幻想水滸伝V(幻水V)のネタバレ解説・考察まとめ

『幻想水滸伝V』(幻水V)とは、コナミが制作した「幻想水滸伝シリーズ」の一作品で、2006年に発売されたロールプレイングゲームである。略称は「幻水V」。これまでの作品と同様に中国の『水滸伝』をモチーフとし、宿星を持つ108人の仲間を集めて戦う物語となっている。女王国の王子である主人公が、国から追い出され反逆者のレッテルを貼られながらも、多くの試練を乗り越えて成長する姿が描かれる。シリーズ原点に立ち戻ったドラマティックなストーリーが魅力。対応するプラットフォームはPlayStation 2。

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CV:岸尾大輔
108星:天弧星
ファレナ女王国の女王騎士団に所属している。明るく前向きな性格で、常に軽口を叩いて周囲をなごませている。美しい女性とかわいい女の子の味方だと自称し、女性を口説くことが趣味。女性が原因でトラブルに巻き込まれることも数知れず。見た目の軽薄さとは裏腹に、忠義深く賢い面もあり、いざという時には頼りになる存在。

ルクレティア・メルセス

CV:阪井あかね
108星:天機星
天才的な軍師であり、8年前のアーメス新王国との戦いでの立役者。2年前のロードレイク暴動の際にゴドウィン卿の怒りを買って、牢に入れられていた。王子に救出された後は、軍師として活躍する。幼少期に「真なる火の紋章」が暴走するのを見たことがあり、二度と起こしてはならないと固く心に誓っている。軍師としての教育はハルモニア神聖国で受けており、そこでスナイパーのキャザリーと知り合った。女王や王子に対しても忖度なく発言し、自分が信じるものに忠実に行動する性格。戦争の指揮においては有能だが、平時の軍師としては良くない結果をもたらす場合もある。

レレイ

CV:中島沙樹
108星:地伏星
アゲイト監獄で看守をしており、収監されたルクレティアの身の回りの世話を命じられた。日々ルクレティアとの交流を繰り返すうち、次第に心を惹かれていき、囚人であるルクレティアの味方となる決意をした。兵学をルクレティアから学んでおり、ルクレティアが王子軍の軍師となった後も、彼女の身の回りの世話をしている。

シウス

CV:秋山卓史
108星:地魁星
アゲイト監獄の看守。ゴドウィン卿の怒りを買って収監されたルクレティアに魅了されて味方となった。看守でありながら、ルクレティアを監視するのではなく、ゴドウィン派の手の者からルクレティアを守る行動を取っている。軍人にありがちな生真面目な性格であり、忠誠心が高い。ルクレティアが王子の軍師となってからも、同行してその身辺を守っている。

ファレナ女王家とその一派

アルシュタート・ファレナス

CV:大原さやか
ファレナ女王国の女王であり、王子とリムスレーアの母親。女王騎士団長フェリドの妻である。元々は慈愛に満ちた優しい性格で名君として知られていたが、2年前に太陽の紋章を宿してから人が変わってしまい、時に暴走するようになった。本人も自覚しているが、衝動を抑えることができず悩んでいる。フェリドが暴走のストッパー役を務めているが、万一にも倒れてしまった時には、代わって女王の命を奪ってほしいとゲオルグに依頼した。

フェリド

CV:藤原啓治
ファレナ女王国の女王騎士団長を務める。アルシュタート女王の夫であり、王子とリムスレーアの父親。豪快で面倒見のいい性格で、武人としても優秀であり、民衆からの人気が高い。元は群島諸国の出身で、オベル王国海軍総督スカルド・イーガンの長男として育った。アルシュタートの強い希望を受けて闘神祭に参加し、勝ち抜いて女王の夫となる。アーメスとの戦いで大活躍し、救国の英雄と言われた。

リムスレーア・ファレナス

CV:石毛佐和
ファレナ女王国の王女であり、次の女王となる立場にある。兄の王子について、王位継承権がないことでバカにしていた時期もあったが、今はお兄ちゃんっ子でとてもなついている。なかなか会いに来てくれないと拗ねることもあった。口調はやや生意気な印象だが、女王になるための英才教育を受けている影響が大きい。闘神祭で優勝して夫となったギゼルに対しては、警戒を一切緩めることなく毅然と接しており、女王としての資質を見せている。

ミアキス

CV:折笠富美子
108星:地隠星
ファレナ女王国の王女リムスレーアの護衛を務める女王騎士である。いつもリムスレーアと行動を共にしていて、姉妹のように接している。いたずら好きでマイペースな性格。竜馬騎兵団のあるサウロニクスの出身で、若くして戦闘能力の高さを評価されていたが、竜馬騎兵団には男性しか入れない掟があったため、団長によって女王騎士に推挙された。

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