幻想水滸伝V(幻水V)のネタバレ解説・考察まとめ

『幻想水滸伝V』(幻水V)とは、コナミが制作した「幻想水滸伝シリーズ」の一作品で、2006年に発売されたロールプレイングゲームである。略称は「幻水V」。これまでの作品と同様に中国の『水滸伝』をモチーフとし、宿星を持つ108人の仲間を集めて戦う物語となっている。女王国の王子である主人公が、国から追い出され反逆者のレッテルを貼られながらも、多くの試練を乗り越えて成長する姿が描かれる。シリーズ原点に立ち戻ったドラマティックなストーリーが魅力。対応するプラットフォームはPlayStation 2。

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ガレオン

CV:加藤精三
108星:天雄星
ファレナ女王国の女王騎士団に所属する最古参の騎士。ロードレイク出身で、20年前は同郷の医師であるシルヴァと結婚していたが、仕事ばかりの生活が原因で離婚している。シルヴァから医術を習っていたため、医療行為を行うことも可能。騎士としての戦闘能力も確かで、老齢といえども衰えは見られない。女王の死の真相を王子に伝える重要な役割を果たす。

ハスワール

CV:佐々木瑶子
108星:天捷星
聖地であるルナスの泉で斎主をしている女性。アルシュタート女王やサイアリーズとは従姉妹の関係にあり、ゴドウィン家とも親戚関係にある。気さくな人柄で慕われており、かわいいと思う人に抱き着くクセを持つ。王位継承権を放棄するため、独身を貫いて子どもはいないが、大の子ども好き。王子やリムスレーアも我が子のようにかわいがっている。

イサト

CV:山岸功
108星:天立星
ルナスの泉で、斎主ハスワールの補佐をしているエルフ。エルフの隠れ里であるアルセイド出身で、ウルダの幼なじみである。ハスワールからは、たまには帰省するように言われているが、頑として故郷へ戻ろうとはせず、ハスワールへの尊敬と忠義を貫いている。

タカム

108星:地耗星
元はファレナ女王国の官吏だったが、騎士団長フェリドに抜擢されて王家公認の地図職人となった。フェリドの命を受けて、ファレナ女王国の正確な地図作りに着手。地図の完成後は、民間利用を促進するため出版するつもりだったが、軍事機密として独占したいゴドウィン家に妨害されて牢に入れられた。卓越した方向感覚を持ち、エルフだけが通れる迷いの森でも、迷わず通行することができる。

ゴドウィン家とその一派

マルスカール・ゴドウィン

CV:麦人
ファレナ女王国の大貴族であるゴドウィン家の当主で、ギゼルの父。ファレナ女王国の繁栄のためには、太陽の紋章を利用して対外的に拡張していく必要性を説いている。その政治力で次第に発言力を高め、バロウズ家をしのぐ勢力となった。近年では実務の重要な部分を息子のギゼルに任せつつあり、その力量を測っている側面も感じられる。フェリドが解体した暗殺者集団をひそかに雇って手足にするなど、その戦略に抜け目はない。最愛の妻ロザリンドを、前回の後継者争いの際に失っている。

ギゼル・ゴドウィン

CV:北大輔
ファレナ女王国の大貴族であるゴドウィン家の御曹司で、知略にも武芸にも優れた貴公子。物腰は丁寧で優しげだが、気持ちがまったくこもっておらず、権謀術数を駆使して権力争いをゲームのように楽しむ性格をしている。8年前にサイアリーズと婚約して幸せな日々を送っていたが、後継者争いの影響で婚約解消され、大きな心の傷を受けた。強引に結婚したリムスレーアとはうまくいっておらず、常に冷たい言葉を浴びせられるが、一向に気にする様子はなく、淡々と丁寧に対応している。

アレニア

CV:大浦冬華
ファレナ女王国の女性騎士団に属している。太陽の紋章を使った富国強兵路線を進むゴドウィン家の思想に染まっており、忠実なしもべ的な存在である。父親も女王騎士だったが、8年前のアーメス侵攻の際に戦死している。自尊心が高く、常に苛立っている印象。精神的な余裕といったものとは無縁で、まだ生きているサイアリーズを戦死したと誤報告するなど、致命的なミスを重ねて信頼を失った。

ザハーク

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