ジャンパー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジャンパー』とはスティーヴン・グールドの小説が原作となっている2008年に公開されたアメリカのSFアクション映画である。監督を務めるのはダグ・リーマン。川で溺れかけた際にジャンパーの持つ瞬間移動の能力に目覚めたデヴィッド。力を使いこなせるようになった彼は、銀行から大金を盗み出し自由気ままな暮らしを満喫していた。しかしジャンパーを悪と見なす組織がデヴィッドの殺害を企てる。彼は逃げ切ることができるのか。世界中を瞬間移動できるジャンパーの場所に縛られない型破りなバトルが繰り広げられていく。

吹替:小山茉美(劇場公開版)/田中敦子(テレビ朝日版)

パラディンの一員であるデヴィッドの母。デヴィッドが5歳でジャンパーとして目覚めたことを知り、彼を殺すか離れるかの2択を迫られた。そこでメアリーはデヴィッドを殺すのではなく、家族の前から何も言わずに行方を眩ますことを選ぶ。デヴィッドが狙われていることを知れば組織の邪魔をするなど、彼を影で守り続けたためにデヴィッドはパラディンに捕まることなく自由に生き延びていたのであった。

ウィリアム・ライス(演:マイケル・ルーカー)

出典: eiga-pop.com

吹替:斎藤志郎(劇場公開版)/樋浦勉(テレビ朝日版)

デヴィッドの父親。メアリーがいなくなってからデヴィッドと二人で暮らしているが、親子関係は破綻しかけていた。デヴィッドの部屋のドアには勝手にウィリアムが入って来れないよう鎖が付けられている。完全に開かない扉越しに息子に話しかけるウィリアム。そこには時々、懇願しているようにも見える姿があった。

マーク・コボルト(演:テディ・ダン、ジェシー・ジェームズ(少年時代))

吹替:関智一(劇場公開版)/神奈延年(テレビ朝日版)
少年時代吹替:阪口周平(劇場公開版)/神奈延年(テレビ朝日版)

デヴィッドの幼馴染であり、何かと彼に嫌がらせをしていた。デヴィッドがミリーへプレゼントを渡した時にからかい、それを凍った川へ投げた人物。デヴィッドがミリーと再会した際マークもその場におり、デヴィッドを怒らせ彼の瞬間移動の能力で違う場所へ飛ばされていた。そのことがきっかけでマークがCIAに扮するローランドに証言をし、デヴィッドの素性がバレることとなる。

ソフィー(演:クリステン・スチュワート)

出典: 5star-blog.com

右の女性。

吹替:折笠富美子(劇場公開版)/木下紗華(テレビ朝日版)

カメオ出演。現在メアリーと一緒に暮らしているデヴィッドの異父妹。映画の終わりでメアリーとデヴィッドが会うシーンに登場している。突然家を訪ねてきたデヴィッドに不審な目を向けながら自室に戻っていき、彼女と入れ替えでメアリーが登場した。

『ジャンパー』の用語

ジャンパー

瞬間移動が使える能力に目覚めた人物の呼び名。デヴィッドは無自覚ながらも5歳で目覚めており、グリフィンも同じ5歳から能力が使えるようになっている。彼らは中世の頃から存在しており、パラディンと長きに亘る戦いを続けている。本作ではこの瞬間移動の能力は遺伝子疾患として備わるものとされている。初期の段階では激しい感情の動きが引き金となる。

パラディン

ジャンパーの抹殺を使命とし、彼らを狙う組織。過去に魔女狩り、宗教批判など人類の影の歴史で暗躍してきた秘密結社。彼らはジャンパーに対抗するため、独自の武器を開発している。1000Vの電流をジャンパーの脳に流すことのできる30cm程の筒状の武器はジャンパーを麻痺させ、瞬間移動を阻止することを可能にする。他にもジャンパーが瞬間移動の際に通るワームホールを開けたままにできる装置も作中に登場する。

ワームホール

ジャンパーが瞬間移動した際に出発地点と到着地点を繋ぐトンネルのこと。パラディンはこのワームホールを開けたままにできる装置を手にしていた。ジャンパーが瞬間移動した際、ジャンプ・スカーと呼ばれる時空の裂け目が残る。そこがパラディンに見つかれば、どこまで逃げても彼らはワープ先まで追いかけてこれる。

『ジャンパー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

デヴィッド・ライス「ウソは言えない。」/ミリー・ハリーズ「本当のことも?」

出典: thingmedia.jp

ローマのパラディン襲撃による影響を受けたミリーに対し、それでもジャンパーのことを打ち明けられないデヴィッド。彼の不審な点に気付きながらも、デヴィッドが本心を打ち明けることはなかった。そして彼から「ここでお別れだ」と告げられ、そんなデヴィッドにミリーは涙を堪えて背を向ける。

ジャンパーであることをミリーに打ち明けられないデヴィッド。ローマでパラディンの刺客に襲われていた間、ミリーは離れたところで待機していた。そして戦いが終わりコロッセオから出たところで、突如パトカーに囲まれたデヴィッドとミリー。その後、ミリーは事情を何も知らずに半日捕まったままでいた。

彼らが無事に脱出できたのは、メアリーが助けに来たからである。彼女が時間稼ぎをしている間に逃げ出すことに成功した二人はなんとか空港まで逃げ切る。せっかくのデートで突然捕まり、説明の欲しいミリー。しかしデヴィッドは嘘をつくくらいならと、黙ったままでいることを選んだ。「ウソは言えない。」と言うデヴィッドに対し「本当のことも?」と動揺するミリーであった。

彼女の感情が込み上げそうになるのは当然のことであった。ミリーをすでに戦いに巻き込み始めているところでも、言わないことを選択をしたデヴィッド。本作の主人公はヒーローのような超人的な能力を得たキャラクターでありながら、ヒーローらしからぬ行動に出ることが多い人物である。デヴィッドの一つ一つの行動が親近感、共感と捉えられることもあれば、残念がられることにも繋がっていく。素直、自分に正直であり、彼なりに悩みながら懸命に生きてその力を発揮していくのだが、ヒーローにはなりきれないジャンパーの姿が描かれている。

家族のためにローランドの要求を拒否したウィリアム

パラディンがローマにてデヴィッドを襲撃した際、ローランドは人員全員を彼の元に生かせるよう指示を出していた。しかしデヴィッドが狙われていると察知したメアリーによってローランドの計画は阻害される。メアリーの指示によって2人の人員しか送られず、パラディンはデヴィッドを捕らえられずに失敗した。

メアリーがデヴィッドの母であることを知っているローランドは、ローマ襲撃の後に以前メアリーとデヴィッドが住んでいた家を訪問した。彼は一人で暮らしているウィリアムからメアリーやデヴィッドに関することを聞き出そうとしていたのである。緊張感の漂う室内でローランドの質問に淡々と答えていくウィリアム。最後には「何か聞いたら電話しますよ。」とローランドに対し協力的な姿勢を見せていたが、ローランドが「しないな。」と声音を変えてウィリアムに視線を向けた時「ああ、しないね。」と家族を守ろうとするウィリアムが映し出されていた。

まだデヴィッドが一緒に暮らしていた頃は、息子に怒鳴ったり、デヴィッドの部屋のドアを無理矢理開けようとするなど、息子を守ろうとする父親の姿は無かった。その為にデヴィッドは自由な生活を求めていたのだ。けれどローランドと対峙していた時のウィリアムは何故自分がこのような目に遭っているのかを知らず、妻と息子がどこで何をしているかも知らされていない。それでもただ家族を守ろうとする父親の姿があった。しかしウィリアムはその後、倒れた状態でデヴィッドに発見される。後に彼がどうなったかは映画では不明である。

グリフィン・オコナー「お前はヒーローじゃない。ジャンパーだ。女を助けたりしない。」

ローランドに人質として連れて行かれたミリーを助けに向かおうとしていたデヴィッド。しかし彼女を囲っているのはローランド含めて5人のパラディン。到底一人で太刀打ちできるものではないとグリフィンは止める。彼は時には犠牲も必要だと言い、ミリーもろともローランドたちのいるアパートを爆破しようとしていた。その為グリフィンは爆破装置を用意していたのだが、これがデヴィッドに見つかる。これまでにない速さで世界中を瞬間移動しながら二人は装置を奪い合い、グリフィンはミリーを助けに行こうとするデヴィッドを説得し続けていく。その時にグリフィンが放ったのが「お前はヒーローじゃない。ジャンパーだ。女を助けたりしない。」というセリフであった。

グリフィンはジャンパーがどんな生き方をしているのかをよく理解していた。普通の生活を送っていた人間が突然超人的な力を手に入れたら、どうなるのかを彼は知っていた。またローランドもジャンパーの能力は人間が持つべきものではないとし、彼の正義のもとでジャンパーを抹殺してきた。しかしデヴィッドは最終的にミリーを助け出すことに成功しており、グリフィンの言葉を覆したデヴィッドはヒーローであることが証明されている。多くの人を救うヒーローではなく、ジャンパーとしてデヴィッドはたった一人の大切な人であるミリーのヒーローになっていったのであった。

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説・考察まとめ

ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。 バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。

Read Article

ボーン・アイデンティティー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ボーン・アイデンティティー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボーン・アイデンティティー』とは、『ボーンシリーズ』の1作目で、2002年に公開されたサスペンス・アクション映画。原作はロバート・ラドラムの『暗殺者』。記憶を失くした男が、皮下に埋め込まれたマイクロカプセルを手掛かりにわかった名前はジェイソン・ボーン。自分が何者かを辿るなか、行く先々で警察やCIAに追われるが、知力と体に染みついた高い戦闘スキルで追跡をかわし、襲ってくる暗殺者を倒し、窮地を脱する。偶然知り合ったマリーと逃げる間に見せる人間らしさや生身の体で対決する迫力の格闘シーンも必見。

Read Article

キングスマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

キングスマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

マーク・ミラー原作のコミックを「キック・アス」に続きマシュー・ボーンが監督した、常識破りの超過激ノンストップ・スパイアクション。亡き父の後を継いでスパイ組織「キングスマン」の一員としてスパイとなる道を選んだ青年が、ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、最強の敵相手に奮闘する姿を描く。「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースが激しいアクションに挑戦。2015年公開のイギリス映画。

Read Article

キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

『キャプテン・マーベル』とは、アメリカ合衆国で2019年3月に公開されたスーパーヒーロー映画である。MCUシリーズとしては第21作品目。記憶を失った主人公ヴァースは、惑星ハラで暮らすエリート女性戦闘員である。任務の途中で訪れた1990年代の地球・アメリカでアベンジャーズ結成前のニック・フューリーと出会ったヴァースは、彼と行動を共にするうちに失った真実の記憶を取り戻し、自らの使命に気づくことになる。

Read Article

ストリート・オブ・ファイヤー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ストリート・オブ・ファイヤー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ストリート・オブ・ファイヤー』とは、ウォルター・ヒル監督による1984年製作のアメリカ映画。ロックンロールを中心とした音楽が効果的に使用された、ミュージック・ビデオ感覚のアクション映画である。本国アメリカよりも、日本で熱狂的に受け入れられ、1984年の「キネマ旬報」人気投票では読者部門第1位を獲得した。リッチモンドの街を舞台に、ストリートギャング“ボンバーズ”に拉致されたかつての恋人を救うため、故郷に帰ってきたヒーローの活躍を描く。

Read Article

パルプ・フィクション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

パルプ・フィクション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『パルプ・フィクション』とは、クエンティン・タランティーノ監督による1994年公開のクライム映画である。主演はジョン・トラボルタ、共演はサミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン等。アカデミー賞脚本賞とカンヌ映画祭パルムドール賞を受賞した。ギャングであるヴィンセントと相棒ジュールズは、ボスからの命令でスーツケースを取り返すべく、アパートに潜入する。3つの異なる犯罪エピソードから構成されており、ストーリーの時系列と映画の時系列が異なる構成が話題を呼んだ。バイオレンスと乾いた笑いに満ちた傑作群像劇。

Read Article

アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。

Read Article

アンブレイカブル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アンブレイカブル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アンブレイカブル』とは、2000年製作のアメリカ映画。日本公開は2001年の6月。大ヒットとなった「シックス・センス」の次にM・ナイト・シャマランが手掛けた作品。脚本もシャマラン自身が担当した。凄惨な列車事故に遭いながら、ただ一人かすり傷ひとつ負わずに生き残った男が辿る数奇な運命を描く。主演は「シックス・センス」に続きブルース・ウィリス。共演はサミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン。

Read Article

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)のネタバレ解説・考察まとめ

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)のネタバレ解説・考察まとめ

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・コミック『スパイダーマン』の実写映画化作品としては7作目、再リブートシリーズとしては2作目、また、マーベル・コミックの実写映画で、世界観を共有するクロスオーバー作品として扱われたMCUシリーズとしては23作目の映画となる。高校の夏休みにクラスメイト達とヨーロッパ旅行へでかけた主人公のピーター・パーカーは旅先でスパイダーマンとしての任務が与えられ、再び戦いに出ることになる。

Read Article

Mr.&Mrs. スミス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

Mr.&Mrs. スミス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『Mr.&Mrs. スミス』とは、ダグ・リーマン監督による2005年公開のアクションムービーである。脚本を手掛けたのはサイモン・キンバーグ。主役となる夫婦の夫「ジョン・スミス」をブラッド・ピットが演じ、妻「ジェーン・スミス」をアンジェリーナ・ジョリーが演じている。本作はお互いに暗殺者という身分を隠して結婚したスミス夫妻の壮大な夫婦喧嘩の物語であり、2人の関係性の変化が見どころとなっている。 ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは本作での共演がきっかけで親しくなり、2014年に結婚した。

Read Article

リトル・ダンサー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

リトル・ダンサー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『リトル・ダンサー』(原題『Billy Elliot』)は2000年にイギリスで公開されたヒューマン・ドラマ映画。スティーブン・ダルドリー監督のデビュー作である。舞台は1984年イギリスの炭鉱町ダラム。父の趣味であるボクシングを習っていた少年は、ある日バレエ教室に出会う。町は炭鉱不況の最中で、父と兄は炭鉱ストライキに参加していた。「男がバレエなんか。」と反対されながらも、少年はますます夢中になる。プロのバレエダンサーを目指す少年と家族と町の人々の物語。

Read Article

オール・ユー・ニード・イズ・キル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

オール・ユー・ニード・イズ・キル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とは、桜坂洋が2004年に発表したライトノベル「All You Need Is Kill」を原作に、ダグ・リーマンが映画化した作品。エイリアンに侵略されつつある近未来の地球を舞台に、出撃しては戦死する2日のループを繰り返し、戦闘能力を身に着け、ループの原因となっている敵を倒す方法見つけ出して勝利を掴むまでを描く。

Read Article

コーチ・カーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

コーチ・カーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『コーチ・カータ』とは、弱小高校バスケ部が、スパルタコーチであるカーターの指導によって成長し、活躍する姿を描いた青春映画。落ちこぼれの集まりであるリッチモンド高校バスケ部に、OBであるケン・カーターが新コーチとして赴任してくる。カーターは、バスケの技術を教えるより先に、まず選手たちと契約を交わす。契約を守らない者は試合に出さないというカーターに対し選手たちは反発するが、徐々にカーターの真意を理解し耳を傾け、相互に信頼しあうようになる。

Read Article

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』とは、2016年に公開されたアメリカ合衆国のヒーローアクション映画。「DCコミックス」から出版された人気アメリカン・コミック『バットマン』と『スーパーマン』を原作とした、実写映画作品である。『マン・オブ・スティール』で、地球の危機を救ったスーパーマンだが、その戦いでの被害は甚大なものであった。地球外から来た異星人は追放すべきだと世論が強まっていく中、バットマンも自社のビルを破壊されて社員を失ったことから、スーパーマンを危険視してしまう。

Read Article

マン・オブ・スティール(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ

マン・オブ・スティール(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ

『マン・オブ・スティール』とは、2013年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。「DCコミックス」の人気アメリカン・コミック『スーパーマン』の実写映画作品である。『スーパーマン』シリーズを含めると、本作は通算第6作目の作品だ。科学や文明が発達して人工生育が常識である、地球から遠く離れた惑星「クリプトン」で、数百年ぶりに自然出産で「カル=エル」という子供が生まれた。のちに「スーパーマン」と呼ばれる彼は、子供のいなかった夫妻に育てられたのち、自分の出自を知るための旅にでる。

Read Article

ディープ・ブルー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ディープ・ブルー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ディープ・ブルー』(原題:Deep Blue Sea)とは、1999年にアメリカで公開されたパニックアクション映画。監督はアクション映画を得意とすることで有名なレニー・ハーリン。興行収入は1.6億ドル。物語の主人公スーザンは、アオザメの脳を素材とするアルツハイマー病治療薬の開発を海洋上の研究施設アクアティカで行っていた。遺伝子操作を行った影響で脳が発達し賢くなった巨大ザメは、自らの考えを持つようになり、外界へ出て自由になるという目的のため、研究者や関係者たちを次々に襲撃する。

Read Article

ウォーキング・デッド(The Walking Dead)のネタバレ解説・考察まとめ

ウォーキング・デッド(The Walking Dead)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウォーキング・デッド』とは2010年に放送された、ある日を境にアメリカ中がゾンビで溢れかえってしまった世界で生きる人間たちのサバイバルドラマである。主人公のリックとその仲間たちがゾンビと闘いながら生きる術を探していく。ゾンビの蔓延により迎えた世界の終末後が舞台。崩壊したアメリカ合衆国で安息の地を求め常に襲い来るウォーカー(ゾンビ)や略奪をしてくる生存者から逃れつつ旅を続ける人間たちを描いている。登場人物がそれぞれ恐怖と闘い、心も身体も成長していく。別れもあり、絶望の世界で育まれる恋も描かれる。

Read Article

マイ・ドッグ・スキップ(My Dog Skip)のネタバレ解説・考察まとめ

マイ・ドッグ・スキップ(My Dog Skip)のネタバレ解説・考察まとめ

『マイ・ドッグ・スキップ』とは、2000年にアメリカ合衆国で公開された、孤独な少年と飼い犬の交流を描くヒューマン映画である。原作は作家ウィリー・モリスによる同名の自伝小説『My Dog Skip』。 原作者の回想記を元に、一匹の子犬との出会いによって、孤独な少年が愛と友情と別れを学び成長していく実話に基づいた感動ストーリー。監督はジェイ・ラッセル、主演はフランキー・ムニッズが務めた。

Read Article

ロケットマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ロケットマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロケットマン』とは2019年にイギリス・アメリカ合作で製作された伝記・ミュージカル映画である。グラミー賞を5度受賞した世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの自伝的映画。「Your Song」や「Rocket Man」など数々の名曲で知られるエルトン・ジョンが並外れた音楽の才能でスターとなる一方、その裏では様々な困難や苦悩を抱えていた半生が描かれている。製作総指揮にエルトン本人が携わり、エルトン役を演じるタロン・エガートンは歌声を披露している。

Read Article

GODZILLA ゴジラ(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ

GODZILLA ゴジラ(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ

『GODZILLA ゴジラ』とは、2014年に公開されたアメリカの怪獣映画。日本を代表する特撮である『ゴジラシリーズ』に、ハリウッドが本気で取り組んだ意欲作である。監督はギャレス・エドワーズで、キャッチコピーは「世界が終わる、ゴジラが目覚める。」。興行収入5億ドルを超える大ヒットを記録し、アメリカ版怪獣映画シリーズ『モンスターバース』の最初の作品ともなった。略称は「ギャレゴジ」。 日本で巨大生物ムートーが復活。これを追うように怪獣たちの王ゴジラも活動を開始し、両者の戦いに人類は翻弄される。

Read Article

キングコング:髑髏島の巨神(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ

キングコング:髑髏島の巨神(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ

『キングコング:髑髏島の巨神』とは、2017年に公開されたアメリカの怪獣映画。アメリカを代表する怪獣キングコングを題材とした作品としては8作目で、アメリカ版怪獣映画シリーズ『モンスターバース』の2作目の作品である。監督はジョーダン・ヴォート=ロバーツ、主演はトム・ヒドルストン。キャッチコピーは「この島で、人類は最弱」。全世界で5.6億ドルもの興行収入を記録した。 1973年、特務研究機関MONARCHは未開の「髑髏島」の調査を敢行。そこは巨大な怪生物と島の王コングが徘徊する脅威の場所だった。

Read Article

ジャンゴ 繋がれざる者(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ジャンゴ 繋がれざる者(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジャンゴ 繋がれざる者』とは、2012年のアメリカのリビジョニスト西部劇。ドイツ人賞金稼ぎキング・シュルツに助けられた黒人奴隷ジャンゴ・フリーマンが生き別れた妻ブルーム・ヒルダをを取り戻す物語。監督・脚本はクエンティン・タランティーノ、出演はジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン。アカデミー賞では5部門ノミネートされ、脚本賞と助演男優賞を受賞。興行成績も、タランティーノは前作の『イングロリアス・バスターズ』を超えて大ヒットを記録した。

Read Article

スパイダーマンの歴代スーツまとめ

スパイダーマンの歴代スーツまとめ

『スパイダーマン』とは、MARVEL COMICS発祥のアメコミヒーローである。 スパイダーマンは、スパイダースーツを着用してヴィランたちと戦いを繰り広げる。これまでスパイダーマンは『サム・ライミ版スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』『MCUスパイダーマン』の3つのシリーズで映画化されてきた。シリーズによってスパイダースーツの形状や能力が異なっている。

Read Article

ウォーキング・デッドの気になる展開をネタバレ解説!ダリルとキャロルの関係は!?

ウォーキング・デッドの気になる展開をネタバレ解説!ダリルとキャロルの関係は!?

2010年にアメリカで制作されたドラマ『ウォーキング・デッド』。2022年時点でシーズン11までありますから、その人気の高さがわかりますね。作中にはダリルとキャロルという男女が登場するのですが、この2人がシーズンを追うごとにどんどん親密になっており、関係が気になるという声が挙がっています。この記事で2人についてまとめたので、ドラマファンの方はおさらいがてらチェックしてみてください。

Read Article

2000円台で楽しめるおすすめPS4ソフトまとめ!『風ノ旅ビト』など安価だけど面白い名作勢揃い!

2000円台で楽しめるおすすめPS4ソフトまとめ!『風ノ旅ビト』など安価だけど面白い名作勢揃い!

PS4のゲームソフトは「とにかく値段が高い」という印象を持っている人はとても多いのではないだろうか。作品によっては1万円近いものも多数あり、なかなか購入することができない。しかしダウンロード版のゲームなどを探すと、何と2000円台で楽しめる面白いゲームもたくさんあるのだ。本記事では2000円台で楽しめるソフトの中でも、特に「面白い」と評判のソフトを厳選して紹介する。

Read Article

【映画紹介】タランティーノの真骨頂!『パルプ・フィクション』の色褪せない名シーン3選

【映画紹介】タランティーノの真骨頂!『パルプ・フィクション』の色褪せない名シーン3選

クエンティン・タランティーノといえば、ずばり『パルプ・フィクション』ですよね!1994年に公開され、気付けば21年も経ってしまいましたが、何回観ても、何年経っても色褪せない面白さ&スタイリッシュさ。賛否両論ある作品ではありますが、改めて本作の魅力を名シーンと共に振り返りたいと思います。

Read Article

【ウォーキング・デッド】シーズン1~7の登場人物一覧!

【ウォーキング・デッド】シーズン1~7の登場人物一覧!

ゾンビによって崩壊した世界と、その中で懸命に生き延びる人々の姿を描いたアメリカのテレビドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズ。2010年に放送開始し、国内外から多くのファンを獲得して11シーズンもの長期シリーズとなった人気作品である。 そんな『ウォーキング・デッド』シリーズの、シーズン1~7の登場人物を一覧で紹介する。

Read Article

【MCU】仲良しっぷりが伝わるアベンジャーズキャストの画像まとめ【マーベル・コミックス】

【MCU】仲良しっぷりが伝わるアベンジャーズキャストの画像まとめ【マーベル・コミックス】

世界中にヒーロー映画旋風を巻き起こしてきた『アベンジャーズ』シリーズ。2019年、遂にヒーローたちの物語の終幕となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されました。ここではロバート・ダウニー・Jr.やスカーレット・ヨハンソンをはじめとする、同作品に出演した超豪華キャストの集合写真などを集めました。撮影の舞台裏や貴重なオフショットを紹介していきます。

Read Article

唐突なダンスシーンが印象的な映画8選!パルプ・フィクションやナポレオン・ダイナマイト(バス男)といった名作ばかり!

唐突なダンスシーンが印象的な映画8選!パルプ・フィクションやナポレオン・ダイナマイト(バス男)といった名作ばかり!

ここではミュージカル映画ではないのに突然始まるダンスシーンが印象的な映画をまとめた。クエンティン・タランティーノ監督による『パルプ・フィクション』、『バス男』という日本語題が物議をかもした『ナポレオン・ダイナマイト』など、名作ばかりだ。

Read Article

目次 - Contents