ジェイソン・ボーン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジェイソン・ボーン』とは『ボーンシリーズ』の5作目で、2016年公開のサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンが、CIAの極秘計画を暴いてから9年後。地下格闘技で生計を立てていたボーンの元に、彼の過去に関する新たな事実や極秘作戦を探り当てたかつての協力者ニッキーが現れる。情報の暴露を恐れたCIAに襲われる2人。一方CIAの女性捜査官ヘザーは愛国心のあるボーンを復帰させようとする。スリリングな展開、ラスベガスでのシリーズ屈指の激しいカーチェイスは必見。

日本語吹替:宗矢樹頼。
元CIA局員。現在はロンドンで民間事業を営む。「トレッドストーン」でボーンの採用時、ロンドンの監視局員だった。ニッキーがハッキングした「トレッドストーン」の資料に名前があったことから、ボーンから連絡を受け、急遽パディントン広場で会うこととなる。ボーンから彼の父親が「トレッドストーン」について黙っていた理由、自分を監視した理由、父親が殺された理由など詰問される。デューイに黙っているよう脅されるが、ボーンにビルの屋上から落とされそうになり、ボーンが「トレッドストーン」に勧誘されたと知った父親が息子を人殺しにしないため作戦を世間に暴くと言ったため殺されたことを話す。その時やってきたアセットが撃った銃弾が命中し、ボーンと共に5階のビルの屋上から墜落し死亡。

リチャード・ウェッブ(演:グレッグ・ヘンリー)

元CIAのベイルート支局長。「トレッドストーン」の発案者。息子はデビッド・ウェッブ、すなわちジェイソン・ボーン。息子が「トレッドストーン」に勧誘されたことを知り、息子を人殺しにしないため作戦を世間に暴くと言ったため、ベイルートで暗殺された。暗殺される前に、カフェで息子のデビッド(ボーン)と会い、犠牲を伴うあることをしたと告げた。その後テロで爆死したとされていたが、実はその爆発はデューイの命令によりアセットが行ったものだった。

ハッカー

ニッキー・パーソンズ(演:ジュリア・スタイルズ)

ボーンと話すニッキー(画像左)

日本語吹替:沢海陽子。
元CIA局員で現在はハッカーとしてハンドルネーム「ナイトライダー」として活動している。
「トレッドストーン」作戦の担当だった当時、戦略の管理と工作員の健康チェックを行っていた。記憶を失ったボーンとパリの事務所やベルリンで出会い、マドリッド支局では現れたボーンと鉢合わせ、最初は銃を向けられボーンの言うことを聞くが、徐々に自ら協力する。「なぜ助ける?」とボーンに訊かれた際、言葉を濁しながらも過去に何か関係があったことを匂わせた。ボーンに協力したことでCIAを裏切ったとされ、ボーンと共に暗殺者に命を狙われるが、ボーンに助けられる。その後、ボーンと別れて逃走し、9年後、反政府活動をしているハッカーのディソルトと共に活動。アイスランドのレイキャビクのハッカー基地で、CIAのデータベースにハッキングし、「トレッドストーン」関係の資料にボーンの父親のデータを発見し、ボーンに伝えるべく動く。ボーンと合流するもアセットに撃たれ、虫の息でボーンに「トレッドストーン」などの極秘情報が入ったUSBメモリを渡し、息絶えた。

クリスチャン・ディソルト(演:ヴィツェンツ・キーファー)

ボーンと話すディソルト

反政府活動をしているハッカー。ニッキーと手を組み、彼女にCIAのデータベースへのハッキングをさせる。ニッキー死亡後、彼女の残したハッキング情報の入ったUSBメモリを開けさせるためにボーンが隠れ家に来た時、共に反政府活動をしようと持ち掛けるも断られた。

ディープドリーム社

アーロン・カルーア(演:リズ・アーメッド)

車で移動するカルーア

日本語吹替:川田紳司。
ディープドリーム社の創設者で会長。リーとはスタンフォード大学の同期。デューイ主導のCIAの極秘作戦「アイアンハンド」に協力することになっていたが、ニッキーがハッキングしたデータが公になり、デューイへの協力が明らかになれば火の粉を被るため協力を降りると申し出る。監視の目を持たないインターネットという名目でユーザーにプラットホームを提供しており、CIAとの関係はすなわちCIAへのデータ提供だと疑われて、客への裏切りとなると固辞したため、デューイに暗殺されそうになる。ラスベガスの発表会でCIAの作戦について暴露し、アセットに狙われるもののボーンが阻止し、助かった。

バウメン(演:スティーヴン・クンケン)

カルーアと共に車で移動するバウメン

ディープドリーム社幹部。ディープドリーム社が独占禁止法違反で告訴された後、自分を守る保証をしてくれればディープドリーム社の情報を提供するとデューイに連絡する。デューイに保証され、カルーアがラスベガスの発表会でCIAについて暴露すると話す。

その他

エドウィン・ラッセル(演:スコット・シェパード)

会議で話を聞くラッセル

日本語吹替:津田英三。
国家情報長官。アメリカ合衆国連邦政府において情報機関を統括している。ニッキーがCIAのデータベースにハッキングした時も会議に参加するなど、重要な情報をすべて把握している。リーにボーンのCIA復帰と引き換えに自分をCIA新長官にすることを要望される。

『ジェイソン・ボーン』の用語

CIA(中央情報局)

出典: www.bbc.com

CIAの紋章

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