ロックマンX アニバーサリー コレクション(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロックマンX アニバーサリー コレクション』とは、2018年7月26日にカプコンより発売されたゲーム。
スーパーファミコンから始まったロックマンXシリーズの第1作『ロックマンX』から『ロックマンX4』までをリリース時の最新ゲーム機に対応させた上で一本に収録したソフト。
高難易度で遊びごたえのある2D横スクロールアクションゲームである。
主に主人公ロックマンXとイレギュラーとなったシグマの戦いが描かれる。
『ロックマンX アニバーサリー コレクション』の概要
『ロックマンX アニバーサリー コレクション』とは、歴代の『ロックマンX』シリーズ4作品を1本にまとめた作品である。対応メディアはPlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One、Windows PC。
アニバーサリー(記念作品)としての特別仕様も追加されている。
制作会社はカプコン。
多くのアクションゲームや対戦型格闘ゲームをリリースしている。
『ロックマンシリーズ』以外にも『ストリートファイター』、『魔界村』、『ファイナルファイト』、『機動戦士ガンダム vs.シリーズ』、『デビルメイクライシリーズ』、『鬼武者』、『モンスターハンターシリーズ』などの作品を多数リリースしており、日本以外からの支持も厚いメーカー。
基本は横スクロールのアクションゲームであり、プレイヤーは主人公であるX(エックス)を操作して敵レプリロイド(メカ)を攻撃・撃破してステージ奥にて待ち受けるボスを倒す事が目的となる。
アニバーサリーコレクション独自の仕様として画面サイズやドットの滑らかさを調整可能。
オリジナル作品リリース時と同じ状態で遊ぶ事ももちろん可能ではあるが、新しいゲーム機やモニターに最適化された状態で遊ぶ事も可能。
また、本シリーズは元々が高難易度である事が特徴であった。
アニバーサリーコレクションでは初心者むけに難易度を下げた「かけだしハンターモード」を選択する事も可能である。
オマケ要素として歴代のボスと特別仕様にて戦う「Xチャレンジ」も収録。
こちらは主に主人公と1対1で戦う事が基本であったボスキャラクターを2体同時に相手にする更なる高難易度仕様となっている。
ゲーム以外の特別仕様として設定資料や広告資料を閲覧できるイラストギャラリー、CMを始めとした動画を視聴できるプロモーション映像モード。
作品内BGMを個別に聴く事も可能なミュージックプレイヤーも収録。
高難易度のゲームとして人気の『ロックマン』シリーズの新たな展開として制作された作品。
リリース当時のファミコンからスーパーファミコンへの移行を強く意識されており、グラフィックの進化が魅力の一つとして挙げられる。
『ロックマン』シリーズ同様に歯ごたえのあるアクション性も高く評価されており、『ロックマンX』シリーズも複数の続編がリリースされるに至る。
特殊なオマケとしてPSP(プレイステーションポータブル)にて発売された、本作に収録されている4本のシリーズ作品とは別作品である『イレギュラーハンターX』に収録されていたOVA『THE DAY of Σ』の視聴も可能となっている。
『ロックマンX アニバーサリー コレクション』のあらすじ・ストーリー
『ロックマンX』のあらすじ・ストーリー
シグマの反乱
ロボット工学の権威にして天才科学者であるライト博士が開発したものの、可能性・危険性が未知数であるために封印されていたレプリロイド(ロボット)であるエックスが主人公。
「レプリロイド」は人間に近い思考回路を持つロボットである。
そのレプリロイドと人間が共存する世界、人間が犯罪を犯すように、レプリロイドやレプリロイドより機械的な存在であるメカニロイド(重機などの機械に近しい存在)の中に暴走を起こしたり犯罪を犯す存在、「イレギュラー」が現れ始めていた。
それらに対処、場合によっては処分(破壊)する特殊機関「イレギュラーハンター」。
イレギュラーハンターに所属する科学者であるケイン博士によって封印から解放されたエックスは、B級ハンター(実力や功績によって分類されるランク)としてイレギュラー達に立ち向かっていく事となる。
ある時、イレギュラーハンターに所属している世界最強のレプリロイドともされる「シグマ」が突如、人類に対して反乱を起こす。
彼は人類を世界から排除し、レプリロイドだけの世界を築く事を掲げ多くのイレギュラーハンター所属レプリロイド達を引き連れてイレギュラーハンター組織と人類に対して蜂起。
残されたハンター達は彼らをイレギュラーと認定して戦いを挑むものの、シグマ軍の前に次々と倒れていく。
エックスは親友である特A級ハンターであるゼロと共にシグマの反乱に立ち向かっていく。
シグマの鎮圧
世界各地のイレギュラーを倒し、親友ゼロを戦いの中で失いつつもシグマを倒したエックス。
しかし、エックスに敗れ爆散したシグマは決して消滅していなかった。
バラバラになったパーツひとつひとつが自らの体であるとシグマは語り、物語は終結する。
『ロックマンX2』のあらすじ・ストーリー
シグマの復活
前作で展開されたシグマの反乱から半年が経った。
シグマ鎮圧の結果としてイレギュラーは減少していた。
だがある時を境にイレギュラーは増加し再び世界にとっての脅威となる。
増加するイレギュラー達によって遂にイレギュラーハンター基地が破壊されるという事件までもが発生。
しかもその事件の渦中に存在したイレギュラーには謎の制御チップが埋め込まれており、更にそこには滅んだはずの"Σ(シグマ)"のマークが刻まれていた。
前作の功績からイレギュラーハンター第17精鋭部隊の隊長となったエックスはイレギュラーを製造している基地を突き止め強襲、イレギュラーの破壊に成功する。
その頃、時を同じくして世界各地で多数レプリロイド達の反乱が発生。
その背後には、「カウンターハンター」と名乗る謎のレプリロイドの存在があった。
前作の戦いで破壊されたゼロは頭脳チップが奇跡的に無傷であったものの、ボディの修復はケイン博士にも不可能であり、イレギュラー基地にチップが保管されたままの状態であった。
反乱に立ち向かうしていくエックスの元に、突然カウンターハンターから通信が入る。
それは「我々と戦闘をしろ。勝利できればゼロのボディを譲り渡す」という、エックスへの挑戦状であった。
ゼロの復活とシグマの破壊
カウンターハンターに勝利し、ゼロを復活させる事に成功したエックス。
2人は共同戦線をはりシグマを再度、打ち倒す事に成功する。
消滅の最中にシグマはゼロがエックスと共闘する事が不可解であるという謎の言葉を残す。
作中世界でも権威とされたケイン博士でも修復できなかったゼロを何故カウンターハンターが修復できたのか。
最終決戦でコンピューターウィルスとしての正体をあらわし、自身の復活を予言すると共にゼロの存在について含みのある言葉を残したシグマ。
多くの謎を残しつつ物語は終結する。
『ロックマンX3』のあらすじ・ストーリー
ドップラー博士の反乱
前作にて復活したゼロは第0特殊部隊の隊長となり、第17精鋭部隊の隊長のエックスや他部隊のハンター達と共にイレギュラーとの闘いを続けていた。
ある時、科学者型レプリロイドであるドップラー博士はシグマを母体とするコンピュータウィルス「Σウイルス(シグマウイルス)」がイレギュラーの発生要因である事を突き止める。
彼は専用の抗体ウィルスを開発してレプリロイド達に供給した。
その結果イレギュラーの発生数は劇的に減少した。
さらに加えてドップラーはレプリロイドが人間ととも繁栄する平和都市「ドッペルタウン」の建設を宣言。
人間、レプリロイド双方から多くの支持を集めた。
しかし宣言から数ヵ月後、ドップラー博士は自身の抗体ウィルスを供給したレプリロイド達と共に人類に対して反乱を起こす。
イレギュラーハンターはドップラー博士と共に蜂起した者たちをイレギュラーと認定する。
そしてエックスとゼロにも出撃命令が下った。
黒幕シグマの撃破
ドップラー博士を影から操り、自身のための最強のボディを開発させていたシグマ。
エックスは戦いの最後にシグマへたどりつき、再び彼を撃破する。
しかしコンピューターウィルスであるシグマは実体を失っても消滅する事なく、エックスを取り込もうと迫る。
そこへ正気を取り戻したドップラー博士から対シグマウィルス用の新たな抗体を受け取ったゼロが駆けつける。
抗体を使いシグマを倒すゼロ。
爆発するシグマの基地から脱出するエックスとゼロ。
今度こそシグマを倒したのだと二人は信じて物語は終結する。
『ロックマンX4』のあらすじ・ストーリー
レプリフォースの反乱
大規模な災害時に対応をするために設立されたレプリロイドによる軍隊「レプリフォース」は時にイレギュラーハンターと共にイレギュラーに対処していた。
両者は互いに助け合い、協力関係の中それぞれの任務を行っていた。
しかしある時、巨大なイレギュラーによって空中都市スカイラグーンが占拠される事件が発生。
スカイラグーンが人間たちの町へと落下してしまう大惨事となる。
巨大イレギュラーがレプリフォースの仕様であった事やレプリフォースの主戦力として採用されているレプリロイドの姿が現場で発見された事などから、レプリフォースに対して事件主導の疑いがかかってしまう。
イレギュラーハンター側は、現場に現れたレプリフォースの指揮官であるカーネルに事情聴取の為の投降を要請。
しかし容疑に激昂したカーネルは要請を拒否。
まもなくレプリフォース全体が最高司令官であるジェネラル主導のもと、一斉にクーデターを起こしてしまう。
イレギュラーハンター司令部はレプリフォース全体をイレギュラーと認定し、エックスとゼロに出撃命令を下した。
レプリフォース鎮圧と黒幕の撃破
レプリフォースの部隊を鎮圧し、ジェネラルにも打ち勝ったエックスとゼロ。
満身創痍の状態となったジェネラルは正気に戻り、黒幕の存在を明かす。
再び蘇ったシグマがウィルスを用いてレプリフォースを操っていた事が判明する。
ジェネラルは償いと自身の巨体をもってしか不可能なファイナル・ウェポン(大規模破壊兵器)の破壊を決行、自爆する。
エックスとゼロは再びシグマのもとへ向かい、彼を倒す。
シグマはまたしてもゼロがエックスと共闘する事に対して懐疑的な言葉を残して消滅する。
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目次 - Contents
- 『ロックマンX アニバーサリー コレクション』の概要
- 『ロックマンX アニバーサリー コレクション』のあらすじ・ストーリー
- 『ロックマンX』のあらすじ・ストーリー
- シグマの反乱
- シグマの鎮圧
- 『ロックマンX2』のあらすじ・ストーリー
- シグマの復活
- ゼロの復活とシグマの破壊
- 『ロックマンX3』のあらすじ・ストーリー
- ドップラー博士の反乱
- 黒幕シグマの撃破
- 『ロックマンX4』のあらすじ・ストーリー
- レプリフォースの反乱
- レプリフォース鎮圧と黒幕の撃破
- 『ロックマンX アニバーサリー コレクション』のゲームシステム」
- シリーズ全体のゲームシステム
- かけだしハンターモード
- Xチャレンジ
- 『ロックマンX アニバーサリー コレクション』の登場人物・キャラクター
- 『ロックマンX』の登場人物・キャラクター
- ロックマンX
- ゼロ
- シグマ
- ランチャー・オクトパルド
- スティング・カメリーオ
- アーマー・アルマージ
- バーニン・ナウマンダー
- ストーム・イーグリード
- スパーク・マンドリラー
- ブーメル・クワンガー
- アイシー・ペンギーゴ
- ヴァヴァ
- ライト博士
- 『ロックマンX2』の登場人物・キャラクター
- Dr.ケイン
- バイオレン
- サーゲス
- アジール
- クリスター・マイマイン
- バブリー・クラブロス
- メタモル・モスミーノス
- ホイール・アリゲイツ
- ソニック・オストリーグ
- ワイヤー・ヘチマール
- マグネ・ヒャクレッガー
- フレイム・スタッガー
- 『ロックマンX3』の登場人物・キャラクター
- Dr.ドップラー
- ヴァジュリーラFF
- マンダレーラBB
- マック
- VAVA MK-II
- アシッド・シーフォース
- エクスプローズ・ホーネック
- エレキテル・ナマズロス
- シザーズ・シュリンプァー
- シャイニング・タイガード
- グラビティー・ビートブード
- フローズン・バッファリオ
- スクリュー・マサイダー
- 『ロックマンX4』の登場人物・キャラクター
- ジェネラル
- カーネル
- アイリス
- ダブル
- ウェブ・スパイダス
- フロスト・キバトドス
- スプリット・マシュラーム
- マグマード・ドラグーン
- ジェット・スティングレン
- サイバー・クジャッカー
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