デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)』は株式会社カプコンから発売されたスタイリッシュアクションゲームである。対応ハードはPlayStation 3、Xbox 360。後にPC版も発売した。前作まで主人公を務めたダンテから新キャラクターであるネロに主人公が変わった。物語は悪魔が存在し人間に危害を加える世界。城塞都市フォルトゥナにて、魔剣教団に所属する若き騎士ネロが魔剣祭の最中に起きた教皇殺しの犯人を追っていくうちに、犯人の正体と教団の真の目的を知っていくというものである。
トリックスター
回避に特化したスタイル。「エアトリック」という技を使い敵頭上に瞬間移動したり、「ウォールハイク」という技で壁を走ったりなど素早くトリッキーな動きで敵を翻弄することができる。使用すると各種行動に無敵時間が存在するため、初心者にオススメのスタイルとなっている。しかし、完全に使いこなすためには高度なプレイヤースキルが要求される。
基本的な使い方としては攻撃で吹き飛ばした後に「エアトリック」で追撃、「マスタング(敵を踏み台にジャンプ)」を「エアハイク(2段ジャンプ)」と合わせてリベリオンの兜割の距離を稼ぐなどである。
ソードマスター
剣など近接攻撃に特化したスタイル。近接武器それぞれに固有のアクションが用意されていてスタイルのレベルが上がるごとに技が追加されていく。技の種類が豊富で戦闘時の主力の手段となりえる。シンプルで強力なため扱いやすくトリックスターと合わせて初心者向けになっている。多種多様な攻撃を組み合わせコンボをつなげていくのがこのスタイルの強さである。また、コンボの評価点を稼ぎやすいため、スタイリッシュランクを上げるにうってつけである。レベルを上げていくと、近距離だけではなく遠距離技も追加されていくが、多少の隙が生じるため基本は近距離技を使用した方が安定する。
ガンスリンガー
銃器を使った遠距離攻撃に特化したスタイル。銃器は種類ごとに固有のアクションが用意されており、レベルが上がるごとに技も追加されていく。技の数はソードマスターに次いで多い。攻撃範囲が広く、銃を回転させながら乱射する「トゥーサムタイム」などで同時に複数の敵に攻撃を加えることが可能になる。レベルを上げると近接戦闘をカバーする技が追加されていくため、ガンスリンガーのみでのクリアも可能であるが、相応のプレイヤースキルが要求される。そのため、初心者などは他のスタイルと合わせて使用することがおすすめされる。
ロイヤルガード
防御とカウンターに特化したスタイル。能動的な攻撃手段は持たず、敵の攻撃を防御しつつカウンターを狙っていく、敵の攻撃をガードしていく戦法となる。ダメージを軽減しエネルギーを溜める「ブロック&チャージ」と、溜めたエネルギーを利用して敵を攻撃する「リリース」がロイヤルガードの基本の技の使い方になる。レベルを上げることで空中でも技が使用可能になるためアクションの幅が広がる。また、ロイヤルガードの強みは敵の攻撃を受ける瞬間に使用で発動するジャストブロック、ジャストリリースであり、ジャストブロックはボス敵の特定攻撃など通常では防御不可であるものでもノーダメージで防ぐ事が出来る。ジャストリリースはエネルギー値が低くとも非常に高いダメージを敵に与えることが可能。しかし、ジャストガードのタイミングが極めてシビアであり、スタイルの扱いも含めて上級者向けになっている。
ダークスレイヤースタイル
『3』ではダンテの兄であるバージル専用のスタイルであったが、今作ではダンテが使用可能。ミッション18にてダンテが閻魔刀を入手すると使用可能となる。本編クリア後の2週目以降は常時使用可能となる。使用方法は現在使用中のスタイルと同じ方向ボタンを入力することで可能となる。『3』の時でバージルが使用する際には移動用のスタイルであったが、今作では○ボタンのアクションが閻魔刀を用いた攻撃のスタイルになるため他の武器との併用がしやすくなっている。他のスタイルと違いレベルは存在しない。
閻魔刀は実態を持たない魔具という設定であるためか、敵に攻撃を弾かれない。そのため、アンジェロ系など盾を持つ敵に非常に有効である。
コンセントレイション
『SE』にてバージルに追加されたシステム。閻魔刀を用いた居合いの使い手であるバージルの「静」の動作を象徴しているシステム。戦闘中の行動で増減する「集中ゲージ」という専用のゲージがある。敵の近くで歩く、敵の近くでの納刀、挑発、敵の攻撃を回避するなどの行動でゲージが増加する。ダメージを受ける、攻撃を空振りする、走り回るなどの「静」行動から離れたことをするとゲージは一気に減少してしまう。蓄積状態は3段階あり、段階が上がる毎にバージルの攻撃力が強化されていき、体に纏うオーラが大きくなる。攻撃の補正は閻魔刀が大きく影響を受ける。
ゲージがMAXになるとバージルの残像がバージルの動作を追従するようになる。
戦闘中用のシステムであるため、マップ移動時などの非戦闘時はゲージは変動しない。
ちなみに、敵の側で立っているだけもゲージは上昇する。また、この時、敵をロックオンしていない方がゲージの上昇速度が速くなる。
バーストアタック
レディ専用攻撃システム。レディはダンテやトリッシュなどとは違い普通の人間であるためDTゲージが存在しない。そのため、手榴弾ゲージというものが存在する。使用することで1度で全てのゲージを消費するかわりに、周囲の敵に対して、手榴弾による全体攻撃が可能となる。
デビルトリガー
「DT」と略されているシステム。悪魔の力を開放して「魔人化」することで、全体的に能力が向上し、体力が少しずつ回復していくようになる。発動することで使用する技も強化されたりなどの様々な効果がある。使用するにはデビルトリガーゲージ(通称「DTゲージ」)が3メモリ以上必要になる。使用中は常にゲージが減っていき、ゲージをすべて消費しきることで自動的に解除される仕様となっている。「DTゲージ」は敵への攻撃や、敵への挑発、消費アイテムであるデビルスターなどにより回復する。また、時空神像でパープルオーブを取得すればゲージのメモリが増やすことが可能。
使用はレディ以外のキャラキターが可能。
ネロ
ネロは「DT」を発動することにより、悪魔の右腕に吸収された閻魔刀の力を開放する。そして、ネロの背後に青白く光る魔人が出現し、周囲の敵を打ち上げるほどのダメージを与えることが可能。ダンテやバージルとは違い、ネロの外見は変化しない。代わりのに発動中は青いオーラを纏う。背後に出現する魔人はネロの攻撃の際に姿を現し、攻撃の一瞬後に閻魔刀による追加攻撃を行う。デビルブリンガーの能力が大きく上昇し、遠距離攻撃ボタンを押せば銃を撃つ状態以外でも魔人が「幻影刀」を使用して敵に攻撃が可能。また、発動中でしかでしか使用できない強力な技も存在する。
ダンテと異なりスーパーアーマー効果がないため、敵の攻撃を受けると怯んでしまうので、隙ができやすいのが難点である。
ダンテ
魔力を解き放ち姿を「魔人」に変化させることで一部の剣攻撃が強化され、銃攻撃は発動中ずっとチャージショット状態となる。これはチャージショットの効果が反映されない一部の技や、チャージショットのない武器であるパンドラにも反映される。また、発動中は攻撃を受けても怯まない効果のあるスーパーアーマー状態になる。さらに、パンドラの入力コマンドを短縮、「エアハイク」、ダッシュと「スカイスター」が2回発動可能となり、機動力も強化される。
外見については『2』にて登場した「真魔人」を採用する方向で考えられてデザインまでされたが採用されることはなかった。設定画では『3』のようにコートが翼に変形するデザインもあったが、本作では採用されなかった。代わりに次回作である『5』にて採用された。
バージル
ダンテと同じく魔力を解き放つことで「魔人」へと変化する。外見は『3』時の姿が採用された。また『3』のときと同じく、持っている魔具の魔力を使用して魔人化しているため、閻魔刀使用時とベオウルフ使用時では、「魔人」の外見も変化する。しかし、フォースエッジは真の力が封印されているため、魔人化に用いることは不可となっている。そのため、魔人化には閻魔刀をメインで使用している。閻魔刀使用時の「魔人」はジャンプするとコートが翼に変形する。これも、『3』と同じである。
ダンテと同じく、使用中はスーパーアーマー状態になる。使用する魔具の一部の技が強化、さらに幻影剣が通常1本ずつの射出であるが発動中は1度に2本の射出が可能となる。魔人化中はダメージを受けても集中ゲージは減少しない。さらに魔人化時にしか使用できない特殊技である次元斬・絶がある。
「魔人」デザインは『女神転生シリーズ』にてキャラクター・悪魔デザインを務める金子一馬が担当した。
トリッシュ
トリッシュはダンテやバージルとは違い発動しても外見に変化はない。代わりに発動すると身体が金色のオーラに包まれ、サングラスを着用。各攻撃に雷属性が付与されて複数の敵に電撃攻撃が可能。ダンテと同じく発動中は銃攻撃も強化される。
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目次 - Contents
- 『デビル メイ クライ 4』の概要
- 『デビル メイ クライ 4』のあらすじ・ストーリー
- 『デビル メイ クライ 4』のゲームシステム
- スタイリッシュランク
- ゲームモード
- デビルブリンガー
- スナッチ
- バスター
- ヘルバウンド
- ホールド
- イクシード
- スタイル
- リアルタイムスタイルチェンジ
- トリックスター
- ソードマスター
- ガンスリンガー
- ロイヤルガード
- ダークスレイヤースタイル
- コンセントレイション
- バーストアタック
- デビルトリガー
- ネロ
- ダンテ
- バージル
- トリッシュ
- コスチュームチェンジ
- ネロ
- ダンテ
- バージル
- レディ
- トリッシュ
- 『デビル メイ クライ 4』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ネロ
- ダンテ
- ヒロイン
- キリエ
- ダンテ関係者
- トリッシュ
- レディ
- バージル
- 魔剣教団関係者
- サンクトゥス
- クレド
- アグナス
- グロリア
- 大悪魔
- ベリアル
- バエル / ダゴン
- エキドナ
- 教団
- アンジェロクレド
- アンジェロアグナス
- 神
- 偽神
- その他悪魔
- スケアクロウ / メガスケアクロウ
- フロスト
- アサルト
- ブリッツ
- メフィスト / ファウスト
- キメラシード
- フォルト
- グラディウス
- カットラス
- バジリスク
- ビアンコアンジェロ
- アルトアンジェロ
- 『デビル メイ クライ 4』のアイテム
- ネロ使用武器
- レッドクイーン
- 閻魔刀
- ブルーローズ
- 幻影刀
- ダンテ使用武器
- リベリオン
- 衝撃鋼ギルガメス
- 無尽剣ルシフェル
- 閻魔刀
- エボニー&アイボリー
- コヨーテ・A
- 災厄兵器パンドラ
- バージル使用武器
- 閻魔刀
- ベオウルフ
- フォースエッジ
- 幻影剣
- トリッシュ使用武器
- ベアナックル
- 魔剣スパーダ
- ルーチェ&オンブラ
- 災厄兵器パンドラ
- レディ使用武器
- バヨネット
- ショットガン
- ハンドガン
- カリーナ=アン
- 通常アイテム
- オーブ
- スター
- プラウドソウル
- ホーリーウォーター
- 『デビル メイ クライ 4』の用語
- 地理
- 城塞都市フォルトゥナ
- フェルムの丘
- 我刀院
- 歌劇場
- 霊峰ラーミナ
- フォルトゥナ城
- ミティスの森
- 魔剣教団本部
- 魔剣教団関係
- 魔剣教団
- 教団騎士
- 帰天
- 救済
- 地獄門
- 小地獄門
- 『デビル メイ クライ 4』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- デビルトリガーについて説明書に誤記がある
- 魔人になる予定だった「DT」発動中のネロの外見
- ネロの悪魔の右腕
- 『デビル メイ クライ 4』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:L'Arc〜en〜Ciel『DRINK IT DOWN』