テイルズ オブ デスティニー(Tales of Destiny)のネタバレ解説・考察まとめ

『テイルズ オブ デスティニー』とは、ナムコから発売されたPlayStation用のRPGゲーム。
人気の高い作品で、後にリメイク版やディレクターズカット版がPlayStation 2用ソフトとして発売された。
主人公のスタンは故郷を飛び出し、大国セインガルドへ向かう飛行竜に密航していた。しかしその飛行竜にモンスターの大群が襲来。絶体絶命のスタンであったが飛行竜の倉庫で発見した知能のある剣「ディムロス」と出会い、ソーディアンマスターとなったことで彼の運命は大きく変わっていく。

『テイルズ オブ デスティニー』の概要

『テイルズ オブ デスティニー』とは、1997年12月23日にナムコから発売されたPlayStation用のRPG。テイルズオブシリーズのマザーシップタイトル第2作目で、シリーズ内のジャンル名は「運命のRPG」、キャッチコピーは「運命を解き放て」である。
2002年11月28日に本作から18年後が舞台続編となる『テイルズ オブ デスティニー2』が発売された。2006年11月30日には新しいシステムやグラフィックが採用されたリメイク版がPlayStation 2用ソフトして発売されジャンル名も「運命という名のRPG」に変更された。さらに2008年1月31日には『テイルズ オブ デスティニー ディレクターズカット』がリメイク版と同じくPlayStation 2用ソフトして発売された。こちらのジャンル名は「もうひとつの運命という名のRPG」となっており、作中に登場するキャラクターであるリオンを主人公とするストーリーの「リオンサイド」といった新要素が盛り込まれている。
リメイク版では本編シナリオの大部分はオリジナル版そのままに、グラフィックやシステムを一新させ、キャラクター設定の一部変更やそれに伴うストーリーや台詞は全て書き直されている。また、オリジナル版では戦闘やAPW(アクティブ・パーティー・ウィンドウ)によるキャラクターの会話ぐらいしかボイスは収録されていなかったが、リメイク版とディレクターズカット版はメインストーリーがフルボイスとなっており、新規アニメーションも追加されている。説明書等のキャラクターイラストもいのまたむつみによって描き直しがされ、エンディングにも描き下ろしのイラストが20枚使用されている。
ディレクターズカット版は豪華プレミアムBOXも発売され、ゲームソフトの他にいのまたむつみの描き下ろしイラストBOX、128ページにも及ぶメモリアルイラストブック、21曲収録されたオリジナルサウンドトラックがセットとなっている。

OP主題歌はDEENの「夢であるように」が起用されており、Production I.Gがアニメーションを制作している。オープニングで主題歌とアニメーションムービーが流れるというテイルズシリーズのスタイルを定着させた作品である。リメイクであるPlayStation 2版でも主題歌、アニメーションムービー共に変更はなくPlayStation版のまま使用されている。いのまたむつみがキャラクターデザインを務めている。ゲームの他にアンソロジードラマCDや小説、漫画の他、パチスロやパチンコにもなる等広くメディア展開されている作品である。

自然豊かな国フィッツガルドにあるリーネ村に住む主人公スタンは幼い頃に両親を亡くし、祖父と妹と穏やかに暮らしていた。そんな生活に飽き、刺激のある冒険を求めていたスタンは剣士として名声を上げる為王国の兵士を目指そうと単身村を飛び出し、大国セインガルド行きの飛行竜に密航する。しかし乗り込んだ飛行竜が突然モンスターに大群に襲われてしまい、絶体絶命の危機の中逃げ込んだ倉庫内でスタンは「ディムロス」と名乗る知能を持った「ソーディアン」という1本の剣と出会いこの危機を脱する。
ディムロスのマスターとなったスタンはこの先出会うことになる、自分と同じくソーディアンマスターとなった仲間達と共にこれから起こる「神の眼」を巡る大きな戦いに巻き込まれていく。

『テイルズ オブ デスティニー』のあらすじ・ストーリー

本編シナリオの大部分はオリジナル版リメイク版共に相違はないが、台詞は全て書き直されている。一部のキャラクターはオリジナル版とリメイク版で設定が異なる人物がおり、シナリオも改変されている部分がある。
記載しているシナリオは主にオリジナル版である。

第一部

スタンの旅立ちと仲間達との出会い

飛行竜の倉庫でソーディアン・ディムロスと出会う

主人公のスタンは剣士としての名声を上げる為王国の兵士になるべく故郷のリーネ村から飛び出し、大国セインガルド行きの飛行竜ルミナ・ドラコニスに密航していた。しかし飛行竜のクルーに見つかってしまい、艦長らから厳しい尋問を受けてしまう。実はスタンが密航した飛行竜は極秘にソーディアンという特別な剣を護送する特命を帯びていたのであった。そのソーディアンを狙ってモンスターの大群が飛行竜に飛来しクルー達を襲い始める。スタンもモンスターに襲われるが武器がないので応戦できない。武器を探す為艦内を捜索すると倉庫の奥で光る物を発見する。近づいてみるとそれは厳重に鎖でつながれた1本の剣であった。モンスター達はこの剣を狙って襲ってきたのであった。
スタンが剣を手にするといきなり剣が喋り出し、自らを「ディムロス」と名乗りこの危機に力を貸すと言う。スタンは驚きながらもこの言葉を信じてソーディアンマスターとなり、ディムロスを手にモンスター達を撃退していきながら甲板まで行き脱出ポッドで脱出する。

脱出ポッドは雪の降り積もる山奥の湖に落下しスタンは気を失ってしまうが、旅人のウッドロウという青年に助けられ山小屋へと運ばれる。目を覚ましたスタンはウッドロウにお礼を言うと、山小屋の主で弓の達人であるアルバという老人が現れ孫娘のチェルシーが裏山から戻らないことを心配してウッドロウに探しに行くよう依頼する。これにスタンも同行し山小屋から少し離れた裏山の奥でチェルシーを見つけ出す。チェルシーを連れて山小屋へ戻るとスタンは当初の目的地であるセインガルドを目指し出発すると言うのでウッドロウも同行してセインガルドとファンダリアの国境の街ジェノスへ向かうことになる。

ジェノスに到着するとウッドロウと別れスタンは単身街を出ようとするが、セインガルドへ行くにもファンダリアへ行くにも通行証がないと街から出られないことが判明しどちらの通行証も持たないスタンは足止めされてしまう。街を出られず途方に暮れているとマリーという女剣士が現れ、こちらも何かに悩んでいる様子であった。マリーは仲間がダンジョンの罠にはまってしまい1人では助けられないので力を貸してほしいと言うのでスタンは快く引き受けマリーと共にそのダンジョンへと向かう。

マリーに導かれるまま山道から隠し通路を通って神殿と思われる場所までやってくると神殿の奥でマリーの仲間ルーティが罠に捕らわれて身動きが取れなくなっていた。スタンとマリーの2人で罠を解除しルーティを助けると謎の男達がやってきて取り囲まれてしまうが強引に切り抜け3人で神殿を脱出する。

その後、ルーティの道案内でジェノスへ入ると門番から通行証がもらえセインガルドへの道が開ける。ジェノスの酒場へ向かい3人で話をする内にマリーは記憶喪失であり、ルーティがスタンと同じようにソーディアンマスターで「アトワイト」というソーディアンを持っている事が判明する。しばらく3人で旅をすることが決まり、早速翌日にはハーメンツという村へ向かうことになる。

ハーメンツでは村の権力者ウォルトにルーティが神殿で手に入れていた「ふるびたつえ」を渡し報酬を受け取ると宿屋で1泊することになる。翌朝3人が宿屋を出ようとすると神殿に現れた男達が再び現れ、彼らがセインガルドの兵士だと判明する。ルーティが神殿からふるびたつえを持ち出したことがばれて国宝荒らしの容疑で兵士達に襲いかけられる。兵士達を倒すとセインガルドの客員剣士リオンと戦うことになり、勝敗に関係なくセインガルドの首都ダリルシェイドへと連行されてしまう。

ダリルシェイドのセインガルド城地下牢へ幽閉されてしまったスタン達だったがセインガルド王に呼び出され王座の前まで連れてこられる。王から、最近セインガルドの国教である女神「アタモニ」が祀られているストレイライズ神殿への道にモンスターが出現し人々の往来ができなくなり、ストレイライズ神殿とも連絡がつかなくなっていると言う。王はこの事態を解決する為、ストレイライズ神殿への調査に人を向かわせようとする。すると、王の忠臣であるヒューゴという人物がストレイライズ神殿への調査をスタン達に任せてはどうかと王に進言する。ヒューゴは実はオベロン社の社長でもある人物である。スタン達だけでは心配なのでリオンを監視役に任命し、スタン、ルーティ、マリーには逃走防止の為に発信機と遠隔操作で電気ショックを与えることのできるティアラを取り付けられる。

ストレイライズ神殿へ向かう前にヒューゴの屋敷に寄り、ディムロスとアトワイトを返してもらってからストレイライズ神殿へ出発する。屋敷を出る直前にリオンは用事があるからと屋敷の奥に引き返す。リオンは屋敷のメイドでリオンの世話係であるマリアンという女性に会って挨拶をしておきたかったのだった。マリアンはリオンを「エミリオ」と呼び、彼の無事を祈って送り出した。

ストレイライズの森を抜け、神殿の敷地内に入ると何者かによって神殿や教会が破壊されていた。神殿内の中央の扉には封印が施されており、何名かの神殿の関係者が閉じ込められていることが判明する。神殿内に5つ存在する結果石を全て破壊すると中央の扉の封印が解けて中に入ることができる。扉の中は「知識の塔」と呼ばれる神殿の資料庫となっており、司教のアイルツの話を聞き大聖堂を目指す。大聖堂には隠し入口があり、そこから通路を通って一番奥の部屋へ入ると司祭のフィリアが石にされていた。その石化を解くとフィリアは「大司祭グレバムが「神の眼」と呼ばれる巨大なレンズを奪っていった」と言う。神の眼が盗まれてしまったこととストレイライズ神殿の状況を王に報告する為、スタン達はフィリアを仲間に加えセインガルド城に戻った。王に一連の出来事を報告すると、スタン達は神の眼とそれを盗んだグレバムを追うこととなる。

港から神の眼らしき荷物を積んだ船がカルバレイスという所に向かったという情報があった為、王からカルバレイス行きの船の出航許可をもらい船に乗ってカルバレイスへ向かう。その途中、海から海竜が現れて船の進路を妨害するが襲ってはこない。それどころか、フィリアに海竜が自分の背中に乗るように指示している様子であった。フィリアは海竜を信じて船から乗り移るとスタン達も後に続き海竜の背中に乗る。すると海竜は海の中へ降下していき、海底都市へと導かれる。
海底都市の中ではフィリアにしか聞こえない「声」に誘導されて最深部まで進むとソーディアン・クレメンテと出会う。クレメンテはフィリアをマスターに選び力を貸してくれるようになる。海底都市を出て再び海竜に乗ると船に戻してくれてカルバレイスの港町チェリクまで行く。

神の眼とグレバムを追って各地を巡る

港町のチェリクという街でオベロン社カルバレイス方面の支部長のバルックという男性を頼るが海でレンズの運搬船が海賊に襲われる事件が多発しているという情報以外は得られない。さらにカレバレイスに住む人々は他国人を嫌う傾向があり神の眼とグレバムの情報収集に手こずってしまうが、水夫のジェイクから神の眼の行方について情報を得るとカレバレイスの首都カルビオラにあるストレイライズ神殿へ向かう。神殿の神官達が何か隠している素振りを見せたのでフィリアを手引き役として神殿に残して他の4人は宿屋で夜になるのを待ち、夜中にストレイライズ神殿の裏口から中に侵入する。神殿内でフィリアと合流して地下へ降りるとグレバムの配下が点在しており、これを倒しながら神の眼を捜索する。ここの神殿の本物の神官を助け出し、大聖堂にある隠し入口から中に入って奥に進むが、またしても神の眼は運び出された後であった。そして最近多発している海賊騒ぎがグレバムの計画であることが判明する。

チェリクに戻り再びバルックと話をするとグレバムからフィッツガルドのノイシュタットへ逃走したという情報を得る。船でノイシュタットへ向かうと早速グレバムの情報を集める為オベロン社フィッツガルド方面の支部長イレーヌという女性の屋敷へ行く。イレーヌから最近海賊が多発しているという情報を聞くとスタン達は事情を説明し、自分達を囮にして海賊をおびき寄せて船に乗り込み壊滅させるという作戦を立てて実行する。作戦は成功しスタン達は次々に海賊船を撃破していく。しかし、そこにフィリアのかつての同僚である司祭バティスタが海賊の指揮官として現れ戦うことになる。スタン達は戦いに勝利しバティスタを捕まえる。

海賊船を壊滅させてノイシュタットのイレーヌの屋敷へ戻るとリオンがマリーの発信機と電気ショックを与えるティアラをバティスタに取り付け尋問を開始する。その間、スタンはイレーヌに街を案内してもらうがその途中で闘技場によるとコングマンという大男がスタンに勝負を持ち掛ける。勝敗に関係なく勝負が終わると街案内は終了しイレーヌの屋敷に戻ることになる。屋敷に戻り、一泊するとバティスタが逃走してしまう。実はリオンはわざとバティスタを逃がしており、発信機を頼りにバティスタを泳がせてグレバムの居場所を探ろうとしていた。逃げたバティスタを追ってスタン達はアクアヴェイルにあるシデン領へ向かうことになる。

シデン領へ到着するとモリュウ領という街と交信が途絶えてしまっていることで様々な噂がされており、その中にはモリュウの領主が突然バティスタという男に替わったという噂もあった。モリュウ領との交信が途絶えた背景にはグレバムの暗躍があると睨んだスタン達は急ぎモリュウ領へ行くことを決める。しかし港から船が出せないと言われてしまう。モリュウ領へ行く為の情報を集める為街の人々に話を聞くと、老人から海底洞窟がありそこを通ればモリュウ領へ行けると教えてもらう。

スタン達は海底洞窟を通ってなんとかモリュウ領への潜入に成功する。しかし街に入って早々に兵士に絡まれている親子を助けて騒ぎを起こしたが為に城に近付くことさえできなくなってしまう。

そんな時、自称吟遊詩人のジョニーという人物が現れ、彼の親友のフェイトが城に囚われているので助けたいので城への潜入に手を貸してくれると言う。その言葉を信じてジョニーを仲間にし、ジョニーが用意した小舟に隠れてモリュウ城へ忍び込む。

城の中には一人の女性が幽閉されていた。この女性はジョニーの親友でモリュウ領の本当の次期領主フェイトの妻リアーナ妃であった。彼女を救出し、城の水路や仕掛けを解きながら最深部へ辿り着くとバティスタが待ち構えており戦闘となる。バティスタを倒すとフェイトが囚われている部屋の鍵をジョニーに渡し、バティスタは自分に付けられたティアラを使って致死量の電撃を浴びて自害する。フェイトを救出するとグレバムがトウケイ領へ向かったことが判明し、それを追ってトウケイ領を目指すことになる。

船に乗りトウケイ領へ向かう途中、海路でクラーケンという大型のモンスターに襲われながらもなんとかトウケイ領へ到着する。トウケイ領はアクアヴェイル王国の中心であり、ティベリウス大王が治めている大きな街である。本来なら街中に水路が張り巡らされた美しい街なのだが、グレバムがティベリウス大王に取り入ってからは戒厳令が発せられ、他国との商売や交流が差し止められてしまっていた。水路を使ってトウケイ城へ潜入し、様々な仕掛けを解きながら王座の間まで行くとティベリウス大王とグレバムが待ち構えていた。

ティベリウス大王と戦っている間にグレバムは飛行竜に乗って逃げて行く。ティベリウス大王からグレバムの次なる目的地を聞き出しスタン達はファンダリアを目指すことになる。ここでジョニーは仲間から外れてしまう。

ジョニーと別れ、船でファンダリアへ向かう途中グレバムの艦隊に襲われるもモリュウ領主フェイト率いる黒十字軍の助けもありなんとかファンダリアの港町スノーフリアへ到着する。ファンダリアはグレバムの手によりすでに占領されているが、黒十字軍がグレバムの艦隊を追い払った為にこの街だけは普通の生活を取り戻していた。街を出て西にあるティルソの森に向かうと以前スタンを助けてくれたウッドロウが兵士に追われているところに遭遇する。スタン達は兵士達を倒しウッドロウを助けるとスノーフリアの街まで戻り宿屋で介抱する。ウッドロウに事情を聞くと、実は自分がファンダリア国王の息子でありハイデルベルグから命からがら逃げてきたことやソーディアン・イクティノスのマスターであったが敵にイクティノスを奪われてしまったこと、神の眼がハイデルベルグ城にあることを話し、スタン達の仲間となる。
スタン達はウッドロウの案内でハイデルベルグへ向かうことになった。街の正面から入ってはグレバム達に気付かれてしまうので、氷の大河を通って裏口から潜入することが決まる。ウッドロウからレンズの力で熱光線を発することができる指輪「ソーサラーリング」を受け取り、氷塊をどかしながら極寒の氷の大河を進む。

ハイデルベルグに到着すると、街は静まり返り不穏な空気が流れている。スタン達が城の前まで行くと男性が現れ、城の周りをうろつくなと忠告される。その男性の姿を見たマリーが何かを思い出したかの様に男性に近付き自分が所持していた唯一記憶の手がかりとなる剣を差し出し見覚えはないかと尋ねる。門兵達に「ダリス」と呼ばれたその男性はその剣を見て驚く。マリーの記憶を取り戻すきっかけになるかと思われたが、門兵達にウッドロウが気付かれてしまい追われそうになる。

マリーはダリスのそばを離れようとしなかった為、置いていけないと思ったスタンとルーティが残り3人は詰所の地下牢に閉じ込められてしまう。ダリスは聞きたいことがあると言って地下牢からマリーだけを連れ出す。様子のおかしいマリーを見てルーティはマリーの記憶が戻ったのだと気付く。間も無くリオン達が現れスタンとルーティを地下牢から助け出すとマリーを追って詰所の上階へ向かう。すると部屋からマリーとダリスの話し声が聞こえてきた。

マリーはダリスに会ったことで失っていた記憶を全て取り戻していた。ダリスの妻だと言い張るマリーだったが、ダリスは自分の妻は死んだと告げ、ずっとグレバムの忠実な配下だと告げる。マリーの記憶ではファンダリアの動乱の渦中にあった10年以上前、サイリルという街の自衛団にいたダリスは敵の敗残兵だったマリーを見つけ自宅にかくまっていた。やがて動乱は落ち着き2人は夫婦となり穏やかに過ごしていた。しかし今から2年前、サイリルが何者かに襲われ防戦に加わっていたダリスとマリーは絶望的な状況となる。一緒に最期を迎えるかと思われた時、ダリスはマリーの記憶を封印して彼女だけでも逃がしたのだった。

その話を聞いたダリスは激しい頭痛に襲われ、記憶が混濁している様であった。その時、兵士が現れダリスに声をかけスタン達に襲い掛かる様指示を出し戦うことになる。ダリス戦に勝利するとグレバムによってかけられていたマインドコントロールが解けダリスは記憶を取り戻すが戦いの傷が元で死んでしまう。ダリスが倒されたことで兵士は仲間を呼び、スタン達を再び捕えようとする。悲しみに暮れてこの場を離れようとしないマリーにルーティが励ましの言葉をかけ、ダリスの亡骸を背負い、詰所の屋上から地上に降りる。

ウッドロウの提案で身を隠す為に近くにある王城へと繋がる地下通路へと逃げ込む。するとウッドロウの忠臣のダーゼンが現れ、地下の奥まで案内してくれる。マリーはサイリルへ戻ることになるのでここで仲間から外れる。

グレバムとの最終決戦と神の眼の奪還

グレバムを倒す為、地下通路を通ってハイデルベルグ城へと潜入するスタン達。城の奥へ向かうとウッドロウのソーディアン・イクティノスを携えたグレバムが待ち構えており戦うことになる。戦いに勝利するとグレバムは神の眼を使ってスタン達を倒そうとするが神の眼の力を制御しきれずグレバムは消滅してしまう。すると神の眼は暴走を起こしてしまい、このままでは爆発してしまうとソーディアン達に言われる。しかしリオンは自身が持っていたディスクを4本のソーディアンに装着し掲げるように指示し、これを実行すると神の眼の暴走が収まる。その後ソーディアン達は沈黙してしまう。このディスクはオベロン社の秘密兵器だとだけ教えられ、神の眼をセインガルド王の元へ運ぼうとするが、神の眼の力を目の当たりにしたウッドロウは人の手に委ねるのは危険だからこの場で破壊しようとする。しかしイクティノスの力だけでは神の眼に傷一つ付けることも叶わず、グレバムが乗ってきた飛行竜に乗ってセインガルド城へ神の眼を運ぶことになる。

飛行竜の甲板でスタンはルーティがレンズハンターをしている理由が守りたい人達がいて、彼らが今困っていて助ける為にはお金がたくさん必要なのだと教えられる。

その後セインガルド王の待つ城へ神の眼を運び、謁見の間にてリオンがこれまでのことを報告する。ウッドロウは王に神の眼の今後の扱いについて質問すると王は城の地下に安置封印すると答える。ファンダリアと同盟を組んでくれたらその言葉を信じようとウッドロウは告げ、セインガルドとファンダリアの同盟締結の約束が成された。

その後、スタンが持っていたディムロスは国の調査団が発見し輸送中に紛失したものなので城に返す様要求される。リオンは「ソーディアン達は使命を果たして眠りについた。再び世界に危機が迫るまでソーディアンは目覚めない」と言い、スタンはこれに応じてディムロスを王に返却する。また、スタンとルーティに付けられていた発信機であるティアラがようやく外され自由の身となる。オベロン社社長ヒューゴは当初の約束通り報酬を支払うと言うがルーティ以外は報酬の受け取りを拒否した為、全額ルーティが受け取ることで話がまとまる。

スタンは飛行竜で故郷であるリーネ村まで送ってもらい、他の仲間達は徒歩で帰路につくことになる。

スタン達が無事に自分達の故郷に持った頃、とある場所では秘密裏に怪しげな計画が動き出そうとしていた。

第二部

再びスタン達による神の眼捜索が始まる

数日の間、リーネの村でのんびり過ごしたスタンであったが、ある日フィリアが突然リーネ村を訪ねて来て、神の眼が再び行方不明になりセインガルド王がその捜索をスタン達に依頼してきたと告げる。フィリアと共にノイシュタットへ向かい船でウッドロウとルーティも迎えに行くことになる。

船の中でスタンはフィリアに現状について尋ねる。城でリオンが「再び世界に危機が迫るまでソーディアンは目覚めない」と言っていたのに、フィリアは突然クレメンテの声を聞いた。その後セインガルド王は神の眼が再び行方不明になったので捜索してほしいこととソーディアンマスター達を集めて連れてくるようにフィリアに依頼したのだった。神の眼の暴走を止めたことで眠りについていたと思われていたディムロス達だったが、実際にはリオンに渡されたディスクの力でソーディアンの力を無力化され眠らされていただけだったことが判明する。ハイデルベルグ城でウッドロウ、クレスタの孤児院でルーティにそれぞれ事情を説明し4人でダリルシェイドのセインガルド王の元まで向かう。

王から城の地下に安置されていた神の眼が何者かによって運び出されたこととその前後でヒューゴとリオンが飛行竜をも持ち去り行方が分からなくなっていることが告げられる。ヒューゴの屋敷に向かうとオベロン社の社員達やメイド達がヒューゴとリオンを探している様子が見える。

スタン達も屋敷内を捜索するとヒューゴの書斎にある本に『ライブラⅣ』と書かれているのを発見する。一人のオベロン社員に尋ねると「ライブラ」はクレスタの北の島にあった工場のコードネームだと判明する。しかし、数年前に工場は閉鎖されており今では航路もない為行くことはできないと教えられる。ここが怪しいとにらんだスタン達は王に頼んで港から船を出してもらえるようする。

船で目的の島まで向かうと閉鎖されたはずの工場が動いていた。ヒューゴ達がここにいると確信したスタン達は廃工場を進む。工場の奥まで進むと地下へと降りる大掛かりなエレベーターがありそれに乗って降りていくと海底洞窟にたどり着く。

海底洞窟を進むと奥でヒューゴがマリアンを人質にしてリオンに協力を強制している場面に遭遇する。スタン達の始末をリオンに任せ、ヒューゴはマリアンとヒューゴの執事であるレンブラントを連れて洞窟のさらに奥へと進む。ウッドロウがリオンに事の重大さを理解しているか問うとリオンは逆にわかっていないのはスタン達の方だと言う。グレバムから神の眼を奪う為にヒューゴに利用されていたのだとリオンは言い、自身もまたヒューゴに利用されている捨て駒の1つに過ぎないと言った。そこまで理解していて何故ヒューゴの味方をするのかとルーティに問われるとリオンはヒューゴの為ではなく大切な人を守る為だと言う。
さらにリオンはルーティに対して「ヒューゴに捨てられたやつ」だと言い放つ。ルーティは実はヒューゴの娘で母親クリス・カトレットに託されたアトワイトと共に捨てられたことが判明する。さらにリオン自身もヒューゴの息子でありルーティの弟なのだと告白する。

ヒューゴの元へ向かわせまいとリオンはスタン達に本気で挑んでくる。リオンを何とか抑えると突如として濁流が押し寄せ、リオンは飲み込まれてしまう。スタン達は押し流され、廃工場まで戻ることができヒューゴ達が乗ってきた飛行竜に乗り込みなんとか助かる。

空中都市の復活とベルクラントの脅威

すると海中から空中都市の首都ダイクロフトが浮上し、「ベルクラント」と呼ばれるダイクロフトの下部に設置された無差別地殻粉砕兵器によって地表の一部が破壊され上空へと舞い上がると空中で繋がり青い半球状の大地を作っていった。ソーディアン達が天地戦争時代の遺物だというこの兵器は神の眼の力で動いていると言う。しかし天地戦争時代にはなかった青い半球状の外殻大地が現れていることにソーディアン達も混乱している様子だった。

何が起きているのか説明をしてくれとウッドロウはソーディアン達に言う。ソーディアン達は天地戦争後にダイクロフトが復活することを阻止する為に神の眼を破壊する使命を帯びており、今目覚めて行動を開始していたことを語り始めた。リオンだけはこの事実に気付いており、スタン達はまんまと利用されていたのだった。このままではベルクラントによって地表は破壊し尽されてしまう。これを阻止する為にはダイクロフトの中枢に設置されている神の眼を破壊するしかない。

今乗っている飛行竜でダイクロフトまで近づいたスタン達であったが飛行竜ではたどり着けない高度にあったのか途中で落ちてしまう。ソーディアン達は天地戦争の時と同じ方法でダイクロフトに乗り込むしか道はないと言う。その方法とは天地戦争時代の地上軍統合本部ラディスロウと呼ばれる都市を浮上させ、直接空中都市群に乗り込むというものだった。かつてクレメンテが眠っていた海底都市がラディスロウだと判明しラディスロウを復活させる為に海路で海底都市まで向かうことになる。

スタン達はセインガルド城に向かい、王に神の眼を持ち去った犯人がヒューゴであることやダイクロフト、ラディスロウについて説明する。港から海底都市の海上まで船を出してもらい向かうとラディスロウは海面に浮かび上がっていた。アトワイトは「ダイクロフトの復活を察知してラディスロウも蘇ろうとしている」と言い、ラディスロウの奥にある制御室まで向かう。制御室に入るとモニターが映り、天地戦争の地上軍司令官リトラーという人物が話かけてきた。

リトラーが言うにはイクティノスは神の眼の膨大な力によって傷つき、会話はおろか本来の力を行使することもできなくなっているという。復活した空中都市群の中には古代の技術が残されているかもしれないので、イクティノスを治すにはその技術に賭けるしかないことが判明する。また、ベルセリオスというソーディアンがいたが天地戦争時代に戦死してしまったという話も聞く。ラディスロウを空中まで浮上させるには起動ディスクと様々な操作をする助手が必要だという。

学識のある人物を1人連れてきてほしいとのリトラーの依頼を引き受け、海竜ベルナルドを借り学識のある人物を1人勧誘しラディスロウに連れて行く。その後スタン達は起動ディスクの回収に向かう。ディスクはリーネ村付近にある洞窟の神殿にあるという。徒歩では行けないところなので海竜ベルナルドで乗り込むことになる。

洞窟の神殿で起動ディスクを手に入れると再びベルクラントによる攻撃で地表の一部が削り取られる。リトラーの待つラディスロウの制御室へ急いで向かい起動ディスクを渡すとラディスロウは無事に浮上し空中都市に接続した。空中都市イグナシーという場所には各空中都市へ行けるゲートがあるので、ベルクラントによってできた外殻を通ってイグナシーからダイクロフトに侵入することになる。また、リトラーはラディスロウ内にある無重量エレベーターを稼働させておいてくれるので、地上へ戻る時はこのエレベーターを使う様言われる。
外殻を進みイグナシーに入りゲートのある部屋まで進むがゲートが何者かに破壊されており起動しない。計画の練り直す必要があると判断したスタン達は一度ラディスロウに戻りリトラーにゲートの件を報告する。

ゲートが壊されているのなら外殻の上を通って空中都市ミックハイルまで行き、そこにある浮遊クルーザーを使う他にダイクロフトへ向かう術はないと言う。浮遊クルーザーを使ってベルクラントの発射口から潜入することが決定する。ミックハイルへはイグナシーから壊れていないもう1つのゲートを通って空中都市シュサイアを経由してから向かうことになる。
ミックハイルの最深部ではマリアンを人質にしていたレンブラントが「煉武乱屠一号機」という機械に乗って勝負をしかけてくる。レンブラント戦に勝つと機械が爆発してしまう。

人質だったマリアンは助け出され、リオンの行方をスタン達に尋ねる。スタンが言葉に迷っているとルーティが「リオンは死んだ」と告げる。マリアンは「リオンは本当の優しさを知らないまま死んでしまった」と涙を流すが、ルーティは「リオンはマリアンを救う為にヒューゴの捨て駒になった」と声を荒げる。マリアンを救命ポッドに乗せて地上まで送り出す際、ルーティはリオンの姉としてマリアンに謝罪と感謝を述べ、改めてヒューゴへの怒りを露わにした。

その後スタン達は浮遊クルーザーでダイクロフトを目指すが突然現れたダイクロフトの守護竜と強力な鏡面バリアーに阻まれ行くことができない。守護竜のコントロールルームが空中都市クラウディスにあるとクレメンテに教えらるが鏡面バリアーに関しては知らないと言う。空中都市ヘルレイオスの設備を使ってイクティノスを復活させることができればもしかしたら鏡面バリアーも何とかなるかもしれないということが判明する。空中都市ロディオンを経由してヘルレイオスに行き奥まで進むとイレーヌが待ち構えている。

イレーヌもまたヒューゴに味方をしていた。スタン達はイレーヌとも戦いこれに勝つとイレーヌは争いや人々の醜い心に溢れている今の世界を嘆きヒューゴの掲げる「新しい世界を作る」という言葉を信じて味方になったことを明かす。スタンに「人はみんなで協力していけば変わっていける」と諭されイレーヌは「みんながスタンの様な考えをもっていたらよかったのに」と嘆く。イレーヌは「このヘルレイオスには古代の技術の粋が集まっており、鏡面バリアーの中和やソーディアンの復活も可能だろう」と言い残し、部屋のハッチを開け自ら身を投げた。それを止められなかったスタンは深く悲しむ。落ち着くようディムロスに叱られるがスタンは「人間辞めてる奴に何が分かるっ!」と言い放ち喧嘩になる。スタンは仲間達に宥められ、先程の発言をディムロスに謝罪し少し落ち着きを取り戻す。

早速鏡面バリアーの中和装置を作ろうとするが、エネルギー工学が専門であるイクティノスの復活なくしては装置は完成しないと判明する。まずはヘルレイオスの設備を使ってクレメンテがイクティノスを復活させる。イクティノスとクレメンテで「鏡面物質粒子化装置」を完成させ、鏡面バリアーを無効化させることができるようになる。

次は守護竜のコントロールルームがあるクラウディスへ空中都市アンスズーンを経由して向かう。クラウディスの奥で今度はバルックが待ち構えている。バルックは「ヒューゴは神の眼の力を使って人間を超えた存在になろうとしている」と言いヒューゴの元へ行かせまいと立ちはだかる。バルックを倒した後、守護竜を破壊してから浮遊クルーザーに乗り込み鏡面物質粒子化装置を使うと鏡面バリアーを無効化され、いよいよダイクロフトに潜入する。

ダイクロフトの最上階でヒューゴを追い詰めるスタン達。しかしヒューゴは天地戦争時に死亡した最強のソーディアン・ベルセリオスを所持していた。ベルセリオスを手に勝負を挑んでくるヒューゴにスタン達は立ち向かう。ヒューゴを倒すとヒューゴはルーティに「ベルセリオスの支配に巻き込みたくなった…すまない」と許しを乞いながら死んでいく。

天上の王ミクトランの復活

悲しみに暮れるルーティだったが、突如声が聞こえてみんな驚く。声の主はミクトランと呼ばれ、天地戦争の首謀者で天上の王だと言う。天地戦争の時にソーディアン達によって倒された彼は精神だけベルセリオスの中に逃げていたのだった。ヒューゴはずっとミクトランに操られていたことが判明する。ミクトランはベルセリオスを第二形態に変化させスタン達を圧倒させると再びベルクラントを発射させると、スタン達をベルクラント諸共海へ落とす。

スタン達はたまたま船でセインガルドへ向かっていたフェイトに助け出され、今までのことをセインガルド王に報告する為ダリルシェイドへ向かう。王にヒューゴの最期やミクトラン復活のことを報告すると、ラディスロウが敵の手に落ちて無重量エレベーターも停止してしまったことが王から告げられる。ラディスロウにいた助手が命からがら逃げてきて、今は意識不明の重体だという。ラディスロウと連絡もつかない状態で途方にくれていると突然伝令が飛び込んできてモンスター達が空から降下を始め、あちこちの街を襲っているという。ダリルシェイドの近隣の街の救出にセインガルドの7人の司令官である七将軍達が向かい、スタン達も手伝いに向かう。襲われている街を1つ救出すると意識不明だった助手が目を覚ましたとの連絡が入った。

セインガルド城の作戦会議室へ向かうと助手と七将軍達が集まっていた。助手は皆に外殻を破壊する為に多数のレンズの力を束ねて発射する「集積レンズ砲」の設計図を見せる。開発の指揮を七将軍の1人ルウェインに任せ、スタン達以外はみな早速レンズ砲の開発に着手する。助手はレンズ砲だけでは外殻を完全に消滅できないと言い、スタン達に再び天上に上がってミクトランを倒さないと戦いが終わらないと伝える。天上へ再び向かう為に飛行竜の修理をし、地上のどこかにあるというソーディアンの研究所に赴き、ソーディアンのパワーアップをさせることになったスタン達。ディムロス達に話を聞くとアルメイダの北の山にソーディアンの研究所があることが判明する。また、飛行竜の修理には生体金属ベルセリウムという特殊な金属が必要で、カルバレイスにあるジャンクランドという古代のゴミ捨て場にあるかもしれないということも判明する。

まずはソーディアン研究所のエネルギープラントまで進みそこにある炉の中にソーディアンを入れてスイッチを押すと痛みは伴うがパワーアップができる。次にジャンクランドへ行きその先にある洞窟トラッシュマウンテンの最深部で目当てのベリセリウムを手に入れたら飛行竜の元まで行き作業員に手渡す。その後、セインガルド王へ現状の報告に向かうとレンズ砲に使用する肝心のレンズが足りないという事態に陥っていた。レンズの大半をヒューゴが天上へ持ち出してしまった為にレンズ不足なのだと言う。王はその話を聞くと、昔、建国の祖であるラヴェル王は特殊なレンズを街の象徴にしたとされ、モンスター達を近づけさせない程の力を持ったレンズだったとのこと。このレンズはソーディアン達に付けられているコアクリスタルの失敗作であるが純度は通常のレンズより高い為、モンスターを寄せ付けない効果をもっているのだろうとソーディアン達は言う。

最終決戦

スタン達はアルメイダ、ハーメンツ、クレスタの3つの街に設置されているので回収してくることになる。アルメイダの村長が城の会議室に避難してきているのでレンズの在処を聞きに行くと、ストレイライズの森に潜む盗賊に奪われたということが判明する。ストレイライズの森で盗賊を倒しレンズを手に入れるとアルメイダ、ハーメンツでもレンズを回収しセインガルド城のレンズ砲製作の指揮官にレンズを渡した後は王に報告し、宿屋でレンズ砲の完成を待つ。
決戦前夜、スタン達は各々思いを巡らせる。ミクトランに勝利し、外殻を消し去った後の世界の復旧についてや自分の気持ち、ソーディアン達も命がけでマスター達と決戦に挑む決意をする。

翌朝、レンズ砲は完成しており早速空中に浮かぶ外殻に向けて光線を撃つがエネルギーが分散され攻撃が効かない。停止されていた無重量エレベーターもいきなり稼働し始め、モンスターが続々とダリルシェイドに攻め込んでくる。七将軍が応戦するが数が多く苦戦を強いられる。すると突然リトラーの声がスタン達の耳に届く。レンズ砲が外殻に効かなかったのは青い半球状の「エネルギーアブソーバー」と呼ばれる物のせいだと言う。エネルギーアブソーバーはエネルギーの吸収装置であり、レンズ砲のエネルギーを吸収してしまったのだった。さらに、ミクトランは今ある外殻の上に新しい理想郷を作り出す為、地上の生物からもエネルギーを吸い上げていることも判明する。このまま放置していると小さな生物から死に絶えていき、人間さえもエネルギーを吸い取られて死滅すると言う。
リトラーはレンズ砲をエネルギーアブソーバーのない所に打ち込めば良いと言うが、そこはリトラーのいるラディスロウだけであった。レンズ砲でラディスロウを撃ち天上への道を開けろと進言するリトラーだったが、それはリトラーの死を意味していた。人類を滅亡させたくないと強く思うリトラーの言葉に、スタンはレンズ砲をラディスロウに向けて撃つ決意をし実行する。

無事に外殻へ向かう穴を開けたスタン達はいよいよ飛行竜でダイクロフトへ潜入する。ダイクロフトの最深部まで進むと大量の人間がカプセルのような物に入れられて眠らされている。そこにミクトランが現れ、エネルギーアブソーバーで地上から吸い上げた生物のエネルギーをここに送り天上人である彼らを蘇らせると言う。「天地戦争を始めたのは地上人なのだから当然の犠牲だ」と言い放つミクトランだったが、ソーディアン達は「元々は天上人の圧政が原因で地上が犠牲になりかけたことが戦争の始まりだ」と反論する。するとミクトランはもてなしだと言って1人の人物を呼ぶ。そこには死んだと思われていたリオンの姿があった。リオンが生きていたと驚くスタン達だったが、実際には死んでいてミクトランが彼の屍を操っているだけなのだった。リオンはスタン達に「自分を殺してくれ」と告げながら襲い掛かってくる。

辛い思いをしながらリオンを倒すとミクトランは「面白い余興だった」と笑う。怒りに満ちたスタン達はミクトランとの決戦に挑む。ミクトランを自分達の力で押し込めたと思ったが、ミクトランはまだ余裕の様子を見せていた。本気を出すと言い神の眼の力を自らに流し込み「NEOミクトラン」と姿を変え再び戦いを挑んできた。それでもスタン達には力及ばずミクトランは敗北する。

ミクトランは神の眼の力に耐えきれなくなり力尽きた。するとダイクロフトは突然下降を始める。この事態を止める為にソーディアン達はを神の眼に自分達を突き刺して外殻を破壊させろと言う。ソーディアンのコアクリスタルは神の眼と同質のレンズが埋め込まれているので、それを共鳴振動させて連鎖的に外殻を破壊するのだ。そんなことをしたらソーディアン達のコアクリスタルまで破壊されてソーディアン達は死んでしまう。スタンは他の方法はないのかと慌てるが、ソーディアン達は「本来なら自らの分身であるマスターが死んだ時に自分達も一緒に死ぬはずだったのだからもう未練はない。世界を救う為なら命を差し出せる」と言う。その言葉にスタン達は神の眼にソーディアンを刺すことを決意し、それぞれパートナー同士で別れの挨拶を交わしこれを実行する。4本のソーディアンを神の眼に刺すと神の眼の破壊が始まり、スタン達はダイクロフトを急ぎ脱出する。ソーディアン達は「天地戦争の後、自らの半身を失い失意の中、最後に良きマスターに巡り合えたことを幸せに思う」と言葉を交わし神の眼と共に消滅した。地上を覆っていた外殻はすべて破壊され、再び地上に陽の光が戻ってきたのだった。

この戦いから1年後、リーネの村で平和な暮らしを取り戻していたスタンの元に仲間全員が集まっていた。スタンが「1年後にまた会おう」と言ったため、みんな集まったのだった。みんなはスタンの家で久々の再会を喜び合うのであった。

『テイルズ オブ デスティニー』のゲームシステム

オリジナル版

戦闘システム

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