岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

岸辺露伴(きしべ ろはん)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』に登場するスタンド使いにして人気漫画家である。自己中心的かつ尊大な一面が目立つが、プライドが高い分決して他者に媚びない強さもある。漫画に対する真摯な姿勢や、自分が認めた人物への敬意など、傲慢なだけの人物ではない描写も多い。高いプライドに見合う実力やクセの強さが独特の魅力となり、読者からも「露伴先生」と呼ばれ親しまれている。作者も気に入っているキャラクターである。

五山千波(ござん ちなみ)

小説『岸辺露伴は戯れない』の『幸福の箱』に登場。
一京の妻。夫に協力し、露伴を利用して「幸福の箱」を組み立てさせ、夫を箱に閉じ込めようとしていた。
一京とは相思相愛で、露伴の前でも夫に付き従う妻を演じていた。その本性は、夫への強すぎる愛情から彼を束縛し、仕事上での外出や他の女性と話をしているだけでヒステリーを起こす嫉妬心を持っていた。
一京に協力したのは、彼を箱に閉じ込め自分の手元に置いておくためであった。しかし、箱の中の彼は夢の中にいる妻に愛情を向けており、そのことを知った千波は嫉妬心から発狂してしまう。

ケンちゃん

小説『岸辺露伴は戯れない』の『夕柳台』に登場。
夕柳台町に住む少年。彼の母親が言うには、「にたにた笑う黒い猿」に襲われてから、ショックで口がきけなくなった。事情を知った露伴に頼まれ彼のスケッチブックにその猿の絵を描いた。

夕柳台の老人たち

小説『岸辺露伴は戯れない』の『夕柳台』に登場。
リーダー格の老人は額に地図のような痣があり、露伴から「世界地図の爺様」と呼ばれている。
かつて、子供たちが騒ぐ声を始めとする騒音に悩まされていたが、神社や地蔵、神棚や仏壇、果ては誰ともわからない墓にまで毎日祈りをささげた所念願の静かな暮らしを手に入れたと語る。夕柳台に住むことに選民意識を持ち、土地の外に住む人間を「下側」と呼んで蔑んでいる。
余りに利己的な態度に不快感を覚えた露伴により「大声で叫ぶ」と命令を書き込まれ、騒音の原因を排除する黒い皮膚の老人に成敗された。

黒く干からびた老人

小説『岸辺露伴は戯れない』の『夕柳台』に登場。
ケンちゃんを襲った「黒い猿」の正体。手足が異様に長く、皮膚はどす黒く変色してところどころ腐り落ちており、顔には耳、鼻、眼球がなく、でたらめな方向に生えたらんぐい歯の口でニヤニヤ笑う。夕柳台で騒音を出すと姿を現し、騒音の元を攻撃する。姿を見ることができるのは対象者のみで、スタンドと違って生身で触れることもできる。
夕柳台の老人たちの願いにより生まれた存在だが彼らに従っているわけではなく、騒音を出したものに無差別かつ機械的な攻撃を加えるのみなので、露伴の命令で大声を出した老人たちのことも襲った。

唐沢徹(からさわ とおる)

小説『岸辺露伴は戯れない』の『シンメトリー』に登場。
露伴の新しい編集者。経験の浅さから、最初の打ち合わせでは空気の読めない質問をして露伴をいら立たせていたが、仕事の飲み込みは早く何度かやり取りをするうちにスムーズに打ち合わせができるようになった。

土山章平(つちやま しょうへい)

小説『岸辺露伴は戯れない』の『シンメトリー』に登場。
シンメトリーを至上の美とする天才建築家。かつてギリシャを訪れた際にある遺跡を見てシンメトリーの魅力に取り付かれる。その神殿の美術を再現したシンメトリー建築法で地位と名声を得た。杜王情報通信大学の新校舎の建設も担当した。
建築物のみならず、自分の外見もシンメトリーにし、可能な限り体もシンメトリーになるよう整形手術を受け筋肉量、疲労、ダメージに至るまで左右均等にするなど徹底したこだわりで露伴を絶句させた。露伴の才能を見抜き、シンメトリーの美について語るが理解されず、「夜になったら迎えに来る」と言って彼を自身の最高傑作である新校舎5階の多目的ルームに閉じ込めた。
夜になり、校舎に行くと露伴が自力で脱出していた。改めて露伴に自分の信条を否定された上、「シンメトリーを美しく思えなくなる」と書かれてしまう。後に、自身の作品に放火をしたと新聞で伝えられた。

移季年野(うつろぎ としや)

小説『岸辺露伴は戯れない』の『楽園の落穂』に登場。
料理専門雑誌の出版社に勤める編集者。丸々とした巨漢で、露伴は彼の風貌から牛が人間の扮装をしているようだと評した。31歳バツイチで、娘の羊と暮らしている。
露伴にグルメ漫画の執筆を依頼し、その一環として伝説の小麦「楽園の落穂」の栽培地への取材を取り付け、露伴と娘と共に向かう。楽園の落穂を使ったパンを食べた為に家畜化してしまうが、羊の言葉によって小麦の支配から逃れることに成功。小麦が完全に抜けるまで露伴の家に匿われた。小麦が完全に排出された後、栽培地での記憶も抜けた。
仕切り直しと称して露伴、羊と共に向かったレストランで「楽園の落穂」という名前のバケットが出た際、「何故か分からないが、食べない方がいい気がする」と言った。

移季羊(うつろぎ よう)

小説『岸辺露伴は戯れない』の『楽園の落穂』に登場。
移季の娘で、小麦アレルギーを持つ。父が食べて安全だと判断したものを食べる。アレルギーが治る可能性から、露伴、父と共に楽園の落穂の栽培地へと向かう。楽園の落穂を食べなかったため家畜化することはなく、家畜になってしまった父に「パパが食べたものだから、私も食べる」と言って正気を取り戻させた。露伴は移季が家畜化した後、彼女に危害が及ばないよう守っている。
この一件の後少しずつ小麦を取り込む治療法を始め、食事を楽しむようになった。

屋宜沼猩造(やぎぬま しょうぞう)

小説『岸辺露伴は戯れない』の『楽園の落穂』に登場。
移季の大学時代からの友人で、楽園の落穂の栽培を行う。かつては農業系の先端企業で遺伝子組み換え作物の研究をしていたが、突如すべてのキャリアを捨てて山奥の土地を開墾し、楽園の落穂の栽培を始めた。楽園の落穂の開発は移季親子を救うためだったが、自身も支配下に置かれてしまう。
村では司令塔の役目を担い、露伴を広告塔にして奴隷となる人間を増やそうとしていた。露伴がヘブンズ・ドアーで村人を操り、小麦畑に火をつけさせたため「露伴たちを捕らえる」「小麦を守る」との命令の板挟みとなっている間に彼らを取り逃がした。救出ののち、小麦の支配から解放される。

岸辺露伴の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「味も見ておこう」

康一と間田を仕事場に招き入れた露伴は、「面白い漫画を描くにあたり必要なのは、リアリティ」だと語った。間田の肩に乗った蜘蛛を手に取った露伴は、リアリティの為と称し、蜘蛛を殺してそのもがき苦しむさまを観察する。康一たちはそれだけでも衝撃だったが、露伴は「味も見ておこう」と瀕死の蜘蛛を舐めた。一般人には理解しがたい行動だが、全ては面白い漫画を描き、呼んでもらうとの露伴の信念から来る行動である。

仗助の思い出話を聞いて「いい話が聞けた」と感激する露伴

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DアンGとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第6部『ストーンオーシャン』の登場人物で、物語の敵役プッチ神父によって懲罰房棟に送り込まれた刺客のひとり。徐倫たちからは「戦士風の男」と呼ばれていた。 元警官の男囚で、冷静に見えるが実は情緒不安定な性格。 遠隔自動操縦で絶対に破壊されず、従順な召使いのフリをしながらヨダレを使って少しずつ標的を溶かすスタンド「ヨーヨーマッ」の使い手。

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ラング・ラングラー(ストーンオーシャン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ラング・ラングラー(ストーンオーシャン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ラング・ラングラーとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part6『ストーン・オーシャン』の登場人物で、グリーン・ドルフィンストリート刑務所に収監された男囚である。唾を吐きつけた相手と、相手が触れたものを無重力状態にするスタンド能力「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の影響に備え、奇抜な恰好をしている。物語最大の敵・プッチ神父を手伝いつつ、彼をも出し抜こうとする自信と目的を果たす為に最適な行動が取れる性質を持つ。その能力と性質で、主人公の徐倫と彼女の仲間であるウェザーを一時追い詰めた。

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