テイルズ オブ デスティニー(Tales of Destiny)のネタバレ解説・考察まとめ
『テイルズ オブ デスティニー』とは、ナムコから発売されたPlayStation用のRPGゲーム。
人気の高い作品で、後にリメイク版やディレクターズカット版がPlayStation 2用ソフトとして発売された。
主人公のスタンは故郷を飛び出し、大国セインガルドへ向かう飛行竜に密航していた。しかしその飛行竜にモンスターの大群が襲来。絶体絶命のスタンであったが飛行竜の倉庫で発見した知能のある剣「ディムロス」と出会い、ソーディアンマスターとなったことで彼の運命は大きく変わっていく。
天地戦争
約千年前に起きた天上人と地上人による大きな戦い。どこからともなく飛んできた謎の彗星が星に衝突して地上は荒れ果て多くの生物が死滅した。生き延びた人々は住むことが難しくなった地上から逃れる為空中に浮遊する都市の建造を計画する。彗星の核から未知のエネルギーを発見し、これを研究、加工することで「レンズ」を生み出した。レンズを利用して数年の間に空中都市を作り上げるが、空中都市へと移住できたのはごく一部の特別階級の人間達であり、多くの人々は地上に残されてしまう。やがて空中都市に住む人々は自らを「天上人」と呼び、地上に残された人々を見下し「地上人」と呼ぶようになる。天井人は自分達に従わない地上人に対し地殻粉砕兵器ベルクラントを利用して武力支配をするようになると、これに耐えかねた地上人が一斉に蜂起して天地戦争が始まった。戦況は常に天上人が有利であったが、自軍の非道なやり方と選民思想に嫌気をさしたベルクラント開発チームが極秘に地上軍と接触し、彼らの開発したレンズを用いてソーディアンが作られた。ソーディアンとそのマスター達の活躍により空中都市は制圧されていき、地上軍の勝利で天地戦争は終結した。その後、空中都市群の動力は外され海底深くに沈められた。ソーディアン達も自ら凍結の道を選び長い眠りについた。
彗星
天地戦争を引き起こした直接の原因とされている。どこから飛んできたのかは謎だが、この彗星が星と衝突したことで地上は荒れ果ててしまい住むことが難しくなってしまった。その為、一部の人間が空中都市を建設し移住を計画した。彗星の核には地上には存在しない未知のエネルギーがあり、この核を細かく砕いて再結晶化して加工したものをレンズと呼ぶ。
外殻
無差別地殻粉砕兵器ベルクラントによって破壊された地表を神の眼の力によって吸い上げて形成させた空中の大地。彗星の衝突で荒れ果ててしまった地上から人々を移住させる為に各地に空中都市が作られ、最終的には空中都市同士が地続きになるとされ、外殻は卵の殻のように地上全体を包み込み内側を空洞にしてしまう予定でいた。その為、外殻大地が増えれば増えるほど地上へ陽が差さなくなっていく。
ヒューゴが復活させたベルクラントで作られた外殻には「エネルギーアブソーバー」という青い半球が形成され、地上の生物から生命力を吸収して成長していく。エネルギーアブソーバーのエネルギーを吸収する力は強力であり、ストーリーが進行するにつれ、地上に住む人々や生物達が徐々に疲弊していく様子が見える。
空中都市
彗星の衝突による災害で土地が荒れ果て住むことが難しくなった人々が空中に造り出した都市群。しかし空中都市に移住できた人々はほんの一部であった。首都であるダイクロフトを中心にイグナシー、シュサイア、ヘルレイオス、ミックハイル、アンスズーン、クラウディス、ロディオンの8つの都市が浮かんでいた。天地戦争末期にはこれらの都市が次々に戦場となり地上軍に占拠されていった。
戦争終結後、空中都市の扱いについて破壊すべきか再利用すべきか等の議論が持ち上がったが、破壊による環境への影響や再利用による天地戦争の再発を防ぐ為に地上軍最高幹部のラヴィル・クレメンテが海底深くに沈める決定をした。
天上人
地上から空中都市に移り住んできた人々が空中都市に入れない地上人を見下して差別するように自分達を「天上人」と呼ぶようになった。どちらも同じ人類なので違いはないのだが、天上人は自分達の方が優れた人類だと信じ込み、選民思想の強かったミクトランを王に立てて地上に対して武力で支配しようした。
ベルクラント
空中都市の首都ダイクロフトの下部に設置された。無差別地殻粉砕兵器。
強力なエネルギーを放ち、たった一撃で山を削ったり地面に大穴を開けたりしてしまう威力を持つ。本来は粉砕した地面を神の眼の持つ力で空中に固定して外殻の大地を広げることで人々の空中都市への移住を進める計画の為作られた物であったが、ミクトランの反乱により占拠されてしまい天地戦争のきっかけを作ってしまった。
天地戦争終結後に地上軍により海底に沈められたが、オベロン社がこれを発見し引き揚げ、鏡面バリアー等の改造を施して復活させてしまった。
ラディスロウ
天地戦争時の地上軍作戦統合本部。
本部内部に推進装置が取り付けられており、ここから空中都市に乗り込み各地を制圧していった。天地戦争終結時の地上軍司令官メルクリウス・リトラーの人格を投影したユニットとソーディアンであるクレメンテを乗せ空中都市と共に海底に沈んでいた。
『テイルズ オブ デスティニー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
種を育ててアイテムを手に入れる
アイテム「種」を手に入れた状態でリーネの村に住むマギーに渡すと種育てイベントが発生する。畑の賃貸料と肥料代がかかるが、植えた種と肥料の与え方次第で様々なアイテムを作り出すことができる。オリジナル版のみのイベントである。
リメイク版でも種は存在するが育てるのはマギーではなくチェルシーのサポートタレントである。
クイズに挑戦して奥義や称号をもらうことができる
オリジナル版では第二部に入りディムロスのレベルが8以上あると、アルメイダの宿屋の前に前作「テイルズ オブ ファンタジア」に登場したクレスとアーチェが現れ「テイルズ オブ ファンタジア」に関するクイズを50問出題される。35問以上正解するとスタンの奥義「紅蓮剣」が習得でき、全問正解すると「チャネリング」がもらえる。
リメイク版ではハーメンツにいる少年からファンダリア王についてのクイズが出され、ウッドロウとフィリアが答えるイベントがある。このイベントでフィリアは「元祖雑学王」、ウッドロウは「本家雑学王」の称号を手に入れられる。その後ストーリーを進めレンズ砲の開発やソーディアンの強化に向かう頃、2人にこの称号をセットした状態でハーメンツに行くとウォルトの屋敷の前に「テイルズ オブ シンフォニア」に登場したクラトスが現れ「テイルズ オブ デスティニー」に関するクイズが出題される。初級、中級、上級、特級の4段階になっており、初級と中級は最初から挑戦でき、上級、特級はストーリーをある程度進めてからでないと挑戦できない。全問正解するとパーティーメンバー全員にクイズ称号が手に入る。
グミ小僧の宝箱をもらうと無一文になるかもしれない
オリジナル版のみに存在するサブイベント。ハーメンツの村にいる宝箱を見張っている子供に話かけると宝箱をもらうことができる。しかし宝箱の中身はただのオレンジグミであり、それを入手して立ち去ろうとすると所持金を全て巻き上げられてしまう。所持金0の状態でこのイベントを発生させ、オレンジグミを全て使うか捨てるかすると子供が泣いて走り去る。このイベントはなるべく発生させない方が得策である。リメイク版ではこのイベントはなくなっている。
なりきりアイテムをセットして戦闘するとセットしたキャラクターになりきれる
EXショップで購入するか隠しダンジョン「アルカナルイン」で各階をクリアしていくと入手できる特別なアイテム。装備させたキャラクターを別のキャラクターに変えることができる。アイテムとしては「宝石」に分類される。攻撃属性やステータスは装備者本人のものが適応されるが、外見や術技はなりきることができる。中盤で離脱してしまうリオンを終盤でも使うことができる。
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目次 - Contents
- 『テイルズ オブ デスティニー』の概要
- 『テイルズ オブ デスティニー』のあらすじ・ストーリー
- 第一部
- スタンの旅立ちと仲間達との出会い
- 神の眼とグレバムを追って各地を巡る
- グレバムとの最終決戦と神の眼の奪還
- 第二部
- 再びスタン達による神の眼捜索が始まる
- 空中都市の復活とベルクラントの脅威
- 天上の王ミクトランの復活
- 最終決戦
- 『テイルズ オブ デスティニー』のゲームシステム
- オリジナル版
- 戦闘システム
- ソーディアン
- マルチプレイ
- APW(アクティブ・パーティー・ウィンドウ)
- レンズ
- フードサック
- リメイク版
- 戦闘システム
- ブラストキャリバー
- サポートタレント
- ソーディアンデバイス
- レンズ
- リライズ
- フードサックとフードストラップ
- エモーショナルカード・チャット
- ディスカバリーポイント
- 『テイルズ オブ デスティニー』の登場人物・キャラクター
- パーティーメンバー(ソーディアンマスター)
- スタン・エルロン
- ルーティ・カトレット
- リオン・マグナス
- フィリア・フィリス
- ウッドロウ・ケルヴィン
- パーティーメンバー(その他)
- マリー・エージェント
- チェルシー・トーン
- ジョニー・シデン
- マイティ・コングマン
- リリス・エルロン
- ソーディアン
- ディムロス・ティンバー
- アトワイト・エックス
- ピエール・ド・シャルティエ
- ラヴィル・クレメンテ
- イクティノス・マイナード
- オベロン社
- ヒューゴ・ジルクリスト
- シャイン・レンブラント
- イレーヌ・レンブラント
- バルック・ソングラム
- グレバム勢力
- グレバム・バーンハルト
- バティスタ・ディエゴ
- ティベリウス・トウケイ
- ダリス・ビンセント
- 空中都市
- ミクトラン
- ベルセリオス
- セインガルド
- マリアン・フュステル
- クリス・カトレット
- セインガルド
- グスタフ・ドライデン
- フィンレイ・ダグ
- ニコラス・ルウェイン
- ロベルト・リーン
- アシュレイ・ダグ
- ブルーム・イスアード
- アスクス・エリオット
- ミライナ・シルレル
- レイノルズ
- フィッツガルド
- トーマス・エルロン
- マギー
- ボブ
- バッカス
- 村長の娘
- ファンダリア
- アルバ・トーン
- ダーゼン・ビーグラン
- アクアヴェイル
- フェイト・モリュウ
- エレノア・リンドウ
- リアーナ・モリュウ
- サクラバ
- グリッド、ジョン、ミリー
- クレス・アルベイン、アーチェ・クライン
- リメイク版にのみ登場するキャラクター
- ロロニ
- サイグローグ
- バルバトス・ゲーティア
- クラトス・アウリオン
- 『テイルズ オブ デスティニー』のアイテム
- 道具
- グミ
- ボトル
- オベロナミンC / オベロンEX・GOLD
- ハーブ
- おうぎしょ
- スコア
- スペクタクルズ
- アワーグラス
- エリクシール
- 魔人
- フード(食料品)
- 武器
- ソーディアン
- 防具
- 装飾品
- ソーサラーリング
- ダークシール / デモンズシール
- チャネリング
- コンボコマンド
- テクニカルリング
- ダッシュリング
- マジックポーチ
- ディスク
- 貴重品
- フードサック
- ワールドマップ
- 『テイルズ オブ デスティニー』の用語
- 国家
- セインガルド王国
- ファンダリア王国
- カルバレイス
- フィッツガルド
- アクアヴェイル公国
- 組織
- オベロン社
- アタモニ神団(ストレイライズ神殿)
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- ラディスロウ
- 『テイルズ オブ デスティニー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 種を育ててアイテムを手に入れる
- クイズに挑戦して奥義や称号をもらうことができる
- グミ小僧の宝箱をもらうと無一文になるかもしれない
- なりきりアイテムをセットして戦闘するとセットしたキャラクターになりきれる
- ロロニの正体は実はテイルズオブデスティニー2のロニ・デュナミス
- 女神「アタモニ」の名前の由来はキャラクターデザイナー「いのまたむつみ」の苗字部分をローマ字にして逆に読んだもの
- リオンの人気は殿堂入り
- リメイク版の制作は何気ない台詞1つにも会議をして書き直される程こだわっている
- 北電子から「テイルズオブデスティニー」というタイトルでパチスロ化した
- エキサイトから「CRテイルズオブデスティニー-剣に導かれし最終決戦-」というタイトルでパチンコ化した
- 『テイルズ オブ デスティニー』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:DEEN『夢であるように』