あまり知られていない進撃の巨人の裏設定&考察集

『進撃の巨人』とは、漫画家・諫山創によるダークファンタジー漫画。連載から程なくして爆発的人気を博し、小説、TVアニメ、実写映画など、様々なメディアミックス展開をしている。日本だけでなく、海外からも人気の『進撃の巨人』の魅力は、その作りこまれた世界観や緻密に練られたストーリーにある。そもそも巨人とは何なのか、何故人類は巨大な壁の中で暮らしているのか、など、物語の序盤から多くの謎が存在していた。あまり知られていない裏設定・トリビア・都市伝説・考察なども数多く存在している。

ベルトルトにとって壁に守られている人類は悪魔の末裔

第49話でベルトルトがエレンを連れ去ろうとした時です。

拘束されたアニが酷い拷問を受けているとアルミンからハッタリ?を掛けられた時に

「悪魔の末裔が!」
「根絶やしにしてやる!!」

というセリフを叫ぶように放ちました。

これはアルミン個人に言っているわけではなく、壁の内側で生きている人類に向かって発言したのではないかと思います。

つまり、ベルトルトやライナー、アニのように巨人化できる人間側にとって、調査兵団や壁の中の内側の人間は敵というわけです。

巨人化したアニは教会を破壊した

アニメの最終話で、ウォールシーナにて正体をあらわにした女型巨人であるアニと巨人化したエレンと戦っている最中にウォール教の教会を破壊します。

ウォール教はその名のとおり、壁を崇める教団です。

ウォール教がその昔、ベルトルトやアニ達の祖先を壁の中に生贄として閉じ込めたとするなら、アニは協会を恨んで破壊するということも考えられるのでは?

一見、エレンとの戦いのどさくさにも見えますが実はこれこそが「アニの掛け」であったのかもしれません。

壁を壊すことで中に巨人が存在していることを知って貰いたかった

ベルトルト、ライナー、アニの壁を壊す本来の目的は、人類を滅ぼすことではなく、壁の中に彼らの様な巨人化できる能力をもった人間が閉じ込められていることを世界に知らしめることだったという解釈です。

これが実はライナーが鎧の巨人として壁を壊すきっかけだったのではないでしょうか。

しかし、ライナーが壁を破った時は失敗してしまったため、アニが最後に壁を登ることで壁を破壊し露わにさせたのです。

つまり、ベルトルトやライナー、アニの故郷の人々は巨人化能力のある特殊な人類だとして、

他の人類の安全と引き換えに彼らを利用して壁の中に生きたまま生贄として100年もの長い間閉じ込めているのなら、ベルトルトにとって人類は悪魔の末裔です。

人類にとって仕方のなかったこととしても、人を犠牲にしてまで自分を守るウォール教は、怨むべき存在になるのかもしれませんね。

過去にあった考察(14)~「座標」とは何か~

50話でライナーは、

——————–
エレンの手に「座標」が渡ってはまずい
この世で一番持ってはいけない
——————–

とまで言い切ります。

このライナーの言う「座標」とは何のことでしょうか?

座標とは人を喰う巨人をコントロールできる能力

「座標」の言葉が出てきた50話では、母を食べた巨人がエレンの前に再び現れます。

今度はミカサに襲いかかろうとしますが、エレンが叫ぶと周りの巨人達は一斉に人類を食う行動を止めて、ミカサを襲ってきた巨人を食べたのです。

まるで突然エレンに巨人を駆逐する力が宿ったようにも見えます。

その直後にライナーは座標を持たせてはならないと言うのです。

つまり座標とは、巨人をコントロールする「気」や「超能力的な力」なのではないでしょうか?

獣の巨人もこの能力で、壁内に巨人を出現させるのかもしれません。

巨人化できるライナー、ベルトルト、ユミルに電流が走る

エレンを含めて彼らが巨人化するときは、周囲に高いエネルギーが生じるようです。

アニメでもエレンや彼らが巨人化するときは雷が落ちたような稲妻が走りますね。

そしてエレンが「座標」を手にしたと思われた時も3人にビリビリと電流のような衝撃が走る描写がありました。

何かこの世界を形造る原子のような物質に作用したとも思えます。

ハンジが以前、「巨人を蹴ると不思議なほど軽かった。見えているものと本質は異なっているのではないか」と言っていました。

この本質にあたる部分がこの「座標」と結びつくような気もします。

時空の座標?

出典: ameblo.jp

この50話でユミルは、「クリスタをあっち側へ送れるのは今しかない。」と言っています。

「あっち側」…どこか今よりも遠い場所を指す表現です。

まるでここからは見えない場所へ送るような言い回しですね。つまり、暗に別の世界を意味しているとも取れます。

進撃の巨人のストーリー予想ではループ説が有力とされています。

そのため、この「座標」というのはタイムループする時間や位置など時空的な座標のことを言っているのかもしれません。

過去にあった考察(15)~コミック表紙裏の秘密~

皆さんは進撃の巨人のコミックのカバーを外した表紙の絵(表紙裏)について秘密をご存知でしょうか。

一見、読めない象形文字のように見えますが、
実はそのままコミックを逆さにすると日本語のカタカナが現れるのです。

今回は鯖の缶詰に書かていた文字とエレンの世界の文字について考察します。

表紙裏の文字とユミルの鯖缶の文字は実は違う!

ウトガルト城でユミルが手にとった缶詰にはライナーが読むことができなかった文字が書かれていました。

実はこの鯖缶の文字ですが、表紙裏の文字やエレンの世界の文字と同じに見えて少し違います。

ウトガルド城での鯖缶に書かれていた文字は、1話や表紙に出てくる文字とは違い、鏡文字を上下逆さにしたものなのです。

鏡文字。
つまり、巨人やユミルは鏡の中の世界から来たのでしょうか。

私たちの世界でも実は鏡の中は平行世界、パラレルワールドなのではないかという都市伝説はたまに耳にします。

ファンタジー作品でも鏡の中にもう一つ世界があるという設定はよくありますね。

第1話の看板の文字

1巻の第1話に出てくる看板にも、コミック表紙裏の文字と同じ仕組みで読める文字が登場します。

こちらもコミックを逆さにすると「ドウグヤ」と読めます。

つまり、コミック表紙の絵はユミルが手にした鯖缶の世界の文字ではなく、エレンの世界の古い歴史を表した巻物や壁画のようなものなのでしょう。

第1話はネットでお試し読みができるので是非確かめてみてください。

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