佐野万次郎/マイキー(東京卍リベンジャーズ)の徹底解説・考察まとめ
佐野万次郎(さの まんじろう)/マイキーとは、和久井健による漫画『東京卍リベンジャーズ』の登場人物で、東京卍會/東卍の創設メンバーの一人にして総長。愛称はマイキーで、喧嘩の腕前は、強者揃いの東卍の中でもトップ。高いカリスマ性を放ち”無敵のマイキー”の異名を持つ。
『東京卍リベンジャーズ』とは、主人公の花垣武道がタイムリープの能力に目覚め、かつての彼女が殺される未来を変えるために、元凶である不良グループ”東京卍會/東卍”で成り上がる物語を描いた漫画。2021年にアニメ化、実写映画化されている。
9回目のタイムリープ後の過去で、ひなの命を救い、未来を変える事に成功した武道。戻った現代では林田の結婚式の最中で、ドラケン達も嬉しそうにしている。しかし、そこにマイキーの姿は無く、後に極悪非道の犯罪組織”梵天”の首領であることを知る。マイキーを救うため、過去に戻ろうとするが、当初の目的を果たしたためか、能力が失われている。そこで、現代でマイキーと接触を図る。現れたのは、目の下には大きなクマがあり、痩せ細ったマイキーだった。マイキーは彼が言うところの黒い衝動に侵されており、無言で武道を銃で撃った。
その後、マイキーが屋上から飛び降りた時、満身創痍の武道がその腕を間一髪で掴む。意識が飛びそうな中、自分の腕をつかんで、上がるように説得するが、マイキーは頑なに死のうとしている。それを見た武道は「アンタはいつもそうだ」、「なんでもかんでも一人で背負いやがって」、「オイ万次郎、一度でいい」、「助けてくださいって言えやぁああああ」と叫ぶ。今までで武道はマイキーの事を”万次郎”と呼んだことはなかったが、絶対助けるという意思の元、呼び捨てで「オマエを絶ッ対ェ助けてやる、万次郎」と涙を流しながら続ける。すると、マイキーも涙を流しながら「助けてくれ、タケミっち」と本心を発した。この直後、血液で手が滑り、マイキーの手を握ると、武道は2008年にタイムリープし、最終章に突入していく。
佐野万次郎/マイキーの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
マイキーの闇落ち
マイキーは自分でも制御できない黒い衝動があると語っており、今までのタイムリープでもその衝動に侵されている場面がある。血のハロウィンの後の現代では、東卍のメンバーを粛清しており、聖夜決戦の後でもマイキーが東卍の創設メンバーを殺害していた。
そして、関東事変の終結後、武道がタイムリープ(9回目)し、ひなを救うために戦っていることを知ったマイキーは集会で、東卍を解散することを決意する。解散することで不幸な未来を防げると考えたからである。それから未来の自分達に手紙を書き、タイムカプセルを埋めることに。その帰り道、マイキーから、武道は現代に戻るように諭され、12年後(武道は12年後の未来から過去にタイムリープしている)にまた会う日まで、ひなや東卍メンバーを守ることを武道と約束する。
9回目のタイムリープ後の現代では、林田春樹の結婚式の最中。今回の現代では、ひなの命を救い、東卍のメンバーも集まり、林田を祝福している。幸せそうな皆を見た武道は安堵したが、マイキーの姿が見当たらない事に気がつく。後日ドラケンからマイキーとは決別したこと聞く。日本最大の犯罪組織である”梵天”の首領となっていたマイキー。そして、タイムカプセルを開ける約束の日になっても、マイキーは姿を現さない。武道がマイキーの書いた手紙を読み上げ、解散となったが、ビデオテープが一本残っており、そこには武道に当てたメッセージが入っていた。そこで”黒い衝動”について、「オレには自分で制御できない”もう一人のオレ”みたいなものがある」と語っており、その黒い衝動を抑えていたのが、真一郎、エマ、場地であったことがわかる。そして、12年後の自分が皆を不幸にしていると思い、決別したことを告白する。さらに過去に戻ってオレを救わないようにと、頼んでいた。一度はマイキーを探すことをやめようとしたが、考え直し、梵天について調査し始める。
そして、梵天がアジトにしていたボーリング場で、マイキーと再会を果たすが、その目には大きなクマがあり、痩せ細っていた。武道は黒い衝動について語られたビデオテープを見て、今度は自分がマイキーを助ける番であると伝えると、振り向きざまにいきなり、銃で撃たれてしまう。そこにかつてのマイキーの姿はなかった。マイキーは武道を銃で撃った後、屋上から飛び降りようとした。しかし銃弾を打ち込まれても折れない武道がその腕を掴む。もう楽にしてくれと頼むマイキーだが、武道は「オマエを絶対助けてやる!!!万次郎」と叫ぶ。マイキーは涙を流しながら、「助けてくれ、タケミっち」と本心を吐き出し、武道がマイキーの手を握ると再び過去にタイムリープ発動し、新章に突入していく。
マイキーのニックネームの由来は、妹のエマ
マイキーという愛称の由来は、異母妹のエマである。
エマは幼い頃に母親に捨てられ、、マイキーの家に引き取られた。道場を経営していた祖父は真一郎、万次郎、エマを呼び、3人は兄妹になることを告げる。
マイキーはエマの名前ことを「変な名前」と言って、祖父からゲンコツをお見舞いされる。後日同じ道場に通っていた、場地圭介もエマの名前を聞いて、外国人のような名前だなとマイキーと同じ反応をした。それから、突然エマは親に捨てられたことを思い出し泣いてしまう。それを見たマイキーは、自分のことを「マイケルの”マイキー”」だと言い、場地も自分を「エドワードの”エド”」だとはしゃぎまわって、エマを元気つけようとした。
さらに母親に捨てられ悲しんでいるエマに笑顔になって欲しいマイキーは、一人で稽古していたエマに話しかける。
そして「今日からマイキーになる」とエマに宣言し、「兄貴の俺がマイキーだったら、一緒だから変じゃねえだろ?これからはずっとマイキーだ、エマ!」と伝える。それを聞き、名前なんて気にしてないとは言いつつも、エマは笑みを浮かべた。
かわいい一面もあるマイキー
東卍の総長であり、無敵のマイキー。外見は金髪であり、一見怖そうに見えるが、実はそうでもない。マイキーの好物はどらやきで、お子様ランチの旗が無いと駄々をこねる子供っぽい一面もある。その時はドラケンが旗を立ててくれ、機嫌が良くなった。また満腹になるとすぐに寝てしまう癖もある。寝る際にはボロボロのタオルを持って寝ており、エマに捨てるように言われるが「オレの命」と言って手放そうとしない。このように可愛い一面も持っているが、その姿を見せるのはドラケンとエマくらいで、東卍のメンバーには中々見せない。
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目次 - Contents
- 佐野万次郎/マイキーの概要
- 佐野万次郎/マイキーのプロフィール・人物像
- 佐野万次郎/マイキーの来歴・活躍
- 8.3抗争(2005年8月3日)
- 血のハロウィン(2005年10月31日)
- 聖夜決戦/クリスマス決戦(2005年12月25日)
- 関東事変(2006年2月22日)
- 梵天の首領になる
- 佐野万次郎/マイキーの喧嘩の強さ
- 佐野万次郎/マイキーの関連人物・キャラクター
- 花垣武道(はながき たけみち)/タケミっち
- 龍宮寺堅(りゅうぐうじ けん)/ドラケン
- 佐野真一郎(さの しんいちろう)
- 佐野エマ(さの えま)
- 場地圭介(ばじ けいすけ)
- 佐野万次郎/マイキーの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「パーの親友やられてんのに”愛美愛主”に日和ってる奴いる?いねえよなぁ!!?」
- 「東卍(オレら)は時代を創る。黙って見とけ」
- 「助けてくれ、タケミっち」
- 佐野万次郎/マイキーの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- マイキーの闇落ち
- マイキーのニックネームの由来は、妹のエマ
- かわいい一面もあるマイキー