範馬刃牙(刃牙シリーズ第3部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『範馬刃牙』とは『バキ』の続編で、2006年から2012年まで板垣恵介が『週刊少年チャンピオン』で連載していた漫画。巻数は37巻で話数は312話ある。このシリーズの主人公で「範馬刃牙」とその父「範馬勇次郎」との闘いに決着がつく。『範馬刃牙』には「実戦シャドーファイティング編」「超絶!!監獄バトル編」「野人戦争(ピクル・ウォーズ)編」「強者達の闘い編」「地上最強の親子喧嘩編」の5章ある。2022年1月から3月に「実戦シャドーファイティング編」と「超絶!!監獄バトル編」がアニメ化された。

『範馬刃牙』の概要

『範馬刃牙(はんまばき)』とは『バキ』の続編で、2006年から2012年まで板垣恵介が『週刊少年チャンピオン』で連載していた漫画。巻数は37巻で話数は312話ある。その他に外伝の『ピクル』があり、7話分で1巻発行されている。『バキシリーズ』は『グラップラー刃牙』が1991年に連載されたのが始まり。『範馬刃牙』は『グラップラー刃牙』と『バキ』が終了し、2006年から始まった『バキシリーズ』の3作目となっている。漫画は2006年から2012年まで続いた。『グラップラー刃牙』と『バキ』のストーリーの中で主人公の刃牙が成長し、「地上最強の生物」と言われる父の「範馬勇次郎(はんまゆうじろう)」が好敵手と認める。そしてお互いの死力を尽くし闘い、刃牙と勇次郎の因縁に決着が付くのが『範馬刃牙』の物語である。『範馬刃牙』には「実戦シャドーファイティング編」「超絶!!監獄バトル編」「野人戦争(ピクル・ウォーズ)編」「強者達の闘い編」「地上最強の親子喧嘩編」の5章ある。2022年1月から3月に「実戦シャドーファイティング編」と「超絶!!監獄バトル編」がアニメ化された。
「実戦シャドーファイティング編」では刃牙が自身の驚異的な集中力を駆使して巨大カマキリを想像で作り出す。その巨大カマキリとのシャドーファイティングをすることで現実では不可能な経験をしていく。その背景には超巨大アフリカゾウと闘い屠った父「勇次郎」への対抗心がある。「超絶!!監獄バトル編」では、さらに強者となるべく範馬勇次郎と同等で地上で最も自由に振る舞うと言われる「ビスケット・オリバ」との闘いが描かれている。そして「野人戦争(ピクル・ウォーズ)編」は、外伝で登場した「ピクル」と呼ばれる原人と地下闘技場戦士たちが命がけで闘っている。「強者達の闘い編」はアメリカに渡った中国拳法家である烈海王(れつかいおう)のボクシング修行と、刃牙と暴走族の総長で喧嘩師の柴千春(しばちはる)との闘いが同時進行的に描かれる。そして最後に刃牙VS勇次郎を描いた「地上最強の親子喧嘩編」がある。

『範馬刃牙』のあらすじ・ストーリー

実戦シャドーファイティング編

前作『バキ』の最後に刃牙(ばき)が地上最強の生物である父の範馬勇次郎(はんまゆうじろう)に対し宣戦布告をした。その布告を父の勇次郎が受けて立ち好敵手と認め、お互い闘うことを決めた。そこから『バキシリーズ』3作目の『範馬刃牙』が始まる。息子の刃牙をライバルと認めたことで、勇次郎は力比べを誘うように超規格外の巨大アフリカゾウを仕留める。その父に対し刃牙も奮起し自身への過負荷なトレーニングを強いていく。
その刃牙も普段は高校生で学校生活を送っている。そこに小学生たちのおふざけにそそのかされて、小学生の鮎川ルミナ(あゆかわるみな)が果たし状を刃牙に渡してきた。刃牙に喧嘩を売った形になったルミナ本人は「小学生の自分に本気になる訳が無い」と期待していたが、当の刃牙には本気の対戦者とみなされ、尻に強烈な平手を受ける。その後は拳を交えた男同士として刃牙と友情を結び、実戦シャドーファイティングに立ち会うことになる。実戦シャドーファイティング編では基本、刃牙1人での戦闘風景となる。そのためルミナが解説者であり、ストーリーテラーとなっている。

刃牙がルミナの前でヘビー級ボクシングチャンピオンであるアイアンマイケルを想像しシャドーファイティングを始める。実戦シャドーファイティングが開始時点ではルミナには何を行っているのか皆目見当がつかなかった。だが刃牙のリアルで必死な動きに段々と刃牙の相手がアイアンマイケルであると見えるようになってくる。アイアンマイケルとの闘いは刃牙の勝ちで終了した。刃牙はかなり自分に厳しく想像するが、それでもアイアンマイケルに勝つことができた。
このリアルなシャドーファイティングに興味を持ったルミナは刃牙から、さらに強い相手と戦闘する予定だと聞き刃牙の家を伺うことに。家の修練室である地下で始まったのは体重100kgの巨大カマキリとのシャドーファイティングだった。刃牙はリアルに想像するにあたり想像相手をかなり研究し、本物以上を相手にすることが多い。だが実寸サイズから100倍以上も違う相手には普通に闘っているだけでは、勝つことができなかった。そのため巨大カマキリとの闘いで、刃牙は中国拳法などにある動物の動きや戦闘方法を真似て拳法に昇華させる象形拳での闘いに勝機を見出していく。
闘いも佳境となるころ刃牙は巨大カマキリの戦闘スタイルを完全に看破し、カマキリの天敵である鳥の象形拳ができるようになった。鳥になりきることで巨大カマキリとの闘いを圧倒し巨大カマキリに勝利した。その一部始終を興奮しながら鮎川ルミナが語ることで話は進む。最後は実物のサイズのカマキリでも片手だけで圧倒した。

後日、刃牙と勇次郎の両方と知り合いでアメリカ軍人のストライダム大佐から勇次郎はこの想像力豊かなトレーニングの話を聞く。だが勇次郎は「想像は所詮想像」と一蹴しながら大爆笑するのだった。

超絶!!監獄バトル編

父との闘いに向けて、さらなる鍛錬のため刃牙(ばき)は筋骨隆々の黒人男性である「ビスケット・オリバ」と立ち会うために、アリゾナ州立刑務所(ブラックペンタゴン)への入所を試みる。アリゾナ州立刑務所とは「ビスケット・オリバ」が住んでいる刑務所で、通称をブラックペンタゴンという。『バキシリーズ』で出てくる架空の刑務所である。凶悪な犯罪者が収容されている所。ビスケット・オリバもその中の1人だったが、彼の類まれな筋肉量と怪力に圧倒的なパワーを見込まれ彼に犯人逮捕を手伝ってもらった方が効率的ということで、囚人でありながら好き勝手な行動が許されている。その自由さから繋ぎ止められない男「ミスターアンチェイン」と呼ばれるようになった。アリゾナ州立刑務所の通称「ブラックペンタゴン」はアメリカ合衆国国防総省を「ホワイトペンタゴン」の真逆で犯罪のエリートたちが集まっている所からそのように言われている。

巨大カマキリとのシャドーファイティングを終えた刃牙が、次の鍛錬のために目指したのがこのアリゾナ州立刑務所だった。アリゾナ州立刑務所に入るために刃牙が最初に行ったのは、なんとアメリカ大統領の誘拐だった。パレードに参加中だったアメリカ大統領に対し、単身しかも素手のみで誘拐を完遂してしまう。誘拐したアメリカ大統領に刃牙は「自分をビスケット・オリバのいるアリゾナ州立刑務所へ収監しろ」と脅迫した。異例のハイスピードで逮捕・起訴され要求どおりアリゾナ州立刑務所へ収監。刃牙は収監後すぐにビスケット・オリバと会うことができた。父である「勇次郎(ゆうじろう)」との闘いにむけて、刃牙はすぐさまビスケット・オリバと闘うべく不意打ちの喧嘩を仕掛けた。だが刃牙渾身の右ストレートパンチを喰らいながらもビスケット・オリバは「まぁ落ち着けよボウヤ」とまったく動じない。そしてオリバは2週間後に刑務所内No.2の強さを誇る男と対決することを伝える。「受刑者間にだけ存在する掟を知れ」とNo.2がいる同じ部屋に収監されるのだった。

部屋に入るとそこには、シャドーファイティングで闘ったことがあるプロボクサーのアイアンマイケルの姿があった。だがアイアンマイケルはNo.2ではなく、ただの受刑者として刑に服していた。そして囚人としての生活が始まり、遂に刃牙の前に姿を見せたNo.2の男、通称「ミスターセカン」。ミスターセカンと呼ばれるこの男はオリバと同様に実質的な自由が与えられている。囚人たちには厳しい態度の看守たちもミスターセカンには触れずにまるで存在していないかのよう。その中で煙草も食事も好き勝手に行動することができた。
その行いに不満を持ち我こそはミスターセカンだと思うものは何時だって喧嘩を吹っかけていいことになっている。そういう囚人がある日、ミスターセカンに喧嘩を仕掛けた。だがミスターセカンはその自分よりも何倍もデカい相手に全く無傷で瞬殺してみせた。その強さと振る舞いに「ミスターセカン」とはNo.2という意味ではなく「2代目のミスターアンチェイン」ということだと知った。そのミスターセカンに刃牙は堂々と絡みに行き、私語厳禁の罰として独房に入る。そこでミスターセカンの正体を聞くことになる。ミスターセカンとは名を「ジュン・ゲバル」といい、南米の離島を小国家として独立させた海賊だった。

そして2週間が経ち、ミスターセカンとオリバが闘う日がやってきた。この日は囚人も看守もみな、この闘いが気になって囚人たちの運動場で闘いが始まるのを待っていた。そこにミスターセカンが現れ、そしてビスケット・オリバが彼女のマリアとともにやってきた。オリバの彼女は囚人の中でも噂の人物でオリバの空想上の人物とされていた。だが本当にいることが実物を見る事で囚人たちは理解した。オリバの彼女マリアは何時も寝たきりで体重300キログラムはあると思われる巨体の女性。表に出てこないから空想上だと勘違いされていた。
その彼女が見守るなか2人の闘いがはじまった。まずはミスターセカンがバンダナを差し出した。これはバンダナの両端を互いに握り合い、その状態のまま殴り合いバンダナを離した方が負けというゲームだった。このゲームをオリバは受けて立ち、バンダナを持ったままの殴り合いが始まった。このゲームでは互いに一歩も引かず決着つかなかった。この闘い方に退屈さを感じていたオリバの彼女マリアからシンプルに倒し合いをするべきと言われ、オリバとミスターセカンともに倒し合いを始める。彼女の退屈さを感じ取ったオリバはこの提案に自身の怪力を爆発させ、ミスターセカンをKOすることでオリバの勝利となった。

ミスターセカンがいなくなったことで刃牙は自分が次のアンチェインになるべく行動する。まず刃牙は刑務所の正面から外へ出ることに挑戦し見事に成功。それを面白くないビスケット・オリバをさらに挑発を繰り返す。
闘いは突然はじまった。オリバは刃牙と闘うこと承諾し、2週間後にその場を設けると伝えに来ていた。だが刃牙はその場で喧嘩を売る。オリバは壁を壊す程の蹴りを刃牙にお見舞いし、これが開戦のコングとなった。壁や扉を壊しながら滅多打ちに会う刃牙。闘いの中で刃牙は相手が動き出す前の無意識があることに気が付き、その間に攻撃することが可能になる。その攻撃によりオリバをダウンさせた。お互いがボロボロになったころ、刃牙が「オリバに勝つということはこういうことじゃない」と小手先の技を使うことをやめ、殴り合いで決着をつけようと提案する。誰もが惚れ惚れするような殴り合いの末、刃牙がオリバに正面から殴り勝った。

野人戦争(ピクル・ウォーズ)編

野人戦争(ピクル・ウォーズ)編は別冊『ピクル』で描かれる「ピクル」と地下闘技場戦士や刃牙(ばき)との闘いが繰り広げられている。その「ピクル」とは核廃棄物隔離施設の地下700mの地点で厚さ1000mにも渡る岩塩層の中に、綺麗な保存状態で凍っているT-REX(ティラノサウルス)と人類が発見される。塩漬けのままで発見された人間だったのでピクルスから「ピクル」と名付けられた。
そのピクルが肉の焼ける香りで目を覚ます。そして餌を求めて日本に渡ってくる。その超雄の見た目や強さに引き付けられ、ピクルのいる米軍基地に地下闘技場戦士たちが集まってくる。地下闘技場戦士とは東京ドームの地下で武器の使用以外は何でもありでの闘いを好む戦士たちのこと。神心会空手道場の長にして実践空手家の愚地独歩(おろちどっぽ)、その息子の克己(かつみ)、アメリカのフリーファイターで刃牙の腹違いの兄のジャックハンマー、合気道達人の渋川剛気(しぶかわごうき)、中国拳法家の烈海王(れつかいおう)などが集まっていた。そこに最後に現れたのが地上最強の生物こと範馬勇次郎(はんまゆうじろう)である。これだけの猛者が集まっても全くもって動じないピクル。だが範馬勇次郎にだけは興味を示した。言葉が通じないピクルに対し、お互い拳を合わせる。その意味を言葉は分からずとも理解したピクルは勇次郎との力比べを始める。ピクルの本気に思わず勇次郎は合気の技を使ってしまった。技術を使うしかなかった事実に勇次郎は驚き、笑みをうかべるのだった。その後米軍兵士に気づかれ、その場は解散となった。

ピクルには困った習性があった。自分に向かってくる相手と闘い、その勝利の末に食事をする。つまり自分と闘い敗者を餌として食べるのである。この現代にピクルに向かう動物も人間もいなかった。そのためピクルは食事をとらず、どんどん衰弱していく一方である。そこで日本の地下闘技場戦士と闘うという提案でピクルは日本に来ていた。この闘いに一番に興味をもったのは中国拳法家の烈海王だった。「わたしが餌となっては如何か」とピクルとの戦闘を申し出る。自分の中国拳法があの野生の力にどれほど通用するのか試さずにはいられなかった。だが激闘の末に自分の技術が通用しないと痛感し、そして右脚を失うことで決着した。

烈海王との戦いの後、ピクルは夜の街に抜け出すことに成功する。現代の景色に眩暈を覚えながら、自分のいた場所をピクルは探していた。だがピクルの徘徊していた場所は花山薫(はなやまかおる)のしまだった。花山薫とは19歳にしてやくざの組の組長でどんな闘いにも素手で挑む喧嘩師。その自分のしまに現れたピクルに対し、押し比べを始める。かつて闘っていた恐竜と引けを取らない力にピクルは喜んだ。だが花山は刃牙が到着するまでの時間稼ぎをしていただけで、あっさりと終わってしまった。
刃牙に対しピクルは、とある場所で存分に闘おうととある場所に連れていく。その誘いを理解しピクルについていくと、なんとその場所とは地下闘技場だった。刃牙のホームといえる地下闘技場にピクルから誘われ、喧嘩を売られていることに会話が成り立たなくても分かることができた。中途半端に来てしまった刃牙に対しピクルは強烈なキックを喰らわせる。搬送先で意識を取り戻した刃牙は覚悟もないまま立ち合って不覚をとったことで勇次郎から叱責を受け、父を超える可能性をピクルとの再戦に見出すのだった。
次にピクルと闘いたいと願い出たのは、神心会の一員で空手家の愚地克己(おろちかつみ)だった。克己は神心会会長で「武神」と呼ばれる愚地独歩(おろちどっぽ)の息子である。才能に恵まれながらも「甘さ」が残り、今一つ父にも認められずにくすぶっている克己はピクルと闘うことを願い出る。ピクルとの戦闘に向けて、克己は自分の空手と烈海王の中国拳法を融合させ自分のオリジナルの技を考え出す。それが「マッハ突き」と呼ばれる最速のパンチだった。ピクルとの立ち合いの日に克己のマッハ突きはピクルの腹部にヒットさせた。そのパンチにピクルは経験のない激痛に悶絶して膝をついた。だが克己の拳も耐え切れずに破壊する。両手足が破壊される程の猛攻をみせるもピクルには勝てずピクルに右腕を食べられ、克己の闘いは終幕となった。

ピクルはその後、ジャックハンマーなどとも闘った。そして遂に刃牙が再びピクルと激突するチャンスが訪れる。刃牙とピクルは対峙し、お互いのタフネス比べとして高さ約100mからの落下から始まる。次に刃牙はピクルの顎を連打し、ピクルは脳震とうを起こしダウン。ピクルの目には刃牙が妖術を使用し地面を起き上がらせたかのように映っていた。この時がピクル初めての脳震とうの経験となる。刃牙の猛攻に本気になったピクルは本気の突進の構えになる。対する刃牙は虎形拳などの象形拳を披露。最後は恐竜の象形拳を見せてピクルは驚きのあまりへたり込むのだった。そして驚き怒り狂ったピクルが最後に取った構えは仁王立ち。そこから繰り出される凄まじい攻撃を武術を以て対抗する刃牙。ピクルを武術で正面から追い詰め、勝利目前というときに刃牙はあえて武術を捨て真っ向からの殴り合いを挑む。殴り合いを挑んだ結果、刃牙は敗北した。意識を取り戻した刃牙は屋上でピクルに会い、一緒に疲れた体を癒すのだった。

強者達の闘い編

片足を失った烈海王(れつかいおう)は片足のない新しいファイトスタイルを模索するためボクシングジムの門を叩く。入門のためのテストとしてパンチ力を測るためにサンドバックを殴ることに。そのサンドバックを烈は粉砕することで回りのボクサーを驚かし、無事に入門を果たした。その様子をみていたOPBFスーパーウェルター級チャンピオンがスパーリングしないかと烈を誘う。烈はその誘いに「スーパーウェルター級のチャンピオンの力量では危険だ」と正直にコメントすると、彼は怒って闘争心に火が付いた。結局スパーリングすることになるが、烈の言う通り一発KOでスーパーウェルター級チャンピオンを倒してしまった。その様を見ていたトレーナーは、負けてばかりではいられないと本物のヘビー級の選手を用意する。だがそのヘビー級相手にもあっさりと倒した。その噂を聞きつけた大物プロモーター(ボクサーと場所を用意し大金を稼ぐ興行者)がアメリカでのエキシビションマッチを提案し、烈はアメリカに渡ることになった。アメリカでは「スモーキン」と呼ばれる「ジョー・クレーザー」とエキシビションマッチをすることに。スモーキンは体格や才能に恵まれていないが、並々ならぬ努力で世界チャンピオンに一番近い所まで上り詰めた選手。烈との闘いが始まり防御したはずの攻撃も重くダメージを残すようなスモーキンの打撃に烈は苦戦し、不覚にもダウンしてしまう。だが右脚の義足を軸に回転しながらの強烈なパンチでスモーキンをダウンさせた。最後、烈は急所を突き、KO勝利となった。

一方その頃、刃牙(ばき)のもとへ暴走族の総長で喧嘩師の柴千春(しばちはる)が果し合いを申し込む。こうして刃牙VS柴千春の心を折る闘いが幕を開けた。唐突に喧嘩を売られた刃牙はひたすらに困惑した。「闘う理由がない」と手を抜きながらも刃牙は一蹴した。だが負けても気絶しても何度も絡んでくる柴千春に対し、徹底的に戦意を折る必要があると考える。しかしその時、柴千春がガラスのドア越しに放った渾身の不意打ちが刃牙にクリーンヒット。技術を持たない柴千春に闘志だけで追い詰められた事実に刃牙はヒントを得た。そして刃牙は、柴千春の流儀に合わせて容赦なく喧嘩をするようになる。刃牙の考える柴千春の流儀とは「あえて自ら相手の攻撃に突っ込む」というもの。この流儀に倣い刃牙は柴千春の拳や脚にダメージを与えていく。さすがの柴千春も自分の流儀の極致といえる芸当を味わい、メンタルにダメージを負うのだった。そして最後には目つぶしに刃牙が自ら超スピードで突っ込み、眼球で柴千春の指を負傷させる。いくら柴千春の根性でも真似できない芸当に柴千春の戦意が折れ、敗北を認めることになった。

地上最強の親子喧嘩編

遂に最終章の刃牙(ばき)と父の勇次郎(ゆうじろう)との親子喧嘩が始まる。きっかけは親子の食事会の時である。まず刃牙が自分の家に食事を誘い、そのお返しとして勇次郎が高級レストランでの食事会に招待した。ドレスコードも知らない刃牙と勇次郎の親子の晩餐会が始まった。そこで刃牙は父の勇次郎から初めてテーブルマナーなどを学ぶ。勇次郎の博識に少し驚く刃牙だが、ここであえて父である勇次郎が母を殺してしまったことを話題に持ち出す。すると空気が一変し、勇次郎の怒りで窓ガラスに亀裂が入っていく。勇次郎は刃牙の臀部を強烈に叩き、その衝撃で窓ガラスは完全に割れた。この攻撃から刃牙は必死に身を守りながら、これは闘いではなくお仕置きであることを理解するのだった。こうしてお仕置きからこの2人の親子喧嘩が開始された。

それに対し刃牙は「痛ぇだろバカ」と不意を突いて急所を外した平手打ちをする。手加減された勇次郎はさらなるお仕置きモードに追行。お仕置きがヒートアップし、刃牙も次第に本気の攻撃を始める。攻撃の威力も最大となり、攻撃の反動で壁を突き破ってしまう。外にでた2人を待っていたのは、この最強の親子が喧嘩をしていると噂をききつけた人達の大観衆。この想定外の事態に勇次郎は喧嘩の延期を口にするが、刃牙は気にせず挑発し攻撃を仕掛ける。存分に仕掛ける刃牙と、それを子供をあやすようにいなす勇次郎。想像以上の刃牙の成長に勇次郎は歓喜の表情を浮かべるのだった。
親子喧嘩も佳境に入り、今度は相手が動き出す前の無意識の読み合いを親子で始める。この読み合いを勇次郎が制し刃牙からダウンを奪う。ダウンから立ち上がった刃牙に対し、勇次郎は自らカウントダウンをしながらの超スローパンチを繰り出す。刃牙はそのスローパンチを強烈な技で迎撃し、見事に勇次郎をダウンさせた。

長かった親子喧嘩にも終わりが近づいてきた。己の全存在を乗せた刃牙の拳と勇次郎の拳の交差。激しくて烈しい親子の殴り合いの会話が始まった。そしてその殴り合いの果てに勇次郎は両腕を大きく広げ、刃牙を力強く抱きしめた。全身に数えきれないほどのダメージを負った刃牙は、もう立ち上がることは無いだろうと思われた。勝負の終わりを感じた勇次郎はその場を立ち去ろうと後ろを向いて歩き出す。
しかし刃牙はまだ終わってはいなかった。闘志と持ち前のイメージ力で自分の残像を作り出し、勇次郎に挑みかかった。その残像を感じた勇次郎はおもむろに料理の仕草をする。勇次郎の作り出すイメージは周囲の目にも映り、刃牙も起きて親子2人のイメージでの夜食会が開かれた。お互い静かに夜食を食べ始め、刃牙も勇次郎が作ってくれた夜食を楽しくいただいた。だが突然、刃牙が味噌汁の味が気に食わないとちゃぶ台返し。実は味噌汁を少ししょっぱく作っている自覚のあった勇次郎は、怒りを抑えてこれを受け入れた。刃牙が勇次郎を前にして我が儘を押し通した瞬間だった。地上最強とは自分の我が儘を腕力のみで押し通すことと考える勇次郎は、この事実をもって刃牙を認め「ここに地上最強を名乗れ」と告げた。しかし刃牙は「決着の際に見下ろしている者こそが勝利者」として自らの敗北を宣言。勇次郎が地上最強の座を手放し、刃牙は父からの勝利を手放すことに。2人ともがそれぞれ最も大きなものを手放すことで、地上最強の親子喧嘩は決着した。

『範馬刃牙』の登場人物・キャラクター

主要登場人物

範馬 刃牙(はんま ばき)

CV:島崎信長

『バキシリーズ』の『範馬刃牙』のタイミングで年齢は18歳。ファイトスタイルはトータル・ファイティング。刃牙の我流の格闘術でもある。幼少期からの常軌を逸したトレーニングと長年の実戦経験による、全身に無数の傷跡が刻まれた筋骨隆々の肉体を持つ。刃牙は「地上最強」ではなく、父親を超えることのみを目標としている。父親である勇次郎(ゆうじろう)に対して「仮にあなたがこの世で1番弱い生き物だったとするなら、俺は2番目に弱い生き物でいい」と発言している。また、自分以外の全てを見下す勇次郎と違って「大自然」に対しては尊敬の念を持ち、例え相手が小虫であってもその能力を高く評価し(ゴキブリに対してもその能力に敬意を払っている)、その動物の能力に近づくためのイメージトレーニングを行う。勇次郎に勝つべく、ゴキブリから最速のスピードを学びカマキリからカマキリの戦闘方法を学んだ。本作では満を持して父親の勇次郎と闘い、今までの経験を全て出し切る。『バキシリーズ』としても、主人公の刃牙としてもこの『範馬刃牙』は集大成となっている。

範馬 勇次郎(はんま ゆうじろう)

CV:大塚明夫

範馬刃牙(はんまばき)の父親でもっとも因縁が深い敵。基本的に軽装で黒のカンフー着、カンフーシューズが多い。ファイトスタイルは戦場で闘うことで鍛えたことから戦場格闘技が主なスタイル。だがオールラウンダーでもある。「地上最強の生物」「オーガ(鬼)」「巨凶(きょきょう)」など数々の称号を持つ。称号である「オーガ(鬼)」の由来は、背中の打撃用筋肉(ヒッティングマッスル)が異常発達して行き、やがて鬼の貌に見える奇怪な形状に変化を遂げたという所から。その後本気を出すと背中に鬼が浮かぶようになる。さらに勇次郎は超巨大なアフリカゾウと闘い屠ることや、時速20キロの流れるプールで一時間近くバタフライ泳法をするなどの超人的な強さを見せている。アメリカとは勇次郎個人で友好条約を結び、日本の首脳陣はこの強さに対して「確実に殺せるとしたら、砂漠など周囲に誰一人といない場所を単独旅行しているところに核爆弾を落とすぐらい」と評価している。

ビスケット・オリバ(びすけっと・おりば)

CV:大塚芳忠

怪力無双のキューバ系アメリカ人。「ミスター・アンチェイン(繋がれざる者)」と呼ばれ、アメリカアリゾナ州にあるアリゾナ州立刑務所(ブラックペンタゴン)に収監された囚人(受刑者)でありながら同刑務所を自由に出入りし、犯罪者を捕獲する特殊な立場にある。「ミスター・アンチェイン(繋がれざる者)」とは刑務所を自由に出入りしている所からである。最自由と表現されることもある。一見肥満体のようにも見える肉体だが、体脂肪率5%未満を維持している筋肉の塊であり、オリバにとってはこの極限まで鍛え上げた肉体こそが最大の武器である。この筋肉の塊から繰り出される攻撃が最大の武器。ファイトスタイルはこの筋肉である。格闘技などの修練はしていない。浮上しようとする輸送ヘリコプターを引っ張るなどの怪物のような普通ではできないような筋肉トレーニングで筋肉を鍛えている。防御では受けの姿勢を取ることはほとんど無い。身長は180cm余りで体重は150kgを超える。

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ジャック・ハンマー/ジャック・範馬(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ジャック・ハンマー/ジャック・範馬(はんま)とは、『刃牙シリーズ』の全てに登場し、ステロイドを常用する噛みつきが得意な強者である。範馬という名前の通り、主人公である範馬刃牙の義理の兄にあたる。第1作目『グラップラー刃牙』では、地下闘技場最大トーナメントで初登場し、決勝で刃牙と戦うことになる。第2作目『バキ』ではシコルスキー(死刑囚)やマホメド・アライJr.(マホメド・アライ流拳法)、第3作目『範馬刃牙』ではピクル(白亜紀の人間)、第4作目『刃牙道』では本部以蔵(柔術家)と対決する。

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本部以蔵(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

本部以蔵(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

本部以蔵(もとべ いぞう)とは板垣恵介原作漫画の『刃牙』シリーズ第1作『グラップラー刃牙』から登場する柔術家である。実戦を重視した独自の流派「本部流柔術」の師範で、数々の他流試合を行っている。武器を使用した戦闘にも精通しており、武器の使用が許可された対決では驚異的な強さを発揮する。第4作『刃牙道』では宮本武蔵(クローン技術で蘇った伝説の侍)の危険性にいち早く気付き、自ら闘う事で現代格闘家を守護(まも)る活躍をした。

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渋川剛気(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

渋川剛気(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

渋川剛気(しぶかわ ごうき)とは、板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』に登場する合気道家である。モデルは塩田剛三。小柄な老人だが、渋川流合気柔術で体格や年齢の差を物ともしない戦いをする。「真の護身」を完成させており、危険な敵に近づくと同等の危険性を表す幻影が見える。第1作『グラップラー刃牙』最大トーナメントではベスト4まで進出。第2作『バキ』では柳龍光、ビスケット・オリバ、マホメド・アライJrと戦う。第4作『刃牙道』では宮本武蔵と戦い、第5作『バキ道』では巨鯨と相撲で対決する。

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ピクル(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピクル(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピクルとは『刃牙シリーズ』の第3部作目『範馬刃牙』に登場する、恐竜と闘い勝ってきた白亜紀最強の原人である。岩塩の中に閉じ込められた状態を掘削作業員達の手によって発掘され現代に蘇った。闘い方は野性的で、武器を使わずに己の肉体のみで勝負し、数々の猛者を圧倒したために多くのファンを魅了した。白亜紀時代に恐竜と闘い、勝った後は食していた。自己顕示欲で闘っていたわけではなく、他の野生動物と同様に生存のために闘っていただけである。強い相手と出会った時は喜び、笑顔を見せるチャーミングな一面もある。

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ガイア(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

ガイア(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

ガイアとは『刃牙シリーズ』に登場する超軍人。防衛庁が組織した最強の実戦部隊の指揮官を務めるが、多重人格者で普段は衛生兵の野村という別人格で生きている。北海道大雪山系で最終訓練中に主人公の範馬刃牙(はんまばき)が訪れるところから2人は出会い闘うことになる。刃牙の父親であるオーガこと範馬勇次郎(はんまゆうじろう)に匹敵する戦力と言われていたが、実際勇次郎には及ばなかった。他にもロシアの死刑囚シコルスキーや宮本武蔵のクローンと闘う場面で登場する。自然を味方につけた環境利用闘法が特徴である。

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鎬紅葉(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

鎬紅葉(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

鎬紅葉(しのぎ くれは)とは『刃牙シリーズ』に登場する医師兼格闘家である。医師としては世界的な名声を手にしており、格闘家としては鍛え上げた完全な肉体と解剖学を究めた的確な攻撃を武器に戦う。東京ドームの地下で最強の戦士を決める場所「地下闘技場」のイベント「2大決戦」のメインで範馬刃牙(地下闘技場チャンピオン)と戦う。「最大トーナメント編」では鎬昂昇(地下闘技場戦士の空手家)との兄弟対決も描かれる。医師としても活躍し重傷を負った戦士の治療にあたる事も多い。

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範馬刃牙(バキ)とは【徹底解説・考察まとめ】

範馬刃牙(バキ)とは【徹底解説・考察まとめ】

範馬刃牙(はんまばき)とは、『刃牙』シリーズの主人公。父は「地上最強の生物」と呼ばれる範馬勇次郎。母は朱沢財閥グループの朱沢江珠(あけざわえみ)。父勇次郎を倒すべく、日々トレーニングに明け暮れる。その中で数々の強敵と闘いながら強くなり、17歳にして猛者が集まる地下闘技場のチャンピオンに君臨。父勇次郎とは2度対決している。恋人は松本梢江(こずえ)で、学生時代から付き合っている。

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愚地独歩(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

愚地独歩(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

愚地独歩(おろち どっぽ)とは板垣恵介原作『刃牙シリーズ』に登場する空手の達人。空手団体「神心会」の総帥で「武神」「虎殺し」の異名を持つ。三戦(さんちん)を始め様々な構えや散眼など古くから伝わる技も実戦で使ってみせる。第1作『グラップラー刃牙』では地上最強の生物と呼ばれる範馬勇次郎と地下闘技場で戦い、最大トーナメントにも参戦する。第2作『バキ』では最凶死刑囚との戦いに加わり神心会を代表して活躍。第4作『刃牙道』ではクローン技術で蘇った宮本武蔵と対決し、第5作『バキ道』では力士の猛剣と戦う。

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愚地克巳(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

愚地克巳(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

愚地克巳(おろちかつみ)とは『刃牙シリーズ』に登場する神心会空手の最終兵器(リーサルウェポン)と呼ばれる空手家。神心会空手の館長愚地独歩(おろちどっぽ)の養子であり才能は独歩を凌ぐと言われ、音速を超える速さで繰り出されるマッハ突きは克己の必殺技である。喧嘩師の花山薫(はなやまかおる)、中国拳法の烈海王(れつかいおう)、死刑囚のドリアンやドイル、白亜紀の原人ピクルなど数々の猛者と闘い善戦している。ピクルに腕を噛みちぎられたが、『刃牙シリーズ』の第5作目『バキ道』で烈海王の腕を移植手術して蘇った。

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烈海王(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

烈海王(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

烈海王(れつ かいおう)とは板垣恵介原作漫画『刃牙』シリーズ第1作『グラップラー刃牙』の最大トーナメント編から登場する中国拳法の達人。中国拳法屈指の実力者だけが与えられる海王の名を持ち、シリーズを通して活躍。第2作『バキ』では最凶死刑囚との死闘に加わり、中国大擂台賽編では毒に苦しむ範馬刃牙(本作の主人公。高校生ながら最大トーナメントで烈を倒す)を中国に連れて行く事で死の危機から復活させる。第4作『刃牙道』ではクローン技術で蘇った宮本武蔵に敗れて死亡するが、外伝作品で異世界転生により復活した。

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加藤清澄(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

加藤清澄(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

加藤清澄(かとう きよすみ)とは、板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』に登場する空手家である。愚地独歩(武神と呼ばれる空手の達人)が総帥の空手団体神心会で修行を積んだが、目突きや急所攻撃など危険な技を好み、凶器を持った相手と戦える闇社会で用心棒になる。『グラップラー刃牙』では地下闘技場チャンピオン範馬刃牙に対抗心を抱き、刃牙を倒すために神心会に復帰する。最大トーナメント出場権を獲得したが、夜叉猿Jr.(凶暴な野獣)に敗れた。『バキ』では最凶死刑囚ドリアン(中国拳法の達人)と対決した。

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徳川光成(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

徳川光成(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

徳川光成(とくがわみつなり)とは『刃牙シリーズ』の全てに登場する資産家である。水戸黄門すなわち徳川光圀の子孫で第1作目『グラップラー刃牙』では地下闘技場最大トーナメントを開催した。第2作目『バキ』では世界中の死刑囚達を、第3作目『範馬刃牙』では白亜紀の原人ピクルを日本の強者達と引き合わせた。第4作目『刃牙道』では宮本武蔵のクローンを現世に蘇らせるプロジェクトを立ち上げ、第5作目『バキ道』では古代相撲の野見宿禰(のみのすくね)が山に籠って修行中のところを下界に降ろし強者達と出会わせている。

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アイアン・マイケル(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

アイアン・マイケル(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

アイアン・マイケルとは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』に登場するプロボクシング世界ヘビー級チャンピオン。第1作『グラップラー刃牙』では、プロボクシング世界ヘビー級チャンピオンこそは「世界最強の男」だと証明するため、仲間の反対を押し切って地下最大トーナメントに出場。テコンドー選手の李猛虎に勝利し、暴走族の柴千春にはセコンドの違反行為で敗れたが終始圧倒した。第3作『範馬刃牙』では刑務所で服役しており、犯罪者がプロボクシング界に復帰することを疎んだ者に派遣された三つ子の戦士「マウス」と対決した。

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範馬勇一郎(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

範馬勇一郎(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

範馬勇一郎(はんま ゆういちろう)とは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』に登場する柔道家で故人。地上最強の生物と言われる格闘家の範馬勇次郎の実父であり、主人公範馬刃牙の祖父にあたる。勇次郎と刃牙による「地上最強の親子喧嘩」の際、刃牙を激励するために幽霊として登場した。生前の勇一郎は凄まじい怪力を発揮し、異常な威力の投げ技で投げた人間を敵に当てて複数の敵を仕留め、太平洋戦争では米軍の旗艦を1人で撃退している。その事を知る人物からは、勇一郎は「アメリカに勝った男」と言われている。

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ゲリー・ストライダム(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

ゲリー・ストライダム(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

ゲリー・ストライダムとは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』に登場するアメリカ陸軍の大佐である。地上最強の生物の異名を持つ範馬勇次郎に側近として仕え、同時に危険人物として監視する任務も遂行している。側近として勇次郎の移動手段の手配や情報伝達の役割を担う一方、彼の息子である範馬刃牙の動向も気にかけており、2人が対決する時は会場の用意や互いの状況を頻繁に伝えるなど忙しく立ち回った。米軍で戦場格闘技の指導をするほどストライダム自身の戦闘力は高いが、完全武装をしても勇次郎には敵わない。

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規格外象(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

規格外象(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

規格外象(きかくがいぞう)とは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』の第3作『範馬刃牙』に登場する巨大なアフリカ象。アフリカの国立公園内に突如姿を現して大きな体で荒らしていき、977頭の動物と41名の人間が被害にあった。唯一の生存者であるサマンという公園のレンジャーが記者会見を開いたが、規格外の被害状況からサマンの証言を誰も信じない。サマンは規格外象が放置されれば公園が砂漠化し、生態系に深刻な被害を及ぼすと懸念したが、範馬勇次郎という「地上最強の生物」の異名を持つ戦士が現れ、肉弾戦のみで退治した。

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刃牙シリーズの武術・流派まとめ

刃牙シリーズの武術・流派まとめ

『刃牙』シリーズは、強さを求めて飽くなき戦いを繰り広げる格闘家たちの熱く壮絶な生き様を描いた板垣恵介の描く漫画作品。『グラップラー刃牙』、『バキ』、『範馬刃牙』、『刃牙道』、『バキ道』と名前を変えながら30年以上の長期連載を果たしている。 格闘技を扱った作品であるだけに、現実に存在するものを中心に様々な武術や流派が登場する。空手や柔道といったお馴染みのものから柔術、合気道、ボクシングまで多種多様。ここでは、『刃牙』シリーズに登場する武術と流派を紹介する。

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刃牙シリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

刃牙シリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『刃牙シリーズ』とは、若き格闘家「範馬刃牙」を主人公とする板垣恵介の一連の漫画作品。様々な格闘技の使い手たちが、“最強”の称号を目指して時に戦い、時に共に修行に励み、交流を重ねていく様を描いている。 「強靭なフィジカルを作る」ことも格闘家にとって必要不可欠な修行であるため、食事シーンには特に力が入れられている。料理漫画顔負けの食事描写も少なくなく、ファンの間では「刃牙メシ」として有名。ここでは、『刃牙シリーズ』に登場する料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物をまとめて紹介する。

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バキ道(刃牙シリーズ第5部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バキ道(刃牙シリーズ第5部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バキ道』とは『刃牙シリーズ』の第5部の作品であり作者は板垣恵介である。2018年より『週刊少年チャンピオン』で連載を開始した。前作『刃牙道』からの続編。前作『刃牙道』に引き続きストーリーの区切りは無く、1つの作品タイトルで1つのストーリーになっている。今回の『バキ道』では相撲をテーマとしている。作者である板垣恵介の相撲に対する考え方や、国技としての力士のプライドが作品に表現されている。特に地下闘技場戦士たちと力士との戦いは作品の魅力の1つである。

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グラップラー刃牙(刃牙シリーズ第1部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

グラップラー刃牙(刃牙シリーズ第1部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『グラップラー刃牙』とは板垣恵介による日本の漫画。1991年から『週刊少年チャンピオン』で連載され、OVAやテレビアニメ、ゲームなどメディアミックス展開もされている。東京ドームの地下に秘密裏に建造された闘技場では日夜、熱き格闘家たちによる試合が行われていた。地下格闘技場の若きチャンピオン範馬刃牙は、「地上最強の生物」である父親、範馬勇次郎を倒すため、強者との戦いを求め続ける。全国の男を熱くさせた格闘漫画の金字塔である。

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刃牙道(刃牙シリーズ第4部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

刃牙道(刃牙シリーズ第4部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『刃牙道』とは『刃牙シリーズ』の第4部で、2014年から2018年まで板垣恵介が『週刊少年チャンピオン』で連載していた漫画。巻数は全22巻で第3部である『範馬刃牙』の続編。今までの『刃牙シリーズ』とは違いストーリーの区切りなどはなく、一貫してクローン技術と降霊術で蘇った宮本武蔵と現代の格闘家たちとの闘いを描いている。江戸時代初期に生きていた宮本武蔵と、現代を生きる地下闘技場戦士たちの闘い方・勝負の終わり方の違いが見どころとなっている。

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バキ(刃牙シリーズ第2部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バキ(刃牙シリーズ第2部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バキ』は『グラップラー刃牙』の続編で、1999年から2005年まで板垣恵介が『週刊少年チャンピオン』で連載していた漫画。巻数は31巻で話数は276話ある。2018年と2020年にアニメ化されている。『グラップラー刃牙』で活躍していたキャラクター達が新たに出てくる強キャラと死闘を繰り広げていく。作者の板垣恵介が描く丁寧な戦闘描写が、この漫画の面白い所である。『バキ』には「最凶死刑囚編」「中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編」「神の子激突編」の3章ある。

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範馬刃牙のスタンプ・メールで使える名言・名セリフ集【グラップラー刃牙】

範馬刃牙のスタンプ・メールで使える名言・名セリフ集【グラップラー刃牙】

『範馬刃牙』は『グラップラー刃牙』の第3部にあたる作品である。序章である実戦シャドーファイティング編ではカマキリの幻影と戦い、最終編である地上最強の親子喧嘩編では刃牙と勇次郎の因縁に決着が付く。ここではそんな『範馬刃牙』の、スタンプ・メールで使える名言・名セリフをまとめた。

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【爆笑必至】徹底紹介!バキシリーズの笑える画像【腹筋崩壊】

【爆笑必至】徹底紹介!バキシリーズの笑える画像【腹筋崩壊】

名前を変えながらも連載を続け、格闘漫画の金字塔的存在へと成長していった漫画『バキ』シリーズ。地上最強の生物範馬勇次郎と、それを超えんとする息子刃牙の2人を中心に、強さを求める様々な猛者たちを描いている。 しかし時に物語に熱が入りすぎて、いわゆる「シリアスな笑い」がたびたび生じることでも有名な作品である。ここでは、そんな『バキ』シリーズの“笑える1コマ”を紹介する。

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【刃牙シリーズ】こんな父親嫌すぎる…範馬勇次郎の逸話・エピソード【コーヒーの味にうるさい】

【刃牙シリーズ】こんな父親嫌すぎる…範馬勇次郎の逸話・エピソード【コーヒーの味にうるさい】

刃牙シリーズの主人公・範馬刃牙。その父親の範馬勇次郎は、見た目も中身もぶっ飛んだ人物として知られています。この記事では、そんな彼の逸話やエピソードについてまとめました。たとえば、息子が入れてくれたコーヒーを「まずい」と一蹴するなど、かなり味にうるさい一面があるみたいですね。

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「刃牙シリーズ」グルメの世界

「刃牙シリーズ」グルメの世界

格闘漫画として知られている刃牙シリーズ。しかしその実態はただのグルメ漫画ではないかという意見が非常に多いです。ということで今回は刃牙シリーズに出てくるおいしそうな料理に注目してみたいと思います。 絵もさることながら擬音が非常に魅力的です。あなたもきっとこれを読んだ後はステーキをモニュモニュ食べたくなっていることでしょう。

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