子育てクイズ マイエンジェル(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『子育てクイズ マイエンジェル』とは、1996年7月にアーケードゲームとして稼働開始した『子育てクイズ マイエンジェル』の家庭版で、ナムコから発売されたPlayStation用ゲームである。クイズと育成の両方を楽しむゲーム性が人気となり、家庭版にはミニゲームやアルバムモードなどの追加要素が盛り込まれている。
プレイヤーは、娘の両親となり、娘を0~25歳までクイズに答えながら育てていく。娘は、正解したクイズのジャンルや選択肢によって、性格が変化し将来の職業にも影響を与えることになる。

『子育てクイズ マイエンジェル』の概要

『子育てクイズ マイエンジェル』とは、1997年11月13日にナムコから発売されたPlayStation用ゲーム。ナムコから発売された『子育てクイズ マイエンジェル』シリーズの第1作目である。
ゲームのジャンルは育成クイズゲーム。元は、アーケードゲームとして全国のゲームセンターでプレイされていたが、アーケードのクイズゲームとしては異例のヒット作となったことで、家庭用の本作が制作された。
家庭用では、「アーケードモード」に加え、「アットホームモード」「ラブラブモード」「アルバムモード」の3つのモードで遊べるようになっている。また、アダルトな内容の問題やグラフィックを差し替えるなどの修正を行った為、全年齢対象のゲームとして発売された。

プレイヤーは、主人公である1人娘をクイズに答えながら0~25歳まで育て上げることになる。
クイズは基本的に4択問題で、問題文を読んで答えと連動するボタンを押して進めていく。クイズに正解すれば、正解までにかかった時間の残りゲージに応じて養育費がもらえる。出題されるクイズには全てジャンルが設定されており、正解するとそのジャンルに応じて娘のパラメータが変化して性格が変化していく。
各ステージ毎に正解数のノルマが設定されていて、ノルマを達成すると次のステージに進むことができる。答えを間違えるとライフが減らされ、全てのライフがなくなるとゲームオーバーとなる。
家庭用となる本作の「アーケードモード」は、セーブ機能がない代わりに、ゲームオーバーしても無限にコンティニューできる。家庭用の追加モードである「アットホームモード」は、セーブができる代わりにゲームオーバーになると最終セーブ地点まで戻されてしまう。また、「アットホームモード」をクリアすると「ラブラブモード」と「アルバムモード」が解禁される。「ラブラブモード」では、プレイヤーは両親ではなく、高校時代の娘の同級生として恋愛を楽しむモードとなっている。「アルバムモード」では、「アットホームモード」のイベントシーンを見ることができる。

アーケードモードとアットホームモードでは、プレイヤーである両親の下に、可愛らしい女の子が生まれる。両親はクイズに答えて養育費を稼いだり、進路を決めて愛情を持って娘を育てていく。娘は、1ステージクリアで1歳ずつ大きくなり、それぞれの歳とその時の性格に合わせてイベントが発生する。受験や就職を経て、娘が結婚するまで立派に育てあげることが目的となる。
ラブラブモードは、アットホームモードのクリアデータを引き継ぐことでプレイ可能になる。プレイヤーは高校生男子となり、同級生となった娘と恋愛を楽しむことができる。

『子育てクイズ マイエンジェル』のあらすじ・ストーリー

アーケード・アットホームモード

娘が生まれる

生まれてまだ間もないプレイヤーの娘。ここからどんな性格に成長するかはプレイヤーの選択次第である

両親の下に可愛い一人娘が誕生する。愛情深く育てられた娘は、歯が生えたり喋れるようになっていくと、様々なことに挑戦してたくさんの経験をする。
やがて幼稚園に入園する歳にまで成長すると、両親の育成方針に合った幼稚園に入園。友達ができたり、いろんなことに興味を持って取り組む積極的な娘へと成長していく。

学生生活

幼稚園に入り、習い事を始める娘(左から2番目)。ガールスカウトに参加すると友達と楽しそうにキャンプへ行くことになる

幼稚園の年長になると、両親は娘に小学校の受験を受けさせる。両親の意向に沿った小学校に無事合格した娘は、習い事を始めたり学芸会で劇に出演したりと多くのことを経験しながら成長していく。
中学校に進学すると、少し大人びたことにも興味を持ち始め、思春期を迎える。両親は育児に悩みながらも、娘の為に自分達が思う最善の方法で接していく。
高校生になると、娘は反抗期を迎えたりボーイフレンドを作ってきたりと年頃の娘へと成長し、おしゃれにも目覚めていく。進路や選択肢によっては、必要な養育費も高額になっていき、これまで貯めてきた養育費をどの様に娘の為に使っていくのか両親が最も悩む時期となる。
高校3年生では、大学や専門学校に進学するか、現在の学歴でも就ける仕事を探して就職するかという人生の大切な選択を迫られる。進学を選んでも就職を選んでも試験はあり、試験に合格することで進路が決まっていく。

大人

25歳で結婚することになった娘(右)。エンディングとなる結婚式では、父親(右から2番目)は娘とバージンロードを歩く

大学や専門学校を卒業するか就職することによって、娘は社会人として立派な大人へと成長する。自分の考えを両親に正直に伝える素直な娘だが、職場で知り合った彼氏を家に連れて来ることもあり、親としては子育ての悩みが尽きない状態となる。
仕事に恋愛にと充実した毎日を送る娘は、25歳になると、遂に現在付き合っている彼氏からプロポーズを受けて結婚の意向を固める。両親は最後の仕事として、娘の結婚式の一部を稼ぐ為、目標金額に到達するまで、クイズに挑戦することになった。結婚資金の目標金額を無事稼ぎ終えると、娘は彼氏と結婚式を挙げる。結婚式を終えた2人は、両親の見送る中、そのまま新婚旅行へと出かけ、生まれ育った家を巣立っていくのであった。

ラブラブモード

学校生活

2年生の体育祭では娘はプレイヤーと一緒にリレーに参加し、プレイヤーはバトンを託される

高校時代の娘の同級生となったプレイヤーは、入学式で偶然に見つけた娘に一目惚れをしてしまう。プレイヤーは、なんとか娘と仲良くなりたいと、娘の性格に合った問題に正解したり、季節ごとに発生するデートやクリスマスなどのイベントを通して好感度を上げていく。
娘の性格によって、授業中の何気ない仕草や体育祭での活躍といった高校生ならではの思い出を作っていき、次第に2人は惹かれ合っていくようになる。

告白

ラブラブモードのエンディング。娘との好感度が高ければプレイヤーからの告白に対して喜ぶ姿を見ることができる

3年間、娘と仲良く過ごしてきたプレイヤーは、卒業式を間近に控えたある日、娘に想いを伝えるか悩む。これまでの出来事を思い出しながら、プレイヤーは最後の選択をする。
ここまで、好感度が高ければ、告白して両想いであることが判明してハッピーエンドとなる。

『子育てクイズ マイエンジェル』のゲームシステム

基本ルール

ノルマ

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