【ジョジョの奇妙な冒険】スピンオフ『岸辺露伴は動かない』シリーズまとめ
ここでは荒木飛呂彦の漫画シリーズ『岸辺露伴は動かない』を紹介する。『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場する漫画家・岸辺露伴を主人公とした短編シリーズで、高橋一生が主演で実写ドラマ化もされている人気スピンオフだ。
岸部露伴は動かない とは？
ジョジョの奇妙な冒険 第四部「ダイヤモンドは砕けない」の登場人物、岸辺露伴を中心として展開するスピンオフ作品のことである。
タイトルの「動かない」は、「露伴は主人公ではなく、あくまで物語のナビゲーターである」という意味である
●エピソード16:懺悔室
週刊少年ジャンプ 97年30号掲載
★あらすじ
漫画家、岸辺露伴は東方仗助に怪我を負わされ、漫画をひと夏ほど休載していた。その間にイタリアへ旅行に行き、ストーリーの新展開のための取材を行っていたのだが、懺悔室の内部を調べていたときに偶然一人の男が懺悔に現れる。「体験は作品にリアリティを生む。」そう考えた露伴は自分が神父ではないことを打ち明けず、男の懺悔に耳を貸す事にしたのだが…。
★収録本
・死刑執行中脱獄進行中 荒木飛呂彦短編集
・岸辺露伴は動かない （ジャンプコミックス）
●エピソード2:六壁坂
出典： i.imgur.com
ジャンプスクエア 08年1月号掲載
★あらすじ
漫画家・岸辺露伴は読み切りの打ち合わせにきた漫画編集者の貝森稔に原稿料の前借りを申し出る。妖怪伝説の漫画を描くために取材を行っていたところ、その土地に開発業者がリゾート道路を通そうとしていたため、周囲の山を6つ買って阻止したらリゾート計画で高騰していた地価が暴落、破産したと言うのだ。あまりの内容に貝森は呆気にとられるが露伴は「ちゃんといたんだから取材の価値は十分にあった」「『六壁坂』の妖怪は今もそこにいる」と続け、彼が取材で訪れた六壁坂村で数年前に起こったある事件と取材時に起きたある出来事を語り出す。
★収録本
・岸辺露伴は動かない （ジャンプコミックス）
●エピソード5:富豪村
週刊少年ジャンプ 12年45号掲載
★あらすじ
漫画家・岸辺露伴は、漫画編集者の泉京香と打ち合わせの際、別荘を買う話を漫画にしないかと提案される。反対していた露伴だが、別荘を買うのは泉であり、購入までの過程を取材してみてはどうかと言う。その別荘は「25歳の時にこの別荘地を購入したことを転機に、成功を収めて大富豪になった」という噂があるらしい。その別荘地が破格の値段で売りに出されたことを知った泉は、購入の意思を示すために売り主に会いに行くという。泉の話を訝しく聞いていた露伴だったが、彼女の付き添いという名目で同行取材することにした。
★収録本
・岸辺露伴は動かない （ジャンプコミックス）
●エピソード6:密漁海岸
出典： stat.ameba.jp
週刊少年ジャンプ 13年46号掲載
★あらすじ
漫画家・岸辺露伴は、イタリアンレストラン「トラサルディー」で食事をした際、店の料理人トニオにクロアワビの入手を手伝ってほしいと頼まれる。杜王町のヒョウガラ列岩という場所で採れるアワビはどこにもない特別なアワビであり、それがあれば最高の料理を作ることができるという。しかし、あまりに貴重であるためアワビを売ってもらえず、それでも入手したいトニオは歴史書から「芸術」とも評される密漁の手法を発見し、それをともに実行しようという。露伴はそれを了承し、トニオと共にヒョウガラ列岩へと密漁に向かう。
★収録本
・岸辺露伴は動かない （ジャンプコミックス）
●エピソード4:望月家のお月見
出典： stat.ameba.jp
少年ジャンプ＋ 14年9月掲載
★あらすじ
杜王町に住む人気漫画家、岸辺露伴。彼は最近取材に行けてないとして、自宅の近所に住む望月家について語りだす。この家は直系の先祖全員の命日が必ず中秋の名月であるという奇妙な宿命を持っており、死を逃れるには中秋の名月に家族揃って月見をする必要があった。
そして今年の中秋の名月である9月8日、家長である望月昇の主導のもと、例年のように月見が行われるのだが…。
★収録本
・なし
●エピソード7:月曜日-天気雨
出典： pic.taadd.com
ジャンプスクエア 16年1月号掲載
★あらすじ
雨の中駅を訪れた岸辺露伴。駅の構内では前方不注意な通行人がよくぶつかってくる事に露伴は憤るが、あまりに周りが見えていない人間が多いため違和感を覚える。そこで、ホームで電車を待っている際にぶつかりそうになった男に問うが、その最中に別の通行人が露伴に激突し、線路に落ちてしまう。 露伴とそれを助けようとした男は線路と線路の間に退避して事なきを得たが、男は「昼から携帯をもった人間が次々に自分にぶつかってくる」と述べる。次の列車が来ようとしている中、露伴はスタンドで駅員を確認した上で男をホームへ上げようとするが、今度はホームにいた人間が次々と線路に落ちていった。
★収録本
・なし
●岸辺露伴 ルーヴルへ行く
小さなデッサン展-漫画の世界でルーヴルを-掲載
★あらすじ
漫画家としてデビューを目指していた岸辺露伴は、新人コンテスト用の漫画を書くために祖母のアパートに2ヶ月ほど厄介になる。そこでアパートに入居した女性、藤倉奈々瀬と暮らす事になり、そこで奈々瀬の故郷の家からルーヴル美術館へと買い取られていったこの世で最も黒く、最も邪悪な絵の話を聞かされる。その後奈々瀬は失踪し、露伴も仕事に夢中となり、10年もの間その絵の事を忘れていたが、仗助らとの話をきっかけにその事を思い出し、その絵を見るためにルーヴル美術館を訪れる。
★収録本
・ウルトラジャンプ2010年4月号 - 6月号
・岸辺露伴 ルーヴルへ行く （愛蔵版コミックス）
●岸辺露伴 グッチへ行く
SPUR 2011年10月号 付録掲載
★あらすじ
漫画家・岸辺露伴は、イタリアのフィレンツェにあるグッチの工房を訪れる。祖母の形見のバッグに金目の物を入れると消えてしまう謎の現象を直してもらう為だ。グッチの職人は難色を示すが修理を引き受け、露伴は修理されたバッグを持って帰るが、後になってそのバッグに隠された秘密を知ることになる。
★収録本
・JOJOmenon （集英社ムック）
・岸辺露伴は動かない （ジャンプコミックス）
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