キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
キース・シャーディスのプロフィール・人物像
身長:198cm
体重:107kg
誕生日:8月18日
CV:最上嗣生
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性である。頭突きなどの鉄拳制裁も辞さない厳しい指導から訓練兵達に恐れられている一方、訓練兵それぞれの特性や長所短所を見抜き、的確な評価を加えている。
元々は調査兵団に所属する兵士であり、第12代調査兵団団長にまで上り詰めた優秀な人物。ちなみにその当時はまだ頭髪が生えていた。
長年前線で生き延びてきた優秀な兵士だったが、団長としては無能であり兵士を死なせるばかりで成果を挙げることができなかった。そのため当時分隊長だったエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせ、自分は訓練兵団の教官になることを選ぶ。
エレンの父であるグリシャ・イェーガーとは以前からの知人であり、壁外を彷徨っていた彼を発見した人物でもあった。グリシャから言われた「選ばれし者」という言葉がキースを暴走させた一因となる。
しかし想いを寄せていたカルラがグリシャと結婚した後は、イェーガー家と距離を置くようになる。
エレンがグリシャの息子であることも知っており、彼が訓練兵から脱落するよう立体機動装置の金具を細工した。その動機は、愛する息子に平穏な生活を送ってもらいたいという母カルラの願いを叶えるためだったが、エレンが根性で姿勢制御をして見せたことから彼の努力を認めて合格させた。
その後も教官として多くの訓練兵を導いたが、世界の真実が明らかになるにつれて時代錯誤の訓練は無用となり、訓練兵達の求心力を失っていった。そして兵団を乗っ取ったイェーガー派によってリンチの的にされてしまう。
それでもジーク・イェーガーによって生み出された無垢の巨人との戦いでは旧式立体起動装置を纏って前線に立ち、多くの訓練兵達を救出した。
最期はエレンの起こした「地鳴らし」を止めようと画策する教え子達を援護し、イェーガー派の追手もろとも軍艦を自爆させて命を落とした。
キース・シャーディスの来歴・活躍
グリシャとの出会い
ある日調査兵団として壁外調査をしていたキースは、壁外をうろついているグリシャを発見、保護する。無許可で壁外に出た罪で一応グリシャを投獄したものの、特に被害者がいるわけでもないということですぐに解放し、上層部への報告も行わなかった。
グリシャは壁外世界のことを何も知らなかったため、キースは彼に生きていくうえで必要なことを教え、医者の仕事を紹介した。
ある時酒場でグリシャから「調査兵団は選ばれし者」と言われたことが、その後のキースの運命を大きく左右することになる。
調査兵団団長に就任
その後もグリシャと交流を続けていたキース。しかしある時伝染病が流行ったのをきっかけに、グリシャは酒場のウェイトレスであるカルラと結婚する。カルラにひそかに想いを寄せていたキースは、嫉妬心からグリシャと距離を置くようになった。
一方、調査兵団内では前任の団長が戦死し、キースが第12代団長に就くこととなった。自分が団長にさえなれば必ず成果を残して見せると息巻いていたキースだが、実際には思うような成果を挙げられず兵士を死なせてばかりだった。
有能との呼び声高いエルヴィン分隊長とも比較され、焦るあまり想い人だったカルラにまで当たり散らしてしまう。
何度目かの壁外調査で8割もの兵を失ったキースは、戦死した兵士の母親から「息子の死は人類の反撃の糧になったのですよね!!?」と詰め寄られる。キースはその問いに頷くことができず、「自分が無能なばかりに何の成果も得られなかった」とありのままの事実を吐露した。その事件で自分の無力さを思い知ったキースは、団長職を辞しエルヴィンに後任を任せるのだった。
シガンシナ区陥落の日
団長を辞した直後、ウォール・マリアが破られたという知らせがトロスト区のキースの元に入ってきた。避難民が流入し街がパニックに陥る中、キースはグリシャと再会を果たす。
グリシャと共に手分けして息子のエレンを探し出したものの、そこにカルラの姿はなかった。エレンからカルラが巨人に喰われたと聞かされ、愕然とするキース。
一方、グリシャはエレンに「母さんの仇を討て」と告げ、エレンを森の中に連れて行こうとしていた。キースはグリシャを引き留め「その子も違うんじゃないのか?選ばれし者じゃないかもしれないぞ」と声をかける。しかしグリシャからは相手にされず、「この子はあんたと違う 私の子だ 関わらないでくれ」と言われてしまう。それが、キースとグリシャが交わした最後の会話となった。
数分後、轟音と共に森の奥から閃光が走った。その光の出どころへキースが向かうと、そこにグリシャの姿はなくエレンだけが横たわっていた。キースはエレンを寝床に戻し、何事もなかったかのようにその場を立ち去った。
訓練兵団の教官として登場
それから2年後、キースは104期訓練兵団の教官として入団式の場にいた。この入団式では「通過儀礼」として教官が訓練兵の恫喝をするのが恒例となっており、キースは次々と訓練兵に罵声を浴びせていく。しかしすでに地獄を見た経験のある者は例外であり、通過儀礼は行われない。この例外の中に、かつて母親を巨人に喰われたエレンの姿もあった。
立体起動の訓練の際、キースはエレンのベルトの金具に細工をして姿勢を維持できないようにした。立体起動に適性がないと判断されれば、エレンが兵士になる道は閉ざされ、かつてカルラが願ったように平穏な生活を送ってもらえるはずだった。
しかしエレンは壊れた装備にもかかわらず根性で数秒間姿勢制御を維持した。その姿を見たキースは自分の間違いを悟り、エレンを合格させる。
ウォール・マリア奪還直前
調査兵団がウォール・マリア最終奪還作戦に向けて着々と準備を進める中、エレンはふとしたきっかけでキース教官が父グリシャと会った最後の人物だということを思い出す。キースならグリシャの抱える謎の一端を知っているのではないかと思い至ったエレンは、その翌日仲間達と共にキースの元へ向かう。
キースは訪ねてきたエレンにグリシャとの思い出話を赤裸々に語った。壁外で彷徨っていたグリシャをキースが発見したこと、想いを寄せていたカルラがグリシャと結ばれたこと。そしてシガンシナ区陥落の夜、森に消えていくグリシャとエレンを引き留めることができず、残されたエレンだけを寝床に戻したこと。
キースが知っているのはそれだけだったが、グリシャが壁外から来た人間だということが分かっただけでも調査兵団にとっては大きな収穫だった。
調査兵団は世界の謎が秘められたエレンの生家に向かうべく、ウォール・マリア奪還の決意を新たにする。
時代遅れの教官
854年、キースは依然としてシガンシナ区で109期の訓練教官を務めていた。しかしすでにパラディ島内の巨人は駆逐され、マーレを始めとする世界各国との戦いが目前に迫る中、いまだに立体起動装置による巨人討伐訓練を行うことに、訓練兵の中で不満が高まりつつあった。
そんな時、ザックレー総統を暗殺し兵団内の実権を握ったイェーガー派がシガンシナ区の兵団本部を占拠する。エレンという強い指導者像を掲げるイェーガー派に、訓練兵達は続々と参加を表明する。イェーガー派を指揮するフロック・フォルスターは、訓練兵達の忠誠を見定めるという名目で彼らにキース教官を痛めつけるよう命令した。
キースは「ヒヨッコ共が何人か買ってきたところで相手にならん」と怯むことなく迎え撃つが、数には敵わずリンチを受けて重傷を負ってしまう。
巨人との最後の戦い
傷ついたキースはシガンシナ区兵団本部に幽閉されていたが、そのうちにマーレ軍の攻撃が始まり、混乱に乗じてキースも解放される。
マーレ軍に追い詰められたエレンの異母兄ジーク・イェーガーは、最終手段として「叫び」の能力を発動。これにより、事前にジークの脊髄液入りワインを口にしていた兵団幹部達は無垢の巨人に変えられてしまう。
またその直後、ジークと接触を果たしたエレンにより壁を形成する超大型巨人が目覚め、世界を踏み潰す「地鳴らし」が開始される。
混乱した状況の中、キースは旧式立体起動装置を装備して、シガンシナ区兵団本部を襲う巨人達を次々と討伐していった。キースに命を救われた訓練兵達は教官への評価を一転させ、彼をイェーガー派から守ろうとする。
しかしキースはそんな訓練兵達に「イェーガー派に従い決して背くな」と伝え、自分達の身を守るため体制の中で身を潜めるよう命じる。キースはまた「いつか立ち上がるべき日が来る…それまで…決して自分を見失うな」と訓練兵達に最後の指導を行うのだった。
教え子達に未来を託す
エレンの凶行を止め「地鳴らし」から世界を救うため、104期を中心とした一部の兵士達が行動を始めた。キースはその姿を目撃し、教え子達の成長に深く感銘を受ける。そして彼らを援護するとひそかに決意し、港に向かうイェーガー派の増援を乗せた汽車を爆破した。
キースの工作の甲斐あって「地鳴らし」阻止派を乗せた船はパラディ島を出航する。キースは殿を務めるため船を降りたマーレ軍のテオ・マガト元帥と合流し、イェーガー派がこれ以上教え子達を追えないよう、追手もろとも残っていた軍艦を自爆させる。
爆破の直前、キースは自分と同じように教え子達を死地に送り込んできたマガトと語り合い、お互いの立場に深く共感しあう。そして2人は教え子達に将来を託し、船を自爆させ命を落とす。
キース・シャーディスの関連人物・キャラクター
グリシャ・イェーガー
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フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。
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目次 - Contents
- キース・シャーディスのプロフィール・人物像
- キース・シャーディスの来歴・活躍
- グリシャとの出会い
- 調査兵団団長に就任
- シガンシナ区陥落の日
- 訓練兵団の教官として登場
- ウォール・マリア奪還直前
- 時代遅れの教官
- 巨人との最後の戦い
- 教え子達に未来を託す
- キース・シャーディスの関連人物・キャラクター
- グリシャ・イェーガー
- エレン・イェーガー
- カルラ・イェーガー
- エルヴィン・スミス
- ハンジ・ゾエ
- サシャ・ブラウス
- テオ・マガト
- キース・シャーディスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「何の成果も!!得られませんでした!!」
- 「私は……ただの傍観者に過ぎなかったのだ…私には何も変えることはできないのだから」
- 「…熊の相手をした 私のことはいい…行け」
- キース・シャーディスの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 実力は最強レベル
- モデルとされる総合格闘家キース・ジャーディン