花束みたいな恋をした(はな恋)のネタバレ解説・考察まとめ
『花束みたいな恋をした』とは、2021年公開の日本のラブストーリー映画。主演は菅田将暉と有村架純。『東京ラブストーリー』『Mother』などで知られる坂元裕二によるオリジナル脚本で、終電に乗りそびれた二人が21歳で恋に落ちて、26歳で別れるまでの忘れられない恋愛を描く。坂元裕二はあくまで「普通の恋愛」を描くことを目指しており、等身大の恋愛に共感する視聴者が続出した。
麦の父。
新潟に住んでおり、長岡の花火を何よりも愛している。絹に長岡の花火の動画を見せながら、麦に新潟に帰ってくるよう説得する。麦がこのまま東京にいることを告げると、来月からの仕送りはすべて花火の寄付金に回すと宣言する。
その他
加持航平(かじ こうへい/演:オダギリジョー)
絹が転職したイベント会社の社長。
絹が彼氏とマンネリ化していることを相談すると「恋愛って生ものだからさ。賞味期限があるんだよ。さっさと別れて次の男探しなよ」とアドバイスをする。
羽田凛(はだ りん/演:清原果耶)
絹と麦が別れ話をするために入ったファミレスで、昔二人がよく座ってた席に来た若いカップルの女性。
水埜とは多くの趣味が一致しているようで、二人ともぎこちないながら次第に打ち解けていく。その様子を隣から見ていた絹と麦は昔の自分たちに重ねてさらに別れが切なくなってしまう。
水埜亘(みずの わたる/演:細田佳央太)
絹と麦が別れ話をするために入ったファミレスで、昔二人がよく座ってた席に来た若いカップルの男性。
以前出会った凛の連絡先を聞かなかったことを後悔していたが、無事に再会できてうれしく思っている。まだぎこちないながらも凛と距離を縮めていく。
押井守(おしい まもる/演:本人)
アニメ界の巨匠。『攻殻機動隊』『機動警察パトレイバー』『うる星やつら』など人気アニメを手掛けた。犬が好きで立ち食いそばにうるさい。
麦と絹と終電を逃した男女の4人で入ったカフェにいて、麦は押井守がいることに興奮するが、男女は誰かわかっていない様子だった。絹ももちろん押井守がいることに気づき、何も反応をしなかったが、心の中ではいたく興奮していた。
Awesome City Club(おーさむしてぃくらぶ/演:本人)
実在のバンド。作中ではボーカルのPORINが麦と絹行きつけのファミレスの店員をしている。PORINは音楽が好きそうな二人に、「よかったらこれ」とまだ駆け出しの自分のバンドのちらしを見せる。
麦と絹の時間の流れとともに、Awesome City Clubの人気も増していく。
『花束みたいな恋をした』の用語
今村夏子『ピクニック』
2011年に発表された今村夏子による書き下ろしの短編小説。『こちらあみ子』の中に収録されている。
主人公たちが、同僚の女性と人気タレントの交際を見守る様子や、そこで悪意が交錯する様子が描かれている。
作中では、絹や麦が、圧迫面接をする面接官や営業先に唾を吐く上司に対して、この本を読んでもきっとその人たちは何も感じないんだ、と発言している。
『ゴールデンカムイ』
大学生の頃は二人とも『ゴールデンカムイ』の単行本が出るたびに熱心に話を追いかけていたが、麦は就職と同時に漫画を読む時間がなくなり、絹が買い続けていてテーブルにおいてあった『ゴールデンカムイ』の13巻をみて「もう『ゴールデンカムイ』って13巻まででてんだ...」とつぶやく。
『花束みたいな恋をした』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
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目次 - Contents
- 『花束みたいな恋をした』の概要
- 『花束みたいな恋をした』のあらすじ・ストーリー
- 山根麦と八谷絹
- 終わりの始まり
- 夜の余韻の中
- 最高の盛り上がりで始まったパーティー
- パンプスと革靴
- 責任をもって生きるということ
- 恋の死
- 別れた2人の歩む道
- 『花束みたいな恋をした』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 八谷絹(はちや きぬ/演:有村架純)
- 山音麦(やまね むぎ/演:菅田将暉)
- 友人たち
- 青木海人(あおき かいと/演:中崎敏)
- 川岸菜那(かわぎし なな/演:韓英恵)
- 沖田大夢(おきた ひろむ/演:篠原悠伸)
- 羽村祐弥(はねむら ゆうや/演:森優作)
- 中川彩乃(なかがわ あやの/演:古川琴音)
- 卯内日菜子(うない ひなこ/演:八木アリサ)
- 家族
- 八谷早智子(はちや さちこ/演:戸田恵子)
- 八谷芳明(はちや よしあき/演:岩松了)
- 山音広太郎(やまね こうたろう/演:小林薫)
- その他
- 加持航平(かじ こうへい/演:オダギリジョー)
- 羽田凛(はだ りん/演:清原果耶)
- 水埜亘(みずの わたる/演:細田佳央太)
- 押井守(おしい まもる/演:本人)
- Awesome City Club(おーさむしてぃくらぶ/演:本人)
- 『花束みたいな恋をした』の用語
- 今村夏子『ピクニック』
- 『ゴールデンカムイ』
- 『花束みたいな恋をした』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 絹「こういうコミュニケーションは頻繁にしたい方です」
- 絹「女の子に花の名前教わると、男の子はその花を見るたびに、一生その子のことを思い出しちゃうんだって」
- 絹・麦「今村夏子さんの『ピクニック』を読んでもなんとも思わないんだろうね」
- 絹(よくわからない。三か月セックスしてない恋人に結婚の話を持ち出すってどういう感じだろう)麦(よくわからない。いつまで学生気分でいるんだろ。ずっと二人でいたいって思ってないのかな)
- 『花束みたいな恋をした』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作中で出てくる写真は実際に主演の二人がお互いを撮ったもの
- ロケ地マップが配布されている
- 『花束みたいな恋をした』の主題歌・挿入歌
- インスパイアソング:Awesome City Club『勿忘』