デビル メイ クライ（Devil May Cry）シリーズのボスまとめ

ベリアル

『デビル メイ クライ 4』のネロ編とダンテ編に登場するボス。ケンタウルスのような姿をした巨大な悪魔。魔界の中でも過酷な環境である炎獄で育ち、そこで覇者として恐れられている。炎を体全体に纏っており、背中からは炎でできた羽が生えている。武器は溶岩の剣で、振り回すだけで周囲を灼熱に包む威力を誇る。フォルトゥナ島のフェルムの丘に設置された地獄門を通して人間界にやってきた。プライドの高い性格をしているほか、正々堂々と持ちかけられた勝負には正面から受けるなど、武人のような一面を持つ。人間のことは矮小な存在であると考えており、わざわざ殺すほどの価値もないと思っているが、疎ましくは思っている模様。実はスパーダに対して憧れを抱いていたが、彼が魔界を裏切ったことにショックを受けてしまう。また、なぜ裏切り者となったのかを疑問に感じている。
初戦はネロで、地獄門に押し込まれる形で敗北する。後に、リベンジのために再び地獄門を通して人間界にやってきたさいにダンテと対峙、ダンテがスパーダの息子ということをう噂で知っていたベリアルは、仲間の仇を取るために戦うが、敗北して消滅した。

戦闘時は、剣を使った薙ぎ払いやジャンプ攻撃を繰り出してくるほか、炎を使って爆発を起こす。攻撃を当てることで炎のバリアを剥がすことができ、剥がしたあとは、ネロならスナッチによるバスター攻撃をすることで大ダメージを与えられる。
名前はユダヤ、キリスト教などに登場する悪魔・ベリアルが元ネタ。

バエル

『デビル メイ クライ 4』のネロ編に登場するボス。蛙のような体にチョウチンアンコウのような2本の触覚を持つ悪魔。頭部の触覚についたルサルカという女性の姿をした疑似餌を使い、対象に襲いかかる。疑似餌を使用している最中は、本体は自身の臭気を使って隠れている。その悪臭は凄まじいらしく、また口臭も酷いという。蛙らしく大量の兄弟がおり、ダンテ編に登場するダゴンとは兄弟。短気な性格で、口汚い。ネロに敗北して地獄門に送り返される際に、ルサルカを1本ちぎられた。

戦闘開始時はルサルカだけしかいないため、一定のダメージを与える、もしくは一定時間経過でバエルが登場する。バエルは氷を使った攻撃をメインに行う。ダウンした際にネロの場合は、バスターすることで大ダメージを与えることが可能。
名前は悪魔学に登場する悪魔・バエルが元ネタ。

エキドナ

『デビル メイ クライ 4』のネロ編とダンテ編に登場するボス。巨大な蛇のような姿をした悪魔で、本体は蛇の口部分に変化して隠れている女性体。メティスの森を徘徊して自身の卵を産み付けているところにネロと遭遇して「はた迷惑な子作りだな」と煽られたことで怒り、襲いかかってくる。性格は傲慢で、プライドが高い。エキドナは自身の産む卵を他の悪魔に寄生させて支配することで、勢力拡大を狙っている。ネロに敗北した際は、ただの人間に負けたことを悔しがって、自ら地獄門へ逃走。ダンテ編では、魔界化が進んだメティスの森で産卵を繰り返していたところに遭遇。ダンテに敗北して消滅した。外見がセクシーな女性であったことからダンテから「黙っていれば美人」と言われた。

戦闘時は空中を飛んでの攻撃や、地中に下半身を埋めて地中から触手を出しての攻撃、産卵など攻撃形態が豊富。ダウンした際にネロであれば、バスターを当てて特定のボタンを連打することで大ダメージを与えることが可能。
名前はギリシャ神話に登場する怪物・エキドナが元ネタ。

アンジェロクレド

『デビル メイ クライ 4』のネロ編に登場するボス。ヒロイン・キリエの兄・クレドが悪魔化した姿。天使と猛禽類が合わさった外見に、あらゆる攻撃を防ぐアイギスの盾が左手に同化している。ネロのことを弟のように可愛がっていたが、教皇サンクトゥスに仕える身であるために、ネロと対峙した。悪魔化してもクレドとしての人格は残っており、騎士道精神に則った正々堂々とした戦いをする。ネロに敗北して、アイギスの盾が、彼に吸収されたことで人間に戻る。後に、サンクトゥスに捕らえられたキリエを助けるために、サンクトゥスに反逆した結果殺されてしまう。

戦闘時はアイギスの盾に無敵状態が付与されているため、盾の無敵ゲージを削る必要がある。削り切ると無防備になり、攻撃が通る。
名前のアンジェロはイタリア語で天使を意味する。

ダゴン

『デビル メイ クライ 4』のダンテ編に登場するボス。ネロ編に登場したバエルの兄弟であるため、色違いなだけで外見は同じ。ルサルカを使ってダンテを誘ったが、ダンテに見破られており奇襲に失敗した。性格はバエル同様に傲慢で口汚い。ダンテに敗北して、地獄門から出てこようとした他の兄弟もろともダンテの手によって消滅させられた。

戦闘はバエルと同じで、ルサルカにダメージを与えてダゴンとの戦闘になる。

アンジェロアグナス

『デビル メイ クライ 4』のネロ編とダンテ編に登場するボス。サンクトゥスの部下のアグナスが悪魔化した姿。虫を思わせる外見で、飛翔能力を持つ。研究者であり、悪魔の力を研究して人を悪魔に変える「帰天」と呼ばれる技術を開発した。興奮すると吃音になる癖がある。ネロとクレドのことを快く思っておらず、キリエを利用して2人を排除しようと画策する。陰湿な性格であるが、イベントムービーではダンテと演劇のようなやり取りをするなど、コミカルな一面を持っている。最期はダンテに撃たれて死亡した。

戦闘時は空間を歪めて作った疑似魔界を介して、自身が作り出した人口悪魔を召喚して攻撃をする。

サンクトゥス

『デビル メイ クライ 4』のネロ編に登場するボス。スパーダを神として崇める魔剣教団の教皇で、フォルトゥナ島を悪魔の巣窟にした犯人。一度悪行を止めに来たダンテによって殺されたが、「帰天」により人外の力を有していたことから、生き返った。スパーダの力を利用して神になるべく、ダンテに流れるスパーダの血を狙っていた。しかし、ネロにもスパーダの血が流れていることを知って以降は、ネロを狙うようになる。そして、ネロを捕まえるためにキリエを人質として利用することで、ネロを捕獲することに成功する。

戦闘時はバリアを張った状態で空中を浮遊しながら、火や雷などの攻撃をしてくる。バリアを張っているときは銃撃が効かないため、近距離攻撃でバリアを剝ぐ必要がある。

魔皇サンクトゥス

『デビル メイ クライ 4』のネロ編に登場するボス。自身の作り出した神の内部でキリエを捕らえていたが、彼女を助けにきたネロと対峙する。スパーダの剣を手に入れたことで、剣と共鳴して外見が禍々しいものへと変貌している。ネロとの戦闘の末に敗北して、ネロとキリエを逃してしまう。
戦闘時は通常サンクトゥスと同様にバリアを張って、炎や雷を使った攻撃をしてくるほか、魔剣スパーダを使用した強力な突進攻撃・スティンガーを行うようになる。
ネロ編のラストに登場するボスの偽神がイベント戦のような扱いであるため、実質ラスボスのような立ち位置。