主人公で、特定の幻像を持つ「スタンド」と呼ばれる超能力の使い手である。能力は傷を癒し、壊れた物を直す「クレイジー・ダイヤモンド」。基本的にお調子者かつ温厚で優しい性格だが、憧れの人を真似た自身の髪形を貶されると激怒する一面もある。時にはズルもするが強い正義感を持ち、自分の怪我を治せないのを承知で友のために体を張る。スタンド使いの仲間と共に街に潜む殺人鬼と戦うこととなる。

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緑色の赤ん坊(ストーンオーシャン)の徹底解説・考察まとめ

緑色の赤ん坊(ストーンオーシャン)の徹底解説・考察まとめ

緑色の赤ん坊とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第6部『ストーンオーシャン』に登場する、植物から生まれた赤ん坊のような生物。第6部のラスボスであるプッチ神父はDIOの目指した「天国」へ行くため、厳正懲罰隔離房の囚人38人の魂とDIOの骨を使って儀式を行い、その結果、植物になった囚人たちの遺体から生まれたのが緑色の赤ん坊。徐倫と同じ星型のアザがある。うまれつきスタンドを持っており、赤ん坊に触ろうとして近づくとどんどん体が縮んでいき、決して到達できない。

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