メン・イン・ブラック(MIB)のネタバレ解説・考察まとめ

『メン・イン・ブラック』とは、1997年公開のアメリカの都市伝説、メン・イン・ブラック(黒衣の男)を題材にコメディー要素も取り入れたSFアクション映画。監督は、「アダムス・ファミリー」を手がけたバリー・ソネンフェルド。ストーリーはローウェル・カニンガムのコミック「The Men in Black (1990)」を元に、地球上に住むエイリアンの監視を行う秘密組織MIB(メン・イン・ブラック)とエイリアンの共存と戦いを描いた作品。

『メン・イン・ブラック』の概要

『メン・イン・ブラック』とは、1997年公開のアメリカの都市伝説、メン・イン・ブラック(黒衣の男)を題材にコメディー要素も取り入れたSFアクション映画。監督は、「アダムス・ファミリー」を手がけたバリー・ソネンフェルド。ストーリーはローウェル・カニンガムのコミック「The Men in Black (1990)」を元に、地球上に住むエイリアンの監視を行う秘密組織MIB(メン・イン・ブラック)とエイリアンの共存と戦いを描いた作品。

『メン・イン・ブラック』のあらすじ・ストーリー

J(左)とK(右)は名コンビへと成長していく。

ニューヨーク市警察の敏腕刑事ジェームズ・エドワーズは逃亡中の犯人を追跡し、追い詰めたところで飛び降り自殺される。その際に見た犯人の動きに人間ではないと気づくが、女性検視官ローレル・ウィーバー以外には信じてもらえなかった。そこへ黒いスーツの「K」と名乗る男が現れ、自身が所属する、地球に渡航してきたエイリアンの監視を行う秘密組織であるメン・イン・ブラック(以下:MIB)へエドワーズをスカウトしにやってきた。様々なエリートたちが集まる試験に合格したエドワーズは過去の自分の存在を消し、新たにMIBの捜査官エージェント「J」となった。

ベテラン捜査官KとJはコンビを組み、二人は宇宙船の無断侵入事件の捜査に入りNY郊外に落ちた円盤の調査に向かう。
始めはただのエイリアン逃亡事件だと思われていたが、その正体は宇宙でも凶悪な「バグ」というエイリアン。バグは”あるもの”を探すべく地球に侵入し、近くの農夫エドガーを襲い人間の皮を被りニューヨークへとやってきて、宝石商のローゼンバーグを殺害した。
ローゼンバーグの死体をみた検視官ローレルは”中身”がないことに気づく。KとJは、その事を聞きつけ安置所へ向かう。
Jは彼の死体を調べていると頭部が開き、中から瀕死の小さなエイリアンが出てきた。なんと、その小さなエイリアンはアルキリアン帝国の王族で、「戦争を阻止しろ。『銀河系』はオリオンのベルト…。」とだけ残して息絶える。

謎を解くためMIB本部に戻ったが、慌しくエイリアンたちが次々と地球を離れていた。そして、アルキリアン帝国から『銀河系』を返すよう警告のメッセージが。
『銀河系』とは何なのか。KとJは、犬の姿をした宇宙外交の専門家フランクを訪れた。そこでわかったのは、銀河系とはそのままの意味ではなく貴重な原子エネルギー源、オリオンのベルトとはローゼンバーグの愛猫オリオンの首輪のことだった。すべての謎が解けた二人は安置所へ向かうが、一足早く銀河系を狙うバグがやってきて検視官ローレルを人質に銀河系を取られてしまう。
バグに逃げられてしまったKとJは一刻を争う状況の中、アルキリアン帝国から、「宇宙時間の1週間以内(地球時間の1時間以内)に『銀河系』を取り戻さなければ地球を滅ぼす。」というメッセージが送られてきた。宇宙船のないバグが一体どうやって逃げるのか?一向に進まない問題のなか、JはMIB本部の壁に描かれている万博跡地のツインタワーをヒントに答えを導き出した。

そしてバグはJの思ったとおり、万博跡地のツインタワーのオブジェになっている宇宙船を使い逃亡をするが、追ってきたKとJにより墜落。
ついにエドガーの皮を破り本体を見せたバグは巨大なゴキブリに似たエイリアンだった。武器を奪われバグに飲み込まれるKだが、バグの体内で武器を見つけ腹を破り、無事に銀河系を取り戻すことに成功した。
事件解決後、引退宣言をしたKは、MIBでの自分の記憶を消し元の一般人に戻る。JはMIBでエージェントとして捜査を続ける。

『メン・イン・ブラック』の登場人物・キャラクター

K(演:トミー・リー・ジョーンズ)

1961年、偶然MIBとエイリアンの初の接触に遭遇、その際に花束を渡すという大役を務めて以来、MIBで働くことになった。
常に冷静、エイリアンの知識に長けているためいつでもスマートに任務を遂行、数々の難事件を解決してきた史上最強の伝説的なエージェント。
生真面目で無愛想、多くを語らないため正反対のJとは衝突することがある。
事件解決後、引退宣言をしてJに記憶を消してもらい、35年ぶりに恋人の元へと戻る。

ジェームズ・エドワーズ/J(演:ウィル・スミス)

ニューヨーク市警察にいた頃は凄腕の刑事だった。エイリアンを追い詰め、その身体能力を見込まれMIBにスカウトされ、さらに独特の視点から試験をクリアしエージェントとなった。
天涯孤独なために過去の自分を消去するのは躊躇いがなくできた。
常に喋り続け相手に有無を言わせないのが得意で、張り込み中も寡黙なKの隣でずっと喋り続けるほどに。
一方で正義感が人一倍強く、柔軟な頭で危機を回避する一面も。美人とハイテク機器にはめっぽう弱い。

ローレル・ウィーバー/L(演:リンダ・フィオレンティーノ)

死体解剖専門の検視官。スタイルのいい美人で、人質にされても機転を利かせ脱出して最後はKとJを助ける形でバグにとどめを刺す勇気のある強い女性。
事件解決後、MIBにスカウト、Jの新たなパートナーになるも、その後検死官に戻りたがったためにJが記憶を消し、元に戻る。

バグ/農夫エドガー(演:ヴィンセント・ドノフリオ)

エドガーの皮を被ったバグの姿

バグ(本体)

『銀河系』を奪うために地球に侵入したエイリアン。農夫エドガーの内臓だけを綺麗に食べてしまい残った皮を被りニューヨークへとやってきた。
ゴキブリに似たエイリアンで本体は人間の2.3倍の大きさ、砂糖などの甘味を好む。同族の虫を殺されると激怒する。

Z(演:リップ・トーン)

MIB創設時からのメンバーの一人で、ニューヨーク本部のトップ。威厳のある風貌だが、たまに冗談を言うお茶目な一面も。

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