仮面ライダー電王(Den-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダー電王(Den-O)』とは、石ノ森章太郎原作の東映製作特撮テレビドラマシリーズの一つで「電車」がモチーフである仮面ライダーである。2007年1月28日~2008年1月20日までテレビ朝日系列で放送された。平成仮面ライダーの8作品目で、未来の人間の精神体である「イマジン」と呼ばれる怪人が過去の世界を支配して自分たちの良いように歴史を変えようとするが、仮面ライダー電王が「時の列車デンライナー」で現在と過去を行き来して悪のイマジンから現在の世界を守るために戦う時間SFストーリーである。

初登場回:第37話「俺、そういう顔してるだろ?」(2007年10月14日放送)

イマジンの存在する未来の時間の住人。自身も特異点であり、未来人の中で唯一実体を持っている。3000体のイマジンと契約を結んでおり、そのイマジンたちのリーダー核である。指令はイマジンの脳内に直接送っている。
本来存在しない自分たちの時間と現在を繋げるために「分岐点の鍵」を消滅させることを目的として歴史の改変を目論んでいる。
喜怒哀楽が表情に出ることがなく常に微笑んでいる。更に、過去を持たないことで記憶の維持ができないことから手帳にびっしりと文字が書き込まれている。時間の流れに介入する特殊能力を持っており、その手帳をめくることで過去の扉を開く。その他、他人の過去の記憶を覗いたり、ライダーチケットを捏造することもあった。

当初、未来の桜井侑斗が分岐点の鍵であると睨み、彼が存在する過去へイマジンを送り込んだ。更に、特異点である良太郎を排除するべくリュウタロスを送り込んだが思うように計画が進まなかったことで自ら行動を開始した。
未来の桜井侑斗が分岐点の鍵ではないことに気付くと良太郎の記憶を覗きこみ、真の分岐点の鍵は愛理であるのではないかとまんまと未来の桜井侑斗と愛理の策にはまる。
そこで、自分自身からイマジンを生み出し総攻撃をしかけるが、あえなく良太郎たちに敗北した。

バットイマジン

CV: 梁田清之(やなだ きよゆき)

身長190cm。体重117kg。
能力:飛行・衝撃波
契約者:テツオ 不良グループの一員で集まっていた時に良太郎が自転車で突っ込んだ。良太郎から慰謝料を請求し、財布をカツアゲした人物。このトラブルの際に亡くなった母親からもらったキーホルダーをなくす。キーホルダーを探す途中、バットイマジンと出会い「キーホルダーを見つける」という望みにより契約を結んだ。

契約者であるテツオがイメージしたイソップ童話の「卑怯なコウモリ」が実体化した姿。ハナが偶然拾ったキーホルダーを良太郎が渡したことから契約完了となり、テツオの記憶を辿り2004年に飛ぶ。
電王の最初の敵であり、プラットフォームでの戦いでは全く歯がたたなかったが、モモタロスが憑依しソードモードで戦った結果、消滅しかける。その際、イマジンのイメージが暴走してギガンデスヘブンへと変化してしまう。

ウルフイマジン

CV: 檜山修之(ひやま のぶゆき)
身長196cm。体重119kg。
能力:三日月形の剣・光波
契約者:沢田由香(さわだ ゆか)演:満島ひかり(みつしまひかり)
良太郎の高校時代の同級生。良太郎とは偶然病院で再開した。イギリス留学中の身だったが、海外生活に馴染めず一時帰国中だった。良太郎との昔話を楽しんだ後、母校を訪れたものの、自分が通っていた頃とは変わった母校の姿に落ち込んでいたところにウルフイマジンが現れる。「懐かしい思い出に浸りたい」という望みにより契約を結んだ。

契約者である沢田由香がイメージしたグリム童話の「赤ずきんちゃんのオオカミ」が実体化した姿。
望みを叶えるために母校の女子高生を襲撃し思い出に繋がるような物を集めてばらまいたことにより契約完了とした。2004年に飛び、それを見ていた良太郎も後を追いかけ戦闘となる。ガンフォームに変身した電王にとどめを刺される一歩手前で逃げ延びた。しかし、再び電王と戦うことになり、様々なフォームに変身しながら戦う電王に最後はソードフォームによりとどめを刺された。

トータスイマジン カメ

CV:落合弘治(おちあいこうじ)
身長:200cm。体重:131kg。
能力:子亀型弾丸・トータスイマジン ウサギとの連携攻撃
契約者:田中(たなか)演:少路勇介(しょうじ ゆうすけ)
「有限会社 じゃぽーね製菓」社員。「七夕お菓子セット」の街頭販売中、気分が悪くなった。ベンチで休んでいた際にトータスイマジンに憑依されてしまう。イマジンの存在に気付かないまま「俺を左遷した上司も痛い目にあえ」と口にしたことが望みとして契約を結んだ。

契約者である田中がイメージした「ウサギとカメ」が実体化した姿。
上司を病院送りにしたものの、契約者が知らぬままの契約だったため過去に飛ぶことができず激怒。その際に田中自身も病院送りにしたことにより田中が望みを口にしたことを思い出して2006年に飛ぶ。
過去ではすぐにロッドフォームが駆けつけ、分裂したトータスイマジン ウサギと連携攻撃を仕掛ける。そこへ仮面ライダーゼロノスの加勢もあり消滅。消滅後にイメージが暴走し、ギガンデスヘブンとギガンデスヘルに変化した。

トータスイマジン ウサギ

CV:落合弘治(おちあい こうじ)
身長225cm。体重131kg。
能力:トータスイマジン カメとの連携攻撃

前述したトータスイマジン カメから分裂して出現。契約者田中の契約完了後、トータスイマジン カメと共に2004年に飛ぶ。すぐにやってきた仮面ライダー電王 ロッドフォームに対してトータスイマジン カメと連携攻撃を仕掛けるが、仮面ライダー電王 ロッドフォームと仮面ライダーゼロノスにより消滅した。

スコーピオンイマジン

CV:神奈延年(かんな のぶとし)
身長:196cm。体重:124kg。
能力:片手斧・光弾
契約者:増田昭男(ますだ あきお)演:ムロツヨシ
以前クビになった「鷹山グループ」会長の孫である祐介を誘拐した。しかし、祐介にはジークが憑依しており、ジークが連れ去ってしまう。祐介をさがしている途中にスコーピオンイマジンに憑依された昭男。「代わりに母親の鷹山栞をさらう」と望みを言い契約を結んだ。

契約者である増田昭男のイメージしたイソップ童話の「バッタをとる子供とサソリ」の「サソリ」が実体化した姿。
鷹山栞をさらおうとしたところ、仮面ライダー電王ソードフォームに邪魔をされる。再び栞をさらおうと試みるも、今度は仮面ライダー電王ウイングフォームによって阻止されそうになった。しかし、ジークの契約者が赤ん坊だったためにジークの記憶を維持しきれず変身状態を保てなくなってしまう。そこで栞の拉致に成功し契約完了となり2002年に飛んだ。
過去では仮面ライダー電王 ロッドフォームとアックスフォームとの戦いが繰り広げられ、敗北する。

スパイダーイマジン

CV: 鈴木千尋(すずき ちひろ)
身長:194cm。体重:116kg。
能力:クモの糸を操る・毒針・波刃の剣
契約者:青木雅史(あおきまさし)演:山本康平(やまもとこうへい)
入院している妹のお見舞いに向かう途中で仮眠中にスパイダーイマジンに憑りつかれる。夢だと思い込み、望みを聞かれた時に「妹に星空を見せたい」と言ったことで契約を結ぶ。

契約者である青木雅史がイメージした「土蜘蛛草子」のクモが実体化した姿。
契約完了するために妹をさらうが仮面ライダーゼロノスにより阻止された。敗北したかのように見えたがスパイダーイマジンには分裂する能力があり、分裂した片割れが生き残っていた。都会の空でも星が見えるようにするために大規模な停電を起こし、契約完了とした。2001年に飛ぶが、仮面ライダー電王 ソードフォームにやられてしまう。

アントホッパーイマジン

アントホッパーイマジン アリ

CV:鳥海浩輔(アリ)、関智一(キリギリス)
身長:197cm。体重:120kg。
能力:スコップ型武器・アントホッパーイマジン アリとキリギリスの連携攻撃
アントホッパーイマジンの目的は「電王を倒すこと」。そのために未来からやってきている。
契約者:藤代裕也(ふじしろゆうや)演:青木伸輔(あおきしんすけ)
金融業「藤代リースサービス」社長の藤代。過去、愛理に好意を寄せていたが、婚約者の存在を知り身を引いた。しかし、未だに愛理のことを忘れられないでいる。婚約者の存在を忘れてしまっていることを知り、借金の担保にミルクディッパーを差し押さえ自分との結婚により帳消しにすることを持ち掛けた。見事に愛理に断られた上に詐欺行為であったことがバレて報道される事態となった。アントホッパーイマジンに憑依され、「野上愛理を連れてくること」と望み契約を結ぶ。
契約者である藤代のイメージしたイソップ童話「アリとキリギリス」が実体化した姿。

打倒電王を目指すアントホッパーイマジンは契約完了を後回しにして良太郎をおびき出し、仮面ライダー電王 ガンフォームをアリとキリギリスの連携攻撃により追い詰めた。更に契約者である藤代に憑依し愛理を連れ去ることで再度良太郎をおびき寄せた。ソードモードに変身した電王にデネブも参戦したが苦戦していたところに仮面ライダーゼロノスが加勢。最後はゼロノスの必殺技を受けて敗北した。

モールイマジン

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ゴールデンスランバー(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ゴールデンスランバー』とは、堺雅人主演のミステリー・ハードボイルド映画である。2010年1月に公開された映画で、日本の小説家の伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』を映画化した作品。仙台運送で働く青柳雅春(あおやぎまさはる)が総理大臣を殺害した事件の犯人に仕立て上げられていくストーリー。映画のロケは全て仙台で行われた。映画のキャストは堺雅人の他に、竹内結子、浜田岳、香川照之、吉岡秀隆などが出演している。2018年2月にはカン・ドンウォン主演の韓国映画版『ゴールデンスランバー』が公開された。

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映像研には手を出すな!(大童澄瞳)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

映像研には手を出すな!(大童澄瞳)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『映像研には手を出すな!』とは、大童澄瞳による日本の漫画及び、それを原作としたアニメ、ドラマ、映画作品。アニメ好きの女子高生3人が、部活動で様々なアニメ制作を手掛けていくというストーリー。アニメ制作を通じての3人の成長が見られ、映像制作の場面はアニメファンの心をくすぐるような話になっている。また、映像も空想と現実が入り混じり、独特の世界観を醸し出している。本編では、女子高生と戦車の戦い、ロボットと怪獣の戦い、異星人と地球人との交流がアニメ作品として描かれており、独特なタッチの映像となっている。

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バクマン。に登場する物語・作中作・劇中劇・連載まとめ

バクマン。に登場する物語・作中作・劇中劇・連載まとめ

『バクマン。』とは、原作・大場つぐみと作画・小畑健による少年漫画作品。2010年にNHK教育テレビにてアニメ化された。 絵の才能を持つサイコーこと真城最高(ましろ もりたか)と、文章に長けた秀才のシュージンこと高木秋人(たかぎ あきと)がコンビを組み、『週刊少年ジャンプ』で売れっ子の漫画家になるべく研鑽するサクセスストーリーだ。 作中では主人公たちが描く漫画の他に、多くのライバル、仲間たちが作り出す多種多様な漫画が登場する。

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