デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)』は株式会社カプコンから発売されたスタイリッシュアクションゲームである。対応ハードはPlayStation 3、Xbox 360。後にPC版も発売した。前作まで主人公を務めたダンテから新キャラクターであるネロに主人公が変わった。物語は悪魔が存在し人間に危害を加える世界。城塞都市フォルトゥナにて、魔剣教団に所属する若き騎士ネロが魔剣祭の最中に起きた教皇殺しの犯人を追っていくうちに、犯人の正体と教団の真の目的を知っていくというものである。
『デビル メイ クライ 4』の用語
地理
城塞都市フォルトゥナ
本作の舞台で、とある大陸沿岸部に存在する城塞都市。周囲の近代国家とは距離を取っているために閉鎖的で、排他的な気質を持っており、住民の服装や建物の意匠は中世のような様式を取っている。周囲には広大な森や渓谷が手つかずの状態で残っている。しかし、街中は近代化されており、道路交通網が整備されている。
悪魔でありながら人間の味方について戦った魔剣士スパーダを神として崇める土着の宗教である「魔剣教」が信仰されている。昔、魔帝が人間界侵攻をするための入口となった地獄門がフォルトゥナに存在しており、その影響を受けて現在でも度々悪魔が出没して人々に被害をもたらしている。これが原因で、幼少期から親がおらず孤児院で育つ者もいる。
フェルムの丘
カエルラ港から訪れることが可能で、次のステージである霊峰ラーミナへの道がある丘。小説版によればかつて鉄の採掘場であったという描写が存在する。フォルトゥナの人々が土地開発に積極的ではないことから、坑道などは手つかずのまま残されている。マップ移動の際にも坑道を進むことになる。本編ではアグナスが作りだした小地獄門ある。坑道を抜けるとベリアルとの戦闘の場になる。
我刀院
小説版にのみ登場する場所。フォルトゥナの街中にある。以前は教団の本部として使用されていたが、十数年前にサンクトゥスが教皇に即位した時期に新しい教団本部がミティスの森に作られた。そのため、今では教団騎士の詰所として使われている。
歌劇場
フォルトゥナの街中にある歌劇場。巨大な聖堂内には本来の外見から少し美化された姿のスパーダの石像が設置されている。物語冒頭に開かれている魔剣祭にて使用された。ここで、説法をしていたサンクトゥスが参列していた人々の前で突如上からやってきたダンテに殺された。ネロパートではチュートリアル時にダンテパートではアグナス戦にて使用される。
歌劇場の地下には地獄門を開くための方陣が隠されている。十数年前にバージルがスパーダの情報を求めてフォルトゥナを訪れた時はまだ竣工中であった。
霊峰ラーミナ
フォルトゥナに聳える霊峰。フェルムの丘から坑道を抜けると到達し、次のステージであるフォルトゥナ城へと続く場所である。標高が高いため山頂付近は夏でも雪を見ることができる。本編では氷を操る悪魔であるバエルの影響で真冬のような猛吹雪なってしまっている。そのため、山すべてが白く染まっている。
フォルトゥナ城
ラーミナ山中に建っている古城。以前は、スパーダが領主としてフォルトゥナにいた頃に使用していたと言われている。今では観光地になっている。城内中庭にある武闘場にはアグナスが作った小地獄門が置かれている。この小地獄門を通ってバエルやダゴンがやってきたことが原因で周囲に冬でもないのに吹雪が発生していた。また、城の地下にはアグナスの秘密研究施設が存在しており、アグナスが入手していた折れた閻魔刀が保管されている。また、ビアンコアンジェロ等のアグナス作の人造の悪魔の工場も併設されている。
衛兵墓地の近くには城主私室があり、教団の教皇は即位したその日はこの部屋で一夜を過ごすという慣習が存在する。十数年前にサンクトゥスが教皇に即位した日にこの部屋で城へやってきたバージルと遭遇している。
小説版では、本編では明かされなかった多くの設定が明かされた。作中では歌劇場からフォルトゥナ城に潜入してきたダンテとグロリアに変装したトリッシュが蔵書室で会っていた。フォルトゥナ城の橋でグロリアがネロと初対面したその帰り道であった。城へやってきたダンテがしばらく城内を調べてみた結果、スパーダが住んでいたとする話は嘘であると判断していた。
ミティスの森
フォルトゥナから少し離れた場所にある森。ネロはミティスの森へ行くためにフォルトゥナ城から仕掛けを動かすことで入ることのできる、裏道を進んでいくが、サブメニューのマップや小説版で書かれた設定によると、フォルトゥナの街からでも来ることは可能となっているようである。
通常時は常緑針葉樹が茂る普通の森だが、今は森にある滅びの渓谷を進んだ先の最深部に置かれた小地獄門や、そこから現れたエキドナの影響で魔界の植物が支配する亜熱帯のジャングルのような状態に変質している。さらに魔界の侵食が進んだ後半パートでは各エリアが分かれており、入ってきた者を迷わせる迷いの森に変化していた。
以前は魔剣教団が使っていた旧修練場があり、その先には今使用されている魔剣教団本部がある。
本編開始から1ヵ月ほど前から悪魔が現れるようになっており、小説版によると孤児院の子供たちとミティスの森にやってきていたキリエが悪魔に襲われてしまい、キリエを助けに向かったネロが右腕を負傷する事件が起きた場所である。
魔剣教団本部
本編開始の十数年前、サンクトゥスが教皇に即位した頃に建てられ現在使用されている教団本部。アグナスが局長を務める技術局が隣にある。冒頭で悪魔が大量に出てきたときに住民たちの避難所になっていた。しかし、最深部には、教団の進める計画である「救済」の要である神が作られている。神が起動した際に用済みとなったため壊されてしまった。
魔剣教団関係
魔剣教団
昔、魔界を裏切り、人間の味方に付いて悪魔と戦い、そして人間の女性と結ばれた魔剣士スパーダを神と崇め、他の悪魔を憎み排除することを教義とした信仰宗教団体。地獄門があることで悪魔が頻出するフォルトゥナでは、住民の大多数は教団に入信している。「スパーダを信じる者は救われる」という教義を掲げていることから、悪魔が起こした殺傷事件などで信者が巻き込まれると教団にとって都合が悪いため真実を隠蔽してしまうなどの闇を抱えている。
教団騎士
フォルトゥナに現れる悪魔から人々を守護する魔剣教団に属する騎士団。今団長はクレドが務めている。サンクトゥスも教皇に即位する前は団長を務めていたことがある。「スパーダは一振りの剣を用いて魔界を封じた」という伝説から、近代兵器である銃火器類は卑しいものであるとされているため使用されない。そのため、騎士団員は剣や槍といった刀剣類を使用する。騎士団員の使用する武器はアグナスが考案したイクシードシステムが採用されているため、普通の人間である一騎士でも下級悪魔相手に戦うことが可能になっている。
魔剣教団の教義を守るために、悪魔に憑依された人間を内密に処分して隠蔽するといった汚れ仕事も存在しており、ネロは仕事は主にこれらを押し付けられている。サンクトゥスが教皇に即位して以来、「救済」計画を実現するために悪魔の研究、人造の悪魔を作る、人体実験などの非道な仕事が増えている。「救済」の詳細については一般騎士には伏せられているため、真実は騎士団幹部、上官クラス、そしてサンクトゥスに忠実な者といったほんの一部の人間しか知らない。
帰天
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目次 - Contents
- 『デビル メイ クライ 4』の概要
- 『デビル メイ クライ 4』のあらすじ・ストーリー
- 『デビル メイ クライ 4』のゲームシステム
- スタイリッシュランク
- ゲームモード
- デビルブリンガー
- スナッチ
- バスター
- ヘルバウンド
- ホールド
- イクシード
- スタイル
- リアルタイムスタイルチェンジ
- トリックスター
- ソードマスター
- ガンスリンガー
- ロイヤルガード
- ダークスレイヤースタイル
- コンセントレイション
- バーストアタック
- デビルトリガー
- ネロ
- ダンテ
- バージル
- トリッシュ
- コスチュームチェンジ
- ネロ
- ダンテ
- バージル
- レディ
- トリッシュ
- 『デビル メイ クライ 4』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ネロ
- ダンテ
- ヒロイン
- キリエ
- ダンテ関係者
- トリッシュ
- レディ
- バージル
- 魔剣教団関係者
- サンクトゥス
- クレド
- アグナス
- グロリア
- 大悪魔
- ベリアル
- バエル / ダゴン
- エキドナ
- 教団
- アンジェロクレド
- アンジェロアグナス
- 神
- 偽神
- その他悪魔
- スケアクロウ / メガスケアクロウ
- フロスト
- アサルト
- ブリッツ
- メフィスト / ファウスト
- キメラシード
- フォルト
- グラディウス
- カットラス
- バジリスク
- ビアンコアンジェロ
- アルトアンジェロ
- 『デビル メイ クライ 4』のアイテム
- ネロ使用武器
- レッドクイーン
- 閻魔刀
- ブルーローズ
- 幻影刀
- ダンテ使用武器
- リベリオン
- 衝撃鋼ギルガメス
- 無尽剣ルシフェル
- 閻魔刀
- エボニー&アイボリー
- コヨーテ・A
- 災厄兵器パンドラ
- バージル使用武器
- 閻魔刀
- ベオウルフ
- フォースエッジ
- 幻影剣
- トリッシュ使用武器
- ベアナックル
- 魔剣スパーダ
- ルーチェ&オンブラ
- 災厄兵器パンドラ
- レディ使用武器
- バヨネット
- ショットガン
- ハンドガン
- カリーナ=アン
- 通常アイテム
- オーブ
- スター
- プラウドソウル
- ホーリーウォーター
- 『デビル メイ クライ 4』の用語
- 地理
- 城塞都市フォルトゥナ
- フェルムの丘
- 我刀院
- 歌劇場
- 霊峰ラーミナ
- フォルトゥナ城
- ミティスの森
- 魔剣教団本部
- 魔剣教団関係
- 魔剣教団
- 教団騎士
- 帰天
- 救済
- 地獄門
- 小地獄門
- 『デビル メイ クライ 4』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- デビルトリガーについて説明書に誤記がある
- 魔人になる予定だった「DT」発動中のネロの外見
- ネロの悪魔の右腕
- 『デビル メイ クライ 4』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:L'Arc〜en〜Ciel『DRINK IT DOWN』