幻想水滸伝V(幻水V)のネタバレ解説・考察まとめ

『幻想水滸伝V』(幻水V)とは、コナミが制作した「幻想水滸伝シリーズ」の一作品で、2006年に発売されたロールプレイングゲームである。略称は「幻水V」。これまでの作品と同様に中国の『水滸伝』をモチーフとし、宿星を持つ108人の仲間を集めて戦う物語となっている。女王国の王子である主人公が、国から追い出され反逆者のレッテルを貼られながらも、多くの試練を乗り越えて成長する姿が描かれる。シリーズ原点に立ち戻ったドラマティックなストーリーが魅力。対応するプラットフォームはPlayStation 2。

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CV:若林亮
ファレナ女王国の女王騎士団の一員で、古参の騎士である。ゴドウィン家の縁戚にあたり、当主マルスカールの推薦により女王騎士団に抜擢された。ファレナ女王国の中では、ゲオルグに次ぐ武勇を誇る。目的のためにはいくらでも非情になれる性格で、無抵抗な自国民を焼き討ちにする理不尽な命令も、淡々と実行に移した。

ドルフ

CV:古島清孝
ゴドウィン家のギゼルの配下として働く暗殺者集団「幽世の門」に所属している。ナイフを武器に圧倒的な戦闘能力を持つ。マルスカールの妻ロザリンドを殺した真犯人であり、それでも雇ってくれたマルスカールに絶対の忠誠を誓っているが、人を殺し続けるという罰を与えられているとも考えている。王子の護衛を務めるリオンとは幼なじみ。無敵の存在となるために数多くの薬物を摂取しており、なんの感情も持たず非道な行いを実行することができる。

キルデリク

CV:諏訪部順一
暗殺者集団である「幽世の門」の幹部で、闘神祭にはゴドウィン家の代理人として参加した。残忍な性格であり、闘神祭の優勝候補者への妨害工作を続け、最終的に優勝を果たした。後日、功績が評価されてギゼルにより女王騎士に任命されたが、民衆を手にかけるなど傍若無人な振る舞いは変わらず、人心の離反を招いた。

バフラム・ルーガー

CV:山岸功
ファレナ女王国の水軍提督を務める将軍。かつてラフトフリートの頭領ラージャが水軍提督だった頃には副官として働いており、ラージャへの恩義を感じている。ゴドウィン家に対して忠誠心を持っているわけではないが、国のためにという考えのもと、ゴドウィン派に属することとなった。常識もあり有能な提督だが、戦況の変化に柔軟に対応することができず、王子軍との戦いで戦死した。

ディルバ・ノウム

CV:二又一成
ファレナ女王国きっての勇将として知られ、「東のボズ、西のディルバ」と称される。8年前のアーメス新王国との戦いにおいて、ゴドウィン家当主マルスカールに窮地を救われたことに恩義を感じ、以後の忠誠を誓った。その忠誠心は強く、ゴドウィン家のためなら王族でも討ち果たすとまで言い放っている。

バロウズ家とその一派

サルム・バロウズ

CV:依田英助
ファレナ女王国の大貴族であるバロウズ家の当主である。レインウォールの街を中心に、国の東部地域を支配。とても欲深い性格で、権謀術数を駆使してライバルのゴドウィン家と争っている。自分の利のためには、国を売り渡すことにも抵抗を感じない性分で、アーメス軍を領内に引き込んで有利に進めようと画策していた。娘のルセリナがその汚い手口を見て愛想を尽かし、家を出ていくこととなった。

ユーラム・バロウズ

CV:浪川大輔
108星:天富星
ファレナ女王国の大貴族であるバロウズ家の御曹司。典型的な貴族のバカ息子であり、部屋に飾った王女の肖像画へ毎日話しかけるなど、幼稚な行動も目立つ。元々は優しく真面目な性格だったが、姉と兄を相次いで失ってから今の性格になったと同情する向きもある。ストーリーの進め方によっては、改心して王子の味方になることがあり、その際は同じ「天富星」の宿星を持つエレシュを仲間にできなくなる。

ルセリナ・バロウズ

CV:佐藤利奈
108星:地会星
バロウズ家当主サルムの娘であり、ユーラムの妹。腹黒い父親や頼りない兄とは異なり、分別をわきまえた誠実な行動を取る。父親が行った不正を知った際には、すべて明るみに出すと共に、バロウズ家と決別して家を飛び出した。容姿端麗で事務処理能力にも長けており、王子軍の勝利に貢献した。

アリスン・バロウズ

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