あまり知られていない進撃の巨人の裏設定&考察集

『進撃の巨人』とは、漫画家・諫山創によるダークファンタジー漫画。連載から程なくして爆発的人気を博し、小説、TVアニメ、実写映画など、様々なメディアミックス展開をしている。日本だけでなく、海外からも人気の『進撃の巨人』の魅力は、その作りこまれた世界観や緻密に練られたストーリーにある。そもそも巨人とは何なのか、何故人類は巨大な壁の中で暮らしているのか、など、物語の序盤から多くの謎が存在していた。あまり知られていない裏設定・トリビア・都市伝説・考察なども数多く存在している。

ミカサの回想にある、蝶とカマキリの力関係のように、私たちの世界も食う食われるの関係の中に生きています。
人が命を得るために他の動物を殺して食していることも、当たり前の日常に組み込まれています。
他の動物の殺生なしに生きて行かなくてはならない人間世界は、残忍な世界に思えるかもしれません。
日ごろ口にしている肉。例えば豚肉を例にするなら、豚から見れば人間はこの作品の巨人に値するようにみえているかもしれません。
弱い者は淘汰され、人間は進化してきました。
受験、就職、出世などなど…。
人は常に競争社会の中に生きているといっても過言ではありません。
知らず知らずのうちに誰かを押しのけて自分の位置を保持している。しかし、その事実を直視しようとはしない。
そんな世界は残酷な世界なのかもしれないですね。

常に争いがある世界

進撃の巨人の世界では、巨人に支配される前は人と人が、種族や理の違うもの同士で争っていた。
…とピクシス司令官が、トロスト区奪還作戦の際にエレンに語りかけていました。
これは漫画の世界だけではなく、私たちのいる世界の現実で起きていることです。
そしてその争いを解決するためには、人類以外の強大な敵が現れれば人間はひとつになることができると…
同じ人間同士が争うことの悲しさ、そしてそれは人類の中では解決できないという悲惨さ。
それが「残酷な世界」なのかもしれません。

エレンがループしている世界

この作品の展開予想にはループ説もあり、エレンが巨人を駆逐するまで延々と過去と現在を行ったり来たりしているという考察もありました。
であるとすると、救われないエレン、結局同じ結末なのに何度も行き来しているエレンのいる世界は残酷な世界と言えます。

過去にあった考察(3)~イルゼの手帳とユミルと巨人の秘密~

人間を食べる以外は知能を持たないとされてきた巨人ですが、5巻の巻頭特別編「イルゼの手帳」では巨人が言葉を発したという記録があります。

ユミルのたみ
ユミル様…
よくぞ…

ユミルは104期のメンバーのユミルのことでしょうか?
手帳の持ち主のイルゼは顔にソバカスがあり、ユミルと似ています。
巨人はイルゼのことをユミルだと思い込んだのかもしれません。
ユミルは巨人の母なる存在なのでしょうか?

まるで巨人がユミルを崇めているよう

出典: d.hatena.ne.jp

「ユミルのたみ」
「ユミル様…」

と巨人はユミルを崇めているかのようです。
ユミルの民というのは巨人のことでしょう。
言葉を付け加えるなら「我々はユミルの民」と言いたかったのかもしれません。

存在を否定されて自傷行為をする

出典: ameblo.jp

イルゼに存在を罵倒された巨人は、自ら顔を引きちぎるかのような行為をします。

北欧神話でユミルは巨人の起源

諌山先生いわく、北欧神話を知っていたら3割ネタバレだとか。
その北欧神話にユミルと名前が同じ巨人が出てきます。
北欧神話ではユミルの体から巨人が生まれ、巨人の王となります。
これと上2点を考えると、進撃の巨人の世界でもユミルは巨人を生み出す起源になにか関わりがあるのではないかと推測できます。

ユミルとクリスタの関係

ユミルも巨人であることはライナーやベルトルトは知らなかったようです。と言うことはアニも知らないでしょう。
つまり、この3人がエレンを連れ去る作戦にはユミルは参加してないということです。
一方で、壁の秘密を代々守るクリスタはユミルの秘密について知っています。
また、ユミルはクリスタのことを慕っています。
それは友情ということ以外に、壁や巨人の秘密を知っているからだと考えられます。
そして壁が人類に必要であると同じように、ユミルの存在、つまり巨人の母や王としての存在が人間の存在に不可欠ということなのかもしれません。

過去にあった考察(4)~進撃の巨人調査兵団の今後~

出典: prcm.jp

kiichi841
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