トイ・ストーリー3(Toy Story 3)のネタバレ解説・考察まとめ
ピクサーによる生きたおもちゃの物語3作目です。おもちゃで遊ばなくなったアンディと、遊んでほしいおもちゃたち。大学に同行するカウボーイ人形のウッディ以外は、捨てられたと思い込んで保育園に寄付される道を選びます。そこが、おもちゃの楽園に見せかけた地獄だとも知らずに。容赦ない展開と冒険に手に汗握る、それでいて爽快にして感動の物語です。ジョン・ラセター製作総指揮、リー・アンクリッチ監督。
『トイ・ストーリー3』の概要
2010年に公開。リー・アンクリッチ氏が監督を務め、二作目までの監督、ジョンラセター氏は製作総指揮を担当しています。
日本では一月遅れで公開が実現し、主に3Dで上映されていました。今作では「子供はいつか大人となり、おもちゃと遊ばなくなる」という、2作目で示された、おもちゃにとっての運命の時が訪れます。子供よりも大人を意識した作りとなっており、「昔使ってたおもちゃを思い出した」との意見も多いです。
2010年8月には、アニメ部門世界最高興行収入を打ち立て、2014年の『アナと雪の女王』公開まで記録を保持するほど、人気も評価も高い作品。アカデミー賞長編アニメーション賞、主題歌賞を受賞。おもちゃと子供の関係を描いたストーリーとしては完結しており、三部作のラストとなりますが、2018年に『トイ・ストーリー4』が公開されるとのこと。
『トイ・ストーリー3』のあらすじ・ストーリー
「人間の前では動いてはいけない」というルールを持った、生きたおもちゃたち。カウボーイ人形のウッディや、宇宙飛行士人形バスらが、アンディと言う少年の友達だった頃から10年。17歳になったアンディは大学入学を控え、おもちゃで遊ぶことはとうの昔に卒業していました。何とかまた遊んでほしいおもちゃたちはあの手この手を使いますが、失敗してしまいます。
そんな中、母に言われて大学の寮への引っ越し準備を始めるアンディ。お気に入りだったウッディだけを大学に連れて行くことにし、残りはゴミ袋に入れて屋根裏にしまう予定でしたが、ママが間違ってゴミに出してしまいます。おもちゃたちは捨てられたと勘違い。ゴミ袋から脱出した後はママの言っていた保育園への寄付に望みをかけ、寄付用の箱に入ります。
保育園にはおもちゃが沢山いて、彼らを取りまとめるクマのぬいぐるみ、ロッツォ・ハグベアも含め、皆を歓迎してくれました。
ロッツォの説明では、保育園には子供たちが大勢いる上、土日以外は毎日遊んでもらえます。その子たちが大きくなっても別の子が次々入って来るので捨てられることはなく、電池などの必要な物もすべて揃った、おもちゃにとって天国のような所でした。
しかしバズたちが割り当てられた、いもむし組は物心も付いてないような年少組の部屋であり、おもちゃたちは遊んでもらうどころか舐められたり投げられたりと散々な目に遭います。実は、新入りのおもちゃはいもむし組の遊び相手を務める、一種の生け贄でした。耐えきれず逃げ出そうとしたおもちゃもいましたが、職員が帰った後はロッツォたちが厳重な見張りをしていて誰一人脱走出来た者はいないという、まさに監獄。
保育園の真実を知る前に抜け出したウッディは自分を持ち帰った少女ボニーの家でそのことを知り、仲間の救出に向かいます。保育園ではロッツォにとって使えると判断されたバズが初期化、記憶をリセットされてしまい、今までの仲間を敵、虜囚と思い込まされていました。
ウッディが保育園に戻り、皆に脱出計画を説明。手始めにバズを戻すべくで説明書を入手しますが、何故かバズはスペイン語で話すようになりました。カウガール人形のジェシーに一目惚れをして一応は味方となったバズ共々ゴミ捨て場から外に出ようとします。
しかし、先廻りしていたロッツォらにより、脱出計画は失敗に思われました。どうせいつかは捨てられる、おもちゃの末路は暗いと言うロッツォの性格が歪んだのは、デイジーという持ち主に捨てられたという思い込みが原因でした。
ウッディはその過去をロッツォと一緒にボニーの家に住んでいたチャックルズから聞いていました。デイジーとは一番の仲良しだったこと、ドライブの際誤って置き去りにされてやっと帰り着いたものの、既に新しいロッツォ人形がいたこと。一緒にいたビッグ・ベビー、チャックルズに「皆捨てられた」と言い含めたのは、自分だけ帰れないことを恐れてのことでした。
それをウッディが指摘します。真実を知ったビッグ・ベビーがロッツォをゴミ箱に投げ捨て、ウッディはゴミ箱の蓋に挟まった仲間を救おうとしてロッツォに捕まり、中に入ってしまいました。ウッディを救おうとした全員がゴミ箱を経て、収集車によってゴミ処理場へと向かう羽目になるのでした。
その中で、ジェシーを守るためテレビの下敷きになったショックで、バズは皆の仲間に戻るものの、ゴミ処理場では粉砕機、焼却炉と言った絶望的な難所が待ち受けていました。
それらを切り抜けアンディの家に戻ることに成功。バズ達は進んで屋根裏行きの箱に入り、ウッディに別れを告げます。しかし、ウッディとしては皆を暗い屋根裏に押し込めることは心苦しい物でした。
アンディが「離れるだけでお別れじゃない」と母に語りかけているのを見たウッディは、箱にボニーの住所を書いたメモを張り付け、自身も箱の中に潜り込みました。アンディの言葉を聞いて、彼と離れることになっても、仲間たちと一緒に、ボニーの友達になることを選んだのです。
ボニーの住所のメモがついた箱を開けたアンディはバズ達を発見し、おもちゃを屋根裏にしまうのか、ボニーに渡すか悩みますが、ボニーに渡すことを決心します。
アンディはボニーの家へ向かい「君がおもちゃを大事にする子だって聞いた」とバズたちをボニーに託します。しかし、大学行きの箱に入れたはずのウッディが箱の底に入っていたことを不思議に思い、渡すことにためらいを見せました。
それでも、ウッディに対する思い入れを話し、他のおもちゃと共に託すことに決めます。
皆も含めアンディ、ボニーと遊んでもらったウッディは、立ち去るアンディに「あばよ、相棒」と呟くのでした。
『トイ・ストーリー3』の登場人物・キャラクター
アンディのおもちゃ
アンディの少年時代は友達として一緒に映画を見たり、ポップコーンを分けて貰ったりしていましたが、今ではおもちゃ箱の肥やし状態。前作まで登場していたボー・ピープを始め、誰かに譲られたり失くしたりして登場しないおもちゃもいます。
ウッディ(CV:トム・ハンクス/唐沢寿明)
一作目から主役を務めるカウボーイ人形。アンディが幼い頃から一番のお気に入りとして、二作目からはバズとダブル主演で、人形劇のような遊びで主役のヒーローを務めています。
アンディとの絆を今でも信じていて、アンディがみんなを捨てるはずがないと力説しますが、一人だけ大学行きの箱に入れられます。屋根裏にしまおうとしている所を見たため、皆が捨てられたと思い込んでいるのを勘違いだと説得。しかしみんなを説得することができずに一人保育園を抜け出し、木に引っかかっていたところを保育園の少女、ボニーに拾われて彼女の家へ連れていかれました。
ポニーの家で久々の人形遊びに満足しますが、保育園の実態を聞いて皆を迎えに行きます。チャッターフォンから聞いた脱走の心得を駆使して抜け出しますが、ロッツォたちの妨害によりゴミ処理場へ向かう羽目になりました。敵であったロッツォをも助け、励まし合いながら粉砕機などの窮地を脱しようとします。
土壇場で助けたロッツォからの裏切りにあいながらも救出されてアンディの出発に間に合いました。一度は皆から大学生活を楽しむように、と別れを告げられますが、自らアンディの手を離れることを決意。屋根裏行きの箱にメモを貼って入り、ボニーに寄付させるよう仕向けます。最後には車を運転するアンディに「あばよ相棒」と声をかけるのでした。
バズ・ライトイヤー(CV:ティム・アレン/スペイン語部分:ハビエル・フェルナンデス・ペナ/所ジョージ)
遊びでもプライベートでもウッディの親友兼相棒の、宇宙飛行士人形です。
一時はウッディを差し置いて一番のお気に入りになりますが、大学へ連れてってもらえず、ゴミ袋に入れられたことにショックを受けたような描写がありました。
保育園で手痛い仕打ちを受け、ロッツォに友達も込みでちょうちょ組に入れてほしいと直談判しに行きますが、そこで保育園の闇を知ることになります。
彼個人はロッツォにとって有益であると見なされて、説明書の記述に従った操作で記憶をリセット。自分をスペースレンジャー(バズ人形の設定)、仲間たちを敵だと思い込まされて、冷徹な看守役となりました。
リセットボタンの長押しにより再び記憶がリセット。今度はスペイン人モードとなります。スペイン語を話しつつジェシーに一目惚れをしたり、彼女を守ろうとする情熱家に変貌。
ゴミ処理場へ向かう車の中では捨て身でジェシーを守ろうとして、テレビの下敷きになります。そのショックが元で皆の仲間であるバズに戻りますが、リセットされてからの記憶はなかったようです。
一旦はウッディとの別れを受け入れますが、共にボニーのおもちゃになりました。スペイン人モードの名残りとして、ラテン系の曲を聞くと体が動いてしまうという癖が残ります。
ジェシー(CV:ジョーン・キューザック/日下由美)
二作目から登場したカウガール人形。一度持ち主に捨てられた経験がある為、アンディに捨てられたと思い込んだ時は「あの時と同じ」と叫んでいました。
保育園では捨てられることはないと知って「大当たり!」と喜びますが、実態を知って抜け出すと宣言するなど、威勢のいい性格。
リセットボタンの影響で性格がころころ変わるバズに戸惑いつつ、ゴミ捨て場で助けられてからは一緒にラテン系のダンスを踊るなど、友達以上恋人未満の感情が芽生えたような描写が見受けられます。
ブルズアイ(CV:フランク・ウェルカー/日本語版ナシ)
二作目から登場の、馬の人形。ウッディに懐いており、保育園では彼との別れを惜しみ、保育園の真相を知って閉じ込められてからも会いたがっていました。
ジェシー共々、元は『ラウンドアップ』という白黒人形劇のキャラクターです。
スリンキー(CV:ブレーク・クラーク/永井一郎)
Related Articles関連記事
トイ・ストーリーシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『トイ・ストーリー』シリーズとは、ピクサー・アニメーション・スタジオが1995年から作成した『トイ・ストーリー』をはじめとする長編アニメシリーズ。1999年に『トイ・ストーリー2』。2010年に『トイ・ストーリー3』、2019年に『トイ・ストーリー4』が公開された。人格があるおもちゃを主人公としたストーリーで、1作目である『トイ・ストーリー』は世界初のフルCGアニメーション作品として注目を集めた作品。ここでは、そんな『トイ・ストーリー』シリーズに登場する数々の名言を紹介。
Read Article
トイ・ストーリーシリーズのおもちゃ・キャラクターまとめ
『トイ・ストーリー』とは、ディズニー・ピクサーによる作品群である。1995年公開の『トイ・ストーリー』から始まる映画作品の他、テレビやWebなどで物語が展開される。人間の目が届かない所で動き回るおもちゃたちの冒険を描くファンタジーで、シリーズは世界的にヒットした。主人公のカウボーイ人形ウッディや仲間のおもちゃには多くの試練が立ちふさがるが、皆それぞれの信念や友情に基づいて行動する。多彩なデザインや豊かな個性を持ったおもちゃたちを紹介する。
Read Article
ディズニーの歴代プリンセスまとめ
ディズニープリンセスとは、これまでに制作されたディズニー作品に登場するプリンセスたちの総称である。白雪姫、シンデレラ、オーロラ、アリエル、ベル、ジャスミン、ポカホンタス、ムーラン、ティアナ、ラプンツェル、メリダ、モアナ、ラーヤがアメリカ公式サイトで発表されているディズニープリンセスだ。その他、ソフィアやヴァネロペ、エレナなどもプリンセスとして扱われることがある。
Read Article
トイ・ストーリー2(Toy Story 2)のネタバレ解説・考察まとめ
ジョン・ラセター監督による、生きたおもちゃたちの冒険を描くアニメ映画の2作目。アンディ少年の親友、カウボーイ人形のウッディは、実はプレミア人形。おもちゃ屋の社長にビジネスの道具として持ち去られた上、オフィスのおもちゃ達からいずれ持ち主から忘れられると聞き、帰るべきか迷います。一方、アンディの部屋では捜索隊が組まれてウッディの救出に向かうのでした。前作以上に見せ場もメッセージも盛り込まれています。
Read Article
トイ・ストーリー4(Toy Story 4)のネタバレ解説・考察まとめ
『トイ・ストーリー4』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ディズニーの大人気シリーズ『トイ・ストーリー』の第4作目である。ある少女のおもちゃ・ウッディとその仲間たちが新しく加わった、プラスチック製フォークで作られたおもちゃ・フォーキーと一緒に冒険するという物語。キャッチコピーは「あなたはまだ─本当の『トイ・ストーリー』を知らない。」。『トイ・ストーリー2』を最後に登場が無かったボー・ピープとウッディたちの再会なども描かれている。
Read Article
トイ・ストーリー(Toy Story)のネタバレ解説・考察まとめ
ピクサー製作、ジョン・ラセター監督による長編アニメ映画。人間の目がない所でおもちゃが動くという設定に、独自の味付けが成されています。古いカウボーイ人形のウッディは、新しくやって来た宇宙飛行士人形バズにより持ち主の「一番のお気に入り」の座を奪われます。その逆恨みが元で様々な困難に見舞われるのでした。厳しい現実をユーモラスに描きつつ、友情や冒険の要素も盛り込んだ、大人も子供も楽しめる作品です。
Read Article
ディズニー100 フィルム・フェスティバルのイベント・作品まとめ
『ディズニー100 フィルム・フェスティバル』とは、ディズニー創立100周年を記念して行われる映画の祭典。過去に公開されたディズニー映画の中から厳選された作品が、全国100か所の映画館で1日だけ特別上映される。『アナと雪の女王』、『ベイマックス』、『シンデレラ』、『モアナと伝説の海』、『リトル・マーメイド』、『ズートピア』、『塔の上のラプンツェル』、『ファンタジア』の計8作品を、2023年10月の毎週土日限定で見ることが可能。9月24日には公開直前のイベントも実施される。
Read Article
【アナと雪の女王】歴代ディズニープリンセスと異なる新しい愛の形【比較考察まとめ】
『アナと雪の女王』とは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作による2013年公開のアメリカ合衆国の映画である。日本では『アナ雪』の略称でも呼ばれ、大ヒットを記録した。ディズニー史上初のダブルヒロインともなる今作で描かれるものは、従来のディズニープリンセスの映画では描かれてこなかった愛の形がある。アナ雪で描かれる愛の形について、他のディズニープリンセス作品と比較しつつまとめていく。
Read Article
バズ・ライトイヤー(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『バズ・ライトイヤー』(原題:『Lightyear』)とは、2022年公開の3Dアニメーションのスペース・アドベンチャー映画で、1995年公開のディズニー・ピクサー映画『トイ・ストーリー』に登場するバズ・ライトイヤーのルーツを描くスピンオフ作品である。スペースレンジャー・バズが任務の失敗から仲間の大切さを知る物語。本家『トイ・ストーリー』の世界で上映された映画という設定で、宇宙を舞台にロボットと戦うSFの世界観を持つ。ストーリーは本家から独立している一方、作中でバズのお馴染みの台詞が再現される。
Read Article
カーズ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「カーズ」は2006年6月9日に公開のピクサーによって制作された長編アニメーション映画作品。第64回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞を受賞。車の世界を舞台にした圧倒的なスケールとスピード感溢れる映像、そして温かい物語のラスト。名曲も多いと話題の映画。期待のレーシングカー、ライトニング・マックィーンが小さな町の住人たちとの出会いをきっかけに大切なものを学び成長していく物語。
Read Article
カーズ2(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
2011年7月30日公開の大人気カーズシリーズの第2弾。ピクサー映画で「トイ・ストーリー」シリーズ以外で初めての続編長編作。ジョン・ラセターとブラッド・ルイスの共同監督。カーズの主人公「ライトニング・マックィーン」が仲間たちと一緒にワールド・グランプリに出場する。初めてレースについてきた親友の「メーター」がスパイと間違われ悪の組織と闘うことになる。メーターが大活躍する友情がテーマの物語。
Read Article
ファインディング・ニモ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファインディング・ニモ』とは、第76回アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した、ディズニー / ピクサー製作の冒険ファンタジー映画である。 2016年には続編『ファインディング・ドリー』が公開された。人間に捕らえられたニモを助ける為、父親であるカクレクマノミのマーリンが旅の途中で出会ったナンヨウハギのドリーと共に、大冒険を繰り広げる物語を描いている。ニモの居場所がシドニーだと知り、急いで向かう2人に幾度となくピンチが降り注ぐ。旅の終わりに親子の絆を感じる事が出来る、感動が詰まった作品である。
Read Article
カーズ/クロスロード(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
2017年7月15日に公開されたピクサー映画。ブライアン・フィーの初監督作品。大人気カーズシリーズの第3弾。ベテランレーサーとなったライトニング・マックィーンがシーズン最後のレースで最新テクノロジーを追及した次世代レーサーたちのスピードに圧倒され大クラッシュをしてしまう。「人生の岐路(クロスロード)」に立たされ仲間や新しい相棒に支えられながら運命の決断を迫られる物語。
Read Article
Mr.インクレディブル(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『Mr.インクレディブル』とは、ディズニー配給・ピクサー製作、ブラッド・バード監督による長編フルCGアドベンチャー・アニメーション映画。一般市民として暮らしていた驚くべき怪力を持つ元スーパーヒーローが、謎の伝言が届いたことから、再びスーパーヒーローとして同じように特別なパワーを持った妻や子供たちとともに邪悪な敵に立ち向かう。2004年製作・アメリカ作品。
Read Article
リメンバー・ミー(Coco)のネタバレ解説・考察まとめ
「リメンバー・ミー(Coco)」とは2017年に公開されたアメリカのフルCGアニメーション映画作品。ピクサー・アニメーション・スタジオの劇場公開長編第19作目。家族に反対されながらもミュージシャンを志す少年が死者の世界に迷い込み、自身の先祖に関する秘密を知っていくストーリー。家族の絆をテーマとしている。
Read Article
モンスターズ・ユニバーシティ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターズ・ユニバーシティ』とは、2013年にディズニーとピクサーによって制作された映画である。略称は『MU』。2001年に公開された『モンスターズ・インク』の続編で、最強の怖がらせ屋のモンスター・マイクとサリーの大学時代が舞台となっている。夢に向かってひたすら努力をするマイクと、才能に頼って努力を怠けるサリーの出会いと成長を描いた冒険物語になっており、マイクとサリーの関係性の変化や、前作とのつながりが描かれている。
Read Article
モンスターズ・インク(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターズ・インク』とは、ディズニーとピクサー製作の長編3DCGアニメーション映画。公開前から、ユニークで愛らしいキャラクターが脚光を浴び、2001年、全米で記録的な大ヒットとなった。夜な夜な子どもたちを脅かすくせに実は子どもが大の苦手というモンスターたち。彼らの世界に小さな女の子が紛れ込んだことから巻き起こる騒動を友情と愛情を織り交ぜてコミカルに描く。ベテランアニメーター、ピート・ドクターの初監督作品。
Read Article
シュガー・ラッシュ(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シュガー・ラッシュ』とは、アメリカ合衆国で2012年11月2日、日本で2013年3月23日に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の第52作目のアニメーション映画である。監督はリッチ・ムーアが務めた。また、タイトルは作中に登場するアーケードゲームの名前でもある。ゲームの世界で悪役を演じるラルフは、ヒーローになる夢を叶えるため潜り込んだレースゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界で少女ヴェネロペと出会い、二人は互いの夢のために協力することになる。
Read Article
レミーのおいしいレストラン(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『レミーのおいしいレストラン』とは、2007年に公開されたディズニー/ピクサー制作のハートウォーミング・コメディな長編アニメーション映画である。監督はブラッド・バード。物語の舞台はフランス・パリ。料理を愛し、フランス料理のシェフになることを密かに夢見るネズミのレミーと、料理が苦手な青年リングイニが出会い、かつて5つ星だったが星を2つ失ってしまったレストラン「グストー」に新風を巻き起こしていく。自分に自信がもてないネズミと人間の成長と友情が描かれた、子どもから大人まで楽しめる作品。
Read Article
インサイド・ヘッド(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インサイド・ヘッド』とは、公開される前からピクサー史上最高傑作と言われた、人間の頭の中が舞台となったアニメ映画である。人間の感情「喜び」「怒り」「悲しみ」「嫌悪」「恐れ」がキャラクターとなり様々なピンチを乗り越えるという内容。それぞれの感情がなぜ必要なのか、子供から大人まで楽しんで見ることの出来る作品である。ピクサー長編アニメーション第1作は『トイ・ストーリー』であり、20年後の2015年に本作が公開されたので「20周年記念作品」とされている。
Read Article
マイ・エレメント(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マイ・エレメント』(原題:Elemental)とは、2023年夏に日本で公開されたファンタジー映画。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズと、『トイ・ストーリー』などでお馴染みのピクサー・アニメーション・スタジオが製作した。同スタジオが製作する長編映画は、27作目である。同時上映作品として、『カールじいさんのデート』も公開された。 火・水・土・風のエレメントが住むエレメント・シティを舞台に、火のエレメントであるエンバーと水のエレメントであるウェイドの種族を超えたラブストーリーが繰り広げられる。
Read Article
インクレディブル・ファミリー(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インクレディブル・ファミリー』とは、2018年に公開されたディズニー/ピクサー製作の長編アニメーション20作目となる映画である。また、アカデミー賞で長編アニメーション賞、音響編集賞を受賞した『Mr.インクレディブル』の続編映画となっている。主人公はMr.インクレディブルの妻であるイラスティガール。ヒーロー活動が禁じられひっそりと暮らしていたが、ある事をきっかけにパー一家は再びヒーローとして活躍を遂げる。それぞれ違った才能を持つヒーロー達の活躍を見て、家族で楽しめるコメディ映画作品である。
Read Article
ファインディング・ドリー(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファインディング・ドリー』とは、第76回アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した『ファインディング・ニモ』の続編映画であり、その1年後の物語を描いたディズニー / ピクサー製作の冒険ファンタジーアニメーション映画である。極度の忘れん坊のドリーがある事を機に、今まで忘れていた家族を探す冒険を描いている。旅の途中、家族を見つける手掛かりは人間達が海の生物を保護している施設、海洋生物研究所にあると知る。旅の中で親友のニモとマーリンや家族との絆が深まっていく、感動が詰まった映画作品である。
Read Article
私ときどきレッサーパンダ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『私ときどきレッサーパンダ』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオが2022年3月11日に公開した、ティーンエイジャーの成長を描く3DCGアニメーション映画である。思春期を迎え自分らしくあるべきか、母の期待に応え続けるべきかに迷う少女の姿をコミカル、かつ丁寧に描いている。頑張り屋の主人公メイは母の期待に応えるために努力する優等生だったが、赤くて巨大なレッサーパンダに変身してから生活は一変する。時にはぶつかり合いながらもお互いに成長する母娘や、親友たちとの関係性が見どころ。
Read Article
20世紀少年(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。
Read Article
アラジン(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
ディズニー製作の大ヒットアニメ映画。 貧しい青年アラジンが王女ジャスミンと出会うことから話は始まる。 願いを三つ叶えてくれるランプの魔人・ジーニーは貧しいアラジンを王子に変身させ、ジャスミンとの恋の成就を後押しする。 しかし、最大の敵であるジャファーの魔の手が忍び寄るのであった。 アラジンとジャスミンが魔法の絨毯で空を舞う際に流れる「ホール・ニュー・ワールド」は珠玉の名曲として知られる。
Read Article
ムーラン(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ムーラン(原題:Mulan)』とは、アメリカのディズニーで1998年に制作された、古代中国を舞台としたディズニー映画である。中国の伝説の人物である「花木蘭」をモデルに描かれている作品。2020年には実写映画化もされたが、こちらの作品は多くの波紋を呼んでいる。古くからのしきたりに従う周囲に求められる女性としての自分、自分らしく振る舞いたいという気持ちを持つ自分とで葛藤をするムーランが、父の代わりに男装して出兵することをきっかけに多くの困難を乗り越える過程と成長する姿を描いた物語である。
Read Article
美女と野獣(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『美女と野獣』(原題:Beauty and the Beast)は2017年にアメリカで制作された映画。1991年に制作された、ディズニーアニメーション不朽の名作を完全実写化。魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった王子と、孤独を抱えながらも前向きに生きる美しい娘ベルが出会い次第に惹かれあっていく模様を描く。愛すること、信じ抜くことを描くファンタジーロマンス。
Read Article
スクール・オブ・ロック(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『スクール・オブ・ロック』とは、リチャード・リンクレイター監督によるアメリカの映画。日本では2004年に公開。脚本は出演もしているネッド役のマイク・ホワイト手がける。バンドをクビになってしまい途方にくれていたギタリストのデューイが、一本の電話をきっかけに教師の友人ネッドになりすまして名門小学校の臨時教師となり、子どもたちと共にバンドバトルを目指すコメディである。
Read Article
魔法にかけられて(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『魔法にかけられて』とは、2007年にウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作したミュージカル映画。ディズニー伝統のアニメーションと実写を融合し、過去のディズニー作品からのセルフパロディや楽しいミュージカルナンバーを随所にちりばめて描いたファンタジック・ラブ・コメディ。王子との結婚式の日に魔女に騙されて現代のニューヨークへと送り込まれたおとぎの国のプリンセス・ジゼルは、見知らぬ世界の中で困り果てていた時、弁護士の男性・ロバートと出会い、やがて彼に惹かれていく。
Read Article
塔の上のラプンツェル(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『塔の上のラプンツェル』とは、2010年11月24日にアメリカで公開された、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作の第50作目の長編アニメーション映画である。バイロン・ハワードとネイサン・グレノが共同で監督を務めた。魔法の髪を持つ少女ラプンツェルは幼い頃、魔法の髪を独り占めしようとしたゴーテルにさらわれ、森の中の塔で育てられた。塔から出ることを許されず、誕生日にだけ空に浮かぶ灯りを間近で見るのが夢だった。そんな所に現れた青年フリン・ライダーとその灯りを見に行く旅に出る。
Read Article
ムーラン2(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ムーラン2(Mulan II)』とは、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作、ディズニーの人気作品『ムーラン』の続編である。『ムーラン』の物語から1ヵ月後、主人公のムーランとシャン将軍が新たな任務を受け、旅に出る物語である。そのため、前作とリンクする部分も多々見受けられる。2005年にアメリカで公開された。日本では劇場での公開は無かったが、2004年に先行してビデオで販売された。一方で、主要キャラクターの中には今回新たに登場する者もおり、新しい『ムーラン』を見せることにも成功している。
Read Article
ノートルダムの鐘(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ノートルダムの鐘』とは、1996年に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ作品で、容姿が醜いことで周囲から酷い扱いを受けるカジモドが1人の女性に恋をする物語である。ディズニー作品といえば、プリンセスとプリンスが結ばれるストーリーで、年齢問わず楽しめるテーマが多い。一方で、今作は社会問題の1つである「差別」をテーマとした描写が見られ、歴史上差別対象となった「ジプシー」と呼ばれる民族が登場することからディズニー映画の中でも大人向けで異質なストーリーとなっている。
Read Article
アナと雪の女王(アナ雪)のネタバレ解説・考察まとめ
「アナと雪の女王」はアメリカ合衆国の3Dコンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画。 日本ではアナ雪の略称でも呼ばれる。 王家の娘、2人の主人公アナとエルサを待ち受ける過酷な運命を描く。 大人から子供まで楽しめるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの名作。
Read Article
グリーンマイル(The Green Mile)のネタバレ解説・考察まとめ
『グリーンマイル』とはホラー小説家スティーヴン・キングのファンタジー小説が原作で、1999年にアメリカで公開されたフランク・ダラボン監督の映画。トム・ハンクスなどの豪華キャストで製作された感動傑作で、2000年度のアカデミー賞で4部門にノミネートされている。物語は1935年のある刑務所の死刑囚棟が舞台で、主人公は看守主任のポール。そこに死刑囚として送られてきた不思議な力を持つ大男の黒人ジョンと、他の看守や死刑囚、ネズミのMr.ジングルスたちとの交流を描いたファンタジーヒューマンドラマである。
Read Article
ズートピア(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ズートピア』とは、2016年にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオより公開されたアニメーション映画。第89回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作品。肉食動物と草食動物が共に暮らす大都会ズートピアを舞台に、新米警察官のウサギのジュディ・ホップスと、キツネの詐欺師ニック・ワイルドの2人が、連続行方不明事件を解決するために奮闘するメディ・アドベンチャー。作品のテーマとして人種差別などの社会問題が描かれている。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『トイ・ストーリー3』の概要
- 『トイ・ストーリー3』のあらすじ・ストーリー
- 『トイ・ストーリー3』の登場人物・キャラクター
- アンディのおもちゃ
- ウッディ(CV:トム・ハンクス/唐沢寿明)
- バズ・ライトイヤー(CV:ティム・アレン/スペイン語部分:ハビエル・フェルナンデス・ペナ/所ジョージ)
- ジェシー(CV:ジョーン・キューザック/日下由美)
- ブルズアイ(CV:フランク・ウェルカー/日本語版ナシ)
- スリンキー(CV:ブレーク・クラーク/永井一郎)
- レックス(CV:ウォーレース・ショーン/三ツ矢雄二)
- ハム(CV:ジョン・ラッツェンバーガー/大塚周夫)
- Mr.ポテトヘッド(CV:ドン・リックルズ/辻萬長)
- Mrs.ポテトヘッド(CV:エステル・ハリス/松金よね子)
- グリーンアーミーズ(CV:R・リー・アーメイ/軍曹:谷口節/部下:根本泰彦/錦鍋想)
- バービー(CV:ジョディ・ベンソン/高橋理恵子)
- リトル・グリーン・メン(CV:ジェフ・ピジョン/桜井敏治/落合弘治/多田野曜平)
- 保育園のおもちゃ
- ロッツォ・ハグベア(CV:ネッド・ビーティ/勝部演之)
- ビッグ・ベビー(CV:ウッディ・スミス/末原一乃)
- ケン(CV:マイケル・キートン/東地宏樹)
- チャッターフォン(CV:テディ・ニュートン/山路和弘)
- サル(CV:フランク・ウェルカー/日本語版ナシ)
- ブックワーム(CV:リチャード・カインド/多田野曜平)
- ちょうちょ組のおもちゃ
- ストレッチ(CV:ウーピー・ゴールドバーグ/片岡富枝)
- チャンク(CV:ジャック・エンジェル/石井隆夫)
- トゥイッチ(CV:ジョン・サイガン/我孫子令)
- スパークス(CV:ジョン・ラブソン/桜井敏治)
- ボニーの家のおもちゃ
- チャックルズ(CV:バド・ラッキー/小林尚臣)
- ドーリー(CV:ボニー・ハント/田中敦子)
- プリックルパンツ(CV:ティモシー・ダルトン/落合弘治)
- バターカップ(CV:ジェフ・ガーリン/ふくまつ進紗)
- トリクシー(CV:クリスティン・スカール/許綾香)
- お豆三兄妹(CV:アンナ・クローバー/チャーリー・ブライト/ブリアンナ・メイワンド)(日本語版CV:大谷咲季/松本航輝/古口孝子)
- トトロ
- 人物
- アンディ(CV:ジョン・モリス/小野賢章/少年時代:チャーリー・ブライト/石坂虝流)
- アンディのママ(CV:ローリー・メトカーフ/小宮和枝)
- モリー(CV:ハベアとリス・ミラー/きゃさりん)
- ボニー(CV:エミリー・ハーン/諸星すみれ)
- デイジー
- 見所
- アンディのお遊びがアニメ化
- ケンのファッションショー
- ロッツォを助けるウッディ
- 焼却炉
- ラストシーンの雲
- エンディング
- 『トイ・ストーリー3』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- シド・フィリップス再登場
- エミリー=アンディのママ説を裏付ける描写
- 権力について語るバービー
- ロッツォの代わりがいた理由
- ピクサーキャラがカメオ出演
- ライトニング・マックイーン(カーズ)
- サリー(モンスターズ・インク)
- エイ先生(ファインディング・ニモ)