鬼武者3（ゲーム）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『鬼武者3』とはカプコンが開発したPlayStation 2用のゲームソフトで、『鬼武者』シリーズの3作目となる作品。ジャンルはアクションゲーム。2人の鬼武者、明智左馬介とジャック・ブランが、幻魔王・織田信長を倒すために立ち向かう物語を描く。本作では2人の主人公、左馬介とジャックのストーリーが交互に進行されていくのが特徴となっている。また、『鬼武者』シリーズ3部作の完結編であり、アクションゲームとしてシリーズ集大成と呼べる進化を遂げている。
紫魂を5個吸収している状態でR3ボタンを押すと、鬼武者に変身することができる。鬼武者に変身すると一定時間攻撃力が強化され、敵の攻撃でダメージを受けなくなる。また、戦術殻（戦術輪）は専用の攻撃を使用することができる。鬼武者に変身している最中は、画面左上に表示される「鬼武者ゲージ」が少しずつ減っていき、ゼロになると変身が解け、吸収した紫魂が全て無くなる。また、操作キャラクターの体力が尽きた時も、紫魂のストックが5個の状態だと自動的に鬼武者に変身して復活する。
『鬼武者3』の登場人物・キャラクター
鬼武者
明智左馬介秀満（あけちさまのすけひでみつ）
CV：金城武
本作の主人公。47歳。若き日より諸国を放浪し、その腕を磨いてきた名高き武芸者。かつては武勇の誉れ高き若武者としてその名を轟かせていたが、23年前に幻魔と関わり、鬼の一族より"鬼の篭手"の力を与えられ、「鬼武者」としての宿命を背負うことになる。以来、強大な鬼の力を使いこなすべく歴史の表舞台から姿を消し、険しい修行の道を歩み始める。また、過去に自らが倒した幻魔王フォーティンブラスに代わって、幻魔の王となった織田信長の野望を阻止すべく、幻魔兵団を相手に日夜戦い続けてきた。そして迎えた本能寺の変では、謀叛の兵を起こした叔父の明智光秀に呼応して信長の援軍となる幻魔の戦車兵団を単身で壊滅させ、宿敵である信長との決着をつけるために本能寺へと馳せ参じる。しかし、信長と対峙した際にギルデンスタンが開発した「時のねじれ」装置の影響によって2004年のパリに飛ばされてしまう。また、自分と同じく時のねじれによって本能寺の変が起こる10日前の日本に飛ばされたジャックは、パリに飛ばされた左馬介とは別の、もう1人の左馬介と出会い行動することになる。ジャックとともに行動した左馬介は信長の手によって殺害されてしまうが、直後にパリから帰還した左馬介の鬼の篭手に吸収され一体化し、真鬼武者に覚醒。死闘の末、信長を倒し、その魂を鬼の篭手に封印した後は、阿児とともに鬼の篭手を封印する旅に出た。鬼の篭手から常時注ぎ込まれる活力によって、23年前と全く変わらない若さを保っている。
ジャック・ブラン
CV：ジャン・レノ / 菅生隆之
本作のもう1人の主人公。36歳。フランス対外安全保障総管理局第29SAに所属する強靭な肉体と鋼の意志を備えた熟練の隊員。高い身体能力と機転と即応性に富んだ頭脳を有する部隊のエースとして頼られている。時を超えて突如出現した幻魔兵団によるパリ侵攻の最中、左馬介と入れ替わる形で時のねじれ現象に吞み込まれ、戦国時代の日本に飛ばされる。そこで鬼の一族から鬼の篭手の力を授かり、もう1人の鬼武者として幻魔と戦うことを余儀なくされる。しかし、強靭な意志力と持ち前の適応能力で、鞭をベースとした鬼の武器を使いこなしつつ、愛する家族が待つ2004年に帰還するべく行動を開始する。
協力者
阿児（あこ）
CV：南央美
鬼の一族の命を受けて、左馬介とジャックの手助けをするカラス天狗の少女。身長は30cmほどで直接幻魔に対抗するすべはないが、異国の者同士に媒介となって相手の言葉を理解させるテレパシー能力や、戦国時代と2004年を自在に行き来する時空跳躍、遺品の残留思念から故人の魂を呼び起こすなど、神通力と呼ぶべき様々な能力を操る。面倒くさがりのように振る舞いつつも、誰に対しても親身に世話を焼き、面倒見の良い心優しい少女でもある。
ミシェル・オベール
CV：浅川悠
フランス陸軍中尉として部隊を率いる女性。28歳。幻魔兵団の襲撃を受けたパリ市街に部隊指揮官として出動し、そこで戦国時代から飛ばされてきた左馬介と遭遇する。当初は武者姿の左馬介に警戒心を抱くが、高潔で義に厚い彼の人格に触れてすぐに信頼を置き、現代の幻魔の行動を阻止するための左馬介の協力者となる。軍で知り合ったジャックとは恋仲であり、現在婚約者の間柄だが、ジャックの息子アンリが心を開かず、人知れず悩みを抱えている。
アンリ・ブラン
CV：矢島晶子
ジャックの愛息。10歳。父親譲りの行動力を持ち、コンピュータの扱いや暗号解析などの数学的素養に関しては天才的な技能を発揮する。ジャックとは科学では説明のつかない強い絆で結ばれており、時空を超えた地にいる父の窮地を精神感応によって素早く察することもある。ジャックの恋人であるミシェルに対しては、好意を持ってはいるものの、幼い頃に自分をかばって事故死した実母への想いが強く、新しい母親として迎えることに抵抗を感じている。しかし、攫われた自分をミシェルが命がけで救ったことや、阿児の能力で実母の魂と会話し心の呪縛から解放されたことで、ミシェルを新しい母親として迎えることを決意する。2004年に帰還したジャックと再会した直後、蘭丸によって殺されるが、ジャックの鬼の篭手と引き換えにその命を救われた。
織田軍
本多平八郎忠勝（ほんだへいはちろうただかつ）
CV：玄田哲章
信長と同盟を結んでいる徳川家康の家臣。24歳。剛槍を軽々と振り回す屈強な荒武者で、剛直な気性の持ち主。本来は幻魔とは相容れない情に厚く非情を嫌う侍だが、忠誠を誓った主君・徳川家康が圧倒的な勢力を誇る織田勢との対立を避けて同盟を結んでいるため、不本意ながらも幻魔の手勢の1人として鬼武者達に戦いを挑んでくる。得物は穂先に停まったトンボがそのまま2つに裂けたとの逸話を残す名槍・蜻蛉切に幻魔の力を施した「幻魔蜻蛉切」。元々卓越した武芸者であるが、この槍を手にしたことで生身の人間でありながら、鬼の力を宿した左馬介やジャックに対抗し得る戦闘力を獲得している。終盤、幻魔のやり方についていけなくなったことで主君に見切りをつけ、左馬介とジャックの協力者になり安土城の天守閣へ手引きするが、蘭丸の罠にかかり命を落としてしまう。なお、本作に登場する平八郎は史実より10歳若く設定されている。
森蘭丸（もりらんまる）
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目次 - Contents
- 『鬼武者3』の概要
- 『鬼武者3』のあらすじ・ストーリー
- 過去と未来
- 時のねじれ
- 交差する舞台
- 本能寺の変
- 『鬼武者3』のゲームシステム
- 基本操作
- 魂吸収
- 赤魂
- 黄魂
- 青魂
- 紫魂
- 十連斬
- 溜め斬り
- 鬼蛍跳躍
- 鬼縛り
- 一閃
- 戦術殻（戦術輪）
- 鬼武者変身
- 『鬼武者3』の登場人物・キャラクター
- 鬼武者
- 明智左馬介秀満（あけちさまのすけひでみつ）
- ジャック・ブラン
- 協力者
- 阿児（あこ）
- ミシェル・オベール
- アンリ・ブラン
- 織田軍
- 本多平八郎忠勝（ほんだへいはちろうただかつ）
- 森蘭丸（もりらんまる）
- 幻魔
- ガルガント
- ベガドンナ
- ギルデンスタン
- 織田信長（おだのぶなが）
- その他の登場人物
- フィリップ
- 明智光秀（あけちみつひで）
- 羽柴秀吉（はしばひでよし）
- 『鬼武者3』のアイテム
- 左馬介の武器
- 打刀 明智拵
- 天双刃
- 空牙刀
- 地轟斧
- 雷斬刀
- 炎龍剣
- 疾風刀
- 毘沙門剣
- 鬼武者真剣
- 鬼斬り左文字
- 定角の矢
- 炎の矢
- 氷の矢
- 雷の矢
- 集魂の矢
- ジャックの武器
- モデル90
- 鬼之鞭
- 炎蛇剣
- 雷閃槍
- 氷砕球
- 鬼無双
- ミシェルの武器
- アサルトライフル
- SPS15+S
- SPS15+R
- SPS15+G
- 手榴弾
- 平八郎の武器
- 幻魔蜻蛉切
- 『鬼武者3』の用語
- 鬼の一族
- 鬼武者
- 鬼の篭手
- 幻魔
- 時のねじれ
- 『鬼武者3』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 2種類のエンディング
- イヤがりながら着ぐるみを受け取る左馬介
- ブローニュ動物園のパンダの治癒能力