【藤子・F・不二雄】世の中楽しいだけじゃない!ブラックな作品集
『ドラえもん』、『パーマン』、『キテレツ大百科』など、数々の名作SFを生み出してきた藤子・F・不二雄。その多くは子どもたちでも楽しめる明るい内容ですよね。しかし、実は藤子・F・不二雄がこれまで手がけてきた作品の中には、とても同一人物が描いたとは思えないほどブラックなものも存在しています。この記事では、そんな藤子・F・不二雄の手による不気味な作品を集めました。
ミノタウロスの皿
あらすじ
出典: ja.wikipedia.org
宇宙船の事故で地球によく似た惑星に緊急着陸した主人公は、その星で彼はミノアという少女に出会い彼女に恋をする。
その星は地球でいうところの「牛」にそっくりな種族が支配する世界で、彼らは地球でいうところの「人間」にそっくりな種族を家畜として育てていた。ミノアはその家畜の中でも特に育ちの良い女性で、最高級の食材「ミノタウロスの皿」に選ばれ、民衆の祭典で食べられる運命にあるという。その事実を知った主人公はミノアを助け出そうと奔走する。
ミノタウロスの皿を見た人の感想
・すごく考えさせられる
・考えさせられる漫画だな こういう作品をさらっと描いてしまう所に
天才と言われる由縁があるんだなあ
・『ミノタウロスの皿』なんか考えさせられる内容だが子供に見せたらトラウマになりそう。
ノスタル爺
あらすじ
出典: ja.wikipedia.org
おじに付き添われ帰郷し、墓参りをした主人公の浦島太吉は、戦後の30年ものあいだ孤島のジャングルに一人旧日本軍兵士として篭っていたという経歴の持ち主だった。無事に帰日を果たした太吉は、妻の里子が自分が戦死したという知らせが届いても再婚もせずに亡くなったと知って不憫に思った。
故郷の立宮(たつみや)村は、既にダムの底に沈んでいた。太吉は里子の墓参りを済ませた後に、戦況の悪い時期に出征し、生きて帰れるかどうかも分らない自分は、やはり里子と結婚すべきではなかったと悔恨しながら、ダムの底に沈んだ村を見に行き、若い頃の自分と里子の甘酸っぱい思い出に耽る。
ノスタル爺を見た人の感想
・藤子F不二雄のSF(Sukoshi Fushigi)短編『ノスタル爺』は名作だよね。せつないです。
・なにこれ号泣
・救われないけど、心に残る話だよね。これを初めて読んだのは何年前だったっけなあ……
ヒョンヒョロ
あらすじ
出典: ja.wikipedia.org
ある日、マーちゃんは「お星さまを拾った」「円盤に乗ったウサギさんを見た」と言い出すが、両親は子供の戯言だと信じなかった。その後、マーちゃんは「ウサギさんから貰った」「字が読めないなら、読んでもらうように言われた」とする手紙を両親に見せる。手紙には「脅迫状。ヒョンヒョロを差し出さないと誘拐するです。マーちゃんどの」といった内容が書かれていたが、またも大人は信じなかった。
するとそこへ、人語を話すウサギのような奇妙な生き物が現われ、支離滅裂な言動をとりながら「ヒョンヒョロ」を要求してくる。
ヒョンヒョロを見た人の感想
・これは傑作やな。永井豪の「ススムちゃん大ショック」と同じくらいインパクトあった。
・めちゃ怖かったんだが… みんな怖くないの??(´・ω・`)
・藤子・F・不二雄先生の短編の中でも屈指の作品だよな~
劇画・オバQ
あらすじ
出典: ja.wikipedia.org
大人になりサラリーマンとなった大原正太(正ちゃん)と、15年ぶりに人間界に帰ってきたQ太郎が街角で再会する。正太は既に結婚しており、Q太郎はその家庭に居候することになるのだが、正太の妻は大食らいで厚かましい態度のQ太郎を煙たがる。そしてQ太郎が戻って来た事を知った西郷強(ゴジラ)が、かつての仲間達で飲み会を開く。
やがて昔話に花が咲き、「子供の頃の夢よもう一度」と皆で誓い合う。
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